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2016年9月24日 (土)

ラーメン屋に成らなくて良かった

2016/09/20(男の料理教室、本日はラーメンと煮豚)

ラーメンは大好きです。作る事ではなく、食べる事が・・・。

今日は毎月1回の恒例の男の料理教室(「暇爺の料理教室」という説もある)。
本日の品はラーメン、ついで(?)に煮豚。

いつもは、10時に食品スーパーのマクロ前に集合のところ、本日は8時マクロ前集合と、いつもより2時間も早い集合。
それだけ、今日の料理は、時間の掛かる過酷な作業という事なのか・・・?。
日頃は9時頃まで寝ている自分としては、今朝は6時半起きとちょっと辛かった。
パーンの田舎からでは、バンドゥーのマクロまでは遠いので、昨夜は市内のコンドーに泊まって、今日の早起きに備えた。

しかし、流石は日本人、毎度の事ながら皆さん時間前にはちゃんと集まる。朝も早よから、皆さんやる気満々、気合充実。
本日は、先生も含めてフルメンバーの6人。
いつもは、誰かしら日本に帰国していたり、どっかの国へ遊びに行ったりしていてる腰の軽い(?)メンバーが多い中で、今回は珍しく全員が揃った。

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C1
豚の皮を剥ぐ

まずは、煮豚の準備から。

先生から、やり方を聞いてやってみると最初はちょっと難しいけれども、少し慣れれば、そんなでもない。
同じ作業に挑戦しているメンバーをみると、結構苦戦している・・・もしかして、自分って才能有るんとちゃう・・・?・・・と思う。
しかし、これは包丁のせいである事が直ぐに分かった。
自分が、使い終わった包丁に変えた途端、へったくそー、に見えたメンバーも、スムーズに作業が進み始めた。

包丁の切れ味の差って大きい。
「弘法筆を選ばず」って言葉があるけれども、「料理は包丁を選ぶ」。

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C2
煮る前の煮豚(す巻きの生豚?)

豚を丸めて、紐できつく縛る・・・どうも、こういうプレーは得意じゃないので、ここは慣れた方にお任せして、自分は見学。

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C3
野菜も色々準備

尚、ここで本日の材料をざっとご紹介。

味噌、料理酒、そばつゆの素、豚の拳骨3本、ラーメンの麺7袋、鶏ガラ3羽、豚三枚肉5kg、ニンニク10個、キャベツ2個、玉ねぎ5個、人参3本、もやし一袋、生姜2かけ、長ネギ一束、白ごま、等をマクロで購入。
他に、醤油、鰹節、昆布、いりこ、ハチミツ、味の素、胡椒、砂糖、胡麻油、など。

野菜の使い方は大きく分けて2通り。
1つは、煮込んで出汁用。もう1つは、炒めてラーメンの具材用。

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C4
スープ作成中1

先程の煮豚もここで一緒に煮込み中。

実は、今日の料理の時間が長かったのは、この煮込みに時間が掛かる事が大きい。

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C5
スープ作成中2

野菜はタップリ入れる。肉も鶏・豚(煮豚も含む)とタップリ入っている。
葱の青い所も、キャベツの芯も、残さず煮込む。

大きなお鍋(?)でグツグツと長時間煮込む。
(ラーメン専用のお鍋らしい)

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C6
スープ作成中3

肉類は少ししか見えないが、野菜の下に入っている。
灰汁を取りながら、兎に角、煮込む。

煮込みが終わったら、このスープを濾しながら別の容器へ移す。
これが、重いし、火傷しそうだし、結構大変な作業の様だった・・・見ていただけ・・・。

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C7
ラーメンの具材の準備

葱、もやし、キャベツ、人参、玉葱、豚ミンチ、など。
奥に有るのが、本日の味噌ラーメン用の特製味噌。

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C8
ラーメンの具材を炒める

まず、豚のミンチで中華鍋に油膜を引いてから野菜を炒める。
次に、野菜と肉などを煮込んで出来たラーメンのスープを、お玉で1杯半、ジュ~~っと、鍋に入れる。

本日のラーメンは味噌ラーメン。
ラーメンの丼に、これも今日作った特製の味噌などを入れて置き、そこに中華鍋から熱々のスープを注いで軽く混ぜると、ラーメンスープの出来上がり。

スープの作成と同時並行で、ラーメンの麺を他のメンバーが茹でている。

程よく茹で上がった麺は、湯切りしてからスープの中に入れ、箸で2~3回引き上げてスープと麺を馴染ませる。
最後に、中華鍋に残っている炒めた野菜などをラーメンに乗せて・・・。

