チェンライから日本へ道中記(空港とは並ぶ所と見つけたり)
ちょっと古い話ですが、「チェンライから日本へ道中記」、がまだ終わってなかったので、少し時間を遡って書きます。
2016/12/21(空港とは並ぶ所と見つけたり)
空港とは何か・・・?。
色々な見方があると思いますが、今回は、「空港とは並ぶ所と見つけたり」、というテーマで書きます。
兎に角、空港では行列に並ぶ事が多い。
搭乗手続きカウンターでの搭乗手続きとか、イミグレーションでの出入国手続き自体は、それほど時間は掛からない。
空港で費やす時間の殆どは、(飛行機の到着待ちの時間を除いては)列に並んで待っている時間と言ってもいい。
今回の旅で言えば、ドンムアン空港で、まず最初に並ぶのが搭乗手続き、次にイミグレーション、手荷物のX線検査、飛行機への搭乗待ちの列など。
成田でも、イミグレーション、税関などの行列待ちがあった。
その他にも、預入荷物のX線検査待ち、パスポートコントロールでの入場待ちとか、機内での着席・降機の順番待ち、市内に向かう時はタクシーの順番待ちなども有るが、今回は、それは(殆ど)無かった。
(今回は市内には行かないのでタクシー待ちは無かったが、ドンムアン空港から市内へ行くタクシーは、結構待たされる事が多い。1時間以上待たされた事もある。スワンナプーム空港ならエアポートリンクを使う手も有るが、深夜着では乗れないし、荷物も多いので余り利用した事は無い)
それでは・・・順を追って、それぞれの待ち時間に感じた事などを・・・。
① ドンムアン空港でエアアジア便の搭乗手続き
エアアジアの国際便の搭乗手続きは出発の3時間前から。
いつもは2時間~2時間半ぐらい前に行く事が多いが(割と慎重な性格です、かなり時間に余裕を持って行動する事が多いです)、今回は暇だったので3時間前に行ったら既に長蛇の列が出来ていた。
しかし、まだ3時間前なので搭乗手続きカウンターの所には入れてない。
列は、預入荷物のX線検査の手前から繋がっていた。
その内、搭乗手続きが始まって、先頭から順番に、X線検査→搭乗手続きカウンターと列が動いた。
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エアアジアの搭乗手続きカウンターに並ぶ人達
列は4列か5列の折り返しに成っている。以前と比べて大分黒服は減って来たけどまだ居る。
列に並んで、30分程経った時に大事な事を思い出した。
目薬を点すのを忘れた!。
自分には緑内症という病気が目にあって、1日2回、朝夕に目薬を点さないと眼圧が上がって視野が狭く成る。
別に、1回ぐらい抜かしたってそんなに急に悪くはならないだろうけど、一旦悪く成った視野は元には戻らないらしいので、目薬を点さない訳にはいかない。
しかし、目薬はX線検査を済ませたキャリーバッグの中に有る。
X線検査済みのバッグは、開けられない様に(開けたらわかる様に)切れ易いテープがチャックの所に貼ってあるので、開けたらもう一度X線検査を受けなければならない(多分?)。
さあ困った・・・このまま目薬を諦めて日本まで行ってしまうか・・・折角、並んだ時間は無駄に成るが、一旦、列から外れて目薬を点してからまた並び直すか・・・他にいい方法も思い付かない。
まあ、今回は時間がタップリあるので、折角並んだ時間は無駄に成るけれども、一旦、列から外れて目薬を点してから、再びX線検査を受ける事にした。
で、並び直して、また15分ぐらい経った時、今度は新たに貼ったテープが切れているのに気が付いた。
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X線検査済みのテープが切れている
しかし、此れは「自分のせい」ではない。貼った人が悪い。
どうしようか、ちょっと迷ったが知らんぷりをして、そのまま列に並ぶ事にした。
しかし、この状態でOKなら(荷物を預けられるのなら)もう一度並び直す必要は無かったかも知れない。
キャリーバッグの中はガラガラなので、テープを切って、中の目薬を取り出すのは容易だった。
(X線検査の後、バッグの開け閉めが出来るなら、例えば、チェックされていない手荷物から爆弾を取り出して、預入荷物の中に入れる事も可能だと思うのだけど・・・最も、そういう不審な動きをすれば誰かに気が付かれるか・・・それとも、預けた後で、もう1回チェックをしているのか・・・?)
