チェンライの煙害
2016/03/23(チェンライの煙害)
ちょっとした用事が有って、メーサイへ朝早くに出掛けた。
何時もは9~10時頃起きる自分としては、かなり早く、7時に起きて8時頃出掛けた。
家を出て、車を運転していると遠くの風景が霞んで見える。比較的近くの景色も何となく、はっきりしない。
今朝は早く起きたのでまだ寝ぼけているのか・・・?。
最近、目が悪く成って来たので、霞んで、良く見えなくなったか・・・?。
なんて事はなくて、これは煙害。
チェンライの街の南側30kmぐらい手前の国道1号線
数100m先が霞んでいる。
チェンライの街、センタン・BIG-C付近の国道1号線
街の中も、こんな具合。
センタン(左○)、BIG-Cの看板(右○)も霞んで見える。
この様な現象をヘイズと言うらしい。
ウィキペディアによると、「ヘイズ (haze) とは、現代の気象用語としては、乾いた微粒子の浮遊により視界が悪くなる煙霧を意味する英語だが、伝統的には微粒子により視界が悪くなる現象全般をいう」と書かれている。
また、「なお、東南アジアにおいて越境汚染として問題となっている煙霧について、日本語文献では「ヘイズ」と呼ぶ場合がある」とも書かれている。
「煙の中には微小粒子状物質であるPM2.5やPM10、SO2、NO2、CO、O3などの有害物質を含む。なかでも粒子の細かいPM2.5による健康被害の影響が大きい」とも書かれている。
森林火災や焼畑や野焼き、が主たる原因で、インドネシアやマレーシアが本場(?)らしいが、タイではチェンマイも昔から結構有名だった。
しかし、今年は、タイ最北の県、チェンライの中でも最北のメーサイがヘイズの本場として名乗りを挙げた(?)(そんなもんで、有名にならなくても、いいぞ~)。
兎に角、ここ数週間のチェンライのヘイズ(?)は凄い。それも北に行く程(ビルマに近いメーサイ方面へ向かう程)、酷く成っている様である。
チェンライ空港付近の風景
遠くの木々が煙害の影響で、かげろうの様に、蜃気楼の様に、見える。
左、2016年3月23日撮影、右、2016年2月21日撮影
空港バイパスの北側の終点付近。本来は右の写真の様に見えるハズのチェンライ富士(自分が勝手に命名)も、煙害の影響で全く見えない(写真左)。
メーサイに近付く程、段々視界は悪く成って来る。
メーサイ1
国道1号線沿いから、ビルマとの国境付近の山のある方を見るが、山は見えない(多分)。
(確か、こっちの方角に山が有ったと思うが、見えないので分からなかった)
メーサイ2
田圃とバナナと煙害、如何にも熱帯らしい風景・・・なんて事はない・・・。
自分は、日本では環状8号線沿いに家が有って排気ガス公害の本場に暮らして居たが、タイに来て、今度はチェンライで煙害。
煙草は吸わないけど、煙には縁のある生活をしている様だ。
(煙草を吸う知り合いが、「煙には免疫があるから平気だ」、と言っていたが、ほんまかいな・・・?)
こちらに暮らして居る邦人の中には、チェンライは自然が豊でいい、と思って来た人もいるかも知れないが、こんな地球の果てのような田舎で、日本以上の公害って、なんでやねん。
でも、そういう事とは関係なく、取り敢えず、ポチッ→ 。
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チェンライの煙害酷いですね、私はイサーン在住ですがこんなに酷い煙害は見た事が有りません。
こんなに煙害が酷いとこの時期は日本に帰るか、他の土地に逃げるしか有りませんね。
投稿: K&K | 2016年3月25日 (金) 02時20分
K&K様。
コメントありがとうございます。
この日、メーサイの知り合いに聞いたら、もっと酷い日もある、という話でした。
今年の煙害は特に凄いようで、こんなに酷いのは始めてだ、とも話して折りました。
ビルマの山越えで焼畑の煙が流れて来るのか、中国から来るのか、チェンライの内部に原因があるのか、調べてませんが、兎に角、チェンライは地形が盆地なので、一旦煙が入り込むとなかなか逃げて行かないようです。
今の所、健康上の自覚症状はありませんが、ずっと何か月もこの中で暮らす分けですから、良くないとは思います。
投稿: 迷人 | 2016年3月25日 (金) 14時12分
すでに帰国してますが在タイじの目のショボショボ感はなおりました。
http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj_pm25_asia.html
支那より悪くなってますね。
投稿: ぽん | 2016年3月26日 (土) 17時44分