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2015年4月 6日 (月)

娘は小学5年生

今日は娘の小学校の始業式。
娘はタイの学校に通っているが、毎年、4月の一か月間だけ日本の学校で勉強させている。
タイの新学期は5月からなので、娘は他のタイ人のお友達よりは一足早く小学5年生に成る。
転入生扱いの娘は、始業式の時は毎年、校庭のお立ち台で転入の挨拶をしている。

何で毎年、1か月間だけの日本留学をさせているのか。
一番の目的は日本語教育。
他に、日本の習慣とか、文化とか、日本人のものの考え方を知る事とか、色々あるけど、それらをひっくるめて、子供の場合、日本人の中に放り込んでしまうのが一番早い。
子供の環境適応力は大人とは比べ物にならない程大きいと言う事を、この5年間で実感している。

始めて日本に留学(?)したのは、小学校1年の時で、この時は1年間日本の学校へ通わせた。
最初は「全く」と言っていい程、日本語は話せなかったが、1~2ヶ月でお友達とのコミュミケーションは取れる様に成った(ようだ)。
数か月後には、親子(自分と娘)の会話もタイ語から日本語に変わった。
実は、もしかしたら、娘か母親のどちらかが日本での生活に根を上げて、夏休み前ぐらいには撤収する(タイへ戻る)可能性もあるかな・・・、と思っていたのだが、娘も妻も根を上げず、1年間の日本生活が続いた。
(ただし、4月~5月の連休と、夏休み、冬休みはチェンライへ戻った)
学業の方も、ひらがな、カタカナを覚えたり、算数の計算なども、他の生徒さん達に特に遅れる事なく、ついて行けた様だった。

2年からは、タイの(チェンライの)学校へ通わせたが、ここでちょっと問題があって、タイ語の(タイで言えば国語の)成績が危なかった。
まあ、1年間タイ語の勉強をしなかった分けだから、しょうがないと言えば、しょうがない。
しかし、これはちょっと予想外だった。
(なので、始めはタイに居る時でも、日本語の勉強をさせようと思っていたが、それは止めて、タイ語の勉強に専念させた)
(3年生ぐらいからは、タイ語も他の生徒さん達に追い付いたようだ)

娘をタイ人にするのか日本人にするのか・・・。
それはまだ決めていない。
基本的には本人次第だと思っているが、自分としては、閉塞感のある日本より、若干タイの方がいいかな・・・、とは思っている。
なので、タイ語での学力を優先する積りではある。

しかし、日本語も教えておきたい。
あっちも、こっちもしなければならないのは、ハンデかも知れないが、将来の事を考えるとメリットも大きい。
そんなこんなで、娘は3年の4月、4年の4月、5年の4月、と毎年、4月の新学年に1ヶ月間だけ日本の学校に入れている。
(これだけでは、当然、学年が進むに連れて学力の差は開いていくが、それはやむを得ない、と思っている)
3月の中旬頃から5月の上旬頃までは、タイの学校はお休みなので、タイでの勉強には支障が出ない(ハズ)。
(まあ、本人が嫌がれば、しない積りだったけど、日本での留学を特に嫌がっている様子はないので、今迄続けてきた)

日本では、地元(東京都杉並区)の公立の小学校に入れている。
公立なので、制度的に、入学拒否をされるとか、そういう心配はないようだ。
むしろ、好意的に受け入れられている感じさえする。
(まあ、先生達は大変でしょうが)
公立校なので、当然(?)授業料はタダ。
教科書なども無料支給なので、コスト面の負担は小さい。

まあ、日本とタイの「両方に家を維持する」のは、それなりのコストは掛かるが、これは娘の件が無くても維持する積りでいるので、留学のコストとは考えない。
往復の航空券代などの旅費はちょっと掛かるけれども、家族3人で30万円弱(注1)なので大した問題ではない。
日本滞在中の生活費は掛かるが、これはタイでも同じだし(注2)。

