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2017年5月10日 (水)

タイに来た頃の情報収集(本)

2017/05/10(タイに来た頃の情報収集)(本)

十数年前、タイで暮らして見ようと思った頃から実際にタイに暮らし始めた頃、タイとはどんな国なのか、タイ人とはどんな人達なのか、をより早く知ろうと思って何冊かの本を読んだ。

勉強をする、という程大袈裟なものではないが、自宅のある荻窪の駅前の本屋や、神田神保町のアジア文庫(確かこんな名前だったと思う)、一時アパートを借りていた成田の本屋や、バンコクに来てからはスクンビット33の東京堂書店や伊勢丹のあるビルの紀伊国屋書店などで、タイ関連の面白そうな本を見付けてはよく読んでいた。

これが、結構役に立った。

タイの事、タイの人達の事を知ろうと思えば、実際にその中に入って、話して、経験を積んで行くのが一番だが、事前に基礎知識(?)が有るのと無いのとでは、そのスピードに大きな差が出る。

先入観は、時としてその本質を見誤る危険は有るが、自分の場合、タイ人を理解する為に本で読んだ基礎知識は大いに役に立った。

外国(人)を知ろうと思った場合、そのスピードは大事だと思う。特に自分の場合、50歳ぐらいからタイの暮らしを考えたので、モタモタしていては、(大袈裟に言えば)寿命が尽きてしまう。ここは、暮らすに値する所なのか、そうでは無いのか、を早急に判断する必要が有った。

また、これは少し経ってから気が付いた事だが、知識としての理解と感情としての理解にはかなりギャップがあるという事。
日本人とタイ人の様に、その生活環境や価値観の相違が大きい場合、知識としては、「そういうものなのか」、と思えても、感情としては、「それはおかしいだろ~」、と思う事が良くある。

タイ人にとっては、「マイペンライ(問題ないよね)」でも、日本人にとっては「問題あり」、の場合が多い。
こういう時、本で読んだ知識が役に立った。タイ人とはこういうものなのだ、しょうがないか、というように。

更に、事前に知識があれば、問題が起きる前に問題を回避する事だって出来る。問題が起こらない様に先回りして、手を打つ事だって出来る(事もある)。

奥さんとの結婚をするに当たっての約束、「親兄弟に経済的援助はしない」、「借金をしてはいけない」、などの取り決めは結構役に立っている気がする(余談1参照)。
これも、タイ人の嫁さんを貰うと一族の面倒まで見なければならなくなる、とか、タイ人は平気で借金をする、とかいう事前知識が有った為、先手を打つ事が出来た。


それでは、前置きは、これぐらいにして、自分がタイに来始めた頃読んだ、タイ関連の本を箇条書きで、ご紹介。

① タイスタイル

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G1
タイスタイル

前川健一著 講談社文庫 2001年3月発行

タイに関する雑多な事柄が、食事、衣服、交通、習慣、モノ、住まい、建築物、などに分かれて、各テーマで10~20話ぐらいの項目に分かれて書かれている。

タイの生活様式を大雑把に(一部詳しく)知る為に、非常に参考に成った。
タイに来始めた、ホントに最初の頃には、何度も読み返していた。
自分が参考にしたタイ関連の本の中では、沢山ある中でも、最も印象に残っている本。


以下、何冊か、自分が参考に成ったと思った本の紹介をしたいと思いますが、1回の記事で書くには量が多いので、「② 死ぬなら今」、以降は次回、「タイに来た頃に参考にしたタイ関連の本」へ続く。


余談1。

約束しても守らないのもタイ人で、例えば、「借金をしてはいけない」、という取り決めに対し、ある時、自分が日本に行ってタイに居ない隙に、奥さんがどおしてもお金が必要な時があったらしくて、その時、金のネックレスを質に入れた。

自分が買って上げたネックレス、質流れにするのは勿体ないと思い、タイに戻ってから受け出したが。
結局、その間の高い金利を自分が負担した事に成った。こういうのが一番バカらしい、無駄なお金の使い方。

奥さんが言うには、買い戻し条件付きの売り、なので借金をした事にはならない、と主張したが、借金と同じ事。

詳しくは聞いて無いが、この時、(2番目の)お義兄さんにお金が必要だったらしく、お義兄さんのバイクを奥さんがそのお金で買い取った。
飾りが色々付いているキラキラしたバイクで、奥さんは改造に要した費用も含めた値段で買い取ったらしい。
普通は中古車なら新車より安いのが当たり前だが、新車価格+改造費で買ったらしい。

この時、自分が日本へ帰国する前に、お義母さんやお義父さんにも、お義兄さんのバイクを買ってやれと盛んに勧められた記憶が有る。なんで、そんな事、「他人」に指図されなければならないのか、と思った。

この時は、なにか、よっぽどお金が必要な事情が一族に(或いはお義兄さんに)有ったらしい。

だから、「借金をしてはいけない」、とか、「親兄弟に経済的援助はしない」、という取り決めは完全に守られている訳ではないが、かなりの効果は出ているとは思う。

兎に角、奥さんが何か言い出した時の、口封じ、正当な理由には成っている。


余談2。

タイに来始めた頃、本以外で、情報を集める為に使ったものとしては、ネットでタイ関連のブログを見たりもした。

また、タイ好きの知り合いからの情報(情報交換)とかも、初期の頃は非常に役に立った。

未だに満足に話せないけれども、タイ語の勉強(主にCD、バンコクでは半年ほど学校にも通った)も、タイ人の中に入って行くツールとしては大変役に立った。

神田のアジア文庫でタイのビデオを買って来て見た事も少しは役に立っている。
(クーカムとか、チンタラーさん主演の映画を4~5本見た)


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コメント

タイで幸福に暮らしたいのであれば、なんの知識もいりません!ただひたすら耐えるのみですね。ここで名言を一つ、「嫁や親戚と喧嘩してる暇は無いの、だって嫁を愛するのに忙しいから。」

----- 迷人の一言 -----

お幸せに。

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