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2013年2月の4件の記事

2013年2月28日 (木)

ちょっとした事(2013年2月)

2013/2/28(2月も終わり)

今日で2月もおしまい。
昨日迄は結構寒くて、日本は何年か振りの寒さ、とか何年振りの積雪、と言っていたが、今日は3月下旬並みの気温と天気予報では言っていた。
昼前にちょっと外に出て見たが、確かに天気は良くて、気温もきのう迄よりは、だいぶ高そうだが、風が強くて寒い事に変わりはなかった。
今回の日本滞在は3月9日までの予定で、「まだ2月」(なので、残りの日数もまだ沢山ある)と思っていたのだが、2月は短いので、「あっ」と言う間に3月になる。
日本滞在も残すところ、後10日あまり。


2013/2/21(食べる)

今朝、日本へ着いた。
早速、松屋で、カルビ焼き肉定食(630円)を食べた。
めちゃくちゃ美味しかった。
昨日の夜から軽い機内食しか食べていないので、腹が減っていた事もあるが、久しぶりの日本の食事は舌で感じる「食べて美味しい」というレベルを超えていて、肉の旨みが「全身に染み渡る」感覚だった。
夜は、寿司屋へ行った。
自分の行く寿司屋は、何故か、何処でもお寿司がクルクルと回っている?。
いわし、まぐろ、はまち、あんきも、しゃこ(甘だれ付)、サーモンを食べた。
どれも美味しかった。タイで食べるインチキくさい寿司とは、全く・全然・完璧に違う。
最後に目一杯奮発して、特上大トロ(1皿525円)を食べた。
めちゃくちゃ美味しかった。
もう、「日本(ニッポン)サイコー!!」。
日本初日、牛丼屋と回転寿司屋で、余りの美味しさに、感動・歓喜・感激しまくりでした。
(基本的に安上がりな性格です)
(今日の文章は、ちょっと大袈裟でした)


2013/2/20(冬服)

今日、これから日本へ帰国する(着くのは明日21日の朝)。
ニュースでは、昨日、東京では雪が降ったらしく、「厳しい寒さ」と言っていた。
暑季の入口のタイから、まだ真冬の日本へ、1年の内で一番、温度差の激しい時かも知れない。
こんな寒い時に日本になど戻りたくないという気もするが、用事が色々あるので仕方がない。
タイから日本へ持って行くものは殆ど無いが、日本からタイへは持って来たい物は沢山有るので、それを考えると(行きの)荷物は出来るだけ少なくしたい。
嵩張る冬物の衣類は余り持って行きたくない。
まあ、セーターの1枚ぐらいはしょうがないが、後は、薄手のウィンドブレーカー(白)をショルダーバッグの中に入れて持って行く事にする。
これは、容量の割に保温効果があるので、例えば、空港や機内などで、「寒い」と感じた時もすぐに着られるので重宝する。
後は、春・秋用のクリーム色の長ズボンで、これは、タイでは少し暑いのを我慢して、はいて行く。
全体的に白っぽい服で、薄着。
今の季節、日本は黒っぽい厚着の服装の人が多いと思われるので、ちょっと変な感じがするが、ま、しょうがない。
「寒い」と言っても、空港から家まで、殆ど建物(空港や駅の地下道)と乗り物(電車とバス)なので、そんなには寒くない(ハズ)。

と言う事で、また暫く日本の皆さん、宜しくお願いします。
タイの皆様、3月12日頃(予定)、チェンライに戻りますので、その時はまた、宜しくお願い致します。


2013/2/15(無知)

以前、このブログで妻の料理で、スモークサーモンが油で揚げられて出て来て、がっかりした事を書いたが、今日は、生ハムが電子レンジで「チン」されてカリカリに成って出て来た。
この無知・非常識、いい加減、何とかならないものか・・・。


2013/2/13(草刈)

