日本とタイ、暮らし易いのはどっち(2)
「日本とタイ、暮らし易いのはどっち(1)」の続きです。
何処で暮らすかを考えた場合、そこに住む人達との人間関係が良いものか、どうかが大きな要素に成る。
まあ、日本国内で暮らす場合なら何処でもさほど変わらないが、外国で暮らすとなると、その違いは大きい。
なので、今回は人間関係に絞って、日・タイを比較します(と言っても、毎度の事ですが、自分の場合です)
⑦ 周囲の目
タイ人はいい加減なところがある。
逆に言うと、「こう在るべき」という考えが余りない。
何をしても勝手。他人の事には口を挟まない、という暗黙の了解がある。
なので、タイに居ると周りの人の存在を日本程、気にしなくて良いので気分的にはすごく楽。
しかも、親日的な人が多いので、余計居心地がいい。
これは、タイで暮らす大きなメリットの一つに成ると思う。
⑧ タイ人の嫁さん
自分は今の嫁さん(タイ人)しか知らないので、比較は難しいですが、一般的には日本人同士の方がいいと思う。
しかし、タイ人の場合、金さえあれば他の細かい事は余り気にしない(正確に言うと、金さえ有れば、他の欠点には目を瞑る)ので、その点は楽でいい。
(お金に関しては苦労しますが)
⑨ 人付き合い
人付き合いと言っても、親戚付き合い、近所付き合い、友人との付き合い、仕事上の付き合い、家族との付き合いなど色々ある。
日本に居る身内(親、子供、嫁さん)や親戚との付き合いは、距離的に離れているので、タイ暮らしは当然不利。
身内の場合は、一緒にタイに連れて来るという手もあるが、その場合は、なかなか「気儘なタイ暮らし」という分けにはいかなくなる(怖れもある)。
自分の場合は母が介護施設に居るので、ある程度は日本に戻らないとならない。
多少の負担はあるが、他にも日本に戻る用事は多いので、実際にはそれ程、負担にはなっていない。
他に身内(兄弟、子供、嫁さん)は日本に居ないので、後は親戚付き合いになるが、元々、それ程、親戚付き合いはして居なかった。
遠くに離れて居ると、かえって、もっと親戚付き合いをしておくべきだったと思っている。
携帯の転送設定はしてある(日本の携帯からタイの携帯へ転送する)ので、何か有れば連絡はつく様に成っている。
タイ人の奥さんとの親戚付き合いは、気を付けないと、「たかられる」と言う話を良く聞くが、自分の場合、それは無い。
ただ、親戚付き合いの為の出費は、一方的に自分が払う事が多い。
日本人だったら、奢って貰ったら奢り返す、とか、皆んなで食事をした時の食事代は割り勘にするとかするが、タイ人の(田舎の?)人の場合、そう言う事は殆どしない。
基本的にケチ。
それさえ、ちょっと我慢すれば「人はいい」ので、親戚付き合いは気楽。
余り相手に気を使わなくても良いし、面倒な作法とかも無い。
昔、お義兄さんの家族と自分の家族、お義父さんとお義母さんで、ゴールデントライアングルの観光に行った事がある。
遊覧船が一人20バーツ(安い!)なのだが、皆で船着場に向かって歩いて行った時、料金所が近付くにつれて、お義兄さん達が少しずつ離れて行く。
最後は、自分と奥さんだけに成って、チケットを買うのを、他の人達は無関係、という感じで遠くで眺めていた。
この時は、皆で食べた食事代(トムヤムプラーブックなどを食べた)も自分が払った。
要は、観光案内はお義兄さんの係り、お金を払うのは自分の係りに成っていた。
(一応役割分担がされているから、「公平」か?。でもお義兄さん達だって家族3人で来ているのだし、金銭の負担は全部丸投げ、というのは、おかしいだろう!)
チェンライに来て最初の頃は、この様な、食事代、ガソリン代、全てこちら持ちの、お出掛けがよくあった。
(今は、大分減った)
次に近所付き合いについて。
タイの場合、外国人を排斥する様な事は余りしない(ただし、自分達より遅れていると思っっている人達に対しては、結構、差別意識を持つ。インド人、ミヤンマー人、黒人、タイ国内の少数民族が此れに当たる。自分はむしろ、此れ等の人達の方が、勤勉で優秀な人が多いと思っている)。
日本人に対しては、特に、好意的な人が多いので近所付き合いもやり易い。
中には、全く地域に溶け込んでいて、タイ人とのコミュニケーションを楽しんで居る日本人も居る様だが、自分は、面倒なので余りそういう事はしない。
だからと言って、別に不都合な事は無い。
周囲には、普通に、好意的に受け入れられて居る感じがする。
こっちが相手の事を知らなくても、向こうは分かっている様で、村の外でも、タイ人がほほ笑みかけて来て、挨拶される事がある。
そういう場合、誰だか分からなくても、一応、挨拶は返しておく。
多分、村の人だと思う。
日本人同士の付き合いは、タイの田舎暮らしでは余り機会が無い、と、始めは思っていたが、その気になれば結構知り合いを作る機会はある。
逆説的だが、理由は、チェンライでは日本人が少ない為。
多いか少ないかは見方によるが、当然、日本と比べれば圧倒的に少ないし、タイのバンコク辺りと比べても随分少ない。
しかし、ここを、日本とは縁も由もない辺境の地と考えると、何でこんな所に、こんなに日本人が居るんだ、と思う程、沢山の日本人が居る。
(家に一番近い人で約1km、2番目の人が約2km離れている、此れを「多い」と思うか「少ない」と思うか)
日本に居る時と違うのは、日本人というだけで、会話のきっかけが掴める事。
しかも、自分と同じ様な境遇にある人が多い(無職、高齢、タイ人の嫁さんが居る、日本を離れて居る)ので、話が合い易い。
チェンライの田舎に逼塞していても、たまには、日本人と話をしたいし、麻雀などもやりたいので、望めば、それが出来るというのは、メリットとしては大きい。
(別に人目を忍んで暮らして居る分けでは無いですが、イメージとしては逼塞して暮らして居るように見える)
反対に、日本に居る知り合いとは、注意しないと疎遠になりがち。
チェンライでは、「遠くの友人より近くの知り合い」、と言われて居ます。
(ウソです、今、思い付いたフレーズです)
以下の「タイ情報」をクリックすると、タイ関連のブログの一覧が見れる「日本ブログ村」のページが開きます。
ポチッ ⇒
にほんブログ村
http://meijin.air-nifty.com/blog/2019/08/post-6bb066.html
« ちょっとした事(2013年10月) | トップページ | 写真で見るタイ生活グッズ »
「日・タイ、比較」カテゴリの記事
- タイと日本の2拠点生活のメリットとデメリット(2024.12.02)
- 日本のマーケット(2023.10.29)
- ハッピーハロウィン(2022.10.30)
- 本日の買い物(2021.11.07)
- タイの家(畳の部屋など)(2021.08.08)
コメント