結局、テープが切れたままでも、何も問題が無かった(何も言われずに、荷物を預けられた)。
今回は、一旦列を外れた事も有って、並んでいる時間の合計は1時間以上掛かったが、遅く成った原因はもう一つ有った(こっちの原因による遅れは小さい)。
20人程前に、困ったお姉さんが居て、搭乗手続きカウンターの前で預入荷物を開けて、何やらゴソゴソ選別作業をしている。
どうやら、エアアジアの預入荷物の重量を20kgで予約してそれをオーバーしたらしい。重量オーバーの分を友人のバッグに移し替えたり、自分の手荷物(手荷物のMAXは7kg)に移し替えたりしている。
自分が気が付いたのは、列の一番前(カウンターに近い列)に来た時なので、それ以前から、その作業(移し替えの作業)をやっていたらしい。
3つか4つしかない手続きカウンターの内の1つが、そのお姉さんのおかげで止まっている。
このお姉さん(20代中頃の(多分)タイ人)、10分ぐらい(最初から見てないので推測)荷物の移し替え作業をカウンターの前で行っていたが、結局諦めて(?)再度、重量を測ったら22.8kgだった。
最初は何キロオーバーしていたのかは見ていないが、相当オーバーしていたと思われる。
こういうのは、如何にも欲張りなタイ人女性らしくて恰好悪いが、それだけでは無くて、後ろに並んでいる大勢の人達の迷惑に成る。
如何にも、計画性の無い、行き当たりばったりのタイ人(女性)らしい。
(家の奥さんも日本に連れて来た時に、重量の事など考えずにバッグに入るだけ詰め込んで持って帰ろうとするので、帰る直前はいつも喧嘩になる)
結局、カウンターの職員に向かって4000バーツ程(?)の現金を見せていたので、追加料金を払う事に成ったらしい。
(現金の受け渡しは確認してないので、その場で払ったのか、何処か別の所で払ったのかは分からない)
因みに、自分は荷物が重く成りそうな時はそれに見合った重量で予約するし、家を出る前に秤りで量って、重量オーバーはしない様にするので、飛行機には国内線国際線合わせて今まで大体250回ぐらい乗っているが、重量オーバーは一度も無い。
(日本との1往復で大体4回飛行機に乗る、それを年に約5回、それを約15年。国内線は飛行機に乗らずにバスを利用する事も有るので、大体250回)
② ドンムアン空港のイミグレーション
搭乗手続きが終わると、(荷物が減るので)少し身軽に成って、今度はパスポートコントロールへ向かう。
稀に、パスポートコントロールで順番待ちがある事もあるが、普通はそういう事はなく、パスポートコントロールの入り口を入ると、直ぐにイミグレーションが有る。
(昔、成田でパスポートコントロールの前で行列が出来ていて、10分ぐらい待たされた事があった)
今回は、外国人用の列には10人程の列が4つ(?)有った。このぐらいの込み具合なら全然問題ない(スワンナプームの方が混む事が多いかも知れない)。
それでも、一応一番短そうな列を探してそこに並ぶ。
ただし、並ぶ時に、一応、危なそうな人が並んでいないかはチェックする。
ここは、ある程度身なりで判断、また、中国系やイスラム系の人の多い列は避ける。
中国系の人は、昔、スワンナプーム空港で中国人の団体さんらしき人達が居て、その後ろに並んだら、一人一人の手続きに凄く時間が掛かる。並んでいる人数も多かったので、1時間ぐらい列に並ばされて、危うく乗り遅れそうに成った事があった。
しかし、今回は何の問題もなく数分で通過出来た。
尚、この辺の行程は写真禁止なので、いつも写真は撮れない。
③ 手荷物検査
ここも、普通は殆ど並ばない。
列が3つ程あるので、人数と、持っている荷物の総量で早そうな列を判断。
今回は、自分(の荷物が)がもう一回X線検査をやらされた。
ショルダーバッグの中に入れていたパソコンと他の手荷物を分けて検査したかったらしい。
そう言えば、チェンライ空港でキャリーバッグのX線検査の時に、中身をチェックされた。バッグの中に入っていた電気髭剃りが気に成ったらしい。
何を検査するか、何が気に成るかはその時々によって違う様で、ペットボトルのお茶が検査に引っかからなかった時もあるし、ベルトを外してチェックしたり、靴を脱がされた(靴をチェックされた)事も有った。
④ 手荷物検査が終われば、後は、搭乗待合室へ向かう通路
