卒業
2019/12/29(卒業)
先日、ヤフーファイナンスが天皇の代替わりの修正をせず、以前の天皇誕生日(12月23日)を祝日として、株式市場の一部の情報を休日扱いにして公開していた、というニュースが流れた。
専門家が祝日が変わったのを見逃す何て「随分間抜けな」、話だと思ったが、実は現役時代に自分もそれと似た様なミスをしている。
1回は、別のセクションの方に指摘されて事なきを得た(?)が、他にも有ったかも知れない。もう忘れた。
(「休日が平日扱いに成っているらしい」、という指摘がされた事が有って、その通りの間違いをプログラムでしていた)
他にも、プログラム上のミスは色々している。
コンピューターは人間の指示した事は正確に行うが、その人間がミスする事は普通に有る。
幸い(?)自分の場合はそれがニュースに成る事は無かったが・・・。
しかし、危機一髪、というのは有った。
正確に言うと、社内的&対顧客的には完全にアウトで、対処が遅れれば社会的な問題と成って、ほぼ確実にニュースに成って新聞紙上やテレビのニュースでも取り上げられるぐらいの影響の大きなミスだった。
入社3年目ぐらいで「大きな」仕事を任された。
「大きな」と言っても色々な種類がある。売上的に大きな仕事とか、人を沢山使う規模的に大きな仕事とか、難しく困難な仕事とか。
自分が任されたのは、そういうものでは無いが、社会的に誰もが知っている組織で、世間の注目を集める、ある仕事のシステムを担当した。
継続的に行われる作業では無くて、季節性のある仕事、短期間で完璧に終わらせる必要がある仕事だった。
その、実際の作業中にコンピューターが動かなくなった。直ぐには原因が分からない。普通なら1時間ぐらいで終わる作業が、原因不明のトラブルで2時間ぐらい止まった。顧客にもその話が伝わって一時は騒然となった。
もしも、1日でも遅れれば、絶対にニュースに成りうるトラブル。
結果から言えば、自分のプログラムの修正漏れだったが、直ぐには分からない。
この時は、先輩社員(以前のこの仕事の担当者)に助けられた。プログラムのミスを見付けてくれて、直ちに修正して対応したので、ニュースに成る事は無かった。
社内的、対顧客的には大いに問題と成ったが。
多分、自分1人ではミスの箇所を見付けるのに、もっとずっと時間が掛かったと思う。
これが、自分のシステム担当者時代の最大のピンチだった。
忙しさ、とか、辛さ、怖さ、で言えばもっと大変な時期は有ったが、結果的に致命的になり得るミスとしては、此れが最大のものだった。
兎に角、厳しい仕事(と自分では思っている)を続けて来て、最後の方は少し楽な仕事に移ったが、会社員時代は楽しい事も有ったが、大変な事も多かった。
丁度、自分が50歳を迎える少し前に、早期退職制度(50歳以上の社員が対象)、というのが出来て、その頃は株で大分儲かっていた(ITバブルに乗った)ので、もう給料はいいかな、という感じで今の言葉で言えば会社員生活を「卒業」した。
今では、納期に追われる事もなく、仕事上の失敗を心配する必要もなく、チェンライで呑気に遊んで暮らして居る。
それでも、家族の事とか、日本の家の管理の事とか、タイの滞在資格に関する事とか、頭を悩ます事はあるが若い時の(40歳ぐらいまでの)仕事上の厳しさから比べれば何て事は無い問題と成っている。
唯一、仕事らしきものは株の売買だけど、それは失敗したから(損したから)といって、誰にも責められないし、成功しても(儲かっても)誰にも評価されない。
ブログに書くぐらいで、ブログ受けは「儲かった(成功した)」という話よりも、むしろ「損した(失敗した)」、という話の方がいいみたいな感じがしている。
まあ、株式市場が大暴落すれば、ちょっとは困るけど、会社を辞めると決めてから経験した「ITバブルの崩壊」や、辞めた後の「リーマンショック」、でも左程困らなかったので、余程の事がない限り経済的には今の呑気な生活を続けられると思う。
むしろ、波乱が有った方が面白いと思っている。
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「ITバブルの崩壊」や、「リーマンショック」、でも左程困らなかった:
奇跡!ぼくはどちらも7000円台まで下がり、心臓が口から飛び出そうになりました。
どうして傷をおうことなく切り抜けられたのでしょうか?ぜひお教えください。
投稿: P-tak | 2019年12月30日 (月) 17時52分
お使いになっていたプログラミング言語はCOBOLですか?
プログラミング経験があれば、それを老後の趣味として遊べます。
昔の大型マシンと劣らない性能のPCが手頃な値段で入手できます。
OSもフリーのFreeBSDやLINUXをPCで簡単に使えます。
私はチェンマイで引き隠り生活をしています。
その殆どの時間をPCで遊んでいます。
遊びサイトを紹介します。ご参考に成れば幸いです。
h ttps://forum.porteus.org/viewforum.php?f=75
投稿: neko | 2019年12月30日 (月) 21時19分
P-tax様、コメントありがとうございます。
ITバブルの時は結構深い傷を負いましたが、その前にそれ以上に利確してたので結果的には立ち直れました。
リーマンショックの時はそれに懲りて株の持ち高を減らしていたのでむしろチャンスでした。
実は、今は、株の持ち高を減らしています。
まあ、「運」の世界なので先の事は分かりませんが。
投稿: 迷人 | 2019年12月31日 (火) 00時04分
neko様、コメントありがとうございます。
COBOLでした。
自分もPCを使っている時間は長いですが。もうプログラミングは面倒です。
投稿: 迷人 | 2019年12月31日 (火) 00時13分