タイに来た頃に参考にしたタイ関連の本
2017/05/13(タイに来た頃に参考にしたタイ関連の本)
「タイに来た頃の情報収集(本)」、の続きです。
② 死ぬなら今 & タイ人になろう
.
左、死ぬなら今。右、タイ人になろう。
死ぬなら今 坂田米夫著 四谷ラウンド 1999年4月発行
タイ人になろう 坂田米夫著 四谷ラウンド 2000年2月発行
パヤオ出身の奥様と結婚された作者のタイでの(主にチェンマイでの)生活が書かれている。
本来の題名は、「婿殿のチェンマイ日記」、で、「死ぬなら今」、「タイ人になろう」、は副題のような感じ。
「死ぬなら今」、なんて、ちょっと怖そうな題名だけれども、これは洒落で付けた題名らしい。別に怖くはない。軽妙なタッチで奥様との生活が綴られている。
この本は、非常に参考に成った。自分が読んだタイ関連書の中では1番参考に成った。
この本の中に出て来る奥様の行動、性格が正に家(うち)の奥さんとそっくりで、もう一人の(自分の)奥さんを見ているような感じだった。
この奥様が、パヤオ出身で、家(うち)がチェンライ出身と隣県で、タイ人の中でも似た様な県民性を持っているのかも知れない。
日本人の婿に対する一族の反応も、家の一族と似た様なところが多かった。
自分は、この本を、奥さんと結婚をする前に読んでいたので、タイ人と結婚すると苦労する点(注)が大体頭に入っていたのは大きかった。
(注) タイ人(の田舎の人)と結婚すると苦労する点・・・一族との付き合い、ちゃんとした説明をしない、結婚やタイ人のビザなど手続き上の問題(ビザの問題は今はかなり緩和された)、金使いの粗さ(考えない点)、等々。
なかでも、奥様が旦那様に断りもなく、「ベンツを買った」、くだりは家(うち)でも、直ぐにでも起こりそうな事だったので、奥さんには、「ベンツなんか買わないからね」、と強く念を押す事に成った。
自分のブログで、「奥さんの(タイ人の)こんな所が困った」、と書いた部分には、この本にも(似た様な事が)書かれていたものも多い。
こういう記事は、「全く同感」、「家(うち)も同じ」、というような賛同のコメントを頂く事が多い。
タイ人の(特に田舎の)奥さんを貰った者にしか分からないものがある。実際の経験から書かれている事柄は説得力がある。
この作者の、タイ人を監察する力には鋭いものがあると思った。
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極楽タイ暮らし、タイ極楽ガイド、新・好きになっちゃたバンコク
タイ極楽ガイド 青山正明・吉永嘉明著 宝島社 2000年8月発行
極楽タイ暮らし 高野秀行著 KKベストセラーズ 2000年10月発行
新・好きになっちゃったバンコク 下川裕治著 2001年5月発行
発行年月が2000年頃が多いのは、この頃がタイに来始めた頃、或いは、タイに来始める少し前なので、タイ関連書を読み漁っていた時代だから。
この中では、高野秀行さんの「極楽タイ暮らし」、が一番印象に残っている。
20ぐらいのテーマ別にかかれていて、例えば、「迎えをすっぽかされたゲリラの長老」、などの話が印象に残っている。
「何事も中身より形から」、「知るとガッカリ微笑みの秘密」、「移り気で執着心のない人々」、「男らしさなんていらない」、「お金持ちはハンサムだ」、「青年の主張なし、論理的思考なし」、「エロい日本人、グロいタイ人」、「ピーが出るぞ」、など、どのテーマもタイ人の事を鋭く捉えていて、その後の自分のタイ人に対する見方に大きな影響を与えた。
(指摘されているタイ人の特性が正確で、タイ人と関係して行く上で役に立った)
下川裕治さんは、前川健一さんと並んで、自分がタイに来始めた頃の、「タイ通」、としては双璧だった人で、何冊かその著作を読んだ。
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水野うしおさんの著作物各種
水野うしおさんはチェンライ在住で、色々の本を読んでいると、どうやらパーンの(自分の)家とチェンライの街の中間辺りにお住まいがあるらしい。
最近では北タイのフリーペーパー、チャーオのコラムを書かれているが、どれを読んでも面白い。
軽いユーモアと、ちょっと皮肉っぽい塩味が効いていて、印象に残る面白さ、病みつきになる面白さがある。
タイの人達に対する分析力も鋭い。
娘さんが居る事も家(うち)と同じなので、余計興味深い。
面白いので、バンコクの東京堂書店や紀伊国屋で、よく買って読んだ。
家も近い様なので、一度お会いして、話を伺ってみたいと思っているが、そういう機会はない。
