タイのうなぎを料理した
2019/09/05(タイのうなぎを料理した)
パーン郡の家へ行った帰り、道端に鰻の露店を見付けた。
鰻の露店って、何処にでも有る物では無い。自分は、パーンの家の近くでしか見た事が無い。しかも、売っている期間が限られる。
(この話を、ある方にしたらチェンライの街のタラートでも売っていると言っていた)
以前から、一度食べて見たいと思っていたが、買った事はなかった。
鰻屋と言っても蒲焼を売っている分けではない。生きた鰻を売っている。
鰻は自分の大好物。
日頃、タイではろくな物が食べられないので、鰻が食べられるなら嬉しい。ただし、料理の仕方が分からないので買った事は無かった。
パーン郡の国道1号線沿いの鰻屋
買った事が無かった理由の1番は、料理の仕方が分からなかった事だが、他には、何となく泥臭そうとか、ホントに鰻か?とか、売っている期間も限られているので、「どうしよう」、と躊躇っている内にお店が無くなってしまった、というのも有る。
しかし、今回、奥さんが「買え買え」と言うので、奥さんは料理が出来るのかと思った。
奥さんが、鰻屋さんの前で車を止めた(運転は奥さん)。こうなれば、買うしかない。
うなぎ?
日本の鰻とはちょっと見た目が違うな、とは思ったが、ここはタイだから鰻も日本とは違うのだと思った。
大きな鰻が1袋150バーツで、細いのが1袋100バーツらしい。
折角なので、150バーツの方を買った。
買ってから、家に帰る途中で奥さんに聞いたら、鰻の調理は全く出来ないらしい。
ま、しょうがない。自分でやるしかない。鰻の蒲焼は何度も食べた事が有るので何とか成るだろう。
家に戻って、鰻の料理の仕方を考えた。取り敢えずネットで調べて、血に毒がある事が分かった。
うなぎ?
まあ、蒲焼を作るのは大変そうだし、今回は、取り敢えず試しに食べて見よう、というスタンスなので、油で炒める事にした。
美味しかったら、もっと色々試せばいい。
うなぎの調理中
先ずは、頭を落として、腹から捌いて、内臓を取って、(血は毒らしいので)良く洗って。
取り敢えず、1匹(の半分)。残りは後で考える。
ブログに載せる積りだったので娘に、「写真を撮って」、と言ったら、娘は「怖い」、と言って部屋に引きこもってしまった。
なので、写真は奥さんの撮ったもの。
骨を取る
骨も取った方が良さそうなので骨も取る。
料理教室で使う包丁と違って、切れ味が悪いので力任せにゴリゴリという感じで切る。
炒める
一応、鰻の肉はそれらしい形に成った。
随分、赤みが掛かった肉だと思っが、まあ、タイの鰻だから・・・。
しかも、養殖じゃない天然鰻、もしかしたら日本で食べる鰻より美味しいかも知れない。
ここまでくれば、後はそう難しくない。
炒め中
寄生虫とか心配だったので、念入りに炒めた。
まあ、食べ物として売っているぐらいだから、それ程の危険は無いと思ったが、なにせ此処はタイ、どんな物を売っているか分からない。
一応、初めて食べる物は警戒した方が良い。
十分に火を通せば寄生虫は死ぬだろう。毒は心配だけど。
うなぎの炒め物の完成で~す
取り敢えず味見なので、ちょっとだけ。此れが、美味しい鰻だったら大発見。
タレは醤油ベースのタレで、一応、甘タレ、蒲焼風の味付け。
試食してみた。先ずは1口。ちょっと鰻っぽい感じはするけど、脂が乗って無い、何か鰻とは違う感じ。
やっぱり、タイの鰻は日本とは違うのか・・・?。
兎に角、これは旨い、という感じでは無かった。まあ、不味くは無い。
一応、写真の分は全部自分が食べた。
しかし、完全に安全であるかは確信が持てない。
面倒だし、奥さんも娘も、食べそうも無かったので、残りの鰻は料理しなかった。
残りの鰻は、結局、奥さんが、コンドーの守衛さんに上げたらしい。
後から、分かった事だが、タイの鰻はタウナギという物で、鰻とは全く別の物らしい。
