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2014年11月17日 (月)

趣味はリスク管理

株をやっていて、儲かれば嬉しいし、損をすれば悔しい。
しかし単純にそれだけではなくて、ベンチマーク、自分の場合は日経平均株価、と比べてどうかも結構気にする。

一番いいのは、全体が下がっていて、自分の持ち株が上がっている場合。
二番目は、全体も自分の持ち株も上がっている場合。
あまり良くないのは、全体も自分の持ち株も下がっている場合。
そして、一番嫌なのが、全体は上がっているのに自分の持ち株が下がっている場合。
まあ、率の問題もあるので、単純ではないけれども、大体こうなる。

全体が上がって居る時は、大体、自分の株も上がるので、或る意味、上がって当たり前で、それ程、嬉しくない。
困るのは、こういう時は、仮に利益が出て売ったとしても、その分の次の投資先を見付けるのが難しい事。
大体、株価がどんどん上がって行く時は、後でバブルが弾ける可能性が高いので、買い換えた株で損をする危険性が大きい。

やはり、全体が下がっている時に、自分の持ち株だけが上がるのが一番いい。
自分の記憶にあるケースで一番印象的なのが、もう30年以上昔の話しに成るが、住友金属鉱山のケース。
古い事なので、詳細の記憶は無いが、当時、日経平均は下げていたが、九州に金山が発見された、住友金属鉱山株だけは、連日、棒上げを繰り返していた。
最初は、知らなかったが、この時は大物の相場師、是川銀蔵さんが裏にいて、買占めを行っていたらしい。
自分は、そんな事とは全く関係なく、金山発見のニュースが出る前に、偶然買っていた。
兎に角、どんどん上がる。あっと言う間に2割、3割、倍に値上がりした。
毎日、新聞の株式欄を見るのが楽しくてしょうがなかった。
(当時は、ネット取引はしていなかった)
3割増しぐらいから売り始めて、最後は倍ぐらいに成った所で全部売った。
この時は100万円以上、儲かった。
まだ、株を始めて間もない頃だったので、この利益は大きかった。
その後、住友金属鉱山の株は、自分の売った最高額から、更に3倍ぐらいにまで値上がりした。
(今なら、もうちょっと我慢して持っていて、もっといっぱい儲かったかも知れない)
相場全体は下がっている時だったので、住友金属鉱山を売って得たお金で買った株は後に値上がりして、これも儲かった。

逆に、相場全体が上がっている時は、対応が難しい。
十分な評価益が出ていて売れば儲かる(現実益が出る)のは分かっていても、次に乗り代える投資先を見付けるのが難しい。
後から考えると、あの時は「金」を買っておけば良かったとか、外国株や債券を買っておけば良かったとか、結果論では分かるのだけど、その時点では正しい判断が出来ない事が多い。

このケースの失敗は、致命的な損失を被る危険性が大きい。
自分の場合、過去最大の失敗もこのケースで、十数年前、「ITバブル」というのが有って、情報通信関連の会社の株が軒並み高騰した時が有る。
で、バブルの時は随分儲かっていたのだが、バブルが弾ける時まで株を持ち続けていた。
正確に言うと、バブルが弾ける少し前に売って、バブルが弾けて株価が(少し)下がった時に「全力」で買い出動をした。
(この時は、一時的な値下がりだと思った)
しかし、自分が買った時は、まだ本格的にバブルが弾ける前で、自分が買った後、株価は、急な坂を転がり落ちる様に急落した。

大雑把に言うと、大体1000円で買った株が2000円に成ったので売った(バブルの初期から中期段階では儲かった)。
その後、その株は5000円ぐらいまで値上がりしたがそこでピークを打って値下がりに転じた(バブルの株価の一番美味しい所は逃した)。
1500円程度まで下がって来たので、ここで「全力」で買い出動した。
しかし、値下がりは止まらず、300円程度まで下がった(結局、大損した)。
今は600円程に成ったが、依然、評価損は大きい。
(ナンピン買いをしたので、平均買い単価は1200円ぐらいに下がったが、その分も損をしている)
少しずつ売って、損出しをしている状態(税金対策)。

まあ過去は色々あったけど、今は、安倍内閣に成って全体的に上がって来たので、ホット一息ついている所。
ただ一つ面白くないのは、全体の値上がり率(自分は日経平均で判断しています)に比べて自分の持ち株の値上がり率が低い事。
今の株価がバブルかどうかは分からないが、上がった株は何処かで「必ず」下がる。
それは避けられない事で、しょうがないとは思うが、上げ過程で十分な利益(評価益を含む)を得ていれば、通算で見ればマイナスにはならない(可能性が大きい)が、今の運用成績、ベンチマークより悪い、では株価が下がった時に諸にその影響を受ける危険性が大きい。
為替レートで円の価値が下がっている事やタイの物価が上昇している事も懸念材料である。

