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2018年1月20日 (土)

タイの抜け道

2018/01(タイの抜け道)

タイ人って日本人と比べると随分いい加減な人達だと思う。

色々な面でそれを感じるが、今回は、「抜け道」、という点に焦点を当てて考えて見たい。

兎に角、タイ人というのは、「楽をする為なら細かい事は言わない、気にしない」、という人達で、例えば「道」、なら、「近ければ何でもいい」、と思っているらしい。

以下の①~⑦で、事例を挙げます。


① 始めてタイに旅行で来た時(約18年前)、チェンマイではナイトバザールの近くのポーンピンタワーというホテルに泊まった。

ナイトバザールは観光客向けの夜の繁華街で、お土産物屋などが沢山ある。
ホテルからは距離的には近いのだけど、道路を通って行こうとすると、ぐるっと回る事に成ってかなり遠回り。しかし、ホテルの裏に抜け道が有って、そこを通るとオープンエアのレストランに出て、そこがナイトバザールと繋がっている。

チェンマイに1週間程滞在した時は、その抜け道を良く利用した。
その時は、そこはホテルの出口の1つで、当然、いつでも通り抜けられるものだと思っていたが、数年後に再び来た時には、その出口は封鎖されていた。

もしかしたら、勝手に私有地を通り抜けていたのかも知れない。
ホテル側がそこの地主に許可を取っていたのかどうかは分らない。

更に、その数年後には、再び抜け道が復活していた。通れたり通れなかったり、こういうのはよく分からない。


② タイで最初にアパートを借りたのは約15年前、バンコクのスクンビット通りのソイ33(注)という所だった。
(注)(ソイとは、大通りから分かれる小路。大体、中心に近い方から連番が振られていて、ソイ33は、中心から33番目の枝分かれする道。登り側が偶数、下り側が奇数とかに成っている事が多い。ただし、この法則性は、「大体」、で跳び番とかもある)

アパートはソイの奥の方に有って、スクンビット通りから入ってソイ33の通りを突き当りまで歩いて行くのが普通なのだが、アパートを借りる時、不動産屋(日本人)に、近道を教えて貰って、そこを良く利用した。

その抜け道は、ソイ33の日系人御用達のスーパー、フジスーパーの裏に有って、不動産屋からは、「此処は道ではないが、此処を通って行くと近い」、と教わった。

要は、これも私有地をみんなが勝手に通っている、という道(?)らしかった。

ここも、或る時、ブリキの塀が作られて、ほんの一時期、鍵が掛かって通れなくなった事があったが、その内、鍵を掛けなくなって、また通れるように成った。


③ 今は殆どチェンライの街のコンドミニアムで暮らす様に成ったが、パーン郡の田舎に住んでいた頃の話。

パーンの家は国道1号線から300m程引っ込んだ所に有る。普通は、村の道をジグザグに回って国道に出るのだが、或る時、奥さんと、2人で歩いて出掛けた時、奥さんが、「こっちの方が近い」、と言うので、それに着いて行った。

正規の道はL字型に成っている所を、道を無視して真っ直ぐ進む、「三角形の2辺の和は、他の1辺の長さより大きい」、確かこんな定理を小学校(?)で習った気がするが、そんな事を考えなくても L 字方の端と端を結んだ直線を進んだ方が、L 字方の道路を進むより短くて済む。

何故そんな事が出来たかと言うと、要するに、「人んちの庭」、を勝手に突っ切ったからで、敷地内で、そこの家のお爺さんが暇そうにしていれば、「こんにちは」、のタイ語で挨拶すればいいだけの事らしい。

要するに、村中の人はみんな顔見知り、タイの田舎の家は日本みたいにきっちり塀で囲まれていない(今は、ちょっと状況が変わって来ました)、広い敷地内にお爺さんの家、弟さん夫婦の家、お兄さんの家族の家など、何軒もの家が有って、それがかなり広い間隔で建てられている(土の部分の面積が広い)、なので通り抜け出来る広い空間が有る。

そういう事で、人んち、でも気にせず(?)通り抜け出来るという事らしい。

例えば、東京の家(杉並区)の辺りでは、他人の土地を突っ切って進む、などという事は殆どあり得ない。

まあ、実際に、そういう事をしたのは数回しかないので、やはり、自由に通り抜け出来る、というのとは違う様だが、「タイの田舎っていうのは日本と違う」、「随分、のんびりした所だな~」、と思った。


④ 昔、チェンライのセンタンの裏に知り合いがアパートを借りていた事が有る。
流石に、センタンの敷地はしっかりした塀で囲まれているが、そのアパートの近くの塀に梯子が置いて有って、梯子を上ってセンタンの敷地に入れる。正規の門から入るより、梯子を渡った方が全然近くて便利。
流石、タイ人、楽をする為に(文字通り)抜け道を作る。

自分もその梯子を通ってセンタンに入った事が1回だけあるが、この辺のアパートはセンタンに近くて便利だな~、と思った。

しかし、この抜け道、センタン側も対策を取って(?)、今では使えなく成ったハズ(?)。
(最近、見て無いので分らないが、楽をする為なら何でもするのがタイ人なので、また状況が変わっている可能性もある)

