チェンライでビザ取り(基礎編)
2017/11/06(チェンライでビザ取り)(基礎編)
始めにお断り。
この内容は、基本的に自分が経験した事をそのまま書いてあります。
制度的な問題は、たまたま今回自分の場合そうだった、というだけで、誰でも必ず、「こうすればOK」、とか、「こうしなければならない」、とは限らない部分もあります。
例えば、自分が資料を出したから受け取ったけれども、実際には、無くてもVISAが取れた資料があったかも知れない。
制度に関しては、一部推測(或いは確信のない)部分もあります。
その場合は、「~らしい」、等の表現を付け足している箇所もあります。
(大体制度自体頻繁に変わるし、その時々、担当者によっても変わる気がする。なので、元々、確定的な事は言えない部分も多い)
尚、補足、訂正、した方が良いと思われる箇所が有れば、コメントでご指摘頂ければ幸いです。
ここから本文。
昨年の11月にメーサイで取ったVISAが12日で切れる。あと6日。
11・12日は土日なので今週中(10日まで)にVISAを取らなければオーバーステイに成る。
実はタイでのVISA取得は昨年初めてやって、(必要な書類や書き方が分らなくて)結構苦労した。
(それまでは、日本でマルチビザを取っていた)
メーサイのVISA申請窓口で、最終的に必要書類の(係官による)チェックが終わった時に、「来年の為にCOPYを取らせて」、とお願いしたのだが、「ダメです」、と言われたので、昨年の資料が余り残ってない(注)。
注。--------------------- ここから -------------------------
昨年、「タイで始めてのビザ取り(1)」という記事を書いているが、初めてのVISAの時はいきなり1年分のVISAは貰えず、2回目に1年分のVISAが発行された。
(最初は3ヶ月だったと思う)
その1回目の出来事はブログに書いたが、その後、2回目に1年VISAを取得した時に、その事をまとめて置こうと思っていたのだが、結局、何も書かずに1年が過ぎてしまった。
今から、考えると、その時まとめて置けば、今回、楽だったと思う。
その反省もあって、今回は、(自分用としても)VISAを取る為の手順等をまとめて置く事にした。
「自分用」、も兼ねるので、一般的な手続きとは少し異なる部分もあります。て言うか、人それぞれ条件によって、手続き内容は違うハズです。
例えば、マルチのリエントリーパーミットが必要だとか、リタイアメントVISAだとか、住まいがチェンライ市内に有るとか、奥さん名義の家で暮らして居る、とか・・・。
----------------------- ここまで ---------------------------
以下、箇条書きにて。
① まず、VISAとリエントリーパーミットの違いについて。
VISA取得はタイに滞在する為に必要な手続き。
リエントリーパーミットは、VISAの所有者がタイを出国して再入国したい時に取得してもいい手続き。
マルチVISAでない場合(タイで取るVISAは普通マルチはない?)、タイを出国すると、そのVISAは使用済みとなり、もう使えない。ただし、リエントリー(再入国)の手続きをしてから出国すれば(リエントリーパーミットを取ってから出国すれば)VISAは使える。
VISA、と、エントリーパーミットとは、一緒に(同じタイミングで)取る事もあるが、意味が違う、別のものである。
意味としてはVISAが先でリエントリーパーミットが後(タイから出国しなければリエントリーパーミットは不要)。
② VISAについて。
短期の旅行者はVISA無しでも30日間タイに滞在出来る。ただし、頻繁に出入国する場合や、入国経路(何処からとか、空路とか陸路の違い)によっては無条件に30日間とはならないらしい。入国を拒否される場合も有るという話なので注意が必要。
普通の旅行者の場合、日本から年に1回~数回、飛行機でタイに来る場合は普通VISA無し30日間が適用される。
VISAの取得は大きく以下の a と b の方法がある。
a 日本でVISAを取ってからタイに来る。
自分は以前この方法でVISAを取っていた。
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日本で取ったVISA
(2015/07/09~2016/07/08 までの Non-Immigrant O の M(マルチ) VISA 22000円)
目黒のタイ大使館領事部のVISAセンターで、1年のマルチビザ(年に何回でもタイへの入出国が出来る)を取っていた。ただし、1回の入国に付き、滞在可能日数は最大90日間だった。
これも、タイ国内で延長手続きは出来るらしいが(例えば、連続して100日間滞在するとか)、自分はした事が無い。