ここ数日、庭の草刈をしている。
気温は日々上昇して来て、草刈をしていると汗が止まらなくなる。
軟弱な体の持ち主としては直ぐに手を休めてしまう。
その時ふと思った事。
日頃、タイ人は怠け者だと言ったり、思ったりしているが、こういう酷暑・炎天下(まだ今の季節は本当のタイの酷暑では無いですが)では、そうそう真面目に仕事をやっていられない。直ぐに休憩に入ったり、手を抜いてダラダラと作業をしたくなる。
これは、タイ人と同じではないか?。
(タイ人の方がもっと仕事します)
昔から、殆どのタイ人がこの環境の中で農業(仕事)をしていたのだから、そのDNAが蓄積されて、タイ人が怠け者に成ったのも分かる様な気がした。

2013年2月17日 (日)

チェンライの日本人(2)

チェンライ日本人の密かな自慢

チェンライに住む日本人同士の会話には何故か自慢話が多い。
しかし、そこは長年の人生経験を積んだ分別のある大人の皆さん(注1)ですから、はっきりとした自慢話にはならない(希に、はっきりとした自慢話の時もあるが)。
(注1。チェンライ在留邦人の大部分である、自分と似た様な、中年~老年の男性をイメージしています)
それでも注意して聞いていれば、これは自慢話だな、と思う事はよくあるし、明確に口に出しては言わなくても、その人の行動や言葉の端々から、その人の自慢が何となく推察出来る事もある。
「密かな自慢(自慢=他人に自らを誇ること)」と言うのはちょっと変な日本語ですが、ここは、「密かな自信」ではなく、あくまで、「密かな自慢」です。

そういった、チェンライで暮らす日本人の、「密かな自慢」をベストテン風に纏めてみました。
一応ベストテンなので大体、「ありそうな順」にしてありますが、ま、適当(いい加減)です。

ベスト① チェンライ(やタイ)に古くから居る方が偉い。

ベスト② チェンライ(やタイ)の事を良く知っている方が偉い。

ベスト③ タイ人の友達が居たり、タイ人の警官や村長さんイミグレの役人等に、知り合いが居た方が偉い。

ベスト④ タイ語が話せる方が偉い。

ベスト⑤ 香草(臭草?)も、蛙も、虫も、激辛の唐辛子も、タイ料理なら何でも、平気で美味しく食べられるので偉い。

ベスト⑥ 歳はとっても若い者に負けない元気(元気の意味にも色々あります)がある方が偉い。

ベスト⑦ 豪邸を持っていたり、5ライ(8000㎡)や10ライといった広い土地を持っているので偉い。

ベスト⑧ チェンライに来たばかりの人を何人も面倒を見た事があるので偉い。

ベスト⑨ 日本でいい大学を卒業したり、社会的にいい地位にあった人の方が偉い。

ベスト⑩ タイ人の若い嫁さんを持って居る方が偉い。年齢差は大きければ大きい程偉い。

別に自分が、「こういうのが偉い」と思っている訳ではないです。また、自分が自慢に思う事とも違います。その点、誤解無き様お願い致します。
「密か」な自慢なので、一般的には(チェンライ在住の邦人の)自慢は「こんな感じカナ?」という推測です。
ただ、「密か」でも「自慢」なので、良く観察していれば、それは何となく分かります。

(惜しくも?)ベストテンに漏れたものとしては、以下のものがあります。

◎ タイ語は話さない方が偉い。タイ人に、自分の日本語を理解させる方が偉い。
◎ チェンライに居ても、日本と変わらない美味しい料理を作れるので偉い。
◎ 月○万バーツ(○は2とか3)で暮らせるとか、1日100バーツで暮らせるので偉いといった生活力(?)に関する自慢。
◎ チェンライやタイに日本人の知り合いが沢山居た方が偉い。
◎ 何時もする事が沢山あって、暇がなくて困っている方が偉い。

① よくあるのが、在留期間の長さを競うもので、初対面の日本人同士の会話で、「こちらには長いのですか?」という質問。
相手が、「まだ、1ヶ月程です」などと答えると、それ以上長く居る人は「勝った」とか「密か」に思う分けです。
古くから居る方がどうして偉いのか、なかなか説明するのは難しいのですが、とにかくチェンライでは、古くから居る方が偉い事に成っています。
(本当は、そんな事ないんですけどネ)