大昔、(日本で)小学校の校庭のフェンスに穴が空いていて、そこを通ると家が近かった。
その穴は殆ど使わなかったけれど、センタンの梯子を見て、その事を思い出した。


⑤ チェンライ空港の脇を通る空港バイパスは工事に数年掛かった。
多分、HOME・PROの有る道路の辺りから、南側に10kmぐらいの区間の工事に5年ぐらい掛かっていた。

開通までには5年ぐらい掛かったが、実は、開通する2年ぐらい前から道路は殆ど出来ていて、一応、入り口の辺りにブロックが置いて有って、一般車の侵入は禁止の様に見えるのだけど、通れない事は無い。
入り口辺りを抜けてしまえば、たまに工事中の箇所があったり、資材が道路に置いて有ったりするが、後は出来たばかりのいい道、殆ど車が通らない道が続いている。

知らないと、工事中だと思って入っていけないが、知り合いに、「ここは通れる」、と聞いてからは便利なのでちょくちょく通った。

タイの道路工事はダラダラやるというイメージが強いが、タイ人は余りうるさい事は言わないので、「出来ている部分は勝手に通れば・・・」、みたいな感じで、いい面もある。
(油断していると、突然、出口が封鎖されていて困る事もあるが)


⑥ 今住んで居るコンドミニアムはBIG-C(チェンライのショッピングセンター)と隣接している。
自分達の部屋からはBIG-Cは、10mと離れていない。ただし、BIB-Cとの境には高い塀が有って、直線的に行く事は出来ない。

きっと、直ぐに抜け道を作るタイ人の事だから、その内、何処かに抜け道が出来る、と思っていたのだが、流石にセキュリティーのうるさいコンドーらしく、未だに抜け道は出来ていない。

抜け道が出来れば、BIG-Cへ行のに10分ぐらい掛かっている所が、2~3分で行けるハズで、便利に成ると思うのだが・・・。


⑦ その代わり、という分けではないが、コンドミニアムの駐車場方面から非常口を通って出入りするタイ人が居る。

原則、コンドーの建物内には、建物正面からキーカードを使って扉を開けなければ入れない様に成っていて、それは保安面からは、いい仕掛けだと思うのだけど、本来は外からは開けられない(中からしか開かない)非常口を開けっ放しにして出入りする困った人達が居る。

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L0
コンドーの非常口

ここを押せば鍵が外れて非常口は開くが、普通に閉めるとまた鍵が掛かって外からは開かない。ただし、扉を半開きにして置けば、外から自由に入れる。
こういう扉が、各階と1階の出口前に2ヶ所ある。

確かに、駐車場から建物の正面に回ってキーカードで入るより、部屋の位置によっては、駐車場の脇にある非常口から、建物の中に入った方が遥かに近い。

なので、自分が(非常口から)出た時に、扉をきちんと閉めず半開きにして置いて、帰って来た時にそこから入ろうとする。

これは、確かに便利なのだけど、その代わり折角作った保安面の仕掛けが無駄なものに成る。
何の為に、キーカード無しでは建物に入れなくしたのか、意味がなくなる。
こういう事が分からないタイ人は、ホントにバカだと思う。

こんな事だから(?)有る時、泥棒さんが入って、困ったコンドーの管理人さんは、非常口を開かなくしてしまった。
これは、もっとバカで、というより危険で、開かない非常口なんて意味がない。

火事に成った時に、非常口から出られなくて煙に巻かれて死ぬかも知れない。

流石に、これは、自分も守衛さんに抗議した。そしたら、その守衛さん、「そういう、非常の時は開けますから」、って言ってたけど、大体、元々気の利かないタイ人が緊急の時にそんな対応が迅速に取れるのかは甚だ疑わしい。

他にも、抗議が多かったらしく、この処置(非常口を開かなくした処置)は直ぐに撤回された。


以上、色々、タイ人の抜け道に対する考え方(半分は、自分の考え方)の事例を挙げましたが、概ね、自分はこの様なタイ人のいい加減さ、融通の利く所は好きです。

タイと比べると、今の日本はきっちりし過ぎていて、面白みが無い。
(タイ人のセキュリティーに関する甘さはちょっと困るけれども・・・)

昔、バンコクに暮らして居た時、タイの道というのは行き止まりが多いと思った。
多分、ちゃんとした都市計画などなく、行き当たりばったりで都市が広がった為だと思う。
その代わり、行き止まりの様に見える所でも、よく探すと抜け道がある場合がある。
それは、正規の道では無くて、道の様な役目を果たす事に成った、空き地や駐車場など。

私有地だって気にしない。工事中だって気にしない、近くて便利ならそこを勝手に通る。こんな感じ。

バンコクに住んで居た頃は、表通りも、裏道も、繁華街も、人通りの少ない所も、良く歩き回った。
そんな時、思わぬ裏道、抜け道、を見付けるのが楽しみだった。

その感覚は、今も有って、昔ほど動き回らなく成ったけれども、例えば、ちょっと前にプーケットに旅行した時なども、ホテルの近所や海沿いの通り(?)を、何となく歩き回って(徘徊して?)、色々な発見が有って、面白かった。


次回、「チェンライの抜け道」、へ続く。

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