一昨年、「マルチVISAはこれからは特別な場合を除いて発行しません」、と日本のVISAセンターで言われたので、日本でのVISA申請は昨年より行っていない。
b タイでVISAを取る。
(既にVISAを持っている場合を除いて)日本からVISA無し30日間でタイに入国している間にVISAを取る。
VISAを取る場合、何でも同じではない。幾つかのカテゴリーが有って、自分の場合はリタイアメントVISA。
自分は昨年、これでVISAを取った。
最初は3ヶ月のVISAで、2回目に1年のVISAが貰えた↓。
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パスポートに押されたVISA(左)とリエントリーパーミット(右)のスタンプ
(有効期限は 2016/11/10~2017/11/12 この2つが有れば、期間中はタイへの入出国が複数回出来る)
(右のリエントリーパーミットの←の部分にマルチプルと書かれている。自分の場合タイへの入出国が多いので、ここが重要。シングルでは困る)
日本で取るマルチVISAの様なマルチのVISAというのは無いらしい。
なので、VISAの有効期間中にタイを出国して、期間中にタイに再入国したい場合は出国する前に、再入国の手続き(リエントリーパーミットの取得)をする必要がある。
(自分の場合はVISAを取った時に1年分取ってしまう)
③ リエントリーパーミット。
(上の写真の右側参照)
例えば、1年のVISAを取って、そのままずっとタイ国内に居る積りなら、再入国手続きは必要ない(リエントリーパーミットは要らない)。
その場合は90日毎の90日レポートとか、1年後に再びVISAの申請(手続き)を行えばずっとタイに居られる。
知り合いには、そうやって10年以上もタイに居続けて居る人もいる。
しかし、自分の場合には年に5回ぐらい日本との往復が有るので、その都度VISAを失効していてはVISAの再取得の手続きが面倒くさい。
VISAは何も手続きをせずに出国すれば、たとえ有効期限があと10ヶ月とか半年有ったとしても、そこで失効してしまうが、再入国の手続きを取って置けば、有効期限まで使える。
再入国の手続きにも2種類あって、1回きりのシングルと何度でも可能なマルチがある。
例えば、VISAの期間中に1回だけとか2回だけとか、タイからの出国と再入国をしたい場合には、シングルでリエントリーパーミットを取る(2回の場合はその都度、2回手続きが必要)。
シングルのリエントリーパーミットとマルチのリエントリーパーミットの取得は手続き上は殆ど同じ(申請用紙のシングルかマルチにチェックを入れるだけの違い)だが、値段が違うので、1~2回ならシングルの方が有利というだけの話。
(自分なら2回でも、マルチにするかも知れない。手続きを2回するのが面倒くさい)
で、①と②の手続きは本来なら1日で出来るハズだが、今回はちょっと手際が悪かったりして(イミグレ側の事情もある)、2回に(2日)に分けて行った。
④ チェンライ県のイミグレ事情。
チェンライ県にはメーサイとチェンライ市内(チェンライ空港の近く)の2ヶ所にイミグレがある。
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チェンライのイミグレ
(昼の休憩時間中なので、皆さん中に入れず、外で待って居る)
イミグレに関しては、どうもメーサイの方が本部的な感じで、メーサイなら月~金のいつでも手続きが可能だが、チェンライのイミグレは月水しかVISAの申請は出来ない。
ただし、リエントリーパーミットの手続きなどはチェンライでもいつでも出来る。
尚、昼の休憩時間中はイミグレは閉まっていて中に入る事も出来ない。
(チェンライイミグレの休憩時間は多分12時~1時だったと思う。メーサイも同じかも知れない)
チェンライのイミグレは最近(?)めちゃ混みで、下手をすると13:10頃に受付を終了する事がある。
(手続きの種類によっては、受付の番号札の配布を終了した後でも受け付けてくれる事もあるらしい。例えばTM30の受付などはやってくれるようだ)
今回、VISAの申請とマルチのリエントリーパーミットの申請がいっぺんに出来なかったのは、準備不足で、両方の書類が揃ってなかったので先にVISAの手続きをしている間に受付が終了してしまった為。
⑤ イミグレに行く前に用意した書類。
a 銀行の預金残高証明書と直近の日付までの通帳のコピー。
(当然、通帳の現物も持って行きます)
3ヶ月分は必要。その間、一時的にでも残高が80万バーツを切っていると問題に成るらしい。
自分の知り合いは一時的にそういう状態に成っていて罰金を2000(?)バーツ取られたと話してした。
(この方は、チェンライではない業者に依頼している様なので、特殊なケースかも知れない)
