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2018年8月18日 (土)

チェンライで暮らすための最低限

2018/08/18(チェンライで暮らすための最低限)

「最低限」というと言葉が強いけど、このぐらいの事は出来た方がいい、このぐらいのものは有った方がいい、このぐらいの事は考えておいた方がいい、という自分の考えです。

もっとも自分の知っている方でも、以下に示すものに該当しなくても、楽しく・有意義に暮らされている方は沢山いるので、人それぞれの価値観や生活スタイルでどうにか成るものなのかも知れませんが。

あくまで、自分の価値観です。一般的・客観的なものではないです。


① ネット環境。

最低限スマホでネット検索ぐらいは出来た方がいい。
流石に携帯電話も持ってないという方は知りませんが、スマホを持ってない方は若干居ます。

日本でなら兎も角、チェンライでスマホもパソコンも無くてネットに繋がらなければ、日本のニュースも分からない。

そういうのは、いかがなものかと思います。
(スマホが無くてもパソコンでネットに繋がれば問題ない)
(逆に、スマホが有ってもネットを使えなければしょうがない。そういう方も若干居る様です)

例えば、タイ語の読み・聞き取りが出来て、タイのテレビや新聞が分かれば情報を得られるけど、大体、ネット環境に繋がる手段を持たない方はタイ語も殆ど分からない場合が多い。


② 知り合い。

日本人の知り合いが1~2人は居た方がいい。

自分の知っている範囲では居ないが、「日本人は嫌いだ」「日本人とは話したくない」、という人が居たら、偏屈に過ぎる気がする。

遠い異国の地で、日本人と合ったら話してみたい、というのは自分には自然の感情の様に思われる。

少なくとも、1~2ヶ月に1回は日本人と話す機会が有った方がいい。

実は、自分はパーンに越して来て暫く、日本人の誰とも会わない月が結構あった。

因みに、パーンに移って来て初めて日本人と話したのは、近所の S さんが日本人が越して来たと知って訪ねて来た時か、メーサイに旅行に行った時に、コロッケを屋台で売っていた I さん(故人)と話した時のどちらかだったと思う。

(越してくる前に、日本人会の H さんにお話を聞いた事は有る)


③ 帰国

これは、「最低限」とは思わないけど、日本人ならたまには日本に帰った方がいいと思う。
少なくとも2~3年に1回は帰国しないと、今の日本が分からなく成りそう。

また、タイで生まれたお子さんが居る場合には、小学生以上ぐらいで、1度は父の(or母の)生まれた国(日本)を見せてあげた方がいいと思う。


④ お金。

少なくとも、数ヶ月分ぐらいのお金は(手元には無くても、例えば年金でも)確保しておくべきだと思う。
(本筋からは外れるけど、財布の中には常に1000バーツ(約3300円)以上は入れておくべきだと思う)

あと、タイに長期滞在する資格に必要な預金(注)ぐらいは確保しておくべき。
(注)(条件によって40万バーツとか80万バーツとか)(まあ、80万バーツ有れば年金の証明書等もいらないので、そのぐらいはタイの銀行に預けて置いた方が良い)

そのぐらいは、外国に住むのだから・・・。何か有った時の為にも。


⑤ 趣味。

タイでも特にチェンライの様な僻地で暮らすには趣味の1つもないと退屈でたまらない(と自分は思う)。

人間て何か興味を持って活動できるものが必要だと思う。
出来れば1人でやる趣味より人と係わりを持てる(対面で行う)趣味が有った方がいい。

例えば、飲み会とか麻雀とか、複数で行う、料理とか、旅行とか、ゴルフとか。


⑥ 健康。

これは重要な要素だけど、自分の意志ではどうにもならない事もある。
まあ、自分の意志でどうにかなる範囲では、どうにかした方がいい(例えば、ダイエットとか)。

チェンライの様な田舎で楽しく生活する為には、健康な方が絶対有利。でも、体を壊しても上手くやっている方も居る。

これからチェンライに来ようという方は、自分の健康の見通しを考慮した方がいい。
既に、此処で暮らしている場合は注意をするしかない。

尚、自分の場合は、体の壊し方によっては、日本への帰国も考えている。


⑦ ボケ。

実は、自分が一番心配しているのがこれ。

例えば、一緒に暮らしているタイ人の奥さんが、しっかりしていれば状況は大分違うが、VISAの更新とか、年金の手続きとか、色々な手続きが出来なく成ったらどうしよう、と思う。

