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2014年7月26日 (土)

杉並区民離脱

国民健康保険の6月分の徴収が、47810円、だった。
4月5月は徴収されないので3月まで遡って調べたら、3月は32950円だった。
(因みに、昨年の3月は25410円で、ここも随分上がっている)
特に、所得が上がったという認識は無いのに、突然5割増しに成っている。驚いて調べて見た。
保険料率が変わったか、役所の方で計算間違いしたかの、どちらかだと思って、調べた結果、保険料率は変わっていない、役所の計算間違いも無かった。
原因は、税金計算上の所得が一昨年と比べて、150万円程上がっていた為。
(主とした原因は、株の売買損が減ったので、損益通算のマイナス額が減った事)

まあ、6月は他の月より若干高いので、7月以降、来年の3月までは月額47600円に成るが、それでも高い。
年額は476210円で、これを12で割ると、月額39684円、大体月当たり4万円に成る。

ここで、考えて見た。
7割の保険による負担が無くても、多く見積もっても、家族3人で年間15万円(5万バーツ)ぐらいしか医療費の支出はない。
そう考えると、日本の国民健康保険の年額47万円はボッタクリに等しい。
(大体、所得と医療費の相関関係は無いと思う。むしろ、逆相関の様な気がする。なので、「保険」と考えると、おかしな制度だと思う。「税金」と考えれば、まあ、しょうがないかな~、という気もするが)
しかも、タイで払った医療費の、国民健康保険の請求は、かなり面倒くさい。
脱退出来るものなら脱退したい。

でも、普通なら、脱退は出来ないルールに成っているが、海外生活者は脱退できる。
それには、住民登録を抜かなければならない。
自分は、それが嫌だったので、今迄、杉並区民を維持して来たが、どうもこんな理不尽な(自分はそう思う)、課税(?)をされるのであれば、離脱もやむなし、という気がして来た。

余談1。

最初に、国民健康保険料が高いと思ったのは、会社を辞めた次の年。
会社員である間は、会社負担分もあるし、源泉徴収されるので、保険料が高いという実感は余り無かった。
会社を辞めた次の年は、前年の収入(会社に居る時の収入)に対して、保険料を徴収されるので、物凄く「高い」と感じた。
正確な数字の記憶はないが、年間50万円程取られたと思う。
この頃は1人身だったし、病気も殆どしなかったので、保険負担分が無く100%払ったとしても、年間数万円で済んだと思う。

余談2。

住民を離脱すると、どういう影響があるのか、実は良く分からない。
家は杉並区にあるのだから、それ程大きな影響は無いと思うが、どういう不都合が有るのか、良く分からない。
「住民票」の提出を要求される各種申請は出来なく成りそう(?)。
住民でなくなるのだから、住民税は取られなくなると思うが、確定申告は何処ですればいいのか(従来通り「荻窪税務署」でいいのか?)。
チェンマイの領事部に在留届を出す必要はあるのか(?)。
(これは、ちょっと面倒くさい。チェンライからチェンマイは遠い。バンコクなら便利なのだけれども)
いずれにしても、住民への再登録はそれ程難しくない様なので、取り敢えず、離脱する方向で28日に区役所へ行って、聞いて来る事にする。

余談3。

税金の事は良く分からないけれども、タイの方が全然安い気がする。
固定資産税も殆ど取られないし、所得税も殆ど取られない様だ。
タイ人の事は分からないけれども、邦人に聞いた範囲では、固定資産税も所得税も随分安そうだった。
消費税は7%(?)取られるが、庶民の利用する市場(タラート)では、取られていない様である(ホントは払わなければならないが、役所の側で把握出来ないので、見逃しているのか(?))。

役所の効率という面では、タイの方が日本より上かも知れない。
(大体日本は、特別徴収とか特例とか還付とか臨時給付とか多過ぎる。法律に詳しい人や暇な人間が得をする様に出来ている)

尚、タイは相続税も殆ど取られないらしいが、これだと、「金持ちは子々孫々まで金持ち」という事に成るので、これは、ちょっと考え直した方がいいかも知れない。

余談4。

以前書いた、「日本でビザ取得」、の記事で、「日本でのビザ申請は暫くしない~」、という理由が、この、住民離脱を考えていた為です。
要は、手続き上は、日本在住を捨てて、タイ・ロングステイに変更しようかな、と思案しています。

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コメント

迷人さんのように、年金所得が高い方(企業年金が多い方)は、海外に年間180日以上滞在している場合、実態に合わせて、海外転出届を出すのがベターです。

国民健康保険料はゼロになるし、市民税(これも高い。迷人さんの場合、40万円?)も免除になります。

問題は日本で定期的に医療機関に通う必要がある方です。

海外転出すると、10割負担になるので、どっちが得か?計算してみてください。

将来、タイで重篤な病気を発病し、日本で治療する時は、帰国したら病院へ行く前に、転入届を出して健康保険証を発行してもらえばいいだけです。翌月から保険料が徴収されますが。

確定申告は従来通り、荻窪税務署でいいです。

住所欄が「タイ」になるだけです。

在留届は出しても出さなくても自由です。

出すならバンコクの大使館に出してもOKです。

まあ、海外転出届を出して住民票がとれなくなると、銀行口座の開設かとできなくなりますが、それ以外は不利な問題はあまり無いでしょう。

>固定資産税も所得税も随分安そうだった。

タイでは個人の居住する不動産には固定資産税はかかりません。業務用(賃貸など)にはかかりますが。
個人所得税はあまり日本と変わらないのでは?

タイでは、早急に、固定資産税の本格導入(居住用住宅にも課税する)が必須です。

また、相続税・贈与税の導入も必須です。

いつまでも階級社会を温存したままでは発展途上国から脱出できません。

http://adc-japan.com/thailand/tax/1932.html

杉山様。
コメント有難うございます。
大変、参考に成りました。

在留届はネットでできると思いますよ。
私も迷人さんと同じく杉並区民でしたが、
ここ1年半住民票を外しています。
全く問題ないです。

もし日本に戻って通院するため国民健康保険に加入したければ、
住民票を登録したその時にもらえます。
その足で病院へ行けば、10割負担しなくても済みます。
住民票はその月の1日から31日まで住んでいなければ、請求されないと聞きました。
病気が治ったらその月の途中でまた住民票を抜いてしまうのも、裏ワザです。

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