何冊も読んでいるし、内容も面白く、ために成ったので、自分のブログもかなりの影響を受けている。
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フリーペーパーのDACOとその中に書かれてあった曼谷シャワーの単行本
バンコクに居た頃(十数年前)はフリーペーパーもよく読んだ。
その中では記事の面白さで、DACO、が飛び抜けていた。
写真の様な細長い物から、ある時期から形が変わったが、自分は細長い時代の頃の方が面白かった様に思う。
その中でも、下関崇子さんの、「曼谷シャワー」、が面白かった。
曼谷シャワー 下関崇子著 平安工房 2007年発行
DACOに2001年3月から2005年6月までに連載されたコラムを編集して出来た本。
このコラムの良かった点は、まずは面白い。
自分の知らない事が書かれていて興味を引かれる所も有るが、もしかしたら自分にも有りそうな事が書かれていて興味を引かれる所もある。
しかし、最大の特徴は、兎に角、読みやすい、理屈っぽさが無い、分かり易い、ユーモアのセンスがいい。
自分の文体は、(以前システム分析の仕様書やマニュアルを書いていた関係で?)理屈っぽい所があって軽快でない。
なので、この「曼谷シャワー」のような軽快な文体や、水野うしおさんの、ユーモアとちょっぴり皮肉交じりの軽妙な文体に、自分のブログも近付けられたら、と思っている。
まだまだ、紹介したい本が有るのですが、長く成ったので以下次回。
日本ブログ村のタイ情報にリンクしてます。ポチッとお願いします
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「タイに来た頃の情報収集(本)」、の続きです。
② 死ぬなら今 & タイ人になろう
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左、死ぬなら今。右、タイ人になろう。
死ぬなら今 坂田米夫著 四谷ラウンド 1999年4月発行
タイ人になろう 坂田米夫著 四谷ラウンド 2000年2月発行
パヤオ出身の奥様と結婚された作者のタイでの(主にチェンマイでの)生活が書かれている。
本来の題名は、「婿殿のチェンマイ日記」、で、「死ぬなら今」、「タイ人になろう」、は副題のような感じ。
「死ぬなら今」、なんて、ちょっと怖そうな題名だけれども、これは洒落で付けた題名らしい。別に怖くはない。軽妙なタッチで奥様との生活が綴られている。
この本は、非常に参考に成った。自分が読んだタイ関連書の中では1番参考に成った。
この本の中に出て来る奥様の行動、性格が正に家(うち)の奥さんとそっくりで、もう一人の(自分の)奥さんを見ているような感じだった。
この奥様が、パヤオ出身で、家(うち)がチェンライ出身と隣県で、タイ人の中でも似た様な県民性を持っているのかも知れない。
日本人の婿に対する一族の反応も、家の一族と似た様なところが多かった。
自分は、この本を、奥さんと結婚をする前に読んでいたので、タイ人と結婚すると苦労する点(注)が大体頭に入っていたのは大きかった。
(注) タイ人(の田舎の人)と結婚すると苦労する点・・・一族との付き合い、ちゃんとした説明をしない、結婚やタイ人のビザなど手続き上の問題(ビザの問題は今はかなり緩和された)、金使いの粗さ(考えない点)、等々。
なかでも、奥様が旦那様に断りもなく、「ベンツを買った」、くだりは家(うち)でも、直ぐにでも起こりそうな事だったので、奥さんには、「ベンツなんか買わないからね」、と強く念を押す事に成った。
自分のブログで、「奥さんの(タイ人の)こんな所が困った」、と書いた部分には、この本にも(似た様な事が)書かれていたものも多い。
こういう記事は、「全く同感」、「家(うち)も同じ」、というような賛同のコメントを頂く事が多い。
タイ人の(特に田舎の)奥さんを貰った者にしか分からないものがある。実際の経験から書かれている事柄は説得力がある。
この作者の、タイ人を監察する力には鋭いものがあると思った。
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極楽タイ暮らし、タイ極楽ガイド、新・好きになっちゃたバンコク
タイ極楽ガイド 青山正明・吉永嘉明著 宝島社 2000年8月発行
極楽タイ暮らし 高野秀行著 KKベストセラーズ 2000年10月発行
新・好きになっちゃったバンコク 下川裕治著 2001年5月発行
発行年月が2000年頃が多いのは、この頃がタイに来始めた頃、或いは、タイに来始める少し前なので、タイ関連書を読み漁っていた時代だから。
