誕生日にお寺まいり
2016/08/05(誕生日にお寺参り)
今日は何故か自分の65回目の誕生日。
もう65回もやっていれば誕生日だからと言って、別に、どうという事はない。
奥さんにも、娘にもバレない様に黙っていた。
子供じゃあるまいし、今更、誕生日何てどうでもいい。
それに、タイは誕生日の場合、本人が誕生パーティーを主催する変な習慣があって、昔は、良く分からずに、奥さんの一族全員にムーカタなどを奢らされたりしていた。
それで、誕生日は極力目立たない様に・・・。
誕生日のお祝いは、ニフティとソニー損保のメールで送られて来るお祝いだけで十分。
(後からANAのメールも来た)
しかし、流石(?)タイ人の奥さん、しっかりと覚えていた。
で、朝から無理やり(?)お寺に連れて行かれた。
街の北西側にある、ワット・ホイ・パカン。
このブログでも一度紹介している。家からは車で1時間ぐらいの所。
(2015/09/12 の記事 「タイのお寺は目立ちたがり屋(その6)(ワット・ホイパーカン-1)」、など)
ワットホイパカンに上る急坂の手前から、2016年8月5日撮影
お寺に着く頃にはあいにくの小雨模様。
写真は車の中から撮ったもので、ワイパーでフロントガラスに着いた水滴を吹き払った後の一瞬で撮ったが、右側に流れた水滴が写っている。
尚、車をここで止めたのは、この横に、お坊様への土産物売り場がある為。
奥さんが、お土産を買いに行っている隙に、この写真を撮った。
お土産を買って、坂を上る。駐車場に車を止めて、先ずは真っ直ぐお坊様の居るお部屋へ。
お坊様の居るお部屋
先着順で、お坊様へのお土産(お供物?)を渡すシステム。
自分の番が来るまでは、床に座って待って居るが、自分は、正座はちょっと辛い(膝に問題がある)ので、足をちょっと横にずらして、お尻が直接床に着く女座り(何て言う名前か知らない)。
しかし、横のお兄さんを見たら、普通に胡坐(あぐら)だったので、自分もそれに倣って胡坐で待って居た。
自分の番が来て、お坊様の前へ座って(この時は正座)、お土産を渡したり、お辞儀をしたり、拝んだり・・・。
奥さんとお坊様が一言二言交わした後、お坊様が私に向かって、「プート・パサータイ・ダイマイ(タイ語は話せますか)」。自分、「ニッノイ(少し)」。
その後、自分の開いた手に(前の客の仕草を観察していたので、手順は頭に入っていた)何やら書き込むような動作をして(実際には書かない)、健康がどうだ、とか、ビジネスがどうだ、とか、呪文の様なものを唱えている。
自分は普通の日本人なので、こんな事でご利益(ごりやく)など無いのは分かっているが、ここは場の雰囲気に合わせて万事、恭(うやうや)しく。
お坊様は柔和な感じで、悪くは無い。信心がある人なら、ご利益間違いなし、と感じるかも知れない。
呪文(お経?)は、1分ぐらいで終わった。意外と短い。
そうだよな~、次の人が待って居るんだから、そんなに長くは出来ないよな~。
奥さんが、いくら(何バーツ)のお土産を渡したのか知らないけど、時間当たりの単価(収入)としては結構いいものに成る、と推測。
でも、大きな大仏(日本語が変?)とか、9重の塔とか、設備投資や、境内を綺麗に保つ維持費も随分掛かるのだろうから、こんな小口の売り上げでは、全然足りないかも。
大口の寄付か何かが、あるのかも知れない。
(つい最近も大きな大仏を建立しているので、金回りのいいお寺ではありそう)
大仏
2015年9月12日(このブログで、前回このお寺を紹介した)時点では、まだ完成して居なかった(と思う?)。
所で、大仏って・・・男性?・・・女性?・・・。
どうやら、男性にも見えるし、女性にも見える、という存在であるらしい。
でも、この大仏は女性であると自分は見た・・・真っ赤な口紅もしているし・・・。
今、気が付いたけど大仏様の後頭部に四角い穴の様なものがある。これは、もしかして、鎌倉の大仏様のように中に入れるのか・・・?。入ってここから外の景色を眺められるのか・・・?。
今度行った時(どうせ、奥さん、このお寺大好きだからまた連れて来られる)確認してみよう。
9重の塔
大仏と並ぶ、このお寺の2大アトラクションの一つ。
