記憶力の低下をカレンダーで補う
よく考えて見ると、子供の頃から記憶力の問題は苦手だった。
理科・数学の問題のように理屈で解ける問題は得意だったのだけど、英語とか国語の漢字とか単に記憶力を問う問題は苦手だった。
数年前からは、母も認知症で記憶力は壊滅状態に陥っているし、どうやら遺伝的に記憶力は弱い家系らしい。
それでも50代ぐらいまでは、そんなに困る事は無かったが、60歳を越えて来ると記憶力の無さが生活する上での障害と感じる事が、「段々」多くなって来た。
記憶力に関連して思うのは、語学力・・・自分の場合、タイに暮らしているのでタイ語力。
これは、平均的に50代までなら覚えられる、上達する、という気がするが、60歳を越えると、なかなか上達はしなくなる(もちろん個人差や努力・生活環境によって差は大きいと思いますが)。
なので、60歳を過ぎてからタイに移住した人や、50代から暮らして居るけれども、奥様が日本語が堪能なタイ人だったりして、本人に(50代ぐらいの邦人に)タイ語を覚えようという気が(少)ない場合、タイで暮らして居るのに殆どタイ語が話せないという人も結構出て来る。
中には、奥様と旦那様の両方共英語が堪能で、旦那のタイ語力が上がらないという方も少しは居るようだが、英語が得意な人はそういう(言語)能力が高い人で、タイ語も出来る事が多い(?)。
自分の場合は50歳ぐらいから本格的にタイに来始めて、最初の頃は少しは勉強したので、多少は話せるけれども、今は、進歩は止まっている。
むしろ、最近は娘と日本語で話すし、時たま通訳などもさせるので、ある意味、便利に成った。
奥さんの日本語力も少し(大分?)上がって来た事もあって、それで、タイ語力の低下を補えるように成った。
今は、家庭で100%タイ語を使う必要の無くなった事と、記憶力の低下が相まって、少しづつタイ語力は落ちて来ている。
(娘とは90%ぐらい日本語で会話。奥さんとは70%ぐらいタイ語で会話)
(英語は、奥さん・娘とも2~3%ぐらい)
あと、記憶力が落ちたと感じるのは、人の名前と顔を覚える事が苦手に成った事。
会社に居た頃は、顧客の所に行って何人も紹介されても、必死で覚えて、頂いた名刺に後で顔などの特徴(推定年齢とか眼鏡とか髪の毛の多寡とか顔の長短とか)をメモしたりして何とか成った。
しかし、今は、新しくお会いした人と自己紹介などをやっても、直ぐに(例えば数時間後に)、さっきのあの人何て言う名前だったけ、いくら考えても思い出せない事がある。顔が浮かばない時もある。
まあ、仕事で覚える時とは違って、多少真剣さには欠けるけれども、昔ならもっとちゃんと覚えられたハズなのに、と思う事も多い。
(仕事をしていなくても、チェンライでは意外と、日本人同士という事で自己紹介をしあう機会が多い)
記憶力の低下は事実として認めるしかないので、忘れてならない事は文書等で記録を残して記憶力の低下を補う事が多く成った。
忘れてはならない事をノート等に書いて置くのは、別に小学生ぐらいの時からしている事で、歳を取ったから始めた分けではないが、ちょっとした事でもメモを取るなど、その対象・方法が大分違って来た。
因みに、自分の場合、大事なものの記録として、3つのノートを使い分けている(以下、使用頻度の高い順に)。
① 支出記録簿&行動メモ
1年程前までは、単に、支出記録簿(要するに家計簿みたいなもの)だったのだが、それだけだと、どういう状況で支出したのか思い出せない事が多く成ったので、その日の主なイベントなどもメモる様にした。
(例えば○○で麻雀をして、いくつ勝ったとか、誰とやったとか)
実は、このブログで、○○で食事して何バーツ使ったなどというのも、領収書を見る事の方が多いけれども、この記録を見て書く事もある。
② 資産管理表
主として株の売買の記録を色々な形式(銘柄別とか日付順とか)で纏めてある。
今は、ネット上に登録してあるデータを見て管理したり、作戦を立てる事が多いけれども、原簿みたいな意味と、大局的な判断をする時に使うには、紙媒体の方が使い易時もある。
③ 予定表
項番を連番で振って、しなければならない事を箇条書きにしたノート。
例えば、「2017年、確定申告」とか、「○月○日、目の視野検査」とか、「母の介護計画の打ち合わせ日を決める」とか、いった感じのもので、しなければならない事が出来た時にメモっておくか、思い付いた時に、した方がいい事をメモっておく。
主に、日本での作業を書いて置いて、やり終わったら消込して行く。
例えば帰国してタイに戻った時に、「あっ、住民票を取って来るのを忘れた」、とか重大なミスを起こさない様に、日本でやるべき事を事前に、或いは、そういう事象が発生した時に、漏らさず、項目として挙げて置けば、少なくとも、「やり忘れる」、という事はかなり防げる。
この他にも、数冊、大切なノートや手帳は有るのだけどそれは省略。
で、やたら長い前置きだったけれども、ここからが今回の標題にある本題。
「記憶力の低下をカレンダーで補う」、という話。
自分の部屋の目立つところにカレンダーが置いて有る。
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家のカレンダー
日本から買って来たカレンダー(約1300円)で、色々な予定が書き込めるように、日毎の余白の大きいカレンダーを選んで買って来た。
写真の付いているカレンダーの方が多いけれど、今の自分にとってはこっちの方が実用的でいい。
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先月の使用済みのカレンダー(ブログの写真用に1回切り離したものをくっ付けた)
色々なイベント(麻雀とか飲み会とかチェンマイ領事部へ行く日とか)を書き込んで置いて、いつでも直ぐに見れるので、忘れる心配がない。
以前は、こんなもの無くても、困らなかった様な気がするが、今はこれが無いと、人との約束も出来ない。
少し困るのは、同じ様なカレンダーがパーンの家と街のコンドミニアムと、日本の家に置いて有るので、移動すると予定が分からなくなる事がある。
例えば、コンドミニアムに居る時に電話が掛かって来て数日後の予定を聞かれても、スケジュールが頭に入ってなくて即答出来ない時がある。
(大体、タイに居る時のスケジュールはパーンの家のカレンダーに書き込むので)
日本の家のカレンダーには、横にサインペンが吊るしてあるので、書き込みは更に便利。
気に成る事が有った時に、ちょこっとメモれる。
以前は、ノートの予定表(③)に書いたのだが、カレンダーの方が日付の位置関係が一目で分かるし、ノートだと何処にあるか捜さなければならない事もあるが、カレンダーなら自分のへやに居れば、そこを見れば直ぐに分かるので、全然便利。
(スマホ等のスケジュール管理よりも、手書きの出来る紙媒体の方が自分は使い易い)
因みに、日にちの上の方の3桁の数字は朝量った体重(只今、ダイエット中です)。
毎日2つある×印は、朝と夜に、眼圧を下げる目薬を点したマーク。
(2年程前までは、目薬を点したか点さないかなんていう事は、メモなど取らなくても覚えていられたけど、今は、忘れる時がある)
(まだ、ご飯を食べたか食べないかは分かるけれども、その内、それも分からなくなるのかな~) (-_-;)
兎に角、歳を取ると色々な障害(?)が出て来ます。
困った、コマッタ、こまどり姉妹。まいった、マイッタ、マイケルジャクソン。
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