« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »

2012年9月の5件の記事

2012年9月24日 (月)

タイで見る日本語表示

質の高い商品で健康
にお気をつけましょう。

全て栄養を十分に取るのはバランスがいいもの5種を取らな
りません。

(商品名略)体内からより良い健康を毎
日常に飲むこと。

先日、妻が買ったサプリメントに書かれていた文章です。
(改行も含めて原文のまま表示。自分が入力ミスをした訳ではありません)
この、「日本語を舐めとんのか!」、みたいな文章は、タイでも大手の美容チェーン店が販売している商品に書かれてあるもので、その美容チェーン(仮にW社とします)は妻(タイ人)に言わせると、「タイで一番いい、美容チェーン店」、だそうです。

日本人から見ると、「何だこの変な日本語は」、と思う文章は、別に日本人のユーザーを想定して書かれている訳ではなく、(日本語の読めない)タイ人に対して書かれているものなので、文章が変でも構わないと言う事なのであろう。
要はイメージの問題で、こういう所に日本語(もどき)が使われているという事は、タイ人が日本の製品に対して持つ信頼感(品質の高さ)や、日本人に対する好印象(日本人は誠実であるとか、お金持ちであるとか、肌が白くて綺麗という様な評価)が現れている様な気がする。
間違った日本語の使い方に対して、改善を求めるとか、目くじらを立てて批判したりとか、する様な問題ではない。
自分などは、面白いネタを提供してくれて、そういう面ではむしろ有難いとさえ思っている。
これが、日本製と偽って販売しているのなら問題だけれども、そうでもない様なので(タイ語の説明書きは読めないので、正確なところは分からない)、ま、日本とイメージを重ね合わせるぐらいの事は全然問題無いと自分では思う。
それでも、わりと大きな会社でも堂々と変な日本語表示をしているのを見ると、「やっぱりタイ人だな~」とは思う。

日本語の書かれている商品(日本とイメージを重ね合わせている商品)はタイではわりと見掛ける。
特に、食品関係の商品に多い。
タイのテレビでも、何気なく見ていると(聞いていると)突然日本語のCMが流れて来て、「アレ?、日本語?」と思う事がある。
此れも、日本語を理解させようとしている訳ではなくて、日本のイメージを出そうとしているだけなのだけれども、(日本人の)自分からすると、日頃、言葉も余り通じないし、読み書きも出来ない世界に住んでいる時に、少しでも日本語を見たり聞いたりすると、少し安心するというか、ホッとする処がある。

センタンの地下に、「うどん」、と書れた赤い提灯を掲げている寿司の売店がある。
「寿司の販売なのに、うどん、とは変だぞ」、と思うのは、日本人だけでタイ人は元々日本語は読めないので何が書いてあっても同じ事。
お店の側にして見れば、日本の雰囲気さえ出れば何でも良い、という事なのだろう。
しかし、この提灯を掲げる事を決めた人は、何処で(どういう経緯で)この「うどん」の提灯を手に入れたのか。
提灯を調達する時に、書かれている意味については何も考え無かったのか。
お店の看板なのだから、どうせなら、例え外国語であっても正しい物にすれば良いと思うのは日本人だけの(或いは自分だけの)考えで、そんな些細な事(?)はどおでも良いと思うのがタイ人なのであろう。
もしかしたら意味が違うのを知っていたが、それしか(「うどん」の提灯しか)無かったので、或いは「寿司」という表示よりも「うどん」という表示の方がより日本語らしいと感じたので、間違いを承知で使っているのかも知れない。
等々、色々な事が気になるのでした。
(自分は、結構些細な事が気になる正確です。>>>2012/9/26追記、今、気が付きました、「正確」ではなく「性格」です。正確な文章でなくて、すいません)

日本人の肌は白くて綺麗と言うのが、今までの一般的なタイ人の評価だった様な気がするが、少し前に見たテレビのCMで、「韓国人みたいに白くて綺麗」という様な表現があった。
韓国のテレビドラマもタイで放映されていて、その影響もあって韓国(及び韓国人)に対する評価も高まって来ている(らしい)。
そのうち、妻の買った様なサプリメントの表示も日本語からハングルに置き換わるかも知れない。
韓国の存在感が増して来た証拠として、ハングル文字風のタイ文字が表示されている商品(此れも、食品関係が多い)が増えて来た様な気がする。
(ちゃんとした検証はしていません。タイで暮らしている自分の直感による見解です)
電気製品は既に、サムスンなどの韓国勢に対して日本勢は劣勢に立たされているが、油断していると他の面でも追い抜かれそうである。
(少女時代とか、KARAとか韓国には綺麗な人も沢山いるので、タイ人が韓国人にあこがれるのも分かる様な気もする)
(テレビドラマに関しては、少し無理をしてでも、政策的な手段を使ってでも輸出して、日本の存在感を高めたり、イメージUPを図った方が良い気がする)

