注意、タイでの儲け話、邦人間での金の貸し借り
2016/11/22(注意、タイでの儲け話、邦人間での金の貸し借り)
タイ(チェンライ)在住の邦人の話しで、たまに(?)投資(儲け話)の話を聞く。
土地やアパートに対する投資であったり、飲食店であったり、人材派遣の会社の話とか、他にも色々、どこからそんな話が出て来るのだと思うような話もある。
今、投資をすれば、○○ぐらいの儲けになる、という話。
リスクの話は余り出ない。
「確実性」を強調する為によく出るのは、「人脈」の話。
これこれ、こういう人を知っているから大丈夫、こういうルートがあるから確実、みたいな話。
しかし、こういう話には乗らない方がいい(と、自分は思う)。
「自分のお金で」、事業なり投資をする分には構わない。
(失敗する危険性は大きいが、これは自己責任なので他の人に迷惑は掛からない)
しかし、○○な儲け話があるので一口乗らないか(投資してくれないか)(或いは、金利を払うので貸してくれないか)とか、一緒にやらないか、みたいな話は危ない。
注意を要する点は幾つかある。
① まず、僅かばかりのお金、10万バーツとか20万バーツとかのお金を貸してくれとか、投資してくれ、と言うのが、そもそも怪しい。
チェンライ辺りは高齢者が多い。何か商売や事業を起こそうという人も、若くても40歳以上、大体は50代60代ぐらいの人が多い。
いい歳をして、それぐらいのお金を持っていない、というのがそもそもおかしい。
もし、ちゃんとした資金管理の出来る人、お金を貯めたり増やしたりする事の出来る人なら、それぐらいのお金、数百万バーツくらいのお金は、それまでの人生で蓄えているハズ、持っているハズ。
それが、無い、足りない、というのは、それまでの人生で(色々、やむを得ない事情はあるかも知れないが)お金を稼ぐ事が出来なかった人、或いは、使ってしまったという人。
そういう人が、50歳60歳に成って、一発逆転の金儲けが成功するとは思えない(少しはある?)。
② 自己資金だけでも十分だが、折角の儲け話、知り合いにも分けて上げよう、というなら、それも怪しい。
儲かる事が確実なら、普通、全額自己資金でやるハズ。
余程付き合いが長いか、親密な付き合いなら、そういうサービスもアリかも知れないが、チェンライでちょっと知り合った程度で、そういうサービスをする(される)事は無い、と思った方がいい。
チェンライでの知り合いといっても、知り合って数年(大体こういうケースは1年以内ぐらい、数回から十数回会っただけ)で、「儲け話があるから一緒にやらないか(投資しないか)」と持ち掛けて来る。そんなうまい話は無い(と思った方がいい)。
逆に、付き合いが長ければ、相手の事が分かって来るので、ヘンな話に乗る事は(少)ない。
投資を誘そったり、お金を借りに来たりする方も、それを知っているので、自分の事を知られていない相手、タイに来て日が浅い人などに狙いを定める。
③ チェンライなどの場合、日本人の知り合いは貴重なので、折角知り合った方は大切にしたい。
(自分はそう思う)
ここに、つけ込んで来る。
こういう話を持ち掛けて来る人は、社交的な人が多いので、知り合う機会も多い。
また、紳士的な人が多いので、つい信用してしまうし、気を緩めてしまう。
いい感じの人、というイメージを纏っている事が多いので、親しくお付き合いをさせて頂きたい、と思わせる。なので、10万バーツぐらいなら、と、つい相手の話に乗ってしまう。
④ チェンライ辺りの邦人は、いわば日本から流れて来た人達で、お互いの事をよく知らない人が、寄り集まっている。
なので、麻雀仲間とか、飲み仲間とか、日本人会とか、色々なグループがあるが、その中に、お金の面でちょっと問題のある人が混ざっていても、分からない。
或いは、知っていても、その事を言わない。
自分が、被害にさえ合わなければいい。そういう人でも、一緒に遊ぶ分には問題ないと思っている。
