寒季から暑季へ(チェンライ)
チェンライも大分気温が上がって来た。
1週間程前は朝は少し寒くて、T シャツ1枚では足りずに、もう1枚セーターを着ていたが、今朝は T シャツ1枚でも大丈夫だった。
夕方はさらに暑くて、遂に今年始めてクーラーを点けた。
タイは寒季の後に暑季が来るが、チェンライ辺りはこの間の温度の変化は急激である。
(バンコク辺りだと、寒季と言っても暑いのでチェンライ程には気温の劇的な変化は感じない)
チェンライでは寒季と暑季の変わり目頃に雹(ヒョウ)が降る事があるが、先日(2月3日)BIG-Cで買い物をした帰りに降って来た。
買い物が終わって外に出ると、何か「カランカラン」と大きな音がしている。余程激しい雨が降っているのかと思って、よく見たら雹が降っていた。
大きそうなやつを1つ拾って見てみたが、直径1cm弱の氷だった。
氷がBIG-C(チェンライにある大型のショッピングセンター)の屋根にぶつかって大きな音を立てている。
この程度の氷なら別に被害は無いし、恐くはないが、7年程前に自分が見た一番大な雹は直径2cmぐらいあった。
これだとちょっと恐い。
もっと大きな雹もある様で、この話を知り合いにしたら、彼は両手の親指と人差指で輪っかを作って、「此れぐらいの雹を(チェンライで)見た事がある」と言っていた。
本当ならかなり恐い。
直径10cmぐらいの氷の塊が空から落ちて来る事を想像して見て下さい。
頭にぶつかったら死ぬんじゃないかな・・・?。
まあ、車はボコボコになりそう。
俄かには信じ難い話だったので、「ホントにぃ~」と念を押して見たが、彼は10数年前に本当に見たと言っていた。
(今、ネットで調べて見たが、過去には日本で直径29.6cm、重さ3.4kgの雹が降った事もあるらしい)
4年程前には雹が降って、自宅の駐車場のスレートの屋根に数箇所穴が空いた事もあった。
ただし、この時は自分は日本に居たので、降ったところは実際には見ていない。
話は変わって、今朝、草刈をした。
タイの寒季は乾季なので、雨は殆ど降らないのだが、それでも雑草は伸びる。
雨季(5月~10月)の頃と比べると伸びる速度は遅いが、放って置くと70~80cmぐらいには成る。
普段はお兄さんに500バーツでやって貰っているのだが(1ライ=1600㎡の土地の3分の2程の草刈。草刈機を使って4~5時間の作業。相場よりちょっと高い?)、今日は運動を兼ねて(と言うより、主として「運動の為に」)自分でやる事にした。
まだそれ程暑くはないので良いが、もう少しするとタイらしく暑く成って来るので、「気楽に草刈」という分けには行かなく成る。今なら、まだ軽い気持ちで出来る。
動力付きの草刈機は無いので、鎌(カマ)で草刈をする事に。
その方が、運動になる。
(タイの鎌は日本の鎌と違って刃が細長い弓型の鎌。
たまたま、自分の使っている鎌がそうであるだけかも知れないが、日本で使っている鎌は刃渡り10cmぐらい。タイのそれは20cmぐらいある。切れ味は良くない。「切る」と言うより「引きちぎる」感じ)
刈る草は殆どがチガヤ(だと思う)。
このチガヤと言う奴、「世界最強の雑草」と言われているらしく、実にしぶとく、切っても切っても生えて来る。何処にでも生えて来て、結構大きくなり、根もしっかりと張る。
日本でも、八ヶ岳高原にある家や東京の家にも沢山生えて来る、厄介な奴である。
(実は植物の名前や種類はよく知らないのでもしかしたら勘違いかも。でも似ている)
これも、年に数回は草刈をする(日本では除草剤も併用して使っている、タイでは除草剤が井戸に流れ込むのが怖いので使っていない)。
よく考えると、自分は、日本でもタイでもチガヤとは、果てしない戦いを繰り広げている事になる(ちょっと大袈裟?)。
鎌で行う草刈は、しゃがんだり、立ったり、腕を強く引いたり、腰も使うし、結構いい運動に成る。
都会育ちの柔な体は、10分もすれば息がハアハアと成って来る。
そんな分けで、今日は1時間ぐらいで切り上げた。
まあ、運動という本来の目的は十分に達成出来た(という事にした)。
汗をかいたので風呂に入った。
少し落ち着いてからベランダに出て、ふと見ると、さっき刈ったばかりの少し先に、刈り残したチガヤの穂が数十本、風に吹かれてゆらゆらと揺れて居る。
「僕達元気だよ~」、「仲間も沢山いるよ~」、と語り掛けて来る様に、ゆらめいて居る。
待って居なさい。明日(あした)には根こそぎ全部、刈り取ってあげるからね・・・。
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