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2016年2月 6日 (土)

場合によっては日本よりタイの病院の方がいい

十数年前から、体の一部が痒くなる事がある。
最初は下肢に痒みが出て、痒みは数日で収まるが、掻いた痕が消えるのに数か月かかる。
そういう事が2~3年に1回ぐらい有った。
2年程前には下肢だけでなく、足全体に痒みが出て、痒みが収まるまでに2~3週間かかった。

この頃から、頻繁に似た様な事が起こるように成り、以前は2~3年に1回だったものが、2~3か月に1回。
痒みが収まるまでの期間も数日から1~3週間へと長く成った。
発生個所も下肢から、足全体、腰、背中、肩、腕、と体全体に広がっていった。

医者(日本の医者)に何度か診てもらい、アレルギーらしい、と言われて、アレルギー止めの飲み薬を貰ったり、痒みの有る所に塗るクリーム薬を貰ったが殆ど効き目がない(そういうふうに感じた)。
むしろ、市販のムヒとかウナコーワの方が痒みには直接的な効果があるが、一時的な効き目で根本的な解決にはならない。
しょうがないので、一応、薬は付けたり付けなかったりだが、痒くても出来るだけ掻かない様に注意して痒みが自然に収まるのを待つ、という治療(?)を続けて来た。

痒みはそのうち収まるので、我慢出来ない事もないが、困るのは、掻いた痕が残る事で、多分、歳のせいもあって、一旦出来た掻き痕、赤い斑点がなかなか消えない。
(経験上、数か月から1年ぐらいで消えるが、今も残っている分の中には消えないものもあるかも知れない)
普段、見えない所ならまだいいが、困った事に痒みの発生個所が下から上に徐々に上がって来て、遂に先日、首から顔にまで達した。

流石に、顔、はまずい。

若い人たちのニキビとは違う。
一旦、傷つけて(掻いて)しまえば当分消えないか、一生消えなく成るので、その前に何とかしなければならない。

日本への帰国を待っている余裕はない。で、チェンライ市内のS病院へ行く事にした。

S病院では、赤く腫れている所の皮膚を一部取って、細菌検査などをした後、(多分)痒み止めの注射を打たれた。
治療はこれだけ。
細菌等は居なかったらしい。
後は、日本と同じように塗り薬と飲み薬を貰って終了。

実は、タイの病院に行く時に期待した事がある。
それは、タイの病院は副作用など考えず兎に角、効き目の強い薬、即効性のある薬を使うという話を何処かで聞いた事があった事。

ちょっとぐらいの副作用があっても、顔に赤いブツブツが出来るよりはいい、そう思った。

それが5日前の話。
で、結果。
やっぱり、タイの病院の治療は強力かも知れない・・・。

注射を打たれた後、痒みは止まった。
首と顔(頬と額)の赤い腫れも大分収まった。

今迄も、タイミングで痒みが自然に引いて行ったので、たまたま注射を打った時が、そのタイミングだった可能性もあるが、多分、注射の効果で痒みが引いたのだと思う。プラシボー効果でもないと思う。

ここで、日本(都内の皮膚科の某開業医)とタイ(チェンライの総合病院、S病院の皮膚科)の病院の比較をしてみたい。
(ただし、今回の自分の場合に対してだけの話で、一般的には、という話ではないです)

①治療費、今回の治療(タイ)。診て貰って、細菌検査をして、注射を打って、薬を貰って1370バーツ。約4500円。
前回、腕に痒みが出た時の治療費(日本)。殆ど何も診ず世間話をして750円。薬の値段は不明だが、大体1000円ぐらい。ただし、治療費も薬も国民健康保険の自己負担分の額。

②効果。タイ。今のところ明確な効果あり。
日本。効果なし、或いは自覚できる効果なし。

③待ち時間、タイのS病院。お医者様の診察までは15分程待たされた。細菌検査の結果待ちなどで全体的には2時間ぐらいかかった。
日本の開業医。朝早く起きて、インターネットで予約しても30分~2時間ぐらいは待たされる。
治療自体は2~3分。ていうか、1mぐらい離れた所から腕をチラッと見ただけで、殆ど何もせず。

以下は推測ですが・・・。

日本の治療は、健康保険が普及していて標準的な治療が決められている。どの病院もその基準に従って治療する。
質で儲ける(高額の料金を取る)事が難しいし、客は健康保険で治療を受ける客がいくらでもいるので、病院の方は(特に開業医は)兎に角、質より量で儲けようとする。
医療の質を高めて、顧客の満足を得ようとする考えが余りない。

タイの場合は、病院間の格差があって、保険もごく基礎的な部分(確か30バーツ医療=日本語的に言えば100円医療?)しかないので、儲けようと思えば、医療の質(成果)を高めて、高い治療費を取れる様にするしかない。
そこで、病院間で競争が起こるので、横並びの日本より、病院によってはいい治療が行われる事もある。

そういう事ではないかと思う。
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コメント

相方の場合は水虫ですが、日本の病院でタイで処方されていた薬を伝えた所、
一番強い薬ですよ。これ以上強い薬はありませんと言われたそうです。
相方の場合ですが、即効性ということで他の病気での処方を見ても強い薬が一般的に思います。
但し、副作用もそうですが、この強い薬に病気が耐性を持ってしまったら。。。
と考えると恐ろしく思います。
① すぐに効き目があるタイ方式(副作用?なにそれ美味しい?)
② カラダと相談しながら徐々に効き目のある薬へステップアップしてしく日本方式
どちらも魅力的です^^

ちなみに水虫ですが、再発した時に病院に行く暇がなく酢の中に足を付ければと効果あるよと伝えました。
が、すぐに治るものではないので。。。相方のとった行動は?
トイレにある床を綺麗にする漂泊の洗剤?
これはカビがすぐに綺麗になくなります。相方ヒラメイタ!
これの中に足を付けたら一発で治ったそうです。(でもとても滲みて痛かったそうです)
恐るべし、斜め上を行く思考能力です。
ということでタイ人の場合は、
② 病院に頼らずに身の回りのモノで治すオリジナル方式(死という概念がない)
選択肢の②が違うようです。

タイ人ってリスクを考えない人達なのだと思う。
兎に角、目先の事優先。取り敢えず良ければ、それでいい。
薬は効き目があればいい。副作用は考えない。
借金は返す時の事は考えない。
車の無謀運転。事故を起こした時の事は考えない。
etc・・・。

年令と共に、肌が敏感になっています。かゆい時は、消して掻いてはいけません。

日本のラナケン(塗り薬)でおさまります。その部分の感覚をマヒさせるようです。

私も、何とかそれで凌ぎ掻かなければ、後になりません。

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