本日の、チェンライ特製(?)味噌ラーメンの完成で~~す。

ラーメンも出来立て、熱々、が美味しいので、メンバー全員の分が揃うのを待たずに、出来た人から順に食べ始める。
タイでは(特にチェンライの様な田舎では)、なかなかいい材料が揃わないので、美味しい日本料理を作るのは難しいのだけど、今日の味噌ラーメンは日本の標準的なラーメン屋さんのラーメンより遥かに美味しい。

好みとしては、自分は、荻窪の春木屋さんの醤油味のラーメンの方が、若干、美味しいと思うけど、今日の味噌ラーメンもそれと殆ど遜色がない。
タイで、チェンライなどという僻地(?)で、普通の日本のラーメン以上のラーメンが作れる、食べられる、というのは結構凄い事だと思った。

このブログで時たま書いている、8番ラーメンのラーメン、他のタイ料理や日本料理もどきの料理と比べれば全然ましだと思うけど、それと比べても遥かに美味しい。

で、味は兎も角として(味そのものは伝える事が出来ないので)、せめて写真でも・・・、と思ったのだが、実は、今日の写真を撮り始めた頃からデジカメに、バッテリー切れの警告ランプが点いていて、いよいよ完成という段になって遂に、バッテリー切れで写真が撮れなく成った。

しかし・・・心配(?)ご無用。
今日は、30人前ぐらいのスープを作ってある。チャーシュー(正確には煮豚)も作ってある。特製味噌も、チャーシューを漬け込んだ特製の醤油スープ(?)もある。
野菜も残してある。
それらを、おみやげに持ち帰って、今度は、(チャーシューを漬け込んだ特製の醤油スープを使って)醤油ラーメンを家で作った。
しかも、今回はチャーシュー入り。
(実は、作った煮豚はラーメンに入れるもの、と思っていたが料理教室のラーメンには入れずに、全てみんなで分けて持ち帰った)

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C9
自家製醤油ラーメン

実はこれ、自分としては、最初に作った味噌ラーメンより、更に、美味しかった。
関東の人間には、味噌より醤油の方が合うのかも知れない。
兎に角、濃厚なスープ。塩分が濃いからスープは全部は飲んではいけないと思いつつ、美味しさに釣られて殆ど全部飲んでしまった。
(血圧が上がるかな・・・)

(本日の味噌ラーメンも、家で作った醤油ラーメンも)本当に美味しいラーメンだった。
でも、作るのは大変だった。

実は、ラーメンを作ったのが9月20日、このブログを書いているのが9月24日と少し間が空いたので全てを正確に覚えていないのだが、大体の工程は以下の様になる。

ラーメンと煮豚を作る工程。

① 豚の三枚肉の皮を剥いで、丸めて、糸でしばる。

② 糸でしばった豚肉、豚の拳骨、鶏ガラ、と、大きく切った野菜やニンニク・生姜などを煮込んでスープを作る。

③ 市販の味噌に色々入れて(実は何を入れたかよく覚えていない)(この工程は見ていただけ)、味噌ラーメンの味噌を作る。

④ 煮込んだ煮豚をトレーに移して、醤油や色々(ここも人任せだったので正確に覚えていない)混ぜ込んだタレに漬け込む。

⑤ 具材用に野菜を切ったり、豚肉をミンチ状にしたり、準備をする。

⑥ 具材を炒める。

⑦ 麺を茹でて、茹で上がったら湯切りをする。

⑧ ②のスープ、③の味噌、⑥の具材、⑦の麺で、ラーメンを完成させる。

材料が種類も量も多いし、形を整える為の包丁作業や、煮込んだり、茹でたり、漬け込んだり、混ぜたり、すり下ろしたり、炒めたり、と工程も複雑で、時間も手間もかかる。
材料の仕入れや、道具の準備(これは、殆ど先生がやってくれたけど)、後片付けの作業もある。
兎に角、朝早くから起きて、それだけでも大変なのに、そのあとも長時間、動き回らなければならなかった。

ここで、思った事。

今日は、初めての経験で面白かったし、美味しいラーメンも出来て良かったけれど、これを毎日やる、ラーメン屋さんは大変だと思う。
営業時間によってはホントに朝早くから、もしかしたら、まだ暗い内から作業をしなければならないし、工程も多いし、商売でやるなら量も多い。
要するにかなり長い時間、頭を使いつつ、動き回らなければならない。これは大変。
自分にはラーメン屋さんは無理だと思った。

今まで、ラーメンなんて、ラーメン屋さんで出来たものを食べるか、自分で作るとしても、スープは粉末状のものをお湯に入れるだけだったので(要するにインスタントラーメンです)、ラーメン作りがこんなに大変なものとは知らなかった。

.で、本日の結論、「ラーメン屋に成らなくて良かった」。

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