日本とタイ、暮らし易いのはどっち(季節別)
本当に寒い。
天気予報によると今の寒さは、何年か振りという寒さらしい。
外を歩いていると余りにも寒くて、なんでこんな時に日本に居るのか、バカじゃないかと思えて来る時がある。そういう時は、一刻も早くタイに戻りたくなる。
ここ10年間程のタイ生活で(と言っても1年の半分程は日本で生活している)、熱帯人化していて、寒さに対する抵抗力が、弱まっている気がする。
(体の問題もあるが、タイの楽な暮らしを知っていると、精神的にも寒さに耐えられない)
(家の中に居る時は、暖房が利いているので良いのだが)
「何でタイなのか」「タイのどこがいいのか」、と言う質問に対して、普段は、「タイ人の穏やかな性格が良い」とか「物価が安いので暮らし易い」とか答えているが(本当はちょっと違うが、この事を書くと長くなるので今回は省略)、今なら迷わず、「バカみたいな寒さが無いだけでも、タイに暮らす価値は十分にある」、と言いたい。
自分は、日本(東京)とタイ(チェンライ)を往復する生活をしているので、どうせなら、季節の良い時に、日本とタイを住み分けたいと思っているのだが、色々な事情があって、なかなか思い通りにはならない。
しかし、諸事情を考慮せず、単純に「暮らし易い季節」「快適な気候」というだけで日本とタイを住み分けるとどうなるのか、日本の方が快適な季節はいつなのか、タイの方が良いのはいつなのかを考えて見た。
(「暮らし易い季節」という基準で考えるので、少なくとも1か月以上滞在する場合について考えます。短期の旅行に適した時期、とは必ずしも一致しないです)
また、日本と言っても、東北や北海道の様に冬の寒さの厳しい地域も有れば、九州や四国の様に温かい地域もあるので、一概には言えない。
ここでは、自分の日本での生活の拠点である東京を基準として考えます。
タイは一応、タイの生活拠点であるチェンライを基準として考えますが、タイの場合は何処でも暑いので、何処でもそれ程違わない気がします。
(チェンライはタイの中では暑さが弱い方ですが、それでも暑い事に変わりはありません)
まず、今の季節、日本は冬、タイも寒季は、圧倒的にタイの方が暮らし易い。
月で言うと12月~2月までの3か月間。
この季節のタイは、早朝は少し寒いと感じる事もあるけれども、寒いと言っても、短パン・Tシャツ姿で寒いと感じる程度で、もう一枚何か(セーターなど)を羽織れば良く、日本でいう「寒い」とは全く意味が異なる。
日中は短パン・Tシャツで快適に暮らせるし、雨が降らないのも良い。
綺麗な花が沢山咲いたり、美味しい果物が色々あるのもこの季節だったと思う。
この間、日本はどうしようもなく、只々寒い。
(2月は花粉症もつらい)
(東京は雪が余り降らないのでまだ良いが、新潟・福島以北の雪の積もる地域はもっと大変だと思う)
次に3月。
ここは、日本はまだ寒く、タイは暑く成って来る。
暑いのが苦手な人は日本の方がいいかも知れないが、自分は寒いのがより苦手なので、タイの方がいい。
4月~6月の3か月間。
日本では春から初夏にかけての季節。ここは、日本の方が良い。
4月の初め頃はまだ少し寒いけれども、4月の途中から梅雨が始まる6月の中旬(?)頃までは、日本は暑くもなく寒くもない快適な気候になる。雨も少ない。
4月の桜・桃、5月の新緑の芽吹き、6月のあじさいなど自然の風景も良い。
(「あじさい」を見るには、梅雨にかかりますが)
この間、タイはどうしようもなく、只々暑い。40℃を超える事さえある。
7月と8月は、日・タイ、引き分け。
どちらも暑い。そういう意味では、どちらも快適ではない。
ただ、タイの場合は1年で一番暑いのは、4月~5月にかけてで、7月8月は暑さは少し収まっている。ただ、基本的に暑い地域なので、日本と同じくらい暑い事に変わりはない。
8月の上旬ぐらいの一時期、日本の方が暑い、と感じる時があるがその時期はタイの方が暮らし易いかも知れない。
(東京は、街がコンクリートで覆われている事や排熱の関係でより一層、暑く感じる。タイは、基本的に1年中暑いので、建物の構造なども日本よりも暑さに配慮されて作られていて、効果的に日影を作ったり、壁の無い風通しの良いスペースも多い)
(また、此れは気持ちの問題で個人差もあると思うが、タイでは短パン・Tシャツという軽快な格好で何処にでも出歩けるが、日本ではちょっと躊躇ってしまう所もある。タイ人でも、短パンは見苦しいと思う人が多い様ではあるが、外国人の格好には無頓着な人が多い)
最後に、9月~11月の3か月間。