② 「チェンライやタイの事を良く知っている方が偉い」、と言うのはもっともな話の様な気がします。
知識の有る方が、無い方に対して色々教える事が出来れば、聞く方も役に立つ事があると思います。
ま、本当に役に立つ情報なのか、正確さに問題のある場合も多そうですが。
(「君のブログの正確性の方が問題だろう」とか、ここでは言わないで下さいネ)

③ 「タイ人の友人が居たり、タイ人のVIP(?)に顔が効く」と言うのも「偉さ」の基準としては、分かります。
タイ人の友人が居るというのは、それだけタイの社会に馴染んで居るという事で、此れは確かに「偉い」と(自分でも)思います。
(因みに、自分はタイ人の友人もVIPの知り合いも居ません)
タイ人の役人などに顔が効くというのも、実際に色々便宜を図って貰ったという話なら面白いですが、一緒に飲んだ事がある、とか、知り合いが居る、というだけではインパクトが弱いです。
日本でも、政治家や芸能人、色々な有力者と知り合いである、とか類縁関係にあるとかいう話はよくありますが、偉い人を知っている人が偉い分けでは無い分けで、まして相手がタイ人では・・・。
数年前に流行った小島よしおさんのギャグ、「そんなの○○ねぇ!」です。
(それ以前に、世間一般に思われている「偉い人」と言うのが、本当に「偉い人」なのかと言う疑問も有りますが)

④ 「タイ語が話せる方が偉い」、これは全くその通りだと思います。
別に「タイ語が話せなくても困らない」「余計なお世話だ」という考えもあるとは思いますが。タイに暮らす以上タイ語が話せた方が便利なのは間違いないです。
ついでに言うと、読み書きも出来た方が良い。
娘など日本に1年居ただけで(当時6~7歳)、ひらがな、カタカナの読み書きが出来る様に成りました。自分など10年以上もタイに居て、読み書きは殆ど出来ない。これはちょっと恥ずかしい。
◎ 中には、「タイ語は話さない方が偉い」「タイ人に、自分の日本語を理解させるので良い」と考えている人も居る様ですが、これはちょっと辛いです。
まあ、タイ語が余り話せなくてもタイ人とのコミュニケーション能力の有る人というのも、実際に居るし、それはそれで自慢出来る才能だとは思いますが、本人が意思が通じていると思っていても、はたから見ると、「通じてないな」と思う事も結構あります。

⑤ 「(パクチーの様な不味い)タイ料理も平気で食べられる。(激辛の)唐辛子の沢山入った料理も平気で食べられる。蛙も虫も食べられる、といった(ゲテモノ食い)自慢。
(カッコ)は自分の心の声です、一般論ではありません。タイ料理好きの人、すいません。タイ料理好きの人は(カッコ)を外して読んで下さい。
ベストテンの②③④は、タイ社会への適応能力を自慢するもので、これ(⑤)もその様なものの一つだと考えれば、自慢する対象としては、正しいのかも知れないです。
(でも、個人的には、「パクチーを美味しい」と言って食べる日本人はちょっと・・・)
◎ 逆に、「タイ料理は不味いので、自分で(日本料理を)作って食べる」と言う話を聞いた事がありますが、自分は、料理は、才能・知性・文化だと思っているので、チェンライという不利な条件下で日本食を作れるというのは、十分賞賛に値すると思います。

⑥ 歳はとっても若い者に負けない元気が有るので偉い。
ま、本当ならば本当に偉いと思います。
いつまでも、お元気で、頑張って下さい。

⑦ 「豪邸を持って居たり、広い土地を持っているので偉い」というのも、もっともだと思います。
まだ発展途上の若者ならともかく、ある程度の年齢に成ったら、暮らし易い環境があった方が良いに決まっています。
ただ、それをどの程度の自慢とするかは難しいです。

⑧ 「チェンライに来た人の面倒を見てあげる」のも偉い事だと思います。
「○○さんは最初チェンライに来た時、俺が面倒を見たんだ」、という様な自慢話です。
ただ、ちょっと問題なのは面倒を見た方と、見て貰った方の思いに齟齬があって、片方は、「あんなに面倒を見たのに、お礼の一言もない」とか片方は、「全然、面倒をみて貰った認識がないとか」、もっと悪い場合には、「変な、家・土地・車・女性などを紹介された」とか思っている場合です。
まあ、ケースBYケースで、どちらがどうとは言えませんが、この手の自慢話は余りしない方が賢明だと思います。ただ、自慢ではなく、事実関係を話すのは問題ないです。