注1.
今回の場合、3人分のバンコク・成田の往復航空券が64674バーツ、チェンライ・バンコクの航空券が片道16320円。
これに、帰りのバンコク・チェンライの航空券代や、行きと帰りのチェンライの自宅・チェンライ空港間の交通費(タクシーなど)、成田・荻窪の自宅間の交通費、バンコクでの空港・ホテル間のタクシー代、宿泊費を加えると、大体30万円弱になる。

注2.
タイの方が、物価が安いので生活費も少なくて済む、という事はある。
また、日本に来ると旅行気分になって、外食や遊び、観光などで結構お金を使ってしまう傾向はあるが、これはしょうがない。
だた一つ、3~4月に日本に来ると、(タイから比べると日本は)寒いので、衣料費が結構掛かる。
これは、ちょっと痛い。
いずれにしても、自宅があるので、宿泊費(ホテル代など)を払って日本に滞在するのとは随分違うと思う。

まあ、資金的には問題がないし、学校の受け入れ体制もしっかりしていているのだが、そうは言っても、娘を学校に通わせるのは、それなりに、手間はかかる。
タイでは、学校関係の作業は奥さんに丸投げしているが、逆に、日本では殆ど自分がする事になる。
一番面倒なのが、授業で使う道具の用意や服装などを揃える事。
楽器や定規、分度器、コンパス、墨汁、筆、体操着、靴、雑巾、など、その時々、色々な物を用意しなければならない。
たった1ヶ月でも、楽器が無いから音楽の授業は出ない、という分けにはいかないので、他の皆さんと同じように用意しようと思うと、1年間の空白もあるし、最初は結構集中的に揃える必要がある。
大体、自分が小学校に通ったのはもう50年以上も昔の話だし、最近のお子さんの通学服とか良く分からない。母親のセンスに任せておくと、とんでもない事になるので(注3)、やはり自分が有る程度選ばなければならない。
こういうのは、かなり面倒くさい。

注3.
奥さんが娘と2人で、買い物に行って子供服を5着程買ってきたのだが、どうも、「学校に着ていく服としては、いかがなものか・・・」という感じの服ばっかり。
うちの奥さん、タイ人としても、かなり特殊なセンスの持ち主で、兎に角、目だつ服を好む。
買って来た服は、まあ、可愛い~、といえば可愛いのだけど・・・。
上手く表現出来ないけど、「フリフリした感じ」。
学校の服なんて、出来るだけ目立たない服がいい、というのが分かっていない。
大体、今の季節に(日本は寒いのに)殆どノースリーブに近い半袖なんて、寒くてしょうがないだろ~。
派手な(?)柄物の服とか、遊びに行くにはOKだとしても、学校の先生が見たら、怒られそうな服もあった。


2015/04/07追記。

奥さんが娘と買って来た服、絶対にダメという程ではないが、それでなくても半分外国人で目立ち易いのに、服装ぐらいは普通の日本人の女の子の服装をさせようと思って、今日再び買い出しに行って来た。

子供服売り場で、家族3人であれこれ物色するが、奥さんの持って来る服、全部、学校に着て行く服装としてはセンスが悪過ぎる。
娘もそれは分かった様で、奥さんの選んだものは全部却下して、娘と自分の2人で選んだ。

ひとつ、キティちゃんの模様の服を奥さんが強くおしていたが、それも却下した。
しかし、レジで支払いをしている時に、いつの間にか、そのキティちゃんの服が、かごの中に混ざっている。
娘に、「欲しいの?」と再度確認しても、娘は「いらない」というので、奥さんに、「これ、いらないよ」と聞いたところ、返事は「私が着る」というので、しょうがないから買った。
しかし、子供服売り場の服をフツー大人が着るか~?。
妻は小柄なので、サイズ的には問題ないが・・・。
まあ、20代から30代前半ぐらい迄の女性なら、ぎりぎりセーフかとは思うが、うちの奥さん・・・。

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