初めての稲刈り
2016/12/01(初めての稲刈り)
我が家の裏側は田圃に成っている。
元々は我が家の建つ場所も田圃で、奥さんの希望で自分達が此処に引っ越して来た時に、お婆さん(故人)の田圃を1ライ(1600㎡)分けて貰って、2m程盛り土をして宅地用の土地にした。
なので、家の土地と地続きでお義兄さんの田圃がある。
きょう、ふと、家の裏側を見るとお義兄さん達がここで稲刈りをしている。
機会が有れば、稲作の様子などもブログに書いて見ようと思っていたので、カメラを持って出掛けて行った。
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稲刈り中、チェンライ県パーン郡の某所にある田圃、2016年12月1日撮影
写真手前が、稲刈り中のお義兄さんの田圃。
写真の正面に見えるのが我が家(の裏側)。
写真の右側のバナナの木の更に右側に、お義兄さんの野菜畑が少しある。
家の辺りでは、ほぼ稲刈りは終わっている。ここは遅い方。
刈り取った稲は、取り敢えず、束にしてそこに寝かせる。
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刈り取った稲
自分がカメラを持って近づいて行ったら、お義兄さんが、「写真を撮るの?」、と聞いて来た。
きっと、物好きな日本人だと思ったのだろう。
(タイの珍しい物を写真に撮る事が好き、というのを知っていて、結構、協力的です)
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稲刈りの風景
パラソルの下に飲み物や、お菓子(?)などが置いて有る。
古びた、ラジカセも置いて有って、近づくと大きな音で、バックグラウンドミュージックが流れていた。
きょうは、作業員は全部で4人。お義兄さんのご夫婦と、助っ人の(多分)ご夫婦。
お義兄さんの田圃は小規模なので、機械は使わず手狩り。
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作業中のお義兄さん
近付いて行って、ちょっとやらせて貰った。
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この鎌で切る
鎌は細くて軽い。切れ味は良かった。
最も、乾いた稲だから切れて当たり前だと思うけど。
多分、稲刈りをしたのは生まれて初めてだと思う。
(小学校の頃に、校庭にちょっと稲が植わっていて、実習でやったかも知れないが、よく覚えてない)
という事で、標題の、「初めての稲刈り」、と成った。でも、1回だけ(約10秒)、だけど・・・。
田圃は乾いている様に見えたのだけど、所によっては粘土質の泥水の様に成っていて、サンダル履きで田圃の中に入ったらズブズブと沈み込んで、足はサンダルごと泥だらけに成った。
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粘土状の泥水
サンダルで踏み入れると、ズブッと足首辺りまで沈む。
やはり、長靴(それも相当長い長靴)でなければダメみたい。
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ほぼ刈り取りの終わった田圃
ここは、お義兄さんの隣の田圃。
遠くに、バナナの木が見えるのがタイらしい(?)。
因みに、左側にちょっとだけ見える茶色。
多分、ここを削った土が、我が家の盛り土に成っている。
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作業小屋
お義兄さんの田圃の脇にある野菜畑の中の作業小屋(休憩所?)。
家に戻って、奥さんに、「手伝わないの・・・?」、と聞いたら、「(私は)バンコクの人(コン、クルンテープ)」、「東京の人(コン、トーキョー)」、だと言っていた。
要するに、都会人だから、農作業は出来ません、という意味。
ウソつけ、「昔は、兄弟みんなでやった」って言ってじゃないか・・・。
実は、最初、此処に越して来た時、自分も手伝わされたら嫌だなと思って、「自分は、東京人、都会人、だから農作業は出来ない」、と予防線を張っていた。
きょうの、奥さんの発言は、そのパクリ。
余談1。
お婆さんは元々6ライの田圃を持っていて、昔は奥さんの一族で田圃をやっていたらしいが、今は、一番上のお義兄さんだけが、(1ライは我が家の宅地に成ったので)5ライの田圃で米を作っている。
規模としては小規模農家。
お義兄さんは、農業の他にも運送業のような仕事もやっている兼業農家。
因みに、我が家の1ライの土地は、十数年程前に、30万バーツで買った。
後から分かった事だが、当時の相場の数倍(多分5倍ぐらい)の値段だった。
1ライの土地に2m程の盛り土は5万バーツ。これが妥当な価格なのか、やっぱりぼられた値段なのかは判らない。
5ライの土地の所有権は、お婆さんが亡くなった時に、ひともめ有って、今はどうなっているのか自分は知らないが、実質的にお義兄さんが田圃をやっている。
ついでに、タイの土地の単位。
チェンライに暮らして居る邦人でも知らない人が居るようなので、蛇足ですが。
1ライ=4ガーン=400タランワー=1600㎡。
1ライは40m×40m=1600㎡。
1ガーンは20m×20m=400㎡。
1タランワーは2m×2m=4㎡。
因みに一坪は約3.3㎡なので、タランワーの方が広い。
余談2。
タイの田舎の人の様なのんびりした生活、晴耕雨読の様な生活、自然と共にある様な生活がいいのか、都会でストレスと埃まみれに成る生活がいいのか。
自分は、後者を選んだ・・・というか、生まれ付きそういう環境の所に居た。
人によっては前者の様な、自然と共にある生活がしたくて、チェンライの様な田舎(僻地)に来た人(邦人)も居るようだが、やっぱり自分は、刺激のある都会的な生活の方がいい。
田植えや稲刈りより、麻雀や株の方が面白い。
それに、長閑なように見える農家の生活も、それなりにストレスもありそうだし・・・。
どちらが正しい、とか、どちらがより優れている、というものではないと思うけど・・・。
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