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2012年11月 6日 (火)

日本にて(家族で外食)

先日(2012/10/1から11日間)、家族3人で日本へ旅行した。
その時、及び過去に家族で日本に滞在していた時の話。

家族(妻→タイ人、娘→2国籍タイ育ち、私→東京)で日本に居る時は外食をする事が多い。
妻と娘には、出来るだけ日本を理解して貰おうと思って、食べ物に関しても、色々なお店(といっても、余り高いお店へは行かない)に連れて行こうとするのだが、妻(チェンライの田舎育ち)の場合、食べられる物が限られるので、なかなか思う様にはいかない。
別に宗教的な禁忌があって食べる物が制約されている訳ではない。
(タイ人が牛肉を余り食べないのは、仏教の影響が若干あるのかも知れないけれども、それなら、絶対に食べないハズで、そんな事はないので、多分ただ単に「嫌い」という事だと思う。タイの牛肉が余り美味しくない事も影響しているかも知れない)
これは推測だけれども、タイ人、特に自分達の居るような田舎の人の場合、子供の頃から食べていた食材が非常に限られていて、和食や洋食にある様な豊富な食材を受け入れる準備が(味覚とか感覚とか体の問題として)出来ていないのではないかと考えている。
この状態は、バンコクの様な都会では徐々に解消に向かっている様だが、自分たちの村の辺りでは、それ程昔と変わっていない気がする。
せめて娘には(本当は娘にこそ)美味しいものを色々食べさせて、豊かな食生活をさせたいと思っているのだが、母親の影響が強くてなかなか上手くいかない。
娘8歳、味覚は5歳頃までにほぼ完成するという話も聞いた事があるので、既に手遅れかも知れない。
(娘と本当に美味しいものに対して、「これ、美味しいね」、という会話をしてみたい)

ま、そうは言っても日本に居る時は別に、和食でなくてもいいから、洋食でもカレーでも中華でもイタリア料理でも韓国料理でも何でもいいから、色々な物を食べて食生活の幅を広げて貰いたいと思っている。
これは単に、妻とか娘の問題としてだけではなく、自分にとっても妻と娘が美味しい物が分かる様になれば、タイに戻った後の、我が家の食生活も少しは改善されるのではないかと期待している面もある(実際、多少の改善効果は見られる)。
特に娘は、まだ間に合うかも知れないので、少しでも美味しい物が理解出来る様になって欲しいと思っている。

日本で外食をする場合、妻と娘の好みは大体、以下の様になる。

◎ イタリア料理(ピザ、スパゲッティ、ドリア等、お店としては、サイゼリア等)
○ ラーメン&中華(坦々麺、つけ麺、ギョーザ、ニラレバ炒め等)、タイ料理、洋食、韓国料理、ソーメン
△ 和食、カレー、マクドナルド、うどん
× KFC、天ぷら、そば
×× 寿司、うなぎ

何故か、妻と娘の一番のお気に入りはサイゼリア(イタリア料理)。
特に娘がピザとかスパゲティを食べたがる。
タイ人にイタリア料理と言うのは何となくイメージが合わない気がするが、よく考えるとタイでもクイッティオやパッタイとかあるのでスパゲティの様な麺類(?)は受け入れ易いのかも知れない。使用している食材も、エビ・イカ・貝といった魚介類が多く、此れもイタリア料理が好まれる要因であろう。
内陸部にあるチェンライだけれども、魚介類は地元の人にも割と受け入れられている様で、タイスキやムーカタの具材にもよく使われている。
サイゼリアでは、イカ墨スパゲティなど、妻も娘も歯を真っ黒にして、まるで「お歯黒さん」の様になって食べていた。
それにしても、妻と娘が気に入ってくれた一番がサイゼリアで助かった。
ここは、数ある外食チェーン店の中でもガストや牛丼屋に次いで安いお店。
(大体、家族3人でテーブルがいっぱいに成る程注文して、250mlのワインを付けても3000円ぐらいですむ。大体、週に1~2回は行く)

ラーメン&中華の店もよく行く。
此れは、どちらかと言うと自分の好みで、折角日本に居るのだからラーメンぐらいは食べたいと思って連れて行く。
しかし、妻も娘も特に反対はしないので、日本の食堂の中ではいい方だと思っている様である。
ここでは、妻は坦々麺(辛い)、娘はつけ麺などを注文する。
その他には、ギョーザ、ニラレバ炒めもよく食べる。
ニラレバ炒めは自分も好きだが、妻も日本のニラレバ炒めは美味しいと言っている。
(材料はニラとレバともやし。ニラ以外はタイでも普通にある食材)

