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2013年4月20日 (土)

娘と食育(2)

2013/04/20(日本にて)

午後7時、ちょっとお腹が空いて来たが、嫁はバームクーヘンを食べて「ヤン、マイ、ヒウ」などと馬鹿な事を言っている。
(解説。「まだ、お腹が空いてない」って、バカな事をいっちゃ~いけない。6時か7時には夕食を摂るのが、日本の常識。タイの田舎育ちには、この常識が通じない)
娘を味方に引き入れるべく、娘に「お腹空いた?」と話し掛けると、娘、(父の意図を理解して?)「お腹空いた~」との良い返事。
(いい子だ!)
しかし、嫁は動きそうもないので、今回は自分で用意する事に。

一部で自分の事をインスタントの料理しか出来ないと誤解をしている人が居る様ですが、実は、ちゃんとした料理も出来るんです。
(文明人は料理ぐらい出来ないといけない)
昔は、あの、「究極の料理」で有名な山岡士郎さんや海原雄山さんの料理を研究した事もありますし、「味いちもんめ」の伊橋悟さんの事も知っております。
「温泉㊙大作戦」の東幹久さんの演じる島慎之介さんの創作料理の知識もあります。
(解説。「美味しんぼ」によると、海原雄山氏は美食倶楽部を主催する、日本で有数の美食家。その息子の山岡士郎氏も天才的料理人。テレビでは唐沢寿明さんが山岡士郎氏の役をやっていました。「味いちもんめ」の伊橋悟氏の役はテレビではスマップの中居正広さんがやっていた)

という分けで(どういう分けだ?)ついでに娘(8歳、日・タイのハーフ)にも料理のイロハを教える事にする。
メニューは、ほうれん草のソテーとしらす入りの玉子焼き。
先ずベーコンとバターと玉子、ほうれん草としらすを用意。
娘に「玉子割ってね~」、と言うと、娘「コワ~イ」との返事。
しようがないので、まず父が見本を見せる。
娘がそれを真似して、台所の流し台の門でコンコンとやると見事に割れ目が出来た。それを指で割ってお椀に玉子を入れる。
「良く出来たねー」と一応おだてておく。
玉子をかき混ぜるのは覚えていたらしく、自分が指示しなくても、娘が自発的にやっている。
それに、しらすを一掴み程入れる。
娘、「塩は入れないの?」、私、「しらすがしょっぱいから入れなくていいよ」「でも、少し入れようか」。
そんなやり取りをしながら、自分はほうれん草を切って、洗う。ついでにベーコンも適当な大きさに切る。
フライパンに切ったベーコンを入れて、娘に、「バターもいれてね~」と言って、バターを入れさせる。
娘、「(料理は)おもしろ~い」と言っている。
この辺の空気を読んで、おあいそ、を言う事を何処で覚えたのだろう。
次に、洗って置いたほうれん草をフライパンに入れて炒める。
娘に「お塩も少し入れた方が美味しいからね」と教える。
これで、ほうれん草とベーコンのソテーは出来上がり。フライパンからお皿に移す。
次に、しらす入りの玉子焼きの製作。
始めに、「ベーコンの油があった方が美味しいからね」と言って、ベーコンの油を出してから、玉子をフライパンに流し込む。
玉子が固まりかけた頃を見計らって、「ここが、一番難しいんだよ」と勿体を付けて玉子焼きをひっくり返す。見事成功。「パパすご~い!」。

さて、いよいよ、お食事タイム。
ご飯や他のおかず(既に用意されていて、作る必要のないもの)を並べて、食べ始める。
ここでも娘は(多分、空気を読んで)「美味しい~」との反応。
やはり、自分の参加して作った料理は、ただ食べるだけの料理と違って、「ここに、さかなが沢山ある」とか「さかなが見えない」とか色々興味が湧くらしい。

普通は、母親が娘に料理を教える事が多いのだろうけれども、家は、母親は余り当てに出来ないのでしょうがない。パパが教えてあげるからネ。

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娘は日・タイのハーフ」カテゴリの記事

コメント

タイに住む自称文明人という方は、何か大きな勘違いをされてますね!。このなんちゃ~て文明人の料理はキュウピー3分間クッキングよりかなり程度が落ちる事に気付居ていません、更には昔美味しん坊の単行本を読んだだけで至高の料理や究極の料理の域に達したと思い込んでしまつた、愚かな人なのです。そしてその弟子が娘さん、利口な娘さんはとっくに気付いています。ここで父親の反感を買ってしまったら欲しい物が買って貰え無くなる、娘さんのスーパーコンピューターが損得を計算した結果、ベロを出しながらも父親に愛想を振りまく、これこそがタイ人の特殊能力なんです、娘さんはその血を受け継いでいるんです。さらには成長したら男を手玉に取る能力も身に着けているでしょう!奥さんも同じで料理の上手い下手が女性の価値を決めるのでは無く、この特殊能力がきめるのです。迷人も考えを改め料理よりもこの能力を更に伸ばす努力をさせた方が良いと思いますが、如何でしょう?

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