昨年は、通帳に直近の記録が無い(出し入れしてないのだから本来ない)と言われて、慌てて銀行に行って(一緒に居た奥さんに頼んだ)、200バーツ入金して、直近の記録をわざわざ作ってから記帳して、再提出した。
そもそも、申請日の当日に預金残高証明書を取ったのだから、当日の記録がないとダメというのも変な話だと思うけれども、「お上には逆らえない」。
b パスポートの現物とコピー。
コピーの必要範囲がよく分からなかった。顔写真のあるページと最近の出入国のあるページをコピーしていったのだが、過去の分のVISAページも必要と言われて2ページ分、追加でコピーして提出した。
チェンライのイミグレでコピーをするのは、知らないとちょっと難しいかも知れない。
タイ人の説明を奥さん(タイ人)が聞いて、コピー出来る場所を探したが、少し迷った。
イミグレの塀の先に業者(?)が居て、声を掛けると1枚1バーツでコピーしてくれる。
c タビアンバーンのコピー
本来は現物もいるのだろうけど、言われなかったので出さなかった(一応、持って行った)。
自分はタビアンバーンを持っていないので、奥さんのタビアンバーン。
d 妻のバットプラーシャーション(身分証明書)とそのコピー
c と d は要するに、自分の居住場所の証明に必要な物だと思う。
自分は、奥さんの家に同居して、タビアンバーンも無いので、大家さんの奥さんとその、タビアンバーンとバットプラーシャーションが必要という事だと思う。
独身で、アパート等に住んで居る人の事は推測だけど、何か居住地を証明する書類が必要だと思う。
尚、書類の審査が(ざっと)終わった段階で、係官が審査した書類に印を押してそこにサインを求められた。
タビアンバーンとバットプラーシャーションのコピーには妻のサインが求められたので、奥さんと一緒に行って良かった。
e TM30の証明書。
これが本当に必要か否かは分からないが、パスポートに挟んで有ったTM30の証明書を係官はハッキリと見ていた。
「TM30の証明書があるのだから、タビアンバーン(居住地の証明)など要らないハズ」、という知り合いの意見もあるが、一応、両方、有った方が良さそうな感じを受けた。
f 申請書に貼る写真1枚。
一応、4×6cmと成っているが、大きさは多少違っていても良さそう。
何故かというと、自分の提出した写真も小さかったし(それで係官は何も文句を言わなかった)、イミグレの作業用のテーブルに置いて有る見本自体、4×6よりかなり小さいものが貼ってあったから。
メーサイのイミグレでは写真を撮ってくれる所があって、忘れても大丈夫だが、チェンライのイミグレの付近には無いかも知れない。
尚、申請書に貼る時に必要な糊は置いて有ったがハサミは置いて無かった。
g 申請書
TM7の用紙(イミグレの作業用テーブルの近くの引き出しに入っている)
「APPLICATION FOR EXTENSION OF TEMPORARY STAY IN THE KINGDOM」というタイトルの用紙。
イミグレに置いて有る用紙なので、基本は持って行く必要はないが、事前に書いて持って行った方が(写真も貼って行った方が)手続きが楽かも知れない。
h あとこれは自分の場合だけ(?)。
英語の辞書かスマホ等で英語を調べられる何かを持って行った方が良かった。
(英語・・・苦手なんです)
それと、昨年のメーサイのイミグレでは、「書類の記入は青で書け」、と言われたので、青のボールペンが有った方がいいかも知れない(窓口には青のボールペンが置いて有った)。
今回は、最初から全部青で書いた。
たまたま、メーサイの担当のオバチャンが変な人だったのか、タイは一般的にそうなのかは詳しくは知らないが、大体、タイの書類は青で書いて置けば無難。
実際の書類の書き方等は後日。このブログの見直しや写真の添付も後日行う予定ですので、興味のある方は、もう1週間程お待ち下さい。
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タイ出入国、ビザの情報は簡単ではないようですね。貴重な情報を共有していただきありがとうございます。タイに観光で訪れると移住したいと思いが一層に強まりますが、移住するとなると面倒くさいことも多いようですね。
「お上には逆らえない」とは発展途上国では常識みたいですね。私も以前に発展途上国で働いたことがありますが、全く同様でした。「お上は何をしても問題ない」みたいでした。
投稿: 奥村 | 2017年11月 8日 (水) 11時44分
丁寧なレポートありがとうございました。
私も来年夏にはそちらに引っ越すので、先ずは3ヶ月、その次は1年の申請をしなくてはなりませんので、大変参考になりました。続編お待ちしています。
投稿: 成岡卓翁 | 2017年11月 8日 (水) 12時53分