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2015年6月19日 (金)

暇なタイ人

「2015/06/12、タイの階級社会を垣間見た」の関連記事です。


「タイの階級社会を垣間見た」、の記事で、使用人さんを荷物運びの為に、空港へ連れて行こうとした件、別の見方も出来る。

「荷物を運ぶ」というのは実は口実で、本当の目的は、殆ど街に出掛けた事のない田舎の人に、街(とか空港)を見せてあげよう、というのが奥様の本当のねらいだったのかも知れない。

最初、自分がチェンライに来始めた頃、十年程前も、何でこんなに大勢の人が出迎えに来るんだ、と思ったくらい大勢の人が迎えに来た。
なんか随分、無駄な事をする人達だと思った。
昼間からこんな事(出迎え)で油を売ってないで、もっと真面目に仕事をした方がいいんじゃないの・・・?、と思った。
まあ、始めから、多分暇な人達なんだ、とは思ったが、一緒に暮らすように成って、やっぱり暇な人達、という事が分かった。
なんで暇かと言えば、努力して自分で何かをしようとしないので暇になる、という事も分かった。
(衣食住すべてにおいて、熱帯は最低限の生活で良ければ、寒い地方より有利)

そうは言っても、色々な事に興味はある。
なので、例えピックアップトラックの荷台に乗ったとしても、タダで空港が見られる、運が良ければ飛行機を真近で見られる、変な外国人(の鴨?)もみられる、と思って大挙して、お出迎えに来たのであろう。

因みに、当時は日本人の感覚で、迎えに来て貰った料金は当然タダだと思っていたら、500バーツ、チップを取られた。
多分、その当時の空港タクシーより高かったと思う。

ある知り合いが、日本に帰国する時にお義兄さんに空港まで送って貰う事がある。
その時、お義兄さんの奥さんや子供さんまで付いて来る事が結構ある。
近所の子供まで付いて来る事も稀にある。
別に日本に帰国する事が特に珍しい分けではないし、まして、空港へ行く事など日常茶飯事、年に10回以上は利用する。
特に名残惜しいという事もないし、大勢で送りに来て貰う程の事でもない。

しかし、タイの田舎の人達の事情を理解している彼は、時間があれば、飛行機を待っている間、チェンライ空港の2階のレストランへ皆さまをお誘いして、コーヒータイム・軽食タイムを設定する。
(2階のレストランからは空港、滑走路が良く見える)
大勢の見送りの人が来る事が分かっている時は、軽食タイムの時間も見込んで、早めに空港へ向かう事もある。
田舎の人達が、どう思っているかは分からないが、多分、彼らにとって、空港への送り迎えは、一種の娯楽に成っているらしい。
尚、空港への送迎料は、(10年程前と同じ)500バーツ取られるが、これは、今の、空港タクシーの料金と比べると安い。

何で空港への送り迎えが娯楽になるか。

まず、タイ人は大勢で出掛ける事が好きである。
にもかかわらず、街まで出掛ける機会は殆どない。
兎に角、タイの田舎には車を持っていない家が多い。
少しずつ、車の所有も増えてはいるが、ピックアップトラックを含めても、家の辺りでは、車を持っていない家が多い。
バイクは殆どの家にあるが、バイクで街までは遠い。
車を持っている家だって、タイの田舎の人達にとってはガソリン代もばかにならない。
なので、家の辺りの人、特に農業関係の人達は殆ど地元に張り付いていて、外の世界を見る機会が少ない。

暇を持て余しているし、金も無い、足もない、だったら日頃行った事がない街や空港にタダで行けるのだから、こんなにいい事はない。
多分、こんな感じだと思う。

家の辺りの人達には、数年に1度ぐらいしか街に行かない人も多い様な気がする。
子供だと、もっと少ないのではないか・・・?。
もしかしたら・・・?、街を知らない子供も居るかもしれない。

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補足。

本当は、もっと真面目に勉強をして、考えた仕事をして、ちゃんと稼いで、親は子供に責任を持って色々な経験をさせなければいけない、と思うのだが、なかなかそういうのは(熱帯では?)難しい様だ。

冬に備えて、春から秋の間に一生懸命仕事をして、食料などを蓄えるという習慣は熱帯では育たないし、衣類なんて極端な話し布1枚あればいい、家だって雨が防げれば掘立小屋でも凍える事は無い。
なので、先の事を見通して、努力するとか、蓄えるとか、考える事、をする必要に迫られなかった。
そういう事が、代々続いて今の、タイの(特に田舎の)人の性格が形作られて来た様な気がする。
なので、田植えとか稲刈りとかの差し迫った仕事が或る時以外はボーッとしている、暇を持て余しているのが、この辺の田舎の人の日常の様な気がする。

しかし、タイの経済も発展して来て、「みんなで貧しければ怖くない」、という状況は何時までも続かない。
少しずつ、この辺の人達(タイの田舎の人達)も、暇な時間が無く成って来るであろうし、そうなる事を期待している。

でも、まあ、日本に追い付くのは今の子供世代では、無理だと思うし、親の世代は(殆ど)変わらない。

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