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2014年12月28日 (日)

日本で健康管理

日本へ来る理由の1つに医療機関での受診がある。
別にタイでもチェンライでも医療水準が日本と比べて特別に劣るという感じもしないし、タイにも診療所も総合病院もある。
タイの医療水準は、日本の地方都市並み、というのを何かの本で読んだ記憶もあるが、概ねこの考えは的を得ている気がする。
医療の質は専門家ではないので、よくは分からないけれども、医療に付随するサービスはむしろ日本よりタイの方がいい気がする。
何より、タイの病院では待たされないのがいい。
(最も、これは病院にもよるのだろうけれども)
(自分の家族は、大体、バンコクならバムルンラート病院、チェンライならシーブリン病院)
日本では、眼科や皮膚科など1時間待ち、2時間待ちは普通で(自分の行っている杉並区内の開業医の場合です)、総合病院など3時間ぐらい待たされた事もある。

では、何故、わざわざ日本で受診するのかというと、ちょっと前まで、今年の前半くらいまでは、日本の国民健康保険に入っていたから、というのが1つの理由だった。
しかし今は、住民登録を抜いて海外転籍した(国民健康保険を脱会した)ので、それは理由にはならない。
ただ、皮膚科と眼科に関しては、以前から日本で決まった所で受診していたので、その、継続性を考慮して、という事はある。
しかし、一番の理由は、「日本語で意思疎通が図れる」という点に尽きる。

先日(3日前)、健康診断を受けた。
1年に1回、毎年この時期に日本に来て健康診断を受ける様にしている。

健康診断の場合、最後に医師が(分かっている範囲で)結果の説明をしてくれるが、当然、日本語の説明なので分かり易い。
何が原因で、○○の症状に成ったのか、とか、今後、何を注意すれば良いか等の質問も出来る。
タイ語や英語では、(自分の語学力)では、質問や十分な理解は得られない。

健康診断の中に、今回は「胃カメラ」があった。
こういう、ちょっと怖い検査、危険や痛みを伴いそうな、治療や検査の場合には特に、日本語が通じる、理解出来る、というのは心強い。

最初に、喉の麻酔をする為に麻酔剤を口の中に入れるが、看護婦さんに「上を向いて、飲み込まない様に、出来るだけ喉の奥に貯めて、2分間我慢して下さい」と言われた。
例えば、これが仮に、英語やタイ語だったらば、十分に理解出来ずに飲み込んじゃった、かも知れないし、喉の奥に止めて我慢する、事も出来なかったかも知れない。
仮に、何とか分かって、出来たとしても、本当に此れでいいのか、という不安は消えなかったと思う。

口の中に管を通す時も、要所では、「ちょっと、痛いけど我慢して下さい」(正確に何て言ったは忘れた、ただ、何を言っているかは理解出来た)とか、言うので、痛くても「これは、想定内の事で、慌てる必要はない」と、思えるので、安心して(それでも、実はかなり不安だったけれども)居られた。
しかし、これが、タイ語や英語の説明だったら、もっとずっと、心細かったし、怖かったと思う。
(英語は苦手です)

数週間後には結果の説明も届くはずで、これも、(医学記号を除いて)日本語で届くハズなので、英語のものよりは分かり易い。
(この、レポートをどうやって受け取るかは別の問題で、昨年はチェンライの家へ国際郵便で送って貰った。今年はどをするか、まだ決めて無い)

兎に角、こういった理由で、今回の帰国でも、何回か医療機関を受診した。
眼科と皮膚科は帰国の度に受診している。
12月は健康診断も受けた。
インフルエンザの予防注射もした。
あと、健康診断で歯科の受診も勧められたので、年明け5日に歯科の予約をした。
今の所、大きな問題(例えば腫瘍の存在など)は見付かってないし、眼科と皮膚科の受診も終わったので、今回の帰国時の医療関係の作業はほぼ目途が付いた。

