身の程を知らない人の話(二話)
2016/06/23(身の程を知らない人の話)
チーウィット・タマダー(割とハイソなイメージのあるレストランです)で、奥さんと食事をした帰りの話です。
(尚、チーウィット・タマダーで食事をした話は、次の次の回で、書く予定でいます)
兎に角、身の程を知らない奥さんには、困ったものです・・・。
第一話。
食事が終わって、車で帰る時の話。
赤信号で止まった。
前には、如何にも高そうな、ピッカピカのベンツが止まっていた。
そのベンツのナンバーが、「7777」。
車のナンバーに詳しい(?)奥さんに、「あれ(7777のナンバー)は買ったのだよね」、と聞いたら、奥さん、「多分50万バーツぐらいする」、との話(話しているのが、「奥さん」、ですからそこは考慮して読んで下さい)。
数万バーツはするかも知れないと思ったけど・・・そんなにするんだ・・・。
次に奥さん、王様の息子は、「2222」が好きで、それは買わなくても貰えた、とか、そういう車のウンチクを自慢げに(?)話し始めた。
その後、サラッと言った事が。
ベンツが欲しい。3台目にベンツがあればもう、フェラーリも、ランボルギーニも、要らない・・・だって。
・・・・
オマイは、何を考えているンじゃ(私の、心の声)。シビックとCRVの2台も有れば十分だろ~。
恐ろしい事をサラッと言うなよ。
これ、冗談じゃなくて、多分半分ぐらい本気で言っている。
第二話。
引き続き車で帰る途中の話。
チェンライの街からパーンに帰る途中に警察の検問所がある。
検問はしている時もあるし、してない時もある。
今日は、検問所の前で車が列を作っていたので、多分、検問をやっているようだ。
参考写真。以前に撮った検問所の写真です。ただしこれは、チェンライ方面の行きの検問所。今回の帰りの検問所は、この反対に在ります。
(タイのお巡りさん、ちょっと仮面ライダーみたいでカッコイイな~)
警官の姿が2~3台先に見えて来た時、奥さん、「この車はクルンテープ(バンコク)ナンバーだから大丈夫(検査されない)」、と言っている。
奥さんの考えでは、地元の(チェンライなどの田舎の)車より、「バンコクの車の方が偉い」、「信用がある」、という事に成っている。
(その為に、新車をわざわざバンコクまで買いに行った)(要するに、バンコクの方が何でも田舎より格が高い、という認識です)
なので、バンコクナンバーの車は、(多分)検問されないという事らしい。
しかし、自分の経験上、チェンライナンバーの車より、バンコクナンバーの車の方が目立つので検問に引っかかり易い。
案の定というか、予想通りというか、(検問所の警官の手で)車を止められた。
ほら見ろ、引っ掛かったじゃないか・・・。
しょうがないので、ドアガラスを開けたが、警官はチラッと見ただけで、「行っていい」、と手で合図して来た。
(運転は奥さんで、ドアガラスを開けたのは、運転席側のガラスです)
その後、扉を閉めて直ぐに奥さん、「(自分が)綺麗だから、よく止められる」「警官に色々話し掛けられる」(要するに、警官が綺麗な人と話したいので止められる、と言いたい訳です)。
(さっきのバンコクナンバーの車は止められない、という話は何処へ行っちゃったんだよ)
「綺麗だから止められる」、そんな事あるかい、だいいち、遮光ガラスなので、開ける前に顔など分からないだろ。
で、更に続けて、「私の顔がいいから、警官は問題無い人と判断して(意訳。正確に何と言ったかは覚えてません)、直ぐに、行っていい事に成った」、などと言っている。
また、さっきの、「綺麗だから、色々話し掛けられる」、と矛盾してるじゃないかよ。
兎に角、言っている事がメチャクチャ。何でも自分の都合のいい様に解釈するが、無理矢理過ぎて話の整合性が取れてない。
で、ここは対抗上、自分も奥さんの話に(奥さんのレベルに)付き合った。
「自分の顔が王様(王様の様に上品な顔)だから、警官も悪い人じゃない(これも、意訳)と判断して、通してくれたのだよ」。
(実は、「上品な」というタイ語は知らない。สง่า(サンガー)というタイ語があるが、グーグル翻訳では 「エレガント」と訳される。タイの สง่า の意味は良く分からないけど、エレガントと「上品」とは少し違う気がする)(で、ただ単に、「パパ ナーター(顔) オオサマ」、と言っだけです)
で、「俺だ」、「私だ(奥さん)」、「いや違う」、の繰り返しに成ったのでした。
実は、これ、検問でチェックされた時の、「毎度のお約束」、の様な会話に成ってます。
すいません、しょうもない話を書いて。
でも、ヌケヌケと、自分の事を綺麗だという奥さん、本当にそう思っているようで怖い。
しかも、仮にそう思っていたとしても、普通、あからさまに言うか!。
奥さんのこの自信、一体どこから来ているのだろう。
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タイ人全体としても、自分の事を高く評価する、また、その事をストレートに口にする、傾向は有るようだけど、家(うち)の奥さんの場合は度が過ぎている。
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奥様の自信過剰は相当なものですね!
でもそれぐらいでなければベンツ乗れないのでしょうね!
3台をいっぺんに乗れないので、どう使い分けするのか、聞いてみて下さい。
だけど、そんなの聞いたら買わされるか!
投稿: 成岡卓翁 | 2016年6月26日 (日) 11時15分
成岡卓翁様
「触らぬ神に祟りなし」、というか、「やぶへび」、というか、ベンツの話は極力出さない様にしています。
ま、今回はうっかりベンツ関連の話を、奥さんに振っちゃたんですが。
すかさず、そこを突かれました。
投稿: 迷人 | 2016年6月28日 (火) 15時23分