で、始めに戻って、妻の買った(正確には、自分が買わされた)W社のサプリメントは6瓶入で270バーツだった。
要はビタミン飲料らしいのだけれども、「日本語が読める」という立場から見ると、如何にも怪しげな説明書きで、この説明書きを読んだら、「普通の日本人なら買わないだろな」、と思った。
読める人には逆効果な宣伝書き、というのも変だけれども、読める人は殆どいないので販売の対象とは考えていない、というのも商品戦略としては「アリ」なのかも知れない。
(瓶の蓋には、「ここにオープン」と、此れも変な英語風日本語が書かれていた)
ま、「鰯の頭も信心から」と言う言葉もあるので、妻には必要だったのであろう。


余談。

実はこのW社に対してはちょっとした恨み(逆恨み?)があって、2年程前、妻がニキビの治療(と美顔?)に通っていた事があって、レーザーで治療するらしいのだが、1回に付き2500バーツ程取られた。
病気の治療費は自分が払うのだが、妻はこの治療(?)を10回程受けたが、なかなか終わらない。
流石に破産しそうに成った(ちょっと大袈裟?)ので、「此れは治療じゃない、美容だ(治療費なら私が払うが、美容なら妻が小遣いから払う)」と言って事実上止めさせた経緯がある。
なので、元々W社に対しては、余り良いイメージは持っていない。
それで、ちょっと批判的な言葉、きつい言葉が多く成っているかも知れません。

2012年9月18日 (火)

謎の音

今朝あった事件です。
「落ち」、は思いっきり下らないので始めにお断りしておきます。

朝風呂に入ろうと思って、電気湯沸かし器で、お風呂にお湯を貯めていた。
自分の部屋からは、お湯を貯める音が聞こえていたが、突然その音が止まって代わりに、「ブーン」というモーター音の様なものが聞こえて来た。
「アレ?」、と思い風呂場に入って見ると、お湯が止まっていて、電気湯沸かし器の稼働中のランプも消えている。
「ブーン」、というかなり大きな音、モーター音、の様な音が聞こえて来るが、音は湯沸かし器の辺りから聞こえて来る様な気もするし、そうでもない様な気もする。
バスタブの上に乗って、湯沸かし器に触れてみるが、振動している様でもあり、振動していない様でもある。
湯沸かし器を取り付けてある壁に耳を当ててみるが、それでも音の発信源は良く分からない。
(爆発でもしたら恐いな、と思いつつ)湯沸かし器のスイッチを OFF にしてみたり、リセットボタンを押してみたりするが変化はない。

家は今、軒(のき、屋根の飛び出した部分)の工事中で、今日は大工さんが2人来て、朝から作業をしている。
なので、たぶん大工さんが外で何か、電動工具で、作業をしている音が聞こえて来ているのかと思い、外に出てみた。
大工さんの作業中は電気が使えなくなる事が何回かあったし、そう考えれば、水が止まった事も、湯沸かし器が止まった事も納得がいく。
(水は地下からモーターで吸い上げているので、電気が止まると、水も止まる)
その前に一応、ちょろちょろ流れている水は止めて、湯沸かし器のスイッチも OFF  にしてから外に出た。
しかし、風呂場の外に行ってみるが、大工さんもいないし、音も聞こえない。
音は、家の中から微かに聞こえて来るだけである。
やはり、湯沸かし器が一番怪しい。
家に戻って、今度は、家の配電盤のブレーカーを全部落としてみるが、それでも「ブーン」という音は鳴り止まない。
湯沸かし器だけ、別の所から電気を取っているのかな、とも思う。

