日本に居る親族
2015/11/10(母の緊急入院)
昨日の夜、母の入居する介護施設からメールが来て、母が緊急入院した、と知らせて来た。
メールが来たのが日本時間の午前0時頃(タイ時間22:00頃)。
こういうメールがあるので、メールは気にしていて、マメに開くよう心掛けている。
緊急性が判断出来なかったので、取り敢えず介護施設に(国際)電話したら、幸い、入院の手続きをしてくれたマネージャーさんが出た。
マネージャーさんの話では、こちらに電話したのだが繋がらなかったらしい。
(何故繋がらなかったのかは現時点では不明)
取り敢えず母の様子を伺うと、今の時点では、至急帰国する必要がある、という程ではないらしい。
詳しい事は、もう少し経過を見なければ分からないので、明日また連絡を貰う事にした。
電話が繋がらなくては困るので、繋がるハズの電話番号を教えて、一旦電話を切って、向こうから電話して貰って、ちゃんと繋がる事を最後に確認した。
ここまでが、昨日の話。
先程(タイ時間11:00頃)介護施設から電話が来て、(入院中の母の)容体は一応安定している、との話だったのでちょっと安心。
しかし、この後、病院に連絡して、担当のお医者様と何かあった時の対応等(治療方針や緊急時の対応など、親族の判断が必要なものもある)の打ち合わせをしなければならない。
今、ネットで病院の電話番号を調べて電話したが、担当のお医者様には繋がらなかった。
こちらの電話番号を言って、明日また連絡が来る事に成った。
取り敢えず、今日の対応は一段落。
自分の場合タイに来始めた頃、14年程前は、人に聞かれた時、「日本で両親は健在です」と答えて、心配なくタイで呑気にしていられた。
しかし、数年前に父が他界して、その直後に母の具合が悪く成ってからは、そういう分けに行かなくなった。
母は、暫くは(2年程は)家で、訪問ヘルパーさんの介助で、暮らしていたがいよいよ一人暮らしが無理に成って、介護施設に入所した。
介護施設に入って暫くは(3年程は)、特に問題もなく、或る意味安心して居られたのだが、1年程前から、稀に体調を壊して、「緊急入院」とかする様に成った。
実際には、介護施設の方で入院の手配などはやってくれるのだが、基本的には、そういう事(病院への付き添い等)はやらない契約に成っている。
なので、その時々の状況に応じて、帰国したり、電話で済ませて貰ったりと、色々な対応をする必要がある。
(入院は救急車で運んで手続きはしましたが、退院の手続きはそちらでして下さいと、言われたら、緊急帰国しなければならない)
(ただし、これも介護施設の方でやってくれる時もあるのだが、帰国の日程をずらして自分でやった事もる)
チェンライに暮らす邦人の方々にも、自分と似た様な問題、自立するのが難しく成った両親の面倒をどうするか、という問題を抱えている人が多い。
チェンライ在住の邦人には、自分と同じくらいの年齢、60代前後、55歳~75歳ぐらいの男性が多いが、その両親となると80歳以上の方が多く、健康上の問題を抱えていて自立するのが難しい方も沢山居る様だ。
(自分が64歳男性なので、当然、知り合いには似た様な属性の人が多いが、そうでなくても、チェンライには、60代前後の男性が多い)
自分の(数少ない)知り合いの中でも、日本に健康の不安を抱える親が居て、心配しながらチェンライで生活している人が、数人いる。
日本に兄弟姉妹が居たり、子供(自分の周囲に居る人達のご子息は、皆さん立派に成人されている様で、例えば30代の息子さんとか、20代のお嬢様とか)さんが居る場合には、ホントに緊急な時の対応は、日本に居る身内が何とかしてくれる(であろう)から多少安心出来ると思うが、自分のように、そういう身内が居ない人間には、より大きな問題と成る。
自分は兄弟姉妹がいないので、母の親族というと、自分以外は妹さんがいるが、母や父の世代の兄弟姉妹というと、年齢は母や父と同じ世代なので、皆さん80代~90代と高齢化している。何かの緊急時の対応はなかなか難しい。
(基本的にそういう対応は、夫婦・親・子ぐらいの関係者が行うものだし)
チェンライで暮らす自分ぐらいの高齢者、いずれは自分自身の高齢化と向き合わなければならないが、まずその前に、親の高齢化にどう対処するかという大きな問題を抱えている(人も多い)。
(大体、自分も含めて、チェンライの在留の高齢邦人は自分の高齢化の事は余り深刻に受け止めていない人が多い)
日本に居れば、直接面倒をみれるし、何かあっても人に頼らずに出来るが、チェンライに居ては、何かあっても直ぐに駆けつける事は出来ない。
例えば、入院の手配をする事は出来ないし、緊急の手術に立ち会う事も出来ない。
もし、最悪の場合でも、その後の段取りをする事も出来ない。
日本に帰るには、ドアtoドアで、急いでも丸1日ぐらいはかかる。
この時間的、(場合によっては経済的)な不利(負担)は大きい。
では、どうすれば良いか・・・。
残念ながら、その回答は持ち合わせていない。
人によっては、親をタイに連れて来ている人も居る。それも一つの方法だと思う。
親の面倒を見る必要が無く成ってから、タイに来る様に成ったという人も居る。
日本に帰って親の面倒を見るという手もあるが、こちらに妻子などがいる場合、簡単には行かない。
自分の様に、何かあったら数か月は日本に戻る気はあるが、後は様子を見ながら、という選択肢もある。
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私の場合は年寄りの問題がすべて解決してチェンライにきました。日本に年老いた親がいると貴殿のような問題がおきると親の死に目にも会えないなんてことのないようにすべて済んでから移住しました。それまでは行ったり来たりで大変でした。
投稿: うあん | 2015年11月11日 (水) 12時35分
普通は両親の面倒を看終わってからチェンライにくるものだとおもいます。
こうなることはチェンライにいくまえに当然予想のつくことだと思います。
施設によっては病院の手続きは身内ですべてやってくださいというところもあります。
今後入退院は繰り返すとおもいます。
入院すると元気になる退院すると衰弱してまた入院。
面倒なので入院させないで死をまつという家族もいます。
投稿: 20年前のチェンライは良かった | 2015年11月16日 (月) 10時21分