日本の秋から初冬の期間。
ここは、日本の方がやや優位。
残暑が終わる9月の中旬ぐらいから10月いっぱいぐらいは、快適な気候で過ごし易い。
紅葉とか秋の食べ物とかの楽しみも多い。
11月は寒くなって来ると(紅葉の終わった頃以降)タイの方が良い。
(とにかく「寒い」のは嫌いです)
日・タイの気候の良し悪しを比較して纏めると以下の様になる。
(あくまで、自分の個人的な見解です)(寒いのは嫌いな方です)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
日本 × × × ○ ◎ ○ △ × ○ ◎ ○ ×
タイ ◎ ○ △ × × △ △ △ △ △ ○ ◎
どっち タイ タイ タイ 日本 日本 日本 - タイ 日本 日本 - タイ
が良い
( ◎非常に快適、 ○快適、 △普通、 ×過ごし難い )
尚、雨に関しては、日本での雨は嫌いだけれども、タイに居る時は雨が降ると暑さが和らぐので、「雨も良いな」、と思う事が多い。
(タイの寒季は、それ程暑くないので雨は要らないが、もともとタイの寒季は乾季なので雨は降らない)
(備考。乾季の中に暑さが和らぐ寒季と、猛烈に暑い暑季があります)
(観光でタイに来る場合は、雨季の5月~10月はちょっと具合が悪いかも知れません。でも「ちょっと」です。殆どスコールで、一日中、雨が降っている事は少ないです)
以上の結果から、もし気候だけの条件で、日本とタイを行き来するとするならば理想は以下の様になります。
(あくまでも、寒さが嫌いな自分の場合で、東京とチェンライを比較)(タイでも、バンコクやプーケットでは、少し違って来ます)
① 11月下旬の(日本の)紅葉が完全に終わった頃タイに来て、冬の間は涼しい(正確には、ほんの少し暑い)タイで暮らす。
② 4月の桜も見たいので、3月の終わり頃、日本に行って、快適な5月(と一部6月)を日本で過ごす。
③ (日本で)梅雨が始まる6月下旬頃タイに来て、雨季の7月8月はタイで過ごす。
④ 残暑の残る日本に9月の上旬ぐらいに行き、日本の秋を満喫し、寒くなる11月下旬頃まで日本で暮らす。
「1年で日・タイを2往復、日本とタイを半々で暮らす」というのが、気候条件から見た(自分の)理想です。
しかし、実際には12月、2月(or3月)は日本に用事があるし、3ヶ月に1回ぐらいは日本に戻る必要があるので、なかなか思う通りにはなりません。
(タイの家族を放って置く分けにも行かないし、日本の母を放って置く分けにも行かない)
(娘の学校もあるので、家族を日本に連れて来れる時期も限られる。3月中旬~5月上旬の学校が休みの時に1か月ぐらい、日本に留学させる事は可能で、この時期は季節的にも日本の方が暮らし易いが、ソンクランがあるのでそれも考慮する必要がある)
(7月8月はどちらにしても暑いので、この期間は南半球にあるオーストラリア辺りで暮らすのも良いかも知れない。日本の涼しい高原で暮らすという手もある)
追記(2013/1/14)
今日、東京に大雪が降りました。
天気予報によると7年振りの大雪だそうです。
寒い上に雪まで降っていると外に出る気がしません。
専ら、こたつでテレビです。
しかし、流石に運動不足が心配なので、家の前の雪かきをしました。結構いい運動になりました。
午後6時30分現在、まだ雪は降り続いています。外気温は1℃です(天気予報で言ってました)。
昨日から買い物に行っていないので、冷蔵庫の中の食べる物も無くなりました。
それでも、此れから買い物に行く気もしないので、最後は地震などの災害に備えて買ってある「乾パン」、でも食べようかと思っています。
極寒(?)の日本から、温かい(暑い?)タイへ、5日後に戻ります。
追記(2016/09/09)
一部加筆修正しました。
更に、Wikipediaより、チェンライの気候の表を追加します。
日本ブログ村のタイ情報にリンクしてます。ポチッとお願いします
.
« 謹賀新年(日本にて) | トップページ | チェンライの日本人(1) »
「日・タイ、比較」カテゴリの記事
- 日本のマーケット(2023.10.29)
- ハッピーハロウィン(2022.10.30)
- 本日の買い物(2021.11.07)
- タイの家(畳の部屋など)(2021.08.08)
- タイの家(トイレ&シャワー)(2021.08.06)
先日は、有難うございました。
帰りは、大丈夫でしたか?
ぜひ又、ご一緒させてください。
投稿: チェンライおやじ | 2013年1月25日 (金) 10時45分