以前、この湯沸かし器を取り付けてある壁の中から「ちょろちょろ」と水が流れる音が聞こえて来た事があって、配管工を呼んで見て貰ったら、配管に小さな穴が空いていて、そこから水が漏れていた事があった。
この時は反対側の壁(奥さんの部屋の壁)にも、水がほんの少し染み出していた。
もしかして、今回も壁の中の配管が切れて、水が漏れる音が聞こえているのなら大変である(それにしては音がちょっと変だが)。
そう考えると先程急に、お湯が止まった事ともつじつまが合うし、音はどうも壁の中から聞こえて来る様な気もする。
一応、台所で水が出る事を確認してみるが、水はちゃんと出る。
今度は井戸のある所まで行って、吸水と送水のモーターのスイッチを切って来た。
此れで、水は全て止まる(ハズである)。
しかし、相変わらず、「ブーン」という音は鳴り止まない。
念の為に、壁の向こう側の部屋、奥さんの部屋へ入って見るが、ここには音の発信源となりそうな物は何も無いし、水が染み出している様子もない。

さて困った、電気も水も全部切ったのに、音は鳴り止まない。
あと原因として考えられるのは、大工さんが使った電動工具が何処か、たぶん屋根裏辺りに置き去りに成っていて、そこで勝手に動いている事。
そう言えば、電動工具の配線を家の何処かから引いて来て使っていた。
何れにしても昨日まで問題なく使用出来た風呂が使えなくなったのは、何か工事の影響である可能性が高い。
こういう時、奥さんが居ると大工さんに話して調べて貰えるのだが、あいにく今は居ない。
しょうがないので、自分が大工さんを呼んで見て貰った。
大工さんが2人で見ているのだけれども良く分からない様子(後で分かった事であるが、この2人は単なるペンキ塗の人だった様な気がする)。
その内、近所に住んでいるお兄さんが来て、自分と同じ様にバスタブに上がって、湯沸かし器を見ているが、これも分からない。
自分が見ても分からないのに、「このお兄さんでは無理だろうな~」と思いつつ、タイ人のひらめきに期待したのだが、やっぱり分からない。
音は依然として、「ブーン」と唸るような音で、鳴り続けている。
結局、電気屋に電話して来て貰う事になった。

ま、しょうがないので電気屋さんを待つ事にして、部屋でパソコンなどをいじっていたのだが、どうも、「ブーン」という音が大きくて気が散る。
それで、もう一度風呂場に行って、冷静に音の発信源を探してみた。
音の出る様な物、電気製品としては、湯沸かし器の他は換気扇と蛍光灯しかない。
慎重に、目と耳で音の聞こえる辺りを探し回っていると、「あっ!此れだ!」と遂に気が付いた。
音の発信源は、なんと自分の「電動歯ブラシ」なのでした。
たぶん、今朝歯を磨いた後にスイッチを切り忘れて、そのままにしたのだと思う。
先に(歯を磨いた直後とか、風呂にお湯を入れた時に)気が付かなかったのは、たぶん、その時は、「ブーン」という大きな音は出ていなかった。
(給湯中のどこかの時点で大きな音が出る様に成ったが、その時はお湯を入れる音に紛れて分からなかった)
実験してみたが、歯ブラシを置く位置によって音の大きさが全く違う。
歯ブラシ自体はずっと振動していたのだが、その振動によって位置が少しずつずれて、ある位置に来た時、置いてある台と共鳴して(或いは何かに振動する歯ブラシがぶつかって)大きな音が出る様になった。
突然、お湯の給水が止まって、湯沸かし器も止まった事とは全く関係が無い。
実は、家の給水は、希に突然止まる事がある。
過去にも、水が突然止まった事があって、理由は地下から汲み上げた水を一旦濾過して使っているのだが、その濾過が間に合わない事があって、大量の水を使っている時に希に、こういう事が起こる。
(水は暫く待つと、また出て来る。台所の水が出たのはその為)
水が止まると湯沸かし器も自動的に止まるので、別に湯沸かし器が壊れた訳では無かった。

電気屋さんが来ては困るので、慌てて電話して、「直りましたので、もういいです(ダイ、レーオ)」と言って断った。
恥ずかしいので、この話(音の原因)は、大工さんにもお兄さんにも話していない。
でも、ブログネタにしたら結局同じ事、という気もするが。
ま、他の3人(タイ人)は現場を見て、自分と同じ様に湯沸かし器を第一に疑っていたのだから似た様なもの。

2012年9月13日 (木)

田んぼ道を歩く(トンボの来襲)

家事の手伝いは余りしないのだけれど、「ゴミ捨て」は自分の仕事としている。
ゴミ捨て場は家から 500m 程離れた村外れにあるが、自分は運動を兼ねて、いつも歩いて捨てに行く(以前は自転車を利用していた事もあった)。
ただし、タイ人と同じで、日差しを嫌うので日中は行かない(それに日中は、暑いし)。
最初タイに旅行で来始めた頃は、日中ナップザックを背負って日差しをものともせず、観光スポットを歩き回ったりした事もあったが、この点は、直ぐにタイ人に同化して、日差しは極力避ける様になった。
自分が少し、「タイ人化して来たな」と感じた最初の変化が、この、「日差しを避ける事」であった。