そうとは知らず、期待して損した。
でも、何でもやって見なければ分からない。食べ物なら食べて見なければ分からない。
それで、体調を壊したり、お腹を壊したりしたら良くないが、幸い、お腹も壊さなかったし、特に体に悪い影響も無さそうだったので、まあ、今回は良かった。
一応、経験値が1つ増えたので良かった、と言う事にする。
でも、もう、タウナギは買わない。料理をする手間に見合った美味しさは無い。
誰かが、美味しく料理した物を食べさせてくれるなら食べてもいいが・・・。
余談。
残りの鰻を、そのままにしておいたら1匹袋から逃げ出して、それを奥さんが見付けて大騒ぎに成った。
奥さんは、ミミズでも怖がる人だから・・・。
自分がつかまえて袋に戻したのだけど、鰻ってホントにヌルヌルして、ぎゅっと掴んでも手からヌルっと抜け出して行く。
話としては知っていたけど、鰻(正確にはタウナギだけど)のヌルヌル感、捕まえ難さを始めて経験した。
ポチッ ⇒
にほんブログ村
http://meijin.air-nifty.com/blog/2019/08/post-6bb066.html
« 65kg達成! | トップページ | 男の料理教室(おいなりさん) »
鰻を自らさばくなんてかっこいいですね。
泥臭さは無かったでしたか?
これも男の料理教室に通っている成果かも!
投稿: zurru | 2019年9月11日 (水) 10時59分
チェンライのメースアイにいる時にサーイケーオ温泉♨️に行きました。
その帰り道に道端で、鰻を売ってました。
鰻だ‼️ 鰻を買え買えと同じ様にすすめられました。
鰻は調理が大変ですので買いませんでしたが、タイ人は鰻をお得意のゲーン แกง にして食べるそうです。
投稿: よっちゃん | 2019年9月12日 (木) 13時16分
よっちゃん様、コメントありがとうございます。
本物の鰻なら、もっと買ってもいいのですがタウナギは手間が掛かる割には味が・・・。
投稿: 迷人 | 2019年9月12日 (木) 21時47分
楽しく拝見しました。 チョンブリで鰻屋の立ち上げをした時に
市場で タウナギを買って プライベートで食べる為に研究しました。
私も油炒めやりました!!!
しかーし! 一番まずかったです(*´▽`*)555
イケたのはフライ! 皮を剥がして マクロのバンズに挟んで
タルタルソースとスライスチーズも一緒に!!!
マクドナルドで食べた方が早いです( ;∀;)
最後に 鰻と同じように 串うちして蒸して 炭火焼に!
タレ浸けて炭火焼・タレ浸けて炭火焼・タレ浸けて炭火焼
何度も何度も繰り返し焼いて タイ人家族、スタッフ、日本人の友人に
食べさせたら タレ旨いから食えるとの事。 焼き鳥のタレでしたけど、
炭焼きで解らないもんですね。
日本人には 脂が乗ってなくてパサパサしてると酷評されたので
焼きナスの皮をはいで タレに 浸けて置き ゴハンにタレかけて
焼きナスをのせてから タウナギ蒲焼をのせて 山椒多めで食べると。。。。。
あらっ! 普通に食べれる!と日本人の嬉しい声!
高い金出して鰻食べるより 身分相応なタウナギ重が タイ嫁に文句言われなくて
しかも旨いと言って貰えるので 満足です。
しかーし! とにかく面倒くさい!
投稿: KT | 2021年6月20日 (日) 20時43分
KT様、コメントありがとうございます。
自分の場合はずぶの素人なので1回試しにやって諦めましたが、色々努力されたのですね。
チェンライでも以前の料理人の方や現役の料理人の方とタウナギの話をしましたが、「あれは旨くない」と言われました。
話を聞いて、面倒臭くなければ再挑戦したと思いますが、そうでもないみたいなので、タウナギを鰻として食べるのは諦めます。
投稿: 迷人 | 2021年6月21日 (月) 00時45分