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2012年7月31日 (火)

タイで日本を探す

タイに来る様になって、趣味といえる程のものでは無いのだけれども、タイの中の日本的なもの、日本由来のものを探す事が趣味の様になっている。
何をするかと言うと、例えば、日本語の使われているものを探すとか、日本食のお店を探すとか、タイの中にある日本の会社や日本の製品を探すとか、タイに居る日本人(在住者も旅行者も含む)を見て観察するとか、特に何とは限ら無いが、日本と係わりのある諸々の事に興味が湧く。
何でそんな事が気になるのか、何か得をする事でもあるのか、自分でもよくは分からないのだけれども、例えば、美味しい日本食のお店を知っていれば食べに行けるとか、タイに居る日本人を見る事で、逆に自分がどう見えるかを考えるとか、少しは役に立つ様な気もする。
まあ、理屈抜きで、こういった日本的なものを見付けた時は、ちょっと得をした気分になる。
今回、バンコクのラッチャダーにあるセントラルプラザ(タイ人の発音ではセンタンと聞こえるので以下センタンと呼ぶ)で、こういった日本に関わりのあるものを沢山見つけた。

場所はアソークからラッチャダー通りの地下を走る地下鉄(MRT)ファラム9駅(バンコクを照会する本では「ラマ9駅」と呼んでいたりする)を降りてすぐ。ラッチャダー通りを挟んでフォーチュンホテルの向かい側にある。
この辺りは、バンコクでもスクンビット通り辺りとは違って、それ程、日本人の多い地域ではない。
ここに、1年程前に新たに、センタンが出来た。
バンコクでの自分の常宿に近いので何回か行った事がある。
1フロアの広さはチェンライのセンタンと同じぐらいだが、物販と食堂のあるフロアは全部で9フロアあるので、チェンライのセンタンよりはかなり広い。
ロビンソンデパートが併設されている事も同様である。

ここの、6・7階が食堂街になっていて、何でこんなに日本食(和食という意味ではなく、日本風の洋食なども含む)の店が多いのかと思わせる程、日本食のお店が沢山ある。
この辺は、日本人は少ないので、タイ人をターゲットにしていると思われるが、バンコクのタイ人に、いつの間にこんなに日本食が広まったのか、俄かには信じ難いくらいである。
ぱっと見た感じの第一印象では、「そこら中、日本食屋だらけ」という感じだったので、ぐるっと一回りして、ざっと数えて見た。
ざっとなので、多少の誤差はありますが、6階は27店舗(レストラン風の店の他にカフェ風の店も含む)の内、店名等で明らかに日本との関係を意識させる店が13店舗。
7階は同様に、19店舗のうち6店舗が日本を意識した店の様である。
合計で46店舗の内、19店舗、率にして41%にも成る。
内訳は6階が、吉野家(牛丼)、8番らーめん、Japanese Cafe(茶処万国)、富士、YAKINIKU(赤)、とんこつラーメン、Tokyo Cafe、Sukishi(2店舗)、大戸屋、Yayoi、KANEMOTI(饅頭屋?)、ZENの13店舗。
7階は、OISHI(味)、モーバラ(しゃぶしゃぶ、すき焼)、WARAKU(和風スパゲッティー)、TOKUSEN(MKの様な店?)、平禄寿司(回転すし)、新宿とんかつさぼてん、の6店舗。
因みに、それ以外の店としては、日本でもお馴染みの、マクドナルドやKFC、MisterDounat、の他、タイで定番の、MK、S&P、BAR・B・Q・PLAZA、BLACK CANYON、などがある。 
この内、吉野家と8番らーめん、WARAKU、はここのセンタンのお店に入って見た。
味は何処も、ほぼ日本の味だったが、吉野家だけはちょっと日本のものとは違う様な気がした。もっとも1回(1品)だけしか食べていないので、他のメニューを食べれば、また違うのかも知れない。
ここではないけれども、富士、Sukishi、大戸屋、Yayoi、ZEN、OISHI、にも入った事があるが、残念ながら大戸屋以外は日本食もどきであった(富士がギリギリセーフか?)。
(以前バンコクに住んで居た時に、日本食屋のおやじさん(日本人)が、「大戸屋なんて不味くて食えない」と言っていたが、これは同業に厳しい目を向けている為で、自分はまあまあだと思っている。)
タイで日本食屋が流行っている(定着している?)というのは、日本人としては嬉しいが、どうも、それほど美味しくない「日本食もどき」が多いので、そのうち飽きられはしないかと少し心配になる。これが(日本食もどきが)日本食と思われるのも困る様な気もする。
MKの「タイすき」の様に、いずれは、日本食をルーツとするのかも分からない様になるのかも知れない(MKの「タイすき」自体は別に嫌いじゃないです)が、日本人としては正しい(?)日本食が定着してくれれば良いなあと思っている(でも、タイ人相手では無理だろうな~?)。

食べ物以外では、5階に「にほんの こものや」という100円ショップの様なお店がある。
5階にはこの他「ASIA BOOKS」(本屋)があり、読売新聞を売っていたので、オリンピックの結果を知りたかったので買った。他に、日本の書籍を探したのだが無かった。
日本の新聞を売っているという事は日本人も少しは居る(来る)と言う事になるが、チェンライのセンタン程には、日本人(らしき人も含む)を見かけ無い。

4階は電気製品のお店が多数有り、東芝やパナソニック、SONYといった店が有る。
東芝の店舗がエイサーとレノボに挟まれていたのは、今の日本の電機産業の置かれている立場を象徴している様で印象深かった。

グランドフロア(注1)にはユニクロの大型店と無印良品の店舗が有る。

(注1)タイのデパートには日本の様に、地下1階、1階、2階・・・ではなくて、地下1階、グランドフロア、1階、2階・・・の様に、地下と1階の間にグランドフロア(G)が有る所が多い。
自分は単純に下から1階、2階・・・というのに慣れているので、タイの方式はどうも分かりにくくて嫌いです。(他の国、例えばアメリカ等はどうなのかは知らない)

7階にゲームコーナーが有り、SEGAのゲーム機なども沢山置いてあるのだが、中に説明が日本語だけの機械があって(SEGAのゲーム機でも、普通はタイ語か英語の説明が有り、逆に日本語の説明は無いものの方が多い)、自分は日本人だから日本語の説明があれば使えるが、「タイ人に日本語の説明はないよなあ~」と思ってみていたら、やはり誰も使わなかった(見ていた時間が10分程度なので、本当の処は分からない)。

何で日本のものが気になるのか、ひとつは、やはり日本人としては、日本に頑張って欲しいという気持ちがあるからで、自分は特に愛国者という訳では無いけれども、外国に居ると、反って日本及び日本人で有る事を意識する事が多くなる。
タイで日本食もどきが流行っているのは、まだタイでは、日本(及び日本人)に対して、良いイメージを持つ人が多いからだと思うので、そういうイメージを落とさない為にも、日本は(経済や文化、外交などで)頑張らなければいけないという気がする。

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4月までサカノボリ読ませていただきました。
これからも読ませていただきます^^

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