じゃあどうすれば良いか。
残念ながら、これが分からない。
考えられる一つの方法は「分散」だが、どう分散すれば良いかが分からない。
もう一つの方法は、無駄なぜい肉をそぎ落とす事。
普通に言えば倹約だが、タイ人の嫁さんがいると、これもなかなか難しい。
限りある命で、そうそう節約ばかりしていても面白くないし。

でも、自分は飛行機でファーストクラスに乗った事はないし、有料でビジネスクラスに乗った事もない。
チェンライ・バンコク間の移動は最近は夜行バス(約600バーツ)は乗らなく成ったが、TG(約3000バーツ)ではなく、安い時のエアアジア(約1500バーツ)に乗る。
日本の住民登録も抜いたので、これで月々5万円弱の健康保険料も節約出来る(でも、病気に掛った時、その分の治療費は嵩むけど)。
奥さんの「ベンツ買え買え」の強い圧力にも耐えている。


余談1。

賭け事一般に、調子のいい時に、しっかり勝つのは大切だと思う。
麻雀でも、負けている時に、大きく負けない様に粘る事も大切だけれども、それ以上に、付いている時に(いい手の時に)しっかり勝つ(稼ぐ)のは大事な事だと思う。

負けている時に、大きく負けない様に粘る事は、麻雀をやる人なら大抵の人が出来るが、勝っている時に、十分に合理的に勝ち切る事の出来る人は少ない。
平和(ピンフ)のみ1000点で上がっていい時もあるけれども、状況によっては、リーチ・ピンフ・ツモ・裏ドラ1枚を狙った方がいい時もある。
相手がテンパって居そうな時、或いはリーチを掛けていて明らかにテンパっている時でも、自分の手と場の状況によっては、強く行った方がいい時もある。
そんな事は麻雀をやっている人なら、分かり切った事だけれども、自分の感じる範囲では、弱気に走って満足している人の方が多い。
付きは、均等なのだから、期待値の高い手を常に打ち続ける努力と冷静さがある人間が最終的には(トータルでは)勝つ。

麻雀の様にリスクが明確なゲームでも、正しいリスクの取り方をしない人が多い。


余談2。

自分が「株」をやっていると言うと、「博打は苦手(或いは嫌い)なのでやらない」という人が多いが、これは或る意味、間違っている(と思う)。

じゃあ、銀行に預金して置けば安全なのか、と言えばそんな事はない。
確かに、金額的には減らないかも知れないが、お金の価値自体が減らないとは限らない。
というより、歴史的に見て、世界中何処の国でも、貨幣価値は低下して行くのが普通という気がする。
確かに、ここ20年(?)ぐらいの日本の様に、お金の価値が下がらない(のみならず物価が下がる事もあるデフレの)時もあったが、これは特殊な例で、それ以前の日本の様に、物価がどんどん上がる(お金の価値が下がる)事の方が多い気がする。
付け加えれば、銀行で付く利子より、物価の上昇率の方が高い事の方が多い(?)。
利息で暮らせるというのは幻想だと思う。
(2000万バーツをタイの銀行に預けて置けば、利息で暮らせるかも知れないが、10年後の2000万バーツの価値が、今の半分に成っているかも知れない)
(まあ、そんなに持ってないけど・・・て言うか全然少ないけど。・・・机上の空論です)

要は、お金を持っている限り、どのような方法を取っても、その価値が低下するリスクは常に付き纏う。
或る意味、本人が望まなくても「賭け」をしている様なものである。

海外で生活して居れば、為替も変動するので、余計、リスクは大きく成る。
年金生活者は安定して居そうだけど、例えば、物価が3割上がって、為替レートが3割悪く成れば(円が安く成れば)、大雑把に言って、使えるお金(金額では無く実質)は半分に成る。
(0.7×0.7=0.49)

要は、何をやったってリスクからは逃れられない分けで、ならば一番期待値が高そうなものに、資金を振り分けるのが正しい(という気がする)。
ただし、将来の安全を考えると、期待値が低くても、大きく価値が低下する可能性の低いもの(例えば、銀行預金、債権、金)や、分散投資(外債、海外株、土地)なども、やっておく意味はあるかも知れない。

昔、株をやっている、という事を言ったら、或るタイ人から、「それは(危険なので)良くない」と諭された事があるが、宝くじを買う様な人達に言われたくない、と思った事がある。
(宝くじは確実に期待値が1以下、株は、難しいけれども、歴史的にみればプラス)

保険も或る意味、賭けのようなもので、生命保険なら、早く死ねば(金銭的には)得をするし、健康保険なら、いっぱい病気をすれば得をする。
しかし、保険屋が商売として成り立つという事は(その会社の取り分があるので)、当然、期待値は1より低く成る。
もし、自分が死んでも金銭的に、家族は困らないと思ったり、或いは病気に掛って医療費を払う事に成っても、それで生活が成り立たなく成る様な事がない、と思えば無理して入る必要はない、と思っている。
(ただし、車の保険は別の目的もあって、ちゃんと入っている)

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