日差しを避けると、ゴミ捨ては早朝か日没前になるが、早朝は寝ている事が多いので余り行かない。
今日は朝からゴミが溜まっていて、「捨てに行かなければ」と思っていたのだが、日中は日が差していたので、日が陰るのを待っていた。
夕方、4時半頃になって日が陰ったので、ゴミ袋を2つ、両手に持ってゴミ捨てに出た。
空模様は、「日が陰る」という状態を通り越して、暗くなって来ている。
道で、自転車ですれ違うおじさんが、ニコニコしながら、「雨が降って来るぞ」と教えてくれる。
ま、ズブ濡れになっても、どうせ、Tシャツ、短パン、サンダル履きだし、「戻って直ぐ風呂に入ればいい」と思いそのまま行く。

途中、田んぼの脇を通って行くが、そこでトンボの大群に出くわした。
トンボがそこら中を飛び回っていて、顔にぶつかって来そうな勢いである。両手が(ゴミ袋で)塞がっているので、手で払いのける事も出来ない。
トンボは刺したり、噛み付いて来たりしない事は分かっているが、「一斉にぶつかって来らどおしよう」と思うとちょっと怖い。
トンボが怖いと思ったのは、今回がたぶん初めてである。
昔、テレビでイナゴの大群の映像を見た事があるが、それに近い感じで、どれぐらい沢山居るのか、かなり当てずっぽうで言うと、1㎥(立方メートル)に10匹ぐらいの密度になるか。
大きな捕虫網で取れば、ひと振りで10匹ぐらいのトンボが取れそうである。
トンボが一番密集していたのは歩いて 20m 程の間だったが、その先にも沢山のトンボが飛び回っていた。
(ゴミ捨て場に行く途中の、田んぼの中を突っ切る 300m 程の道にトンボが飛び回っていた)

ゴミを捨てて帰ろうとする頃には、さらに暗くなってきて、今直ぐにでも雨が降って来そうである。
強い風も吹いて来て、竹やぶが、「ザワザワ」と音を立て始めている。
(ゴミ捨て場の後ろが竹やぶになっている)

帰り道では、後ろから自転車で来たオバチャンが追い越しざまに自分の方を見て、「ニコッ」として、「雨だ、雨だ」と言って通り過ぎて行く。
(大体、近所の人は自分と目が合うと、「ニコッ」とする人が多い。タイ人から見ると、自分の顔はそんなに可笑しく見えるのか?。そういう事ではなく、やっぱり、「微笑みの国」という事なのかな?)
(それにしても、タイ人ってほんとに歩かない。さっきのオジサンにしても、今のオバチャンにしても自転車だし、すれ違うのは大体バイクか自転車。村外れの方まで歩き回るのは自分くらい)
70cm程に育った一面の緑の稲が、強い風に揺すられて、「サワサワ」と音を立てている。
さっきトンボが沢山いた場所には、もう、少ししかトンボは居なかった。
家の手前 20m 程の所で、遂にポツリポツリと雨が降り始めたが、幸い殆ど濡れずに家へたどり着いた。
家に着いて、暫くしてから雨は土砂降りとなった。
雨が降るとだいぶ涼しくなる。

2012年9月11日 (火)

麻雀(名人、迷人、酩人)

今回は趣向を変えて麻雀の話です。
麻雀を知らない方は読んでも分からないと思いますので、今回は飛ばして下さい。

麻雀を初めて覚えたのは18歳の時、それから61歳になる今まで43年間ほぼ欠かさずにやって来た。
自分が趣味と言える唯一のものかも知れない(最近では、このブログの作成も趣味になりつつありますが、此れは何時まで続くか分からない)。
このブログのハンドルネームに使っている、「迷人」というのも日本の麻雀仲間が付けてくれたもので本来は、「名人」なのだけれども、時たま(と言うか、しょっちゅう?)変な事をやるので、いつの間にか、「迷人」で定着してしまった。
でも、この呼び名が付けられた当時は結構強くて、「名人」でも良かったのだけれども、最近(5年ぐらい前から)はちょっと弱く成って来て、本当の「迷人」に成ってしまった。