⑨ 「日本でいい大学を卒業したり、社会的にいい地位にあったので偉い」、と思っている人も居るようです。
これは、思うのは勝手ですが、「いい歳をして、チェンライに来てまで、そんな自慢をしても・・・」「他に誇れるものは無いのかい?」、と言いたく成ります(でも言いません、一応「へぇ~、それは凄いですね~」とか言っておきます)。
自分の知り合いには居ませんが、昔、そういう雰囲気を感じさせた人は居ました。

⑩ タイ人の若い嫁さんを持って居るのが偉い。
これはちょっとコメントしづらいですが、タイ人の嫁さんを持つのは、想像以上に大変です、苦労します。
でも、タイ人の(若くて)綺麗な奥様を持たれている方を見ると、本当に羨ましいと思います。
(半分、冗談です)
(自分の嫁さんもタイ人ですが、今はもう若く無いので、該当しません。念の為)

以上、個人的な独断と偏見でチェンライに暮らす日本人の「密かな自慢」について纏めて見ました。
(半分洒落ですから、むきになって反発したり、しないで下さいネ。気に障る記述が有ると思われた方には、ご不快な思いをされた事に対し、謹んで陳謝致します)
誤解されては困るので付記しますが、自慢話は会話の大きな要素なので、それを封じてしまうと、スムーズな会話が成り立たなくなるし、内容にもよるけれども、面白かったり、参考になる場合も有るので、別に悪くは無いです。
逆に、他人への批判は聞いていて、応答に困る事もありますが、自慢話はそういう事は少ないです。
(実は、人の噂話、特に否定的な噂話は、結構面白い事が多いのも事実なのですが)
後、自慢話や他人への批判の頻度は、加齢と相関関係が有る様な気がします。
年をとると、それだけ自慢話が増える、と言う事です。
この記事の始めに、「チェンライに住む日本人同士の会話には何故か自慢話が多い」、と書きましたが、自慢話の多い理由のひとつが、この「老齢化」にある気がします。
もう1つ、チェンライ日本人の会話に自慢話が多くなる理由として考えられるのは、やはり、日本を遠く離れて暮らして居る事、閉塞感の裏返し、と言う面が(自分も含めて)ある様な気がします。
(ついでに言うと、ブログなんていうのも、或る意味自慢話みたいなところがありますネ)


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2013年2月11日 (月)

寒季から暑季へ(チェンライ)

チェンライも大分気温が上がって来た。
1週間程前は朝は少し寒くて、T シャツ1枚では足りずに、もう1枚セーターを着ていたが、今朝は T シャツ1枚でも大丈夫だった。
夕方はさらに暑くて、遂に今年始めてクーラーを点けた。
タイは寒季の後に暑季が来るが、チェンライ辺りはこの間の温度の変化は急激である。
(バンコク辺りだと、寒季と言っても暑いのでチェンライ程には気温の劇的な変化は感じない)

チェンライでは寒季と暑季の変わり目頃に雹(ヒョウ)が降る事があるが、先日(2月3日)BIG-Cで買い物をした帰りに降って来た。
買い物が終わって外に出ると、何か「カランカラン」と大きな音がしている。余程激しい雨が降っているのかと思って、よく見たら雹が降っていた。
大きそうなやつを1つ拾って見てみたが、直径1cm弱の氷だった。
氷がBIG-C(チェンライにある大型のショッピングセンター)の屋根にぶつかって大きな音を立てている。
この程度の氷なら別に被害は無いし、恐くはないが、7年程前に自分が見た一番大な雹は直径2cmぐらいあった。
これだとちょっと恐い。
もっと大きな雹もある様で、この話を知り合いにしたら、彼は両手の親指と人差指で輪っかを作って、「此れぐらいの雹を(チェンライで)見た事がある」と言っていた。
本当ならかなり恐い。
直径10cmぐらいの氷の塊が空から落ちて来る事を想像して見て下さい。
頭にぶつかったら死ぬんじゃないかな・・・?。
まあ、車はボコボコになりそう。
俄かには信じ難い話だったので、「ホントにぃ~」と念を押して見たが、彼は10数年前に本当に見たと言っていた。
(今、ネットで調べて見たが、過去には日本で直径29.6cm、重さ3.4kgの雹が降った事もあるらしい)
4年程前には雹が降って、自宅の駐車場のスレートの屋根に数箇所穴が空いた事もあった。
ただし、この時は自分は日本に居たので、降ったところは実際には見ていない。