この中では、高野秀行さんの「極楽タイ暮らし」、が一番印象に残っている。
20ぐらいのテーマ別にかかれていて、例えば、「迎えをすっぽかされたゲリラの長老」、などの話が印象に残っている。
「何事も中身より形から」、「知るとガッカリ微笑みの秘密」、「移り気で執着心のない人々」、「男らしさなんていらない」、「お金持ちはハンサムだ」、「青年の主張なし、論理的思考なし」、「エロい日本人、グロいタイ人」、「ピーが出るぞ」、など、どのテーマもタイ人の事を鋭く捉えていて、その後の自分のタイ人に対する見方に大きな影響を与えた。
(指摘されているタイ人の特性が正確で、タイ人と関係して行く上で役に立った)
下川裕治さんは、前川健一さんと並んで、自分がタイに来始めた頃の、「タイ通」、としては双璧だった人で、何冊かその著作を読んだ。
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水野うしおさんの著作物各種
水野うしおさんはチェンライ在住で、色々の本を読んでいると、どうやらパーンの(自分の)家とチェンライの街の中間辺りにお住まいがあるらしい。
最近では北タイのフリーペーパー、チャーオのコラムを書かれているが、どれを読んでも面白い。
軽いユーモアと、ちょっと皮肉っぽい塩味が効いていて、印象に残る面白さ、病みつきになる面白さがある。
タイの人達に対する分析力も鋭い。
娘さんが居る事も家(うち)と同じなので、余計興味深い。
面白いので、バンコクの東京堂書店や紀伊国屋で、よく買って読んだ。
家も近い様なので、一度お会いして、話を伺ってみたいと思っているが、そういう機会はない。
何冊も読んでいるし、内容も面白く、ために成ったので、自分のブログもかなりの影響を受けている。
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フリーペーパーのDACOとその中に書かれてあった曼谷シャワーの単行本
バンコクに居た頃(十数年前)はフリーペーパーもよく読んだ。
その中では記事の面白さで、DACO、が飛び抜けていた。
写真の様な細長い物から、ある時期から形が変わったが、自分は細長い時代の頃の方が面白かった様に思う。
その中でも、下関崇子さんの、「曼谷シャワー」、が面白かった。
曼谷シャワー 下関崇子著 平安工房 2007年発行
DACOに2001年3月から2005年6月までに連載されたコラムを編集して出来た本。
このコラムの良かった点は、まずは面白い。
自分の知らない事が書かれていて興味を引かれる所も有るが、もしかしたら自分にも有りそうな事が書かれていて興味を引かれる所もある。
しかし、最大の特徴は、兎に角、読みやすい、理屈っぽさが無い、分かり易い、ユーモアのセンスがいい。
自分の文体は、(以前システム分析の仕様書やマニュアルを書いていた関係で?)理屈っぽい所があって軽快でない。
なので、この「曼谷シャワー」のような軽快な文体や、水野うしおさんの、ユーモアとちょっぴり皮肉交じりの軽妙な文体に、自分のブログも近付けられたら、と思っている。
まだまだ、紹介したい本が有るのですが、長く成ったので以下次回。
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中々研究されていたのですね。私も相当本を買って読みました。一番高価なのは、タイ事典(2009年発行)です。その他タイ仏教入門(初版1991年)、カルチャーショックタイ人(1997年発行)、金なし、コネなし、タイ暮らし!(2005年発行)等など。それにしていも実践あるのみです。
貴殿は蔵書をタイまで持って来ておられるのですね。私は来年移住する時に本とCDとアルバムを持ってくるべきか悩んでいます。CDは一寸づつチェンライに来るときに持って来ていますが?
投稿: 成岡卓翁 | 2017年5月14日 (日) 11時45分
日本で楽しく読ませて頂いています。
タイ関連の書籍
大変参考になりました。
投稿: えむえむ石 | 2017年5月14日 (日) 22時14分
近い将来にタイ移住を予定していますが,いつも「チェンライ雑記帳」でタイでの生活を楽しく参考にさせてもらってます。さっそく先日の「タイスタイル(様式)アマゾンで発注しました。読み終わりましたらこれらの本も読んでみようと思います。
投稿: kaz | 2017年5月15日 (月) 12時24分
私の妻は山岳民族の出身なので一族との付き合いが非常にむずかしく、言葉もタイ語とちがうので大変です。
投稿: オボー | 2017年5月15日 (月) 13時53分