日本なら、多少のボケは(言葉も分かるので)何とか成りそうだし、行政も少しは頼りに成る(注)。
(注)(ボケの初期段階でケアマネージャーやヘルパーさんを紹介して貰うとか、自分で介護施設を見付けるとか)
しかし、言葉も分からない国でボケたらどうなるか。

以前、日本人のボケ老人が突然現れて、何処から来たかも分からず、自分の知り合いの邦人とその(タイ人の)奥様が間に立って対応した、という事件があった。

その後の詳しい経緯は忘れたけど、日本でもボケて徘徊する老人は困るけれども、タイではもっと深刻。

ちゃんとした家族が居れば別だけれども、そうでない場合、ボケてしまっては、「チェンライで暮らす最低限」の条件は満たしていないと思う。

実際にボケてしまって帰国した人も居るらしい。

自分の場合は、ボケの初期の場合は娘に期待している。VISAの更新ぐらい娘がやってくれる様に成れば・・・。
まあ、それもダメそうなら、まだ自分の判断力が残っている内に日本への撤退も1つの選択肢だと思っている。

そこまで行かなくても、タイ語も殆ど分からない、頭が固く成って謙虚さを失っている、そういう方は日本に帰った方がいいかも知れない。


⑨ 最後の時。

「死ぬ時ぐらい勝手に死なせてくれ」、というのも一理あると思う。

これは、難しい問題だけど、そういう時に誰も引き取り手が居ないという方もたまに居る。
付き合っている(或いは、面倒を見ている)というタイ人が居ても、死んでしまえば知らんぷり、と言う事もたまには有るらしい。

死んだ後の事まで分からないからしょうがない・・・?。

こんな事を書いている自分も将来どうなるか何て分からないけど・・・。


まあ、チェンライでの暮らしは、気候もいいし、タイ人も穏やかだし、当地に暮らす邦人も(いい意味でも悪い意味でも)面白い方が多いし、とっても楽チンなのだけど、少しは考えて、自分も楽をして、当地のタイ人や邦人にも余り迷惑を掛けない様にやって行きたいと思っている。

後、「最低限」とは違うけど、健康、お金、情報、理解力、他者に対する許容力、等の余裕は持っていたい。

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コメント

③と④の「帰国」を除いて、日本に住む「アラ古希」のぼくにも驚くほどよくあてはまります。

ただし、ぼくの場合、かなり末期症状かもしれません。ごく親しい友人からは「社会の中においてもらえているという謙虚な気持ちにならなければだめ。」と注意されていますので。

---------- 迷人追記 ----------

P-tax様、いつもコメントありがとうございます。

今回の内容は人によっては受け入れ難いと思う方も居るのでは、と思いましが。
いつも当り障りの無い事を書いてはつまらないと思って書きました。

いやいや、これ位は最低限でしょう。

タイで死ぬと勝手に火葬場に送る事が出来ず、遺体安置所で引き取り手が出来るまで置かれ一日単位で保管料がかかると聞いた事がありますから終活がきちんとできない方は迷惑です。

とは言っても日本で絶縁状態になってタイに移住された方もいるようですから、難しいかもしれませんがやはり立つ鳥跡を濁さずの精神が必要ではないでしょうか?

---------- 迷人追記 ----------
AAA様、コメントありがとうございます。
自分も、おっしゃる通りだと思います。

かみしめながら読ませて頂きました。
特に⑦以降を、ある程度想定しておかねばならない点、とても参考になりました。

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