話は変わって、今朝、草刈をした。
タイの寒季は乾季なので、雨は殆ど降らないのだが、それでも雑草は伸びる。
雨季(5月~10月)の頃と比べると伸びる速度は遅いが、放って置くと70~80cmぐらいには成る。
普段はお兄さんに500バーツでやって貰っているのだが(1ライ=1600㎡の土地の3分の2程の草刈。草刈機を使って4~5時間の作業。相場よりちょっと高い?)、今日は運動を兼ねて(と言うより、主として「運動の為に」)自分でやる事にした。
まだそれ程暑くはないので良いが、もう少しするとタイらしく暑く成って来るので、「気楽に草刈」という分けには行かなく成る。今なら、まだ軽い気持ちで出来る。
動力付きの草刈機は無いので、鎌(カマ)で草刈をする事に。
その方が、運動になる。
(タイの鎌は日本の鎌と違って刃が細長い弓型の鎌。
たまたま、自分の使っている鎌がそうであるだけかも知れないが、日本で使っている鎌は刃渡り10cmぐらい。タイのそれは20cmぐらいある。切れ味は良くない。「切る」と言うより「引きちぎる」感じ)
刈る草は殆どがチガヤ(だと思う)。
このチガヤと言う奴、「世界最強の雑草」と言われているらしく、実にしぶとく、切っても切っても生えて来る。何処にでも生えて来て、結構大きくなり、根もしっかりと張る。
日本でも、八ヶ岳高原にある家や東京の家にも沢山生えて来る、厄介な奴である。
(実は植物の名前や種類はよく知らないのでもしかしたら勘違いかも。でも似ている)
これも、年に数回は草刈をする(日本では除草剤も併用して使っている、タイでは除草剤が井戸に流れ込むのが怖いので使っていない)。
よく考えると、自分は、日本でもタイでもチガヤとは、果てしない戦いを繰り広げている事になる(ちょっと大袈裟?)。
鎌で行う草刈は、しゃがんだり、立ったり、腕を強く引いたり、腰も使うし、結構いい運動に成る。
都会育ちの柔な体は、10分もすれば息がハアハアと成って来る。
そんな分けで、今日は1時間ぐらいで切り上げた。
まあ、運動という本来の目的は十分に達成出来た(という事にした)。

汗をかいたので風呂に入った。
少し落ち着いてからベランダに出て、ふと見ると、さっき刈ったばかりの少し先に、刈り残したチガヤの穂が数十本、風に吹かれてゆらゆらと揺れて居る。
「僕達元気だよ~」、「仲間も沢山いるよ~」、と語り掛けて来る様に、ゆらめいて居る。
待って居なさい。明日(あした)には根こそぎ全部、刈り取ってあげるからね・・・。

2013年2月 5日 (火)

日本とタイ、暮らし易いのはどっち(家)(1)

日本の家とタイの家、どちらが暮らし易いか。
一般的には住み慣れた日本の家の方が、暮らし易いと思うが、同じ金額でもタイでは広い家に住む事が出来るとか、立地の良い場所に住めるという事もある。
また、一概に「家」と言っても、一戸建てもあるし集合住宅もある、持ち家もあるし借家の場合もある。
お金の掛け方に依っても、当然、快適性に違いが出て来る。
これら全てを引っ括めて、日・タイの優劣を比較するのは難しいし、知識も無いので、ここでは、普通の日本人、タイではちょっと金持ちの部類に入るであろう自分、の知っている範囲、経験した範囲で考える。

大雑把に言って、日本の家は小さくても機能的、タイの家は作りは雑だけれども広くてゆったりしている、という感じになる。
タイの家から日本の家に戻って来て、最初に感じる事は、水道・ガス・インターネット等のインフラが良い事。

