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2012年4月の1件の記事

2012年4月26日 (木)

思えば遠くへ来たものだ

チェンライは遠い。

自分の住んでいる東京(杉並区)から来るには成田(or羽田)で飛行機に乗って6時間でバンコク・スワンナプーム空港へ。そこからチェンライ空港まで約1時間。空港までのアクセスや飛行機の待ち時間を加えればその倍ぐらいの時間はかかる。
チェンライの住まいは空港からさらに車で1時間ぐらいの所にある。
家の裏側は田圃、正面は木造・高床式の家が建つ村である。
(マイフォトに写真有ります)
マンションに囲まれた東京の自宅から比べると、いかにも田舎。
しかも、少し古代にタイムスリップした様な感じがする。

ここが遠いと感じる理由は、時間や距離あるいは気候といった物理的な要因よりも、ここに住む人々と日本人との違い、価値観や文化、生活スタイルの違いに因る処が大きい。
日本人とタイ人は顔付や体格が似ている事、米を主食とする事、仏教徒が多い事、協調を重視する社会である事など共通点も多いが、暫く一緒に居ると色々な点で違いがある事に気が付く。
言葉の違いは当然としても、食べ物や味覚、価値観や善悪の基準までもが異なる。
日本では当たり前の事がここでは、そうでない事がよくある。

思えば遠くへ来たものだ。

ベランダで周囲の高床式の家やヤシの木、バナナの葉などを眺めていると、そう思う事がある。
20代30代の頃、会社でサラリーマン生活を送っていた頃には、自分がこういう環境で生活する事になるとは思ってもみなかった。
40代後半の時、旅行でタイに来て、もしかしたらこうなるかも知れないという予感はあった。
そして、ひょんな事から50代後半の時、ここに移り住む事になった。
と言っても、東京にも自宅が有り、一年の半分くらいは日本で暮らすので、完全に「移って来た」という訳ではないのだが。

ここはタイ人の無気力とも思えるユルイ性格とも相まって、のんびり過ごすには良い所である。
タイと日本の違い、タイ人と日本人の違いを観察するのも面白い。

そんな訳で、タイに居る時は「日本だったら~」とか、逆に日本に居る時は「タイ人だったら~」とかをよく考える。
このブログではそこで感じた事を書いてみたいと思う。
ただし雑記帳なので内容は特に限定せず、その時に書きたいと思った事を書く積りです。


2022/08/23 追記

自分のタイとのかかわりを大雑把に示すと。

始めて旅行でタイに来たのが48歳の時。

50歳で会社を退職して成田に移り住んでタイとの往復生活を始めた。

その後、子供が出来て結婚してバンコクで暮らす様に成った。その頃、成田のアパートは引き払って日本の根拠地は実家の有る東京都杉並区に戻した。

バンコクには4年(?)程暮らして、奥さんの強い希望で実家の有るチェンライへ移って来た。
(チェンライの市内からは車で30分ぐらいのパーン郡に家を建てた)
(最初は車もインターネットも無くて不便だった)
(インターネットが引けて、暫くしてこのブログを書き始めた)

娘の中学校進学に併せて、チェンライ市内のコンドミニアムを購入してそこに移り住んだ。

更に、2022年5月頃よりチェンライ市郊外のサンサーイの住宅団地に移った。

尚、この記事を書いた10年前から比べるとパーンの家の辺りは変わって来て、昔は、周りは殆ど木造高床式の家だったが、今では木造高床式の家は少なく成った。









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