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ドンムアン空港、手荷物検査場を出た所
ここまでくればもう安心(?)。
後は、搭乗待合室のゲート(搭乗券の番号で示されている)へ向かうだけ。
時間が有れば、買い物や食事をしてもいい。
(この中は、割と高いので、自分はあんまり買い物はしないけど、たまにはする)
⑤ 搭乗待合室
搭乗待合室に入る時や飛行機に搭乗する時に、若干列が出来て並ぶ(注)事はあるけれども、それは大した問題じゃない。
(注、ビジネスとかファーストクラスといったグレードの高いチケットなら並ばずに済むけれども、自分は殆どエコノミークラス)
⑥ 成田のイミグレーション
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2016年12月22日、早朝、成田空港
成田空港には予定より1時間程早く7時頃着いた。
此処まで来ればもう安心。後は、全部日本。
(本当は、自分は、出発する空港で飛行機に乗った時に一番、「もう安心」、と感じる)
降機する時、飛行機が止まって暫くすると、皆さん一斉に天井の荷物を取り出して、そのまま立って待っているけど、あれが分からない。
どうせ、タラップが繋がって前の方から順番に出て行かないと動けない。ただ立っているだけなのに、結構、立って待っている人が多い。
焦っても、後で荷物の受け取りで待たされる(事が多い)のだから同じなのに・・・?。
自分は直前の列が動き出すまで座っていたいけど、通路側の席だと窓側の席の人がソワソワする(ように感じる)ので立たされてしまう事がよくある。
イミグレーションに向かう通路にも、日本語が溢れているので、外国に居る時の様な緊張感からは解放される。
今回はイミグレも、それ程待たされる事なく通過した。
ここは、外国人と日本人とは窓口が別れるので、ドンムアンのイミグレの様に「危ない人」を気にする必要は無いし、今回は空いていた(殆ど待ち時間が無かった)。
備考。
家族で来た時、イミグレの通過はどおするか。
日本人(自分と娘)とタイ人(妻)と別々に並ぶか、或いは、外国人用の列に家族3人で並ぶか。
正解は分からないけど、家族3人で外国人用の列に並ぶ事が多い。
タイでは、自分(日本人)とタイ人(妻と娘)(娘はどっちの国に行ってもそこの国民なので、手続き上は一番簡単)と別々に並ぶ事が多いが、昔、係りの人に「一緒に並んでいい」、と言われてタイ人用の窓口に3人一緒に並んだ記憶があるが、これも正解は分からない。
⑦ 成田の税関
ここは、並んでも3~5人ぐらいなので、大した事は無いが異常に時間の掛かる人が居る。
これは結構多い。
余りにも沢山の荷物を持っている人は危ない。
今回は、一番短い列が2人並んでいて、そこで待ったのだが、自分の前のお兄さん(推定年齢20代後半、日本人男性)が、税関申告書を無くしたらしくてなかなか終わらない(あんなもの、書いたって1分ぐらいで書けるのに・・・)。
「こりゃダメだな」、と思った自分は隣の列に並び直した。
結果、最初の列で待っていても、並び直しても、同じぐらいだった。
年寄りならいざ知らず、若いのに・・・。
搭乗手続き、イミグレ、税関、どこの窓口でも、つっかかる人が居る。
そういう経験(自分がやった経験)はゼロではないけれども、行列の出来る所では、皆さん他人に迷惑を掛けない様に、もっと注意して事前の準備をして欲しい。
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成田空港第2ターミナル国際線到着出口
で、最後はここ、国際線到着出口(この扉の裏が、税関)。後は電車に乗って帰るだけ。
追記。
搭乗待合室に入ってから、飛行機が着いて搭乗が開始されるのを待つ時間、ターンテーブルで荷物が出て来るのを待つ時間、などを含めれば、「空港とは待つ所と見つけたり」、とも言える。
兎に角、空港での滞在時間の殆どは、何かを待っている時間である事に変わりはない。
このシリーズ(チェンライから日本へ道中記)終わり。
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