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2017年2月 7日 (火)

食卓の国境線(スッパイ)

2017/02/06(食卓の国境線(スッパイ))

先ずは、本日の駄洒落(?)から。

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O23
左、柿。右、ケーン・ノーマーイ・ソとタルタルソース。

夕食に柿が出て来た(左の写真)。1週間程前にBIG-Cで買った柿。

タイでも果物は年々美味しく成って来て、特にリンゴとか柿などは、自分がタイで生活を始めた十数年前と比べれば、随分、甘く・美味しく成って来た様に思う。

写真の柿も、ちょっと熟れ過ぎているが、甘くて美味しい柿だった。

実は、自分は果物の中では柿は2番目ぐらいに好きな果物で、この柿も自分がBIG-Cで見付けて買った柿。
(好きな果物の1番目は枇杷)(ブドウの巨峰とかピオーネも捨てがたい)

食卓に出て来たので、奥さんに、「美味しいよ(日本語)」、と言って食べさせて見た。
(家の奥さん、このぐらいの日本語は分かる)

・・・すると・・・奥さんの返答は、「スッパイ」・・・。

そりゃ~、柿だから、少しは酸味が有ると思うけど・・・酸っぱくは無いと思うけどな~・・・自分も食べて見たが、ちょっと柔らか過ぎるけど、甘くて美味しい柿だ。酸っぱくは無い!。

ここで閃いた。奥さんが言ったのは日本語の「酸っぱい」ではなくて、タイ語の「スッ・パイ」、である事に・・・。


暫くして、娘が食卓にやって来た。

私、「ママはこの柿、スッパイって言っているよ」、と言って娘に味見をさせた。

娘、「・・・酸っぱく、無い・・・」。

私、「ママが言ったのはタイ語だよ」。

ちょっと間を置いて娘、「あ~、ダジャレか~」、と大きな声で笑い出した。

横で聞いている、お母さんは、(父子の会話が)何の事だか分からない。

解説。
สุก(ス)→熟す。มากเกินไป(過度の)のไป(パイ)→過ぎる。
2つ合わせて・・・スッ・パイ→熟れ過ぎている。


次に、右の写真。

左下の白い食べ物、ケーン・ノーマーイ・ソ、と言う(らしい)。

ケーン(汁)・ノーマーイ(竹の子)・ソ(生)、日本語にすればこんな感じのもの。ただし、見た目と違って辛い。

私、「これな~に(日本語)」。

奥さん、「ケーン・ノーマーイ・ソ」、「ノーマーイ・ドン、じゃない(日本語)」。

実は、ノーマーイ・ドン(竹の子の漬物)は自分が最も嫌いなタイ料理(?)の一つで、奥さんもそれを知っているので、「ノーマーイ・ドンじゃない」よ、と付け足したのだと思う。
(ノーマーイ・ドンはメチャクチャ臭い)

食べて見て私、「辛い!(日本語)」。

結構、唐辛子が利いていて辛い。でも、食べられない程の辛さじゃない。ある程度、タイ料理の辛さに慣れて来た自分としては、ギリギリセーフ。

これを聞いた奥さん、「タマダー(普通)」、だって・・・。

(「辛い」という言葉も自分がしょっちゅう使うので、奥さんは理解出来る)

やっぱり、辛さの感覚は日本人とタイ人は違う。


次に、右の写真の右側。タルタルソース。

日本から買って来たキューピーのタルタルソース。
娘は甚く気に入った様で、きょうも玉子焼きにタップリ掛けて食べている。

本当は、揚げ物などに掛けて食べると美味しいのだけど、奥さんの(タイ人の)玉子焼きは揚げ物みたいな物(油を沢山使う)だから、結構合う。

娘、「これ何て言うんだっけ」「タロタロソース・・・?」。

私、「タ・ル・タ・ル・ソース」。

「ル」を強調して教える。多分、子供は2~3回教えれば覚えるので、これで娘の日本語(?)の単語が1つ増えたかも。


それでは、今日の夕食の全景↓。

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O1
本日の夕食

が自分の領域、が奥さんの領域、黄色が娘の領域。

左上から、ラープ・イサーン(豚のひき肉などと唐辛子の和え物みたいな)(奥さんと自分)、ヤム・パック・ヒ(奥さんだけ)、ナス炒め(3人共食べる)、柿(3人)、ケーン・ノーマーイ・ソ(主に奥さん、自分も少し)、アボガド(奥さんは、アボカドォーまたはアホカドォーと呼ぶ)(3人)、油タップリの玉子焼き(3人)、トゥア・ファック・ヤーオ(奥さんだけ)

この中で何が1番美味しかったかと言うと、やっぱり「柿」が一番美味しかった。2番目がアボガド。

アボガドは最近食べる様に成ったのだけど、肝心なのは硬さ。
硬すぎるアボガドは美味しくない。古くて(?)柔らか過ぎるのも嫌なので、適度な硬さのアボガドはホントに美味しいと思う。
今日のアボガドは美味しいアボガドだった。

今日の夕食は、それ程ハッキリとした国境線の無い料理が多かった。

日・タイの混合家族の食事風景、食べ物の好みや会話(言語)、ハッキリと分かれる所も有るけれど、何となく混ざり合ってハッキリとしなく成って来る所もある。境界が曖昧に成っている所もある。
その辺の感じを、伝えたかったのですが、少しは伝わりましたでしょうか・・・?。

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コメント

貴方様のお家ご飯のような国境線は無いですが和洋折衷の何と名づけていいものやら、と思うおかずがたまに食卓に上るときがあります。話はそれますが味に関しては関西と関東ではかなりちがいますね。若い頃夫の仕事で関東に住んでいた時、あの真っ黒いおうどんの味にどうしてもなじめず、里帰りで大阪駅に降り立った時まっさきにきつねうどん食べ涙がでるくらい感動しました。同じ日本人でも味の好みにかなり差があるので、ましてお国が違うと大変だろうなあと想像します。

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