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2012年9月13日 (木)

田んぼ道を歩く(トンボの来襲)

家事の手伝いは余りしないのだけれど、「ゴミ捨て」は自分の仕事としている。
ゴミ捨て場は家から 500m 程離れた村外れにあるが、自分は運動を兼ねて、いつも歩いて捨てに行く(以前は自転車を利用していた事もあった)。
ただし、タイ人と同じで、日差しを嫌うので日中は行かない(それに日中は、暑いし)。
最初タイに旅行で来始めた頃は、日中ナップザックを背負って日差しをものともせず、観光スポットを歩き回ったりした事もあったが、この点は、直ぐにタイ人に同化して、日差しは極力避ける様になった。
自分が少し、「タイ人化して来たな」と感じた最初の変化が、この、「日差しを避ける事」であった。

日差しを避けると、ゴミ捨ては早朝か日没前になるが、早朝は寝ている事が多いので余り行かない。
今日は朝からゴミが溜まっていて、「捨てに行かなければ」と思っていたのだが、日中は日が差していたので、日が陰るのを待っていた。
夕方、4時半頃になって日が陰ったので、ゴミ袋を2つ、両手に持ってゴミ捨てに出た。
空模様は、「日が陰る」という状態を通り越して、暗くなって来ている。
道で、自転車ですれ違うおじさんが、ニコニコしながら、「雨が降って来るぞ」と教えてくれる。
ま、ズブ濡れになっても、どうせ、Tシャツ、短パン、サンダル履きだし、「戻って直ぐ風呂に入ればいい」と思いそのまま行く。

途中、田んぼの脇を通って行くが、そこでトンボの大群に出くわした。
トンボがそこら中を飛び回っていて、顔にぶつかって来そうな勢いである。両手が(ゴミ袋で)塞がっているので、手で払いのける事も出来ない。
トンボは刺したり、噛み付いて来たりしない事は分かっているが、「一斉にぶつかって来らどおしよう」と思うとちょっと怖い。
トンボが怖いと思ったのは、今回がたぶん初めてである。
昔、テレビでイナゴの大群の映像を見た事があるが、それに近い感じで、どれぐらい沢山居るのか、かなり当てずっぽうで言うと、1㎥(立方メートル)に10匹ぐらいの密度になるか。
大きな捕虫網で取れば、ひと振りで10匹ぐらいのトンボが取れそうである。
トンボが一番密集していたのは歩いて 20m 程の間だったが、その先にも沢山のトンボが飛び回っていた。
(ゴミ捨て場に行く途中の、田んぼの中を突っ切る 300m 程の道にトンボが飛び回っていた)

ゴミを捨てて帰ろうとする頃には、さらに暗くなってきて、今直ぐにでも雨が降って来そうである。
強い風も吹いて来て、竹やぶが、「ザワザワ」と音を立て始めている。
(ゴミ捨て場の後ろが竹やぶになっている)

帰り道では、後ろから自転車で来たオバチャンが追い越しざまに自分の方を見て、「ニコッ」として、「雨だ、雨だ」と言って通り過ぎて行く。
(大体、近所の人は自分と目が合うと、「ニコッ」とする人が多い。タイ人から見ると、自分の顔はそんなに可笑しく見えるのか?。そういう事ではなく、やっぱり、「微笑みの国」という事なのかな?)
(それにしても、タイ人ってほんとに歩かない。さっきのオジサンにしても、今のオバチャンにしても自転車だし、すれ違うのは大体バイクか自転車。村外れの方まで歩き回るのは自分くらい)
70cm程に育った一面の緑の稲が、強い風に揺すられて、「サワサワ」と音を立てている。
さっきトンボが沢山いた場所には、もう、少ししかトンボは居なかった。
家の手前 20m 程の所で、遂にポツリポツリと雨が降り始めたが、幸い殆ど濡れずに家へたどり着いた。
家に着いて、暫くしてから雨は土砂降りとなった。
雨が降るとだいぶ涼しくなる。

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