長いことやっていると、ちょっと有り得ない様な事も結構ある。
まず、その中からチョンボの話し。

自分が一番印象に残っているチョンボは、多牌(ターハイ)。
と言っても、1牌多い多牌とかは割とよくあるが、自分のやった多牌は2牌多い、多牌。
親のとき、配牌の最後にチョンチョンをするが、そのチョンチョンをせずに4牌持って来てしまった。
通常、親は配牌で14牌から1牌切り出すが、2牌多いので16牌から1牌切った事に成る。この時点ではまだ多牌に気が付いていなかった。
しかし、通常13牌の手持ちのところ15牌ある訳で、流石に直ぐに気が付いた。
自分たちのやり方は多牌は、即チョン、だけれども自己申告の義務は無いので、黙っていても良い。
一度やって見ると分かると思いますが(別に、やりたくは無いか?)、1牌多いだけでも並べた牌を長く感じるのに、2牌多いのだから物凄く長く感じる。
どう形容したら良いか分からないが、とにかく長い。目の前に「万里の長城が並んでいる」という感じかな?。
しかし、しょうがないので、平静を装って進めた。
内心は可笑しくてしょうがない。こんなに長いのだからその内バレるだろうな~、と思いつつ、ドキドキしながら進めた。
しかし、結局流局になり、終わった後で、「実は今、2牌多牌していたんだよ」と話したら、自分の下家が、「知ってた、自分も多牌していたので、言えなっかた」と返して来た。
親がチョンチョンをせずに4牌持って行ったので、南家がチョンチョンをしていたのでした(南家は1牌多い多牌)。
結局2人が多牌でドキドキしながら行われたこの局は、結果的に何事も無く(?)流局した。
この時は、たぶん相当に酔っ払っていたのだと思う (これを「酩人」と言うのかな?)。
(それにしても、南家は最初の1牌目を積もる時に気が付かなかったのか?。南家も酔っ払いだったのか?)

学生の頃やっていたルールで、裸単騎と言う役がある。
基本的に完全先付けのルールだったので、泣き方(チーorポン)を間違えると上がりにくくなる、その救済という訳ではないけれども、4回泣いて(チーorポンして)単騎待ちになると、それで1翻付き、上がり役と成る。
なので、割と裸単騎の待ちに成る事があった。
ある時、裸単騎になった人がいて、その牌を伏せていたのだが、自分が、この牌を山の牌と勘違いして積もって来てしまった。
流石に自分の牌を持って行かれた本人が直ぐに気付いたが、一瞬、手持ちの牌が全く無くなるという珍事となっていた。

次に、チョンボではないけれども、有り得ない事が起こった例。
大昔の手積みの麻雀の頃には暫くやってから、雀荘のおばちゃんが4牌ぐらい持って来るとか、白が出た瞬間に2人が同時に「ポン」するとかはよくあったが、全自動の麻雀卓に成ってからは、そういうトラブルは殆ど無くなった。
しかし、ある時、自分が3索を暗カンして、3枚を自分の方に向けたままにし、1枚だけ後ろ向きに(見えない方向に)していた。
で、積もって来た牌を盲牌(モーパイ)すると、暗カンしたハズの3索である。
「アレ?」と思い、目で確かめるがやっぱり3索である・・・ん・・・???。
ちょっとドキドキしながら、後ろ向きになっている、1枚をひっくり返して見るとやっぱり3索である。
「アレ?、アレ?・・・」。
結局5枚目の3索を引いて来たのでした。
昔の雀球じゃあるまいし。「アウト」か?。

今迄で上がった一番気持ちのいい当たり(一番高い当たりでもあった)は、4暗刻単騎。
別に、4暗刻単騎をダブル役満にしている訳ではない。
10年~8年程前にバンコクでやっていた麻雀はかなりインフレなルールで、役満は10倍満、割れ目アリ(サイコロの出目の場所が、点数の受け渡しが2倍になる)。
このルールで親の割れ目で役満を上がった。
親の満貫12000点×10倍×割れ目の2倍=24万点
ドボンは1万点、トップ賞が2万点ぐらいなので、この1回の上がりだけで、だいたい+270ぐらいに成った。
4筒が切ってあり、聴牌(テンパイ)してから、ちょっと黙聴(ダマテン)していたのだが1筒を引いて来たので、思い切って引っ掛けで「リーチ」。
一発で「ロ~ン!、4暗刻~!」。
相手の反応は始め「何をバカな事を言っているのだ」。暫くしてから「現物が有ったんだよな~」とボヤく事しきり。

