日本に居た時に撮りためてあった写真から(大食堂のシステム)
2016/11/01(大食堂のシステムの日・タイ比較)
8日9日と2日間、山梨県北杜市の家へ行った。
途中で、(甲府市の少し先の)双葉サービスエリアで食事をした。その時思った事。
今回は、日本とタイのシステムの違いに注目。
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中央自動車道、双葉サービスエリア、2016年10月8日、午後6時半頃撮影
写真右。コーヒーなどの飲み物の自動販売機が並んでいる。これは、自分から見ると日本らしい風景。
日本とタイ以外の国は知らないが、タイには殆ど自動販売機が無い。
自分が考える理由は3つ。
① 人件費が安いので機械より人手の方が有利。
② 日本ほど、機械文明が発達してないので、自動販売機を作ったり、メンテナンスしたりする技術が足りない。
③ 治安に問題があって、機械が壊されて、中に有るお金などを盗まれる心配が強いため。
他にも何か理由が有るのか、上記の3つ内、どの要素が大きいのかは分からない。
(①~③は推測です)
ただ、自分の様な夜型の人間にとって、夜間、人通りの少ない道にも、明かりの点いた(飲み物などの)自動販売機が有るというのは、嬉しい。
(荻窪の家の隣、5~10m以内にも、自動販売機が4台ぐらいあるので、真夜中に突然ジュースが飲みたくなって買いに行く事もある)
大袈裟に言えば、便利な自動販売機が沢山あるのは、それだけ、高度な文明社会である、という気がする。
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サービスエリアの建物の中
土産物売り場(左)や複数のお店が出店している食堂(右)がある。
(食事用の)テーブルを取り囲むように、複数の飲食店が出店しているシステムは日本は余り無いがタイには多い。
(タイでは)ちょっとしたショッピングセンターには、必ず、といっていいほど有る。
ただし、支払いや注文のシステムは、日本とタイでは異なる。
タイでは、人手でクーポン(金券、または、カード)を売っている窓口がある。
自分が、タイに来たばかりの頃、十数年前は、紙ぺらに金額を印刷したものが主流だったが、今はプリペイドカード方式が主流に成った。
それだけ、タイも進歩した、という事かも知れない。
(タイの場合)注文は、自分が欲しいお店の店頭へ行って、口頭で注文して、クーポン券またはプリペイドカードで支払う。
残金が出た時には、窓口に再び(残ったクーポン券やプリペイドカードを持って)行って、払い戻して貰う。
それに対して日本は↓。
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写真右側は自動発注機
これは(右側)、券売機というより発注機。
注文情報は発券と同時に厨房に流れる(右下の〇)ので、わざわざお店に注文に出向く必要が無い。
機械で、発券したら(注文したら)後は、席に座って出来るのを待っていればいい。
出来たか、まだ出来てないかは、(左上の〇)電光掲示板に表示される。
今回は、甲州名物、「ほうとう(右上〇)」、を注文した(掲示板の156番)。
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テーブル席(写真手前)から見る厨房
注文したら後は席に座って、自分の注文番号の品(今回は156番)が、電光掲示板の「出来ました」、の欄に掲示されるの待って、掲示されたら取りに行く。
お店の側から見れば、注文を取りに行く手間や会計の手間が掛からないので、人手を節約出来る。
注文する側からしても、店頭に出向いて注文する必要がないし、お金のやり取りも最初に確定して終わりなので面倒くささがない。
(スイカだか何かの、汎用のカードでも使えたので、それなら、現金も必要なくキャシュレスで会計出来る)
タイ人の店員て、注文を中々取りに来ないとか、清算したくても、こっちを見ないとか、注文を間違えるとか忘れるとか、結構わずらわしい。
このシステムなら人手を介さないので早いし、間違えが無いので、気が楽。
(回転ずしのチェーン店等にはもっと凄いのも有る。席で1つ1つ端末から注文出来るし、出来た物は電車(など)に乗って来る)
が・・・このシステムをタイに導入するとなると、1つ(?)問題がある。
実は、タイ人って、(日本人の様に)お店で提供されるものだけで満足しない。
「余り、辛くしないで」、とか、「○○は入れないでね」、とか、人それぞれ、結構、我儘(?)なので、決まったものだけで満足出来る日本人と違う。なので、人手を極力介さないこのシステムは無理かも知れない。
ちょっと、前置きが長く成ったけれども、本日の一品は、「ほうとう」↓。
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甲州名物、ほうとう
実は、山梨県って、食事(のおかず)としては、煮貝、を除いてこれと言って旨い物が無い(と自分は思っている)。
(果物は結構美味しい物がある)
しかし、その中では、「ほうとう」は、折角、山梨県に来たのだから、たまには食べたい、と思えるもの。
もしかしたら違うかも知れないけど、自分のイメージとして、ほうとうは、カボチャの入った味噌味の平太麺のうどん。
葱やきのこや山菜なども入っている、胃に優しい、ヘルシーな山の食べ物というイメージ。
この、ほうとうも、カボチャの甘みのする、素朴な美味しさのうどんだった。
食べ終わった後は・・・。
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返却口
使い終わった食器などは、自分で、返却口へ持って行く。
しかも、「お箸等、燃えるゴミは、左側のゴミ箱へ」、の様に客が後片付けの一部を行う。
これも、今のタイ人には出来ない。
タイ人は(日本人ほど)綺麗にする、と言う習慣がないし、第一、怠け者の人達だから、そういう仕事を(多分)嫌がる。
例えば、タイにもマクドナルドがあって、ゴミ捨てBOXもあるが、そういう事をするのは、殆どファラン(白人)か日本人で、タイ人は余りやらない。
実は、半分タイ人に成り掛けている自分も、タイでは、面倒くさくて後片付けをしない事もある。
これに慣れると、日本に来た時に油断すると、そのままにして(後片付けをしないで)帰りそうになる。
注意が必要だ!。
余談。
それ以外に、日本に来た時に注意が必要な事。
① 自動ドアのタクシーで、手動で「バン」、と閉めそうになる。
② 知り合いとの待ち合わせで、きお付けないと遅刻する。
よくあるのは、先程の後片付けを含めて、この3つぐらいかな・・・。
兎に角、たまにタイから来ると、日本の(日本人の)無駄を無くす姿勢、何でもきちんと(規格通りに)やる能力は、凄いと思う。
単に、食堂のシステムだけを見てもそれを感じる。
多分、タイが(タイ人が)日本に、経済的、文化的に追い付く事は、今のままでは100年経ってもない、気がする。
余程の、教育改革でもすれば、追い付く可能性はあるけれども、それを、推し進める人材も居ないように思う。
あと、考えられるケースとしては、日本が落ちていく可能性はあるかも知れない。
ちょっと前の東芝や最近の三菱自動車の経営陣のモラル低下、無責任さ、を見ていると、そういう可能性も感じる。
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