タイの乗合バス(ソンテウ)
タイの中でも一番北の果てチェンライの、しかも町から遠く離れた所に暮らして居ると社会から隔離された気持ちに成って来る。
別に逼塞して暮らしている分けでは無いので、出来るだけ機会を見付けては人と会う様にしている(ただし日本人に限る、タイ人とは価値観が違い過ぎて面白くない)。
今日は(11月10日(土))4~5人の知り合いと町で飲み会の予定である。
普段はチェンライの町までは、(妻の運転で)車で行くのだが、今日は妻の用事が有って車は使えないので、ソンテウで行く事にした。
向こうで知り合いが迎えに来てくれる手はずに成っている。
10時30分に新バスターミナル(チェンライの町の南側5kmぐらいの所)で待ち合わせをしたので、余裕を見て9時に家を出た。
見込みとしては、町へ向かうソンテウ(小型トラックを改造した乗合バス)か(普通の)バスに乗るまでに最大30分。乗ってから新バスターミナルまでを最大1時間と見積もった。
(町までは約40km、新バスターミナルまでは約35km)
服装はタイに居る時の何時ものスタイル、Tシャツ、短パン、サンダル履、それに今回は日差しが強かったので帽子を被って出かける。
強い日差しに備えて、日焼け止めクリームを顔、首筋、腕、に塗る事は忘れない。
国道1号線に突き当たるソイ(脇道)の入口辺りに来た時(家から徒歩5分)、町へ向かうバスが通り過ぎて行った。
バスは1日に数本しか無いので、1回見逃すと次に来るのは数時間後になる。
ソイの入口から100m程離れた反対側(町へ向かう道路側、国道1号線は中央分離帯のある広い道路)に、東屋風の待合所が有るのでそこでソンテウを待つ事にする。
ソンテウは不定期に、昼間は大体30分間隔ぐらいで走っている。
この待合所は広くて良いのだが、場所にちょっと問題があって、道路から少し引っ込んでいるうえに、車の来る方角に大きな看板と木立があって、来るバスがよく見えない。
(このへんの、なんとなく間が抜けているところが、如何にもタイらしい)
木立と看板の小さな隙間から道路を見ているのだが、最近は交通量も増えているので、その中から目的とする青色のソンテウを探すのは容易ではない。
別に、道路際に立って待っていればよいのだが、いつ来るか分からないし(当然、時刻表など無い)、日差しが強くて暑いので、(日陰に成っている)東屋風の待合所で待つ事にする。
待つ事暫し(2~3分)、「あっ!」と思った時は、ソンテウは通り過ぎて行った。
目の前を通過する時に気が付いて、慌てて手を振ったのだが、運転手さんは気が付かなかったらしい。
こちらから見えないと言う事は、向こう(運転手さん)からも当然見えないので、自分からしっかりアピールしなければならない。
気を取り直して、今度は、見落とさない様にしっかり見る。
木立の隙間から青色の車が見えたので、手を振りながら道路の方へ走るが、ソンテウはまたまた通り過ぎてしまった。
と思った瞬間、左折の方向指示器が点灯して、ソンテウが減速したので、慌てて走って行く。
ソンテウは50mぐらい先で止まってから少しバックして戻って来た。
9時20分、無事ソンテウに乗車。
乗客は助手席に1人、後ろに9人。自分が11人目。
助手席は(多分)若い女性、後ろの9人は、大きなリュックサックを抱えたワイルン(17,8歳ぐらい)なお兄ちゃんが一人と小さな子供が一人、後はハタチぐらいの色の黒い女性が一人と、おばちゃんが6人。
今日は何時もよりやや混んでいる。
5分ぐらいして、あと4人乗車して来た。
子連れの若い夫婦と、15歳ぐらいの女の子。
若夫婦の旦那は、車の後ろの外の手すりに捕まって立っている。
それから暫くして、また5人乗って来る。そのうちの男性一人は手すりに捕まった立ち席。
もう一人、綺麗な女性(と言っても、顔は見えなかったので後ろ姿のさらさらな長い髪から推測)は運転手さんの隣の助手席へ。
運転手さんの隣は(多分)綺麗な女性2人。
ソンテウと言うのは、「2列」、と言う意味らしい。高さが40cmぐらい、幅が15cmぐらいの背もたれ無しの長椅子が客室に縦に2列、左右に置いて有ってそこに乗客が向かい合って(中央の方を向いて)座る。
しかし、もうそこはいっぱいで、中央にもう一列、混雑時様の椅子(?)が置いて有って、そこも、ほぼいっぱいに成っている。
自分は、右側の列の真ん中辺に座っていたのだが、中央の列に座ったおばちゃんが詰めて来て、おばちゃんの大きなお尻が自分の膝頭にグリグリと当たるがしょうがない。
(相手が、若い女の子なら少しは嬉しいカナ?)