特に水道は日本の方が格段に良い。
蛇口を捻れば、「飲める水」が出て来る。
「飲める」というのがポイントで、ずっと日本に暮らして居ると水道の水は飲めて当たりまえだと思っているが、タイでは飲めないのが普通らしい。
水の量も蛇口を捻れば捻っただけ、勢いよく出て来る。
(バンコクの水道水は飲めるという説もあるが、バンコクのマンションに暮らして居た時も、飲み水は買っていた。近所の人達も同様だったと思う)
チェンライの家は井戸水を濾過して使っているが、それでも濁っているのが分かり、とても飲む気にはならない。
さらに、濾過に時間がかかり、一度に大量に使うと水が出なく成る事も希に起こる。
通常でも、蛇口から出て来る水の勢いは弱い。
飲み水は6kg 約100円で買ったプラスチック容器入りの水を使っている。

ガスも日本の方が便利に使える。
大体タイ人はガスを余り使わない。
タイのガスはプロパンだが、使う度にプロパンの元栓を開け閉めする。これが煩わしい。
どうもガス漏れが心配らしく、他の日本人にも聞いて見たが、「ガス漏れが心配」と言っていた。
そんな状態なので、長い配管を必要とする様なガス器具は殆ど無い。
日本の家には、台所に普通のガス台と魚を焼くグリルがあり、家の外に台所や風呂で使う為のガス給湯器がある。火力も十分にあるし、熱いお湯(温度調節も自由)もふんだんに使える。
そして、何よりも日本がいいと思うのは、ボタンを一つ「ピッ」と押せば、好みの湯量、好みの温度でお風呂が沸く事で、10分もすれば、「お風呂が湧きました」と知らせて来る。
しかも水はタイと違って清潔である。
水道の蛇口(お湯ではなく水の)に口を近付けて、湯船に浸かったまま水を飲む事も出来る。
大体タイ人は基本的に風呂には入らず、水浴びをする文化なので、タイの住宅には風呂が無い事が多いし、あっても、お湯の温度が低かったり、深さが十分でなかったり、小さかったりする事が多く日本人には物足りない。
一戸建てを自分で建てる場合では、ある程度自分の好みの風呂を作る事も出来るが、水質の問題などなかなか思い通りならない問題もあるし、タイ人は、元々熱い風呂に入るという習慣のない人達なので、田舎の建築業者に任せていては日本人好みの風呂は出来ない。

集合住宅を賃貸する場合は基本的にタイ人の好みに合わせて作ってあるので、なかなか自分の好みの家を見つけるのは難しい。
(仮に、金に糸目を付けず外国人向けの高級住宅を借りれば違うのかも知れないが、自分には金も知識も無いので分からない)
10年程前からバンコクに4年間程、住んでいたが、最初の2万バーツの部屋には風呂は無かった。
次とその次のマンションには(3万5千バーツと4万バーツ)には風呂は有ったが、大きさや水の温度など満足出来るものでは無かった。
タイ人仕様の家で他に不便を感じるのは、台所が使いづらい事。
狭いし、流し台は小さいし、水量・水質にも問題がある、調理するのに必要な十分な火力もない。
大体、君達(タイ人の事です)はまともに料理をする気があるのか、疑わしい様な台所が多い。
実際、タイ人は日本人程、真面目(?)に料理はしない。
文化的に、料理に時間をかける域に達していない(様な気がする)。

あと、日本人としては(正確には自分として)欲しいのは、畳の部屋と布団で眠れる部屋。
炬燵(こたつ)に畳の部屋でゴロゴロしたり、干したてのホカホカの布団で眠る幸福感はタイでは得られない。
どうもベッドというのは冷たい感じがして、余り好きではない。
(日本人の建てた豪邸に畳の部屋があるのを見た事があるが、此れは特殊な例)