因みに、自分が記憶にある一番可哀想なチョンボも4暗刻がらみ。
この時は6筒の4暗刻単騎を自分が降ったのだが、よく見ると振り聴(フリテン)でチョンボだった。
ちょっと正確な記憶は無いが、7筒の暗刻に6筒が1牌くっ付いている形で、5・8筒6筒の待ちだったと思う。5筒を振り聴していた。
役満のハズが一転してチョンボになってしまったという悲惨なお話し。
会社でやっていた頃は振り聴アリのルールが多かったのだが、始めの頃は振り聴ナシでやっていたので、その頃の話し。

長い事、麻雀をやっていて一番楽しかったのは、学生の頃(20歳前後)とバンコクに居た3~4年(50代前半)。
学生の頃は学校に行くと、校門の所に3人が待っていて、そのまま裏門から抜け出て雀荘に行くという様な生活をしていた。
(もちろん毎日じゃないですよ、普通に授業に出る日の方が多かった。でも、授業を抜け出して雀荘に行く日も結構あって、ほぼ毎日、雀荘か誰かの下宿で麻雀をしていた)
(いちご白書風に「♪授業~を抜け出して~4人で出かけた~♫」)

バンコクに居た頃は、日本食屋の2階が雀荘になって居て、ここのオヤジから朝の11時頃になると電話で呼び出される。それから深夜の0時か1時頃まで麻雀。
メンバーは途中で入れ替わったりするが、自分は大体ずっと出ずっぱり。
日本食屋なので食べ物と(酒類以外の)飲み物はフリーになる。
昼飯と夕飯と夜食をここで食べ、朝食は食べないので結局、全食、雀荘で食べる事に成る。
(飲食代は雀荘の場代に含まれているのだけれども、自分の場合は訳あって、始めの半年位は払ったが、それ以降は、場代も含めて、結果的にほぼフリーになった)
この日本食堂兼麻雀屋はスクムビットで借りていたアパートから、歩いて10分ぐらいの所にあり、ピーク時には、ほぼ毎日入り浸っていた。
(麻雀屋は殆どオヤジの趣味の様なもので、雀卓は一応3台有ったのだが自分たち以外の客は余り見た事が無かった)
知り合いの女性のお腹が大きくなり、結婚して(今の妻の事です)ラッチャダーに移り住むまで、この生活が続いた。

会社員時代は、仕事が結構忙しかったので、流石に毎日とか、長時間は出来なかったが、多い時で週3回(1回に付き4時間ぐらい)、通常は週1~2回のペースではずっとやっていた。
たまに、麻雀仲間で温泉旅行とか、会社の社員旅行とかに行くと、必ず徹夜で麻雀をした。
こういう時は帰る時間を気にせず、心おきなく出来るのが良かった。
(それでも帰る日の明け方近くになって敗けていると、負けを取り戻そうとして、結局、焦るのだが)
ある時、知り合いから、「閉店する雀荘があるので、雀卓をただで貰えるが、いらないか」、という打診があり、折角なので、いただいて、これも別の知人に頼んで車で八ヶ岳山麓にある家に運んだ。
この、ただで貰った全自動の麻雀卓は結構重宝した。
普通、家庭麻雀だと手積みが多くて、徹夜とかすると疲れて来るが、自動だとかなり違う。しかも、回転が速いので回数も多く出来る。少しでも余計にやりたい自分としては好都合であった。
友人が諏訪湖で釣ってきたワカサギのから揚げを食べ、ビールを飲みながらする麻雀は最高でした。
(今は、この雀卓も壊れてしまった。元々ただで貰った物なのだからしょうがない)

チェンライ(と言っても、町から約40km離れている)に暮らす今は、麻雀を覚えて以来、一番やらない(やれない)環境になった。
それでも、100km程離れた所まで車で行って(往復で約4時間)やったり、約5000km離れた日本(東京)へ行って(往復で約6万円)やったりしている。

2012年9月 5日 (水)

小さなインベーダー(蟻)

遂に電子レンジ砦は小さなインベーダーにより突破・占領された。
インベーダーの正体は体調 1.5mm 程の焦げ茶色のアリ。
2週間程前、妻が菓子パンを電子レンジの中にしまっているのを見て、何をしているのか聞いたところ、「ここには蟻が入って来ない」、と言う。
それから2週間、この食材を保管する秘密基地はその役目を十分に果たし、外敵の侵入を防いで来たのだが、遂に昨夜、しまって置いたハンバーガーを発見され侵入を許してしまった。