因みに、今回の医療費は以下。

12月19日、インフルエンザ予防注射。3150円。
12月24日、眼科、病院、7000円、薬代、5550円。
12月24日、皮膚科、病院、2950円、薬代、12690円。
12月25日、健康診断、113966円。
尚、今回の健康診断は頭部MRI とか、CT とかやったので高く成っている。
病院も薬代も保険が効かないので、100%自己負担。
全部で、145306円。
これに、後、歯科の分が加わるので、合計15万円ぐらい。
ちょっと、高いけれども、「命あっての物種」と言う言葉もあるし、薬代は2ヶ月分だし、家はまだ娘も小さい(10歳)ので、そう簡単に死ぬ分けにもいかないし、ある程度の健康は維持しないとならない。
病院に沢山行けば、健康を維持出来るというものでもないけれども、検査などは、やるに越した事はない。
基本的に、医療費はケチらない方針。


余談1。

健康診断は検査だけなので、それをやれば、健康に成るものじゃないけれども、前日から食事を抜たり、MRの様な大袈裟な機械でチェックを行ったりすると、それだけで、少し健康に成った気がして来る。
終わった後は、理論的に矛盾しているとは思うけれども、ちょっと健康に成った気がした。
(大きな問題が無かった事も気分を良くしている)


余談2。

市販薬も日本から買って行く事が多い。
これも、以前に使った事が有って安心感がある、とか、取説が日本語なので分かり易い事などが、理由である。
ムヒやウナコーワ、正露丸、薬ではないが日焼け止めなども良く買って行く。
今回は、「しみ、そばかす、日やけ、かぶれによる色素沈着」を防ぐように、シオノギのシナールEXを買った。


余談3。

日本に帰国する理由、健康管理の為、介護施設に居る母の訪問の為、日本に経済の基盤を置いているので各種の管理をする為、たまには日本の美味い物を食べたい為、浦島太郎にならない為、など、色々有るのだけれども、行き帰りが面倒くさいし航空券などの出費もばかにならない。
なので、少しずつでも、(回数を)減らして行こうかとも、思っているのだが、みんなある程度定期的に日本に戻らなければならない用事なので、簡単には行かない。
それに、たまの日本、ある意味、息抜きに成って面白い(実は、これが一番大きな要因だったりして)。

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コメント

>タイの医療水準は、日本の地方都市並み・・・・

これは難しい問題ですね。

タイの場合、医師のレベルにバラツキが多くて、日本の平均的な医療レベルと比較するのは難しい。

外国人相手の高級私立病院でも誤診が多くて「バンコク誤診病院」なんて揶揄されている病院もある。

イギリスや北欧など自国に戻れば医療費が無料の外国人は、タイの病院では検査だけして治療は自国で、というのが多い。

>医療に付随するサービスはむしろ日本よりタイの方がいい気がする。何より、タイの病院では待たされないのがいい。

これは比較の方法が違いますから、正確ではありません。

タイの国公立病院は貧困層には無料なので(と言っても治療範囲は限定ですが)、常に患者がごった返し、1日仕事です。日本の2,3時間待ちは可愛い方です。

一方、タイの外国人相手の高級私立病院は待ち時間もなく、病室も個室でホテル以上に快適です。
しかし、吃驚するような馬鹿高い医療費を請求されます。
入院すると、1泊3万円以上になります。保険に加入していなければ、払いきれませんね。

>先日(3日前)、健康診断を受けた。

健康診断については、日本医療界の異端児と言われる慶応大学の元医師である近藤誠先生の「健康診断が私たちを不幸にする」を読まれると目から鱗かもしれません。

http://getnews.jp/archives/704700

>健康診断の中に、今回は「胃カメラ」があった。

日本国内では、胃カメラ(鼻カメラもある)は、喉の局所麻酔でやるので人によっては非常に苦しい作業になりますが、タイ国内では全身麻酔でやるのが標準なので、寝ているうちに終わり、苦しみはゼロです。
検査が終わると、カメラの撮影がDVDとなってお土産にくれます。

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