タイで見る日本語表示
質の高い商品で健康
にお気をつけましょう。
全て栄養を十分に取るのはバランスがいいもの5種を取らな
りません。
(商品名略)体内からより良い健康を毎
日常に飲むこと。
先日、妻が買ったサプリメントに書かれていた文章です。
(改行も含めて原文のまま表示。自分が入力ミスをした訳ではありません)
この、「日本語を舐めとんのか!」、みたいな文章は、タイでも大手の美容チェーン店が販売している商品に書かれてあるもので、その美容チェーン(仮にW社とします)は妻(タイ人)に言わせると、「タイで一番いい、美容チェーン店」、だそうです。
日本人から見ると、「何だこの変な日本語は」、と思う文章は、別に日本人のユーザーを想定して書かれている訳ではなく、(日本語の読めない)タイ人に対して書かれているものなので、文章が変でも構わないと言う事なのであろう。
要はイメージの問題で、こういう所に日本語(もどき)が使われているという事は、タイ人が日本の製品に対して持つ信頼感(品質の高さ)や、日本人に対する好印象(日本人は誠実であるとか、お金持ちであるとか、肌が白くて綺麗という様な評価)が現れている様な気がする。
間違った日本語の使い方に対して、改善を求めるとか、目くじらを立てて批判したりとか、する様な問題ではない。
自分などは、面白いネタを提供してくれて、そういう面ではむしろ有難いとさえ思っている。
これが、日本製と偽って販売しているのなら問題だけれども、そうでもない様なので(タイ語の説明書きは読めないので、正確なところは分からない)、ま、日本とイメージを重ね合わせるぐらいの事は全然問題無いと自分では思う。
それでも、わりと大きな会社でも堂々と変な日本語表示をしているのを見ると、「やっぱりタイ人だな~」とは思う。
日本語の書かれている商品(日本とイメージを重ね合わせている商品)はタイではわりと見掛ける。
特に、食品関係の商品に多い。
タイのテレビでも、何気なく見ていると(聞いていると)突然日本語のCMが流れて来て、「アレ?、日本語?」と思う事がある。
此れも、日本語を理解させようとしている訳ではなくて、日本のイメージを出そうとしているだけなのだけれども、(日本人の)自分からすると、日頃、言葉も余り通じないし、読み書きも出来ない世界に住んでいる時に、少しでも日本語を見たり聞いたりすると、少し安心するというか、ホッとする処がある。
センタンの地下に、「うどん」、と書れた赤い提灯を掲げている寿司の売店がある。
「寿司の販売なのに、うどん、とは変だぞ」、と思うのは、日本人だけでタイ人は元々日本語は読めないので何が書いてあっても同じ事。
お店の側にして見れば、日本の雰囲気さえ出れば何でも良い、という事なのだろう。
しかし、この提灯を掲げる事を決めた人は、何処で(どういう経緯で)この「うどん」の提灯を手に入れたのか。
提灯を調達する時に、書かれている意味については何も考え無かったのか。
お店の看板なのだから、どうせなら、例え外国語であっても正しい物にすれば良いと思うのは日本人だけの(或いは自分だけの)考えで、そんな些細な事(?)はどおでも良いと思うのがタイ人なのであろう。
もしかしたら意味が違うのを知っていたが、それしか(「うどん」の提灯しか)無かったので、或いは「寿司」という表示よりも「うどん」という表示の方がより日本語らしいと感じたので、間違いを承知で使っているのかも知れない。
等々、色々な事が気になるのでした。
(自分は、結構些細な事が気になる正確です。>>>2012/9/26追記、今、気が付きました、「正確」ではなく「性格」です。正確な文章でなくて、すいません)
日本人の肌は白くて綺麗と言うのが、今までの一般的なタイ人の評価だった様な気がするが、少し前に見たテレビのCMで、「韓国人みたいに白くて綺麗」という様な表現があった。
韓国のテレビドラマもタイで放映されていて、その影響もあって韓国(及び韓国人)に対する評価も高まって来ている(らしい)。
そのうち、妻の買った様なサプリメントの表示も日本語からハングルに置き換わるかも知れない。
韓国の存在感が増して来た証拠として、ハングル文字風のタイ文字が表示されている商品(此れも、食品関係が多い)が増えて来た様な気がする。
(ちゃんとした検証はしていません。タイで暮らしている自分の直感による見解です)
電気製品は既に、サムスンなどの韓国勢に対して日本勢は劣勢に立たされているが、油断していると他の面でも追い抜かれそうである。
(少女時代とか、KARAとか韓国には綺麗な人も沢山いるので、タイ人が韓国人にあこがれるのも分かる様な気もする)
(テレビドラマに関しては、少し無理をしてでも、政策的な手段を使ってでも輸出して、日本の存在感を高めたり、イメージUPを図った方が良い気がする)
で、始めに戻って、妻の買った(正確には、自分が買わされた)W社のサプリメントは6瓶入で270バーツだった。
要はビタミン飲料らしいのだけれども、「日本語が読める」という立場から見ると、如何にも怪しげな説明書きで、この説明書きを読んだら、「普通の日本人なら買わないだろな」、と思った。
読める人には逆効果な宣伝書き、というのも変だけれども、読める人は殆どいないので販売の対象とは考えていない、というのも商品戦略としては「アリ」なのかも知れない。
(瓶の蓋には、「ここにオープン」と、此れも変な英語風日本語が書かれていた)
ま、「鰯の頭も信心から」と言う言葉もあるので、妻には必要だったのであろう。
余談。
実はこのW社に対してはちょっとした恨み(逆恨み?)があって、2年程前、妻がニキビの治療(と美顔?)に通っていた事があって、レーザーで治療するらしいのだが、1回に付き2500バーツ程取られた。
病気の治療費は自分が払うのだが、妻はこの治療(?)を10回程受けたが、なかなか終わらない。
流石に破産しそうに成った(ちょっと大袈裟?)ので、「此れは治療じゃない、美容だ(治療費なら私が払うが、美容なら妻が小遣いから払う)」と言って事実上止めさせた経緯がある。
なので、元々W社に対しては、余り良いイメージは持っていない。
それで、ちょっと批判的な言葉、きつい言葉が多く成っているかも知れません。
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この程度のミスなら笑って許されますが、以前にオートバイの免許を取る時に、学科試験を受けた時、日本語で訳された試験問題が有って、どう考えても意味が違うよな?と言うのが何問か有って、結局2回も不合格しました。
試験管に指摘しましたけど、請け合ってくれませんでした。その試験官が作った訳でないから仕方ないけど、それを放ってぬけぬけと使っている試験場はワイルドだぜーえ!
投稿: すぎちゃん | 2012年10月 6日 (土) 10時36分
免許の試験問題が間違っているとは困ったものですね。
日本語の問題を用意してくれている事自体は、在留邦人に対して便宜を図ってくれているのでしょうが、その日本語が間違っているというのは、商品の宣伝の日本語が間違っているのとは意味が違いますよね。
「試験問題の間違いなど絶対に許されない」というのが日本人の考え方ですが、タイ人は例え役人であっても、この辺の考えが甘いというか、いい加減というか。
ま、タイ人らしいとは思います。
しかし、プライドの高いタイ人は、こちらが間違いを指摘すると感情的に反発するので、対応が難しいです。
こういう場合、自分は、「所詮、タイ人はこの程度のレベル」、と思う事にしています。
投稿: 迷人 | 2012年10月 7日 (日) 03時16分