この小さなアリは家中のいたる所に居る。
家は床が茶色、食卓も薄い茶色、台所も黒と茶なので余り目立たないのだが、よく見るとそこら中を歩き回って食物を探索している。
食材を油断してテーブルの上に置いておくと、アリだらけになってしまう事がよくある。
それを防ぐ為に食べかけの食物等を皿ごとラップにくるんでおくと、かなり効果はあるのだが、ちゃんとくるまずに、少しでも隙間があるとそこから侵入して来て、一晩も放って於けば、これもアリだらけになってしまう。
タッパとか氷を入れる容器はかなり効果があるのだけれども、サイズが小さくて入らないとか、いちいち面倒くさい(タッパは入れるだけならば簡単なのだが、後で容器を洗うのが面倒くさい)ので、ついそのままにしてしまう。
一番確実で比較的簡単なのが冷蔵庫にしまう事なのだが、ものに依っては、冷蔵庫にしまって置くと不味くなってしまう。
パンなど、冷蔵庫に入れて置くと萎んでしまって美味しくなくなる(パンの種類にも依りますが)。

なので、ちゃんと片付けるのがつい億劫になり、食べかけの食材をそのまま放置しておいて、アリにたかられてしまうという事はよくある。
しかし、タイ人(妻の事です)は、食材がアリにたかられても、それ程気にしない。
今では、自分も慣れてタイ人(補足1)と同じ様に余り気にならなく成った。
食べようとして、アリがたかっている食材があると妻(タイ人)が、まずする事はベランダへ持って行き日差しに当てる事。
日差しに当てる事の効果なのか、或いはアリが容器の振動を察知して逃げ出すのか理由は定かではないが、確かに効果はある様だ。
(尚、念の為もう一度説明しておきますが、ここまで書いて来た「アリ」とは、最初に説明した体長 1.5 mm 程のアリの事です)
後は逃げ遅れた(?)アリが多少いても構わない、隠れていて見えないアリは食材と一緒に食べてしまう(見えれば取り除くが)。
ただし、これは私と妻だけで、娘はアリが居ると恐がる。でも娘には、「大丈夫だよ、もうアリは居ないよ」、と言って安心させて食べさせてしまう事もある(食べる前にアリが居るのを見付けて、泣き出す事もあるが)。

昔、ジュースを飲んで、飲み終えたコップをそのままにしておいた。暫くしてから喉が渇いたのでそのコップに水を入れて少し飲んでからコップを見ると、水面が何かキラキラと光っている。よく見ると、無数のアリが水面に浮かんでいた。
自分が気が付かない間に、アリがジュースの甘さを感知してコップに集って来ていたのであろう。
「あっ!」と思ったが、もう遅い。
この時は、たぶん100匹ぐらいのアリを飲んだと思う。
さすがに、後でお腹を壊さないか、変な病気に感染しないか心配だったが、結局何もなかった(たぶん)。
この頃から、「アリなんて少しぐらい食べちゃっても平気なんだ」、と思うようになった。
尚、これ以降、ジュースを飲んだコップには注意していたのだが、つい先日、ジュースを飲んで、暫く(5~10分程)置いてあったコップに、牛乳を注いで飲もうとして中を覗いたら、白い牛乳の表面に黒いアリ(本当は焦げ茶色なのだけれども白い牛乳との対比で黒く見えた)が十数匹浮かんでいて、これはちょっと気持ち悪かった(もちろん飲まないで捨てました)。

だだ、このアリは少し気を付けていれば、決定的な実害は余り無い様な気がする。
(たまに、腕などをチックと噛むバカな奴がいるが、噛んだ瞬間即死させられる)
このアリを媒介としたウイルスによる重篤な病気への感染の可能性は分からないが、ただ、今迄の処そういう事は無かったので今後も無いと楽観的に考える事にしている。
あまり神経質に成ってはここ(チェンライの田舎)では暮らしていけない。