タイ料理は、自分がタイに居る時は日本料理が食べたくなるので、逆にタイ人が日本に居る時はタイ料理が食べたくなるのではないかと思って、たまに(月に1~2回程度)連れて行く。
特に昨年は、ほぼ一年間日本に滞在していたので、何回か行った。
自分としては、日本に来てまでタイ料理など、食べたくはないのだが、家族サービスだと思って連れて行く。
日本で食べるタイ料理とタイで食べるタイ料理の最大の違いは値段。
家族3人で行って、ビヤシンなどを気取って飲むと6000円~10000円ぐらいの値段に成る。
6~7店程のお店に行った事があるが、何処も高い。
見かけが、タイのお店の様に気取らない感じのお店(別の言い方をすると、こ汚い感じのお店)でも同じ。大体、タイの10倍ぐらいの値段になる。
(行った中では、新宿のエラワンが一番高かった。ここは、お店も綺麗でハイソな感じのお店だった)
日本にあるタイ料理屋の利点としては、従業員にタイ人が多いので、タイ人連れの家族で行くと、わりと歓迎(?)される事。
妻がタイ人とタイ語で情報交換出来る貴重な場所という事もある。
でも最近では妻も、高くて馬鹿らしいという事が分かったのか、或いは、タイ人からすると日本のタイ料理はそれ程美味しくないのか、どちらかは分からないが、誘っても余り乗って来なくなった(前回の11日間の訪日の時は行かなかった)。

洋食系のお店にもわりとよく行く。
ジョナサン(和風のものもある)は家の近くにあるのでよく行く(週に1回程度)。
ここでは、オムライスやチキンの照り焼き、といった様なものを食べている。

新宿、新大久保の韓流のお店が沢山ある近くに、タイの食材のマーケットがあって、そこにタイの食材や雑誌などを買いに行く。
その帰りに、タイ料理か韓国料理のどちらかのお店に必ず寄る。
韓国料理のお店では、韓国風のり巻きとか、鍋物(~チゲ)、スープ類、ナムル等を食べる。
韓国料理は、何故か妻の方から、「行こう」、と誘って来る。
これはもしかしたら昔、テレビで放映されていた「大長今(日本名、宮廷女官チャングムの誓い、日本でもタイでも放映されていた韓国の番組)」の影響かも知れない。もしそうだとすれば、やはり映像の影響はバカに出来ない。

(日本に来て)食べられないものは、生もの一般。
刺身がその代表格で、寿司屋は誘っても、なかなか行かない。
回転寿司チェーン店の大型店で、うどんとかケーキとか、寿司以外にも色々あるお店に何とか連れて行ったが、結局、寿司は余り食べず、うどん等を食べていた。
(妻は、赤身のマグロとサーモンは何とか食べられる)
でも、娘は気に入った様で、「また行きたい」と言っていた。
(此れは、寿司が気に入ったというよりも、クルクルといろんなものが回って来て、ケーキの様な甘いものもあるので、それが気に入ったという気がする)

不思議なのは、天ぷらが嫌いな事で、何度誘ってもなかなか行かない(それでも、過去2回程は行った事がある)。
天ぷらと言えばエビで、エビはタイ人もよく食べるし(むしろタイ人の方がよく食べる)、十分火が通っているし(これもむしろタイ人の方が、玉子焼きにしても油でベトベトのものを好んで食べる)、何で嫌いなのか分からない。
(2012/12/6 追記、もしかしたらチェンライ当りのタイ人は、海のエビが嫌いなのかも知れない)
妻だけ特別なのか、タイ人一般、天ぷらが嫌いな傾向があるのか?。

カレー屋(CoCo壱番等)、マクドナルド、KFC、にもよく誘うが行きたがらない。
KFCなど、タイにもあるし一番食べ慣れた鶏肉なのに、何でなのか良く分からない(自分もKFCはそれ程好きじゃないが)。
そば類は、そーめんが一番好きな様で、うどんも普通に食べるが、蕎麦は食べない。
(タイに居る時でもそうだけれども、マクドナルドでハンバーガーは食べない。食べるのはフィレオフィッシュ)

自分が日本に戻った時、まず食べたいのが、寿司、天ぷら、ラーメン、焼肉、等で、次が、うどん、蕎麦、うなぎ、ハンバーガー、カレー、中華(天津丼とか中華丼とかチャーハン)、和食(カレイの煮付け定食とか、カキフライ定食の様なもの)である。
妻が居ると、美味しいものは殆ど嫌い(君達はエイリアンか?)なので、なかなか思う様に好きなものが食べられない。
なので、隙を見付けて妻子の居ない時に一人で、こっそりお店に行って食べたりしている。
(朝、妻子がまだ寝ている間や、麻雀に行った時の前後など)


余談。

食事の時、何を使って食べるか。
洋食系(ハンバーグなど)の食事では、自分もタイ風に、右手にスプーン、左手にフォークを持って食べる。ナイフは使わない。
この組み合わせは慣れると、柔らかいものを食べる時にはなかなか便利である。
タイ生活が長いと、味噌汁を飲む時にもスプーン(レンゲ)を使いそうになる。
洋食のお店で家族3人、同じ様にスプーンとフォークで食べている姿は、よく見ると異民族の集団に見られるかも知れない。

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