(そうか!、だから若い女の子は助手席なのか?!)
右隣はワイルンのお兄さんで、彼がジーパンで助かった。彼が、自分と同じ様な短パンだったら、生脚が接触してちょっと嫌だったかも知れない。
暫くして、満員のソンテウにさらに男性1人乗車。当然立ち席。
途中で警察の検問所を通過。
自分たちの乗ったソンテウは特にチェックはされずに通過した。
補足。
自分の車に乗っている時は、大体、3回に1回ぐらい検問で止められる。
バンコクナンバーの車なので(地元のナンバーではないので)、止められる確率が高いのかも知れない。
しかし、大概は中をちらっと見るだけで希に、何処へ行くのかとか、何処から来たのかとか、聞かれる事がある程度。
或る時、助手席に知り合いの日本人を乗せていた。検問に遭った時に、彼が「コンジープン、コンジープン(日本人だ、日本人だ)」と叫んだら、ポリスが「行って良い」、と手で合図した。
タイのおまわりさん、そんなんでいいのか。
折角だからもうちょっとチェックすればいいのに。
さらにさらに、ワットロンクン(白い建物で有名なお寺)の手前で3人乗車。
もう、ぎゅうぎゅう詰め。もう満員。もう一人も乗れません。
(この時点で、最初の11人+4+5+1+3、の24人)
(助手席に若い女の子2人、外の手すりに男性4人、中に18人、内おばちゃんが12人ぐらい)
(こんなに満員に成る事は珍しい)
幸い、その後は1人も乗る事が無く(もしかしたら、待っている人が居ても運転手さんが無視して通過したのかも知れない)、気が付くと、町の手前の交差点。
あれ?、新バスターミナルを通りすぎちゃったゾ!。
前回、乗った時は、新バスターミナルに止まったので、今回も当然止まるものと思っていた。
ソンテウに乗る時に、何処へ行くかを言えば良かったのだが、乗る時は慌てていたので、言わなかった。
この交差点を左に曲がれば(チェンライの)市街地へ、直進すればセンタンやBIG-C(どちらも大型のショッピングセンター)のある方角。
どちらを経由しても、最終到着地点は大体、旧バスターミナル。
(その時、乗って居る客の要望によって経由地は変わる。場合に依っては終着点も変わる)
まあ、ここまでくれば後はどうにでも成る。
車は直進したので、目的地を急遽センタンに変更して、センタンの手前で降車の合図のブザー(車の天井に付いている)を押す。
センタンの前で車が止まったのだが、降りるのも大変。
超満員の客室の真ん中辺りに座っていたので、前の人(車からの位置で言うと、後ろの人)が降りてくれないと、降りられない。
後ろから降りて、前へ回って運転手さんに料金を聞く(タウライ、カップ)と、30バーツ(80円ぐらい)だった。
自分の車だと、ここまで来るのにガソリン代が120バーツぐらい係るので、それと比べればずいぶん安い。
センタン到着時間10時5分。
(場所は違うが)待ち合わせの時間より約30分早く着いた。
(センタンだと、国道沿いに有るし、中は冷房が効いていて涼しいし、トイレもあるので、待ち合わせには便利。早く着き過ぎた時は、暇つぶしも出来る)
(尚、センタンは平日は11時開店、土日祝日は10時開店)
ソンテウに乗っていた時間は約45分。自分の車で来るより15分程遅いが、此れでも今日は早い方で、通常はもう少しかかる(例えば、新バスターミナルに寄ったりするとそれだけで5~10分近く余計にかかる)。
待ち合わせをしている知り合いに携帯で電話して、待ち合わせ場所を変更して貰う(車で迎えに来て貰う)。
今日は此れから(昼間から)チェンライ市内のタイレストランで4~5人で飲み会。
(結局5人で飲み会、全員日本人男性)
(日本でも昼間からの飲み会は出来ない事はないけれども、余りしない。このへんがチェンライに生活する日本人の気楽なところ)
余談。
先日(11月8日(木))久しぶりに国士無双をあがった。
親で48000点(4倍満)。
大体、配牌で8種9牌は流すので、国士は滅多に上がった事が無い。
前回いつ、上がったか記憶に無い。多分3年ぶりぐらいだと思う。
親の配牌で字牌が7種全部あって、9種9牌あった。
9萬待ちで8順目ぐらいにテンパって、テンパってから2順目に出た。
\(^o^)/
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