もっと深刻な被害は白アリによるものがある。
この家(チェンライの家)に越して来てから5年半程に成るが、2~3年程前から白アリが住み着いた。
最初に被害を受けたのは自分の本棚で、本棚の背面がボロボロ崩れて来るので、何か変だなとは思っていたのだが、暫く、殺虫剤を散布する程度で放って置いた。
しかし、遂に前面も崩れだしたので、改めて背面を見ると全面的では無いがかなり広域にわたって、白アリにやられてボロボロに成っていた。しょうがないので、この本棚は焼却処分にした。
また、本棚の下の方に置いて有った本(雑誌類が多かった)も数十冊廃棄処分にした。
しかし、本棚ぐらいなら良いのだが、家の床はコンクリの上に木片を敷き詰めてある、この木片が白アリに少しずつ侵食されて行く。
気が付いた都度殺虫剤を散布するのだが、こちらが気付いた時には、白アリは既に他に移っているらしく、なかなか正体が見えない。たまに、まだ食事中の白アリが居て、それは殺虫剤で昇天して貰った。
このままでは床が全滅するので、家の近所の人の勧めで、強力な殺虫剤の原液(?)を白アリが居そうな全ての場所(と言っても、表面から見える範囲でしか無いが)に流し込んだ。
これが半年程前の事で、今は一応、小康状態を保っている。
家は基本的に鉄筋で作ってあるハズなので、柱とかが侵食されて、家が倒れるという事は無いと思うけれども、見えない所がどおなっているのか、不安は残る。

補足1.
一般的にタイ人は、多少のアリがいても気にならない、のかは実はよく分からない。
タイに暮らす他の日本人のお宅や、タイ人の家へ行ってもアリは居るが、我が家程沢山は居ない様な気がする。
自分の妻の場合が特別にズボラで、食材の管理をきちんと行えない、という気もする。
たまに家族で日本へ行って、帰って来ると、アリの数が激減している。
自分達が居ない間は、妻のお母さんとお父さんに留守番を依頼する事が多いのだが、このお父さんが、「まめ」、な人でアリの出没する所に丹念に殺虫剤を散布している。
また、妻の場合は、お菓子とかその他の食材を食べきれない程買って来て、食べきれなかった食材を食卓の上や台所に放置しておく事が多いので、当然アリの侵入は増える。自分達が居なければ、そういう事も無いので、アリの侵入は減る。
逆に、1年間日本に居た時に、最後の方の2ヶ月間程、ねずみが居着いてしまった。
ゴミ箱に捨てていた食材をエサとしていた様である。
東京の自宅は建ててから45年程になるが、その間ねずみが居着いたのは、この1回だけである。
前回、日本に一人で帰国した時にタイのネズミ捕り(ゴキブリホイホイのネズミ版の様な物、バンコクに住んでいた時に此れでネズミを取った事がある)を買って行って、ネズミ退治をしようと思ったのだが、ネズミは既に居なかった。
人が居なければ、ネズミの餌も無いので、家を出て行ったのであろう。

補足2.
家に居るその他の動物としては、チンチョと、ハエと、蚊が少々。
チンチョは別に気にならない。特に害を及ぼすと言う話しも聞いた事が無いので。
(糞がちょっと嫌だけれども、小さいし、すぐ乾いてしまうので、掃除して捨てるのは簡単)
ハエは飛び回ていると煩わしい。気のせいかタイのハエは図々しい、というか、しつこい。手で追い払ってもすぐ戻って来るし、目の前をブンブン飛んでる奴もいる。
(たぶん)家の中にずっと閉じ込められていて元気が無くなって、追い払おうとしても逃げない奴も居る。こういうのは、そっとティシュを近付けて、そのままくるんでポイする。
蚊は熱帯の土地ではもっと沢山居ると思っていたのだが、意外と少ない。
日本の夏の方が多いかも知れない。しかも、日本の蚊の方が刺されると、ずっと痒い。(家の付近に居る)タイの蚊は刺されてもそれ程痒くないし、すぐ腫れも引く。
もっとも(その分?)、マラリヤとかデング出血熱とかの伝染病の危険もあるらしいので油断は出来ないが。
思った程、蚊が少ない理由として一つ考えられるのが、村で一斉に殺虫剤の散布をする日がある事。
散布機で村中の茂みや藪などに1日かけて散布する。
あと、チェンライ辺りに住む人で、ヘビやサソリが出ると言う話しをよく聞くが、自分の家では庭も含めてまだ見た事が無い。
妻と娘は、たまにミミズを見て、「ヘビが居る」と言って騒いでいるが。「それは違うよ、ミミズだよ」とは教えない(ミミズのタイ語が分からない)。
実は、「怖いもの見たさ」、もあって、サソリとかヘビも見てみたいという気も少しあるのだが、危ないものは居ないに越したことはない。
昔、ハチが巣を作って、これを取り除くのは結構、恐かった。

« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »

無料ブログはココログ

雑記帳フォト2014

  • 吉野家の牛丼
    吉野家の牛丼