バンコクで借りた住居の良かったところは、立地の良さ。
最初のアパートはスクムビットの33、次の2ヶ所はラッチャダーに在り、特にラチャダーのマンションは、地下鉄の駅(タイ文化センター駅)、ジャスコ・ロータス・ロビンソン等の大型の商業施設などが何れも徒歩10分圏内にあり、買い物やお出かけにはとても便利な所であった。
日本で言えば、都心との位置関係から言って、JR中野駅付近の様な感じ。
ラッチャダーの最初のマンションは23階建て(?)の21階で見晴らしも素晴らしく、部屋数・広さとも申し分無かった。
(正確な記憶は無いが3LKで120㎡ぐらいの広さが有ったと思う。他に50㎡ぐらいのベランダが付いていた)
(本当はもっと此処に住みたかったのだが、奥さんの強い希望でチェンライへ連れて来られてしまった)

チェンライの家の床は、コンクリの上に木片を敷き詰めた、木の床なのだけれども、妻はタイルの床を欲しがった。
しかし、自分は木の床にする事を譲らなかった。
ベランダぐらいなら石の床でも良いが、家の中まで石の床では、家の中なのに外みたいな感じがして落ち着かない。
昔からのタイ様式の家は、高床式の木造住宅で、当然、床は「木」であった筈だが、今のタイ人の好みは、綺麗に見えるタイル貼りに変わって来ている様である。

あと、タイ式の住宅と日本の住宅との違いは、タイ式の住宅には玄関が無い事。
今のチェンライの家を建てる時に間取りを考えたが、玄関はタイ式に合わせて作らない事にした。
無ければ無いで、玄関が無い事には不自由は感じていない。
家は、ベランダに上がる時に靴(タイの場合普通はサンダル)を脱いで上がる。あとは、ベランダと居間が繋がっているので、そこから家へ入る。これは、家族もそれ以外の人も同じで、結構便利である。
しいて困る事を上げれば、物売りの人や勧誘の人を遮る砦が無い事。
タイの(保険などの)勧誘の人は結構、図々しい人が多くて勝手に上がり込んで来る場合がある。
こういうのは、ちょっと困る。
タイ人は余り人を拒む事をしないので、知らない人が上がり込んで妻と話をしている。
妻の知り合いかと思って、帰った後に、「さっきの人誰?」と聞くと、勧誘の人だったりする事がよくある。

トイレが2つ以上ある家もタイは多い。
元々は、外にあるのが普通だったらしいが、ちょっといい家では2つ、場合に依っては3つもある。
今の家にも2つトイレが在り、此れは緊急な場合に便利。
(ラッチャダーのマンションにもトイレが2つ有った)

しかし何と言っても、タイの家が良いのは広い事。
土地が安いし、人件費も安いので、同程度の規模の家なら日本の何分の1という価格で手に入る。
(本当は、もっと具体的な比較をしたいのだが、文書が書ける程の知識と資料が無いのが残念)
例えば、7年前に建てた、今の家は1ライ(1600㎡)の土地の購入費を含めて約800万円で出来た。
(当時の為替レートは、今とほぼ同じ。2006/3/28 1万円=3320バーツ、2013/1/21 1万円=3320バーツで全く同じ)
家は約130㎡の平屋建て、ベランダを含めて約150㎡ある。
800万円には1ライの土地に2メートル程した盛土の料金と、井戸、塀、門、敷地内の私道の建設費を含む。後から作った駐車場兼物置の建設費は含まない。
材料は、「高くてもいいから、いい材料を使ってくれ」と言って作った。
色々問題はあるが、家の中で娘と走り回って遊べる程のスペースがあるのは良い。
(居間は8m×8mの広さ。ちょうど「だるまさんが転んだ」遊びが出来る位の広さ)

余談。
1ライの土地は妻のお婆さんから30万バーツ(約100万円)で買ったのだが、最近、近所の土地の取引があり、1ライ17万バーツという事であった。
ここ数年の土地の値上がりは大きいという事を聞いているので、当時の30万バーツというのは、かなり相場(最も相場の様なものは田舎の土地には無いのかも知れないが)より上乗せした価格だった様な気がする。
身内でもこういう事があるのは如何にもタイらしい(?)。
まあ、此れは厳密な意味での土地代という事ではなく、挨拶料みたいなものだと思っている。

日本とタイ、暮らし易いのはどっち(家)(2)へ続く予定(次回掲載時期は未定です)


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