東京・バンコクの、マナー・風習の違い
日本からチェンライへ戻る時(或いはその逆)バンコクで2~3泊する事が多い。
今回はそこで感じた、日・タイ(正確には東京・バンコク)の風習の違いについて。
①エスカレーターの右ぎ左り。
BTS(高架鉄道)の登りのエスカレーターに、Stand Right 、Walk Left、というステッカーが貼ってあった。
立ち止まる人は右側に、歩く人は左側に、という意味だと思う。
BTSに限らず、バンコクはこれが標準らしい。
東京と逆、大阪と同じ。世界的には、どっちが多いのだろう?。
右でも左でも、どっちでもいいけれど、何でそうなったのか、最初は誰かが決めたのか、どっちの方が合理的なのか、ちょっと気に成る。
昔は、タイ人はエスカレータとか動く歩道(空港以外には余りない)では、「歩く」人が殆ど居なかったけれども、今は、少し居る様に成った。
尚、動く歩道で、家族や友人同士で固まって、歩かずに道を塞いでる人達が居ると、ちょっと困る。
「ここは、通路だぞ」と、言いたく成る。
(タイ人はこういう人、多い)
②整列乗車。
MRT(地下鉄)で、電車に乗る時、(MRTが出来た)最初の頃は、降りる人も乗る人も一斉に扉に集中していたが、今は、降りる人が先、乗る人が後で、乗る人は左右に列を作って並ぶ様に成った。
むしろ、日本よりマナーはいいくらい。
ただ日本(東京)と違うのは、タイ人は、ぎゅうぎゅう詰め、には乗らない。
通勤・帰宅のピーク時、電車は満員になるけれども、ぎゅうぎゅう押してまで、乗り込もうとする人は少ない。
諦め(?)が早いのか?。
日本の(自分の)感覚から言うと、まだ5~6人は楽に乗れる、という程度でも、乗らない。
(その分、待って居る人の数が増えるので、全体として考えれば、結局同じ事、という気もするが)
③食後の後片付け。
ラチャダーのマクドナルドでハンバーガーのセットを食べていた。
黄色いゴミ箱が目の付く所に置いてあるのだが、「タイ人は、自分で後始末をするのか?」、ちょっと気に成って見ていた。
自分の認識では、「タイ人は、後片付けはしない」、と思って見ていたが、自分で、後片付けしている(多分)タイ人も居た。
長時間観察して統計を取った分けでは無いので、結論は出せないけれども、「タイ人でも後片付けをする人は居る」様だ。
(自分は、片付けないで帰った。だって、それ専用(?)の係員が居るのだもの)
尚、タイの後片付けは日本と比べると簡単。
日本だと、氷・液体、プラスチック、その他、の3つに分ける必要があるが、タイは全部一緒にポイ。
④お勘定。
外食での支払いは、日本だとレシートを持ってレジで済ませる方式が多いが、タイは席に付いたまま、係員を呼ぶ方式が多い。
屋台だと、その場で係員が計算して金額を示される事もあるが、大抵は、一旦戻って請求書を持って来る。
この方式は、全て席に付いたまま出来るので楽な様だけれども、自分は、面倒くさいし時間が掛るので嫌い。
工程としては、
係員を呼ぶ→清算の意思を伝える→請求書を取りに行く→持って来た請求書を見て、お金を払う→お釣りを取りに行く→お釣りを受け取って終わり、
となるが、タイ人は、各工程で「のろのろしている」(と、自分は感じる)ので、面倒くさい。
まず、やっかいなのが、係員を呼ぶ時。
何故かと言うと、タイの店員さんは、客を見ようとしない。
従業員同士で話をしていたり、歩き回っている店員でも、意図的に客と目を合わせない様にしている(と感じる事も多い)。
(なまけもののタイ人は)客と目が合って、何か用事を言い付けられるのを、出来るだけ避けようとしている・・・?。
(勘ぐり過ぎか・・・?)
手を上げたり、大きな声で呼んだり、まして手を敲いたりするのは良くないらしいので、なおさら難しい。
合図の仕方としては、声に出すなら、「チェックビン」 or 「ケプタン」 or 「キッタン」など。
(レストランではチェックビン、食堂ではケプタン。キッタンは余り使わない)
これに、「ノイ」か「カップ」を付ければ、少し丁寧になる(らしい)。
しかし、普通は、声を出すのも面倒なので、自分は動作で合図する。
テーブルの方を指さして、円を描いて、「この分の清算をしてね」と気持ちを込める。
これで100%意思は通じる。
昔は、日本人の旅の先輩から聞いた方法、指でメモを取る仕草をしたが、或る時、妻から「それは、電話番号を教えて、と誤解されかねないので良くない」と言われたので、止めた。
でも、この方法でも意図は伝わった。
請求書を取りに行く工程、お釣りを持ってくる過程も面倒くさい。
これは、単純に「遅い!」という事に尽きる。
「君達、何をモタモタしているのかい」「こんな簡単な計算も出来ないのかい?」と思う事も多い。
「危ない」、と思った時は、お釣りの要らない様に細かく払う事もある。
尚、タイでも、日系の飲食店の一部には、日本方式(?)のレジで精算を済ませる方式や、マクドナルドの様に、料金先払いの方式もある。
このテーマ(日・タイの習慣の違い)、書こうと思ったら切りが無い。
本1冊分ぐらい書いても書き切れないと思うので、今回は、このへんで終わります。
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