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2018年11月 8日 (木)

怪傑ハリマオと少年ケニヤ

何故タイで暮らすように成ったかと言うと、一番のきっかけは会社員時代にリフレッシュ休暇(10日間の連休と10万円が支給される)というのが有って、自分の在職25周年の時に「タイ好き」の先輩に、タイに連れて来て貰って、「嵌った」というのが大きい。
(当時48歳)

その後、たまたま自分が50歳の時に、50で辞めると退職金が少し上乗せされる「早期退職奨励制度」というのが出来て、退職して、タイに来た。

その後も色々あって、子供が出来て、結婚して、最初はバンコク暮らし、暫くしてチェンライに引っ越して今に至っている。

で、今日、此れから話すのは、それ以前の話、子供の頃からの話。


実は、最初にタイに来る前には、タイに特に興味が有った、という分けでは無い。

ただ、会社の先輩が如何にも、面白そうに、楽しそうに、タイの話をするので一度行って見て見たいと思っただけ。

タイに来る以前は他の外国にも行った事が無かった。

自分にとってタイが初めての外国、初めての海外旅行だった。
海外旅行をしてみたいという気持ちは以前から有ったが、それ程強く海外に出て見たいという気持ちは無かった。

ただ、南の国に対する憧れの様なものは有った。

一番最初の記憶は、テレビの「怪傑ハリマオ」や「少年ケニヤ」。

もうストーリーも覚えてないが、ハリマオの黒いサングラスとターバンは印象に残っている。

何となく、南の国(熱帯)には自由(可能性?)が有って面白い、楽しい所、という感覚が刷り込まれた。

人間の行動なんて、結構曖昧な感覚や記憶、経験に左右されて決められる事が有るらしい。
タイに来たのはたまたま偶然だけれども、自分の深層に有ったイメージが、最初にタイに来る事を後押したし、実際にタイに来て見て自分のイメージとマッチした事が、その後もタイに嵌る事に成った。

今、初めてタイに来たとしたら状況は変わっていたかも知れない。約20年前は、タイはもっと未開の国で混沌とした面白さが有った。物価も安かった。
何となく、自分の抱いていた怪傑ハリマオや少年ケニヤの世界のイメージと一致した。
(よく考えれば、全然違うものだとは思うけど、自分のイメージですから)

今でも、バンコクよりはチェンライ、チェンライでも市街地よりは国境の町メーサイの方が面白いと思う。

ただし、自分の南の国に対する憧れは、元々は、南の島、に対するものだった。

これもテレビや映画の影響を強く受けていて、最初はハワイとかに惹かれていた。

加山雄三さんの「ハワイの若大将」やアメリカのテレビ番組の「ハワイアンアイ」などの影響は受けていると思う。

歌では、ズーニーブーの「白いサンゴ礁」やサーカスの「サルバドール紀行」などが、南の島や港の唄として印象に残っている。

サザンの歌も海っぽい感じの歌が多くて好きだけれども、それは、深層には影響を与えていない。
同様に「青いサンゴ礁」もいい歌だとは思うが影響は受けていない。

より若い頃に見たり聞いたりしたものの方がイメージの形成に影響を与える。

ハワイはその後、俗化した様な感じがしたので、タヒチとかニューカレドニアに興味が移った。
今でも、この2島は行って見たいと思っている。
(ただ、思い方が違う。昔は住んで見たいという思いが少し有ったが、今は、そこに住むのは難しい気がする)


結局、こんな感じで(?)今はタイ、チェンライを中心に暮らしているけれども、結構、「偶然に」とか「たまたま」とか「何となくイメージで」とか、そういうのが大きい。

他の皆さんはどうなのだろ~・・・?。


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コメント

マレーの虎でしたよね。
小さい頃、風呂敷を頭に巻いてよくハリマオごっこしました!
三橋美智也さんが歌っていた主題歌、今でも歌えます。

偶然ですね、私も同じ頃にタイに来て以後タイばかりです。

その前は欧米や豪州と先進国ばかりに行ってました。ただ行くだけでなく現地でレンタカーを借りてアメリカ横断や縦断、豪州クィーンズランド州一周、スペインやイギリスと累計3万km位走ったりしていました。

将来車で世界一周もしたいと思っています、タイに飽きてからですが、、、、、、、(笑)。

まだ50歳前だったので上昇志向が強かった訳ですが、ふと中国に復帰したばかりの香港と復帰前のマカオにたまたま一人旅をするとアジアは親戚の家に行ったように居心地が良いのですよ。

その次に行ったのが今は無いエアインディアの格安チケットがHISで売っていたので、アジア通貨危機の後でもありバーツが暴落していたので安く行けると思ったのが理由です。

これも一人旅だったのですが、偶然ドムアン空港からファランポーン駅に乗り合わせた同じ歳の先達(タイフリーク)が頼んでもいないのに夜の観光案内をしてくれた事がタイにはまったきっかけです。

以後タイばかり72回も飽きもせずに行ってますが、ここ数年はセミリタイアにしたので年間120日近く滞在しています。

僕も20年前にバンコク チェンマイ チェンライ メーサイでした。

その頃はチェンマイが一番好きでしたがメーサイの雰囲気もとても良かったです。
結局メーサイはあきるまで暮らして ミャンマーのチェントンにも何度も行きました。
もう余生は それ程ないとは そう言うなんとなくのタイ暮らしは良かったです。
今のタイに暮らしたいかというと そうでもないけど。

ジョニーイングリッシュ様、コメントありがとうございます。

もう10年以上もチェンライに住んで居るので、自分にとってはチェンライは外国という感じがしなく成っています。

街には大きなショッピングセンターも出来たし、インターネットで情報は日本に居るのと変わらないぐらい入るし、生活は楽に成ったけど、最初の頃に感じた怪しげな面白さは減って来ました。

それでも、何か面白い事を探して行きたいとは思っています。

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