病気に成ったらどうするか(日本かタイか)
2017/08/05(病気に成ったらどうするか)(日本かタイか)
こんなコメントを頂きました。----------------------------------------------------
チェンライのように田舎で暮らすのは精神的には良いのですが病気になった場合 困るのではないのですか。
そこのところは どうされているのかお聞かせください。
タイ語が出来ても医学用語までは難しい。
長期的な病気になったら進行して死ぬのを待つとかしか方法がないのですか。
まさか祈祷してもらうとか そう言う方法で治すのでしょうか。
年を取れば日本にいても受診科目が増える。
最近は医者は患者に病気のことをよく説明してくれるのでありがたいのですがタイの田舎ではどうしたものか。
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タイで暮らしている、或いは、タイで暮らす事を考えている人にとって、この問題に関心のある方は多いと思います。
自分にとっても大きなテーマなので、1本の記事にしました。
流石に祈祷は無いです。
たまに本などで、タイでは祈祷をして病気を治す、なんて話が書かれていますが。
少なくとも、自分の知っている範囲(奥さんの一族)では無いです。
寺院に行った時に無病息災を祈願するぐらいの事は有るかとは思いますが。
自分は、そういう類のもの(神とか仏とかアラーとか)は作り話だと思っているので、基本無いです。
で、何処で治療するかですが、基本、日本で治療する積りで居ます。
これは、あくまで自分の場合で、チェンライの邦人では(かなり?)少数派だと思います。
今でも、目と頭皮の治療は3ヶ月に1回ぐらい、日本の病院へ通っています。
健康診断も毎年、日本で行っています。
歯科にも2年に1回ぐらいは、日本で昔からお世話に成っている歯科へ行きます。
これは、今は、色々な理由で定期的に日本に帰国しなければならない事が有って、住民票も日本に置いて有るので、国民健康保険(注)にも加入している、という事情もあります。
(注)
国民健康保険は海外でも使えるが、手続きが面倒。
バンコクのバムルンラート病院などは病院のスタッフが有料で日本の国民健康保険用の書類を作ってくれるが、それでも、直ぐに受け取れなかったり、日本での申請は自分で区役所まで行かなければならない等、かなり手間の掛かる作業に成る。
チェンライの病院では、自分で、「こういう書式の書類を作って下さい」と依頼して、日本語訳(原文は英語)も付けなければならないので、更に面倒。
以前は、区役所で貰った国民健康保険の申請用紙を持って来ていたが、今はもう無い。
(注、終わり)
コメントでご指摘の様に、確かに、言葉の問題は大きい。
歯科など、かなりの痛みを伴う可能性が有るので、微妙な意思疎通が図れない外国での治療は怖い。
なので、歯科は日本で行く事にしている。
健康診断も結果の説明が聞きたいので、タイ語(或いは英語)では、細かい所が分からない。やはり、医師と直接日本語で話せるというのは大きいので、日本で行く。
治療(或いは検査)は日本の方が安心だし、仮に、高度な医療技術が必要という事なら、日本の方がレベルが高い事も多いだろうし、病気の治療(or検査)という点では日本の方がいい。
しかし、今現在はチェンライで暮らして居る分けで簡単に日本との行き来は出来ないし、チェンライでの生活との兼ね合いもあるので、医療の事情だけで、「日本」、とは決められない。
医療は基本は「日本で」、の積りだが、緊急の時はチェンライの病院になる。
まあ、入院や手術を必要とする様な病気には、チェンライに来てから罹った事は無いが、日本への帰国日が待てなくてチェンライの病院へ行った事はある。
(入院は食中毒でバンコクのバムルンラート病院に入院したのが、生涯で1回だけ。幼稚園以下の事は記憶にない)。
チェンライの病院では、シーブリンとかオーバーブルックとか、邦人の間にも好みが有って、「あそこがいい」、とか、「こっちの方がいい」、とか色々な意見が有るが、医療技術はそんなに日本の病院と変わらない気がする。
ちょっとした(?)手術など皆さんこちらの病院でされていて皆さんちゃんと治っている。
(逆に、日本に手術の為帰って、そのまま帰らぬ人に成った方も居る)
自分は、いつもシーブリン病院。
日本の病院と比べて、チェンライのシーブリン病院やバンコクのバムルンラート病院には、明らかにいい点が1つある。
待たされない事。
荻窪の開業医なら1~2時間待たされる事はよくあるし、大病院なら2~3時間待たされる事もある。
しかし、タイの比較的いい病院(値段の高い病院)は、余り待たされない(例外もあります)。
自分の経験では大体30分ぐらい。もっとも、大した病気では行ってないけど。
(記憶が定かでないが、腰痛で1回、日本からの点眼薬を忘れて処方して貰うために1回、皮膚炎で2回、風邪で2回、犬に咬まれて1回ぐらい。ただし、1回に付き皮膚炎・風邪は2回ぐらい、狂犬病の予防注射は5回ぐらい行った)
で、緊急の場合は、取り敢えずチェンライのシーブリン(今のコンドーから車で5分、パーンの家からでも30分)という事になる。
此処で、検査(or治療)して貰って、次にどおするかを考える。
チェンライで治療出来なかったり、心配な人は、チェンマイの病院まで行く人も居る。
家の奥さんなど、健康診断や予防注射にわざわざバンコクまで行く・・・そこまでしなくても・・・。
(自分は健康診断もインフルエンザの予防注射も日本でするので、文句は言えない)
ここからは、ケースbyケースで、その時に成って見ないと分からないが、移動が可能であれば、日本に帰国して(再)入院、という事もあると思う。
その時、家族はどおするか・・・。
今なら、多分、娘の学校も有るので、単身で帰国する可能性が高い。
もしも、予後が不良の病気だった場合はどおするか。
これも、病気の状態とその時期によって色々なケースが考えられる。
例えば・・・。
ケース1。娘が17~18歳ぐらいなら、家族揃って日本へ移住して、娘を日本の大学に入れる。
ケース2。娘が日本以外の大学に入っていたり、日本以外で就職していれば、奥さんと2人で日本に移住する。或いは、自分1人で帰国する。
ケース3。ケース2の内に入るが、認知症の様な病気なら、日本の然るべき施設に入所する。
ケース4。予後は不良だが、タイに居ても日本と同じくらいの治療を受ける事が可能なら、コメントでご指摘された様に
「長期的な病気になったら進行して死ぬのを待つ」
なんていうのも、アリかと思う。
仮に、日本で治療を続ければ10年、タイなら5年ぐらい生きられる、なんていうケースでも、タイを選択する余地はあると思う。
以上、「こうすればいい」、という結論は無いのですが、タイでの生活との兼ね合いで、臨機応変に対応して行くしかない、と思っています。
こういう生活(タイでの生活)を選択した以上、食べ物でも、医療でも、思い通りに成らない事は沢山ある。
諸条件を考慮して、総合的に見て、一番良さそうな生活スタイルを選択するだけ。
ついでに言うと、人生なんて、思い通りにならない事の方が多い。
人間関係は難しいし、ダイエットはなかなか成功しないし、奥さんは怖いし。
麻雀は、大体、思い通りに勝てるけど、負ける時も(たまには)あるし・・・。
(冗談です)
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