9重の塔の入り口
「幸運舎利塔」、漢字が書かれている、という事は、このお寺中国経由で入った仏教のお寺なのか・・・?。
自分が子供の頃、習った記憶では、タイは南から、日本は中国経由で仏教が伝来したと聞いているが・・・?。
それとも、ただ単に、このお寺の大口スポンサーが中国系タイ人だったのか?。
まさか、将来の中国人観光客の増加を見越して漢字にした分けではないよね(冗談です)。
9重の塔の中1
タイ人、これ好きだね!。金箔の貼り付け。
前回の記事(2015/09/12)では、大きな玉に金箔を貼り付けた玉・・・キン○マ・・・が有ったけど。
9重の塔の中2
ここにも大仏が・・・お顔はやっぱり中国系(モンゴル系にも見える)。
ドラゴン
ナーガ(蛇神様)とドラゴン(龍)の違いって良く分からないのだけど、これは如何にも「ドラゴン」っていう感じ・・・アチョー。
ま、こんな感じで、結構面白いお寺ではある。
思うに、この規模のお寺って、一種のテーマーパークみたいなもので、そう考えれば、ここは良く出来ている。
お寺ランド。
9重の塔がシンデレラ城で、大仏がミッキーマウス。
そういう目で見れば、ここはなかなか良く出来ている。
自分の様な信心のない人間でも、そこそこ面白いと思えるし、宗教的な権威付けがされているので、ちょっとでも、信心のある人なら、より一層感じる物があるのかも知れない。
バックにはヒーリングミュージックが流れていて、一層、雰囲気を盛り上げる。
ここに来て手を合わせるだけで、何か、いい事をした気分にさせられるし、何か、いい事が起りそうな気持にさせられる。
宗教を信じる心が有れば、当然、そうなるが、それ程の信心が無い人でも、テーマパークの雰囲気が、何かいい事が有りそうな「錯覚」を起こさせる。
余談。
観光気分でお参りをするだけなら、宗教もそれ程害を成さないが、自分が宗教に感じる危険、問題点の一つとして、「自分の考えを人に押し付けようとする」「それを組織的に行う」というのが有る。
自分達は神に仕える者→絶対に正しい→その教えに従わない者は従わせるか(布教)、排除する(多くの宗教戦争)。
こういう考えはどうも好きに成れない。
これは、宗教に限らず、例えば、「このルールが絶対正しい」「全員がそのルールに従わなければならない」、なんていうのも嫌いだ。
もっとも、そのルールが絶対正しければ別だけど、世の中には、結構、絶対でないルールを絶対と勘違いして、色々押し付けて来る人が居る。
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「誕生日にクーポン食堂へ」へ続く(予定)
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お誕生日おめでとうございます。還暦過ぎて大きな病いもなく無事お誕生日を迎えられるのはやはりおめでたいことでしょう。迷人様のおっしゃる通り信仰他人から押し付けられるものでもなく、何かの縁でたまたま出逢い自分にとってとてもしっくり心に沁みると言うものかと。この自分にとっては、というところが大事なのかとおもいます。それを忘れると折角の大切な友人も失う怖さが宗教にはあります。タイのお寺の派手な仏様は愛嬌があってこちらもつい笑顔になって拝んでしまいます。今まで何度かコメントさせてもらってますが名無しでは無礼ですので、m子でこれからも投稿させてください。
m子
投稿: | 2016年8月 7日 (日) 20時30分
こんにちわ。還暦を過ぎてからの一年は重そうですね。
打倒? 健さん・文太さん!!
ちなみに、龍は足があり、ナーガ様は足がないのでは??
もっとも、龍は金の玉を持っているので、どちらにしても金玉とは関係がありそうですが。
なにはともあれ、誕生日おめでとうございます。
追伸 『うまい』と『うまみ』 わかったら教えてくださいね。
投稿: aki | 2016年8月 9日 (火) 14時07分
「うまみ」は基本的な味の成分を意味するのでは?
「うまい」は美味しいものを食べた後に感じる味を表す言葉では?
投稿: Q太郎 | 2016年8月10日 (水) 14時02分