自分が、バンコクでお金を貸して、踏み倒された相手、周りの麻雀仲間は知っていたけど、その事を事前に教えてくれた人は居なかった。
自分が騙されたと知った後で、雀荘の奥様が、「あの人、そうなのよ、教えてあげれば良かったね」、といわれても・・・。
最初に教えてくれよ!。
実は、新しいメンバーが加わった時に、自分もあえて言わなかった。
ある方がメンバーに加わった時に、その方にも、「金を貸してくれ」、という話が行ったらしい。
この方、「いきなり金を貸してくれと言われた」、といって、プンプン怒って、メンバーから出て行ってしまった。賢明な方だ!。
なので、集団の中で信用されている様に見える人でも、お金の面は別、と思った方が良い。
(逆に、それを狙って、カモフラージュで集団に属する人も居るような・・・)
(これは、新たな鴨を見付ける、絶好の場にも成る)
異国の地で、同じ日本人を疑ってばかりいては面白くないので、相手を信頼するのはいいけれど、事、お金に関しては警戒は怠らない方がいい。
少なくとも、知り合ってから1~2年以内の相手には、金は貸さない、絶対に投資話には乗らない方がいい。
(基本的に、どんなに付き合いが深くても、余程の事がない限り、お金は貸さない方がいいと思う。これは日本でも同じ)
⑤ 人の話に乗るにしろ、自分からやるにしろ、ここはタイ、商売をやるには完全なアウェー、タイ語の読み書きも出来ない、タイ人の習慣や法律も分からない。
投資をするには著しく不利な環境にある、という認識を持つ事も必要。
自分は(或いは、日本人は)能力が高いから何とかなる、なんて事を本気で考ているとしたら・・・ワーン・パイ(このタイ語が正しいか否かは知らないが、見当も付かない人は、投資は難しいと思う)
⑥ 仮に、金銭のトラブルとなった場合、タイで日本人が法的に問題を解決するのは、かなり難しい。
タイで邦人間の金銭トラブルが多い理由の一つが、日本でなら、悪い事をすれば、或いは借金を踏み倒せば、法的に裁かれるがタイではそれが無いという事もある。
(多分タイにも、貸借に関する法律は有るのだろうけど、日本人間のトラブルにそれを使うのは実質的に難しい気がする)
逆に、日本でなら、そういう事(借金の踏み倒しなど)をされれば、法的手段に訴える事も出来るが、タイでは、殆どが泣き寝入りになる。
なので、そういう問題のある人が、いつまでものうのうと暮らしている。
しかも、さっきあげた様に、タイの場合、そういう人を邦人間で仲間外れにする、という事を余りしないので、新しい人が来る度に、同じような事をする。
まれに、流石に居られなくなって、他の地域に転居する人は居るみたいですが・・・。
写真が何も無いのも寂しいので↓。
.
マイモーン・ファームカフェにて、本日撮影(2016年11月22日、午後4:30頃)
日本ブログ村のタイ情報にリンクしてます。ポチッとお願いします
.
« 株が上がったけど売り時が分からない | トップページ | 株、今週は予定通り利食い売り »
「タイの日本人、チェンライの日本人」カテゴリの記事
- なぜ海外移住か2(2024.12.10)
- チェンライの邦人同士の交流(2024.12.04)
- 日本人会復活(2024.05.13)
- 餅つきの会(2023.12.23)
- 目出度い話(2023.09.12)
ほんと、参考になりました。
(自分はそんな裕福でもないんで、心配ないかもですが。。。)
私の場合、チェンライはもとより東南アジアでたかられない為に、身なりや、ふるまい(現地人から見た日本人の金持ちオーラのような)は、極力出さない様、がんばってきました。
でも、若いうちはそれでよくても、年をとると、ほんとにみすぼらしいんで、今後はどんな戦略で(笑)いくか思案中です。
投稿: ともJ | 2016年11月24日 (木) 12時39分