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2021年8月 6日 (金)

タイの家(トイレ&シャワー)

2021/08/06(タイの家)(トイレ&シャワー)

前回の記事「タイの家(玄関)」の続きです。

「玄関」以外にも日本の家とタイの家の違いは多い。
今回は、台所以外の水回り、トイレ、シャワー、洗面所、に関して書きます。

トイレとシャワーも、日本とタイの生活様式の違いがよく表れているところだと思う。

以下は、自分が日本とタイで暮らした経験と記憶で書きます。知識不足や勘違いも有るかも知れないですが、そこは、ご承知おき下さい。


① トイレの数が多い。

タイは日本と比べてトイレの数が多い。
寝室の数と同じくらい有る。
パーンの家と今住んでいるコンドーは2ヶ所、新しい家は3ヶ所ある。
パーンの家とコンドーは2寝室2トイレ。新しい家は3寝室3トイレ。

昔は大世帯の家が多かったのでその名残かもしれないし、タイ人は先客がいてちょっと我慢、というのが苦手な人達なのかも知れない。
まあ、自分もトイレの数は余裕が有った方がいいかもしれない、とは思う。

日本は荻窪の家が5寝室3トイレ。大網の家が3寝室1トイレ。山梨の家が2寝室1トイレ。
荻窪の家は、昔、事務所兼用だったので事務所用のトイレが有った為トイレが多い。


② トイレの方式、お尻を拭く方式。

日本もタイも「しゃがむ」方式は無くなりつつある。
洋式トイレの様に便器に腰かける方式が主流。

タイでは自動洗浄(ウォシュレット)は殆ど普及してないが、かわりに、手動のノズル式洗浄機があるトイレが多い。

自分がタイに来始めた20年程前は、しゃがむトイレで、尻の洗浄は桶に水を汲んで(水が溜めてある大きな桶とそれを汲む為の手桶がトイレに置いて有る)、それを流して「手で洗う」方式のトイレが多かった。
今でも、時折、この方式のトイレが有るが、このトイレは苦手だった。
トイレの床が水浸しだったり、溜めてある水が汚そうな感じがしたり。
第一、何よりも、「ン○」の着いているお尻を直接触るというのが・・・。

(余談。タイの桶の水で洗う方式も苦手だけど、怖さで1番は、昔の日本のポットン便所。これは気を付けないと「おつり」が戻って来る感じがして怖かった。もっとも、この話を理解できる人は、今では少ないか?。こういう便所にはティシュペーパーじゃなくて新聞紙を切った物が置いて有ったりした。)

今は、普通の様式トイレに座って、手動のノズル式の洗浄機で洗って(水圧で洗うので、手で直接お尻を洗う必要は無い)、最後は紙で拭く形式が多い。
これは、慣れると使いやすい。


U62
手動のノズル式洗浄機が有るトイレ(コンドーのトイレ)
今は、この方式がタイの主流。


一部のホテルやショッピングセンターにある様な、ノズル無しのトイレ(日本に昔多かった様なトイレ)(日本は今はウォシュレットが主流だと思う)で紙だけで拭くより水で洗う方がお尻が綺麗に成る感じがする(実際、洗った方が「ン○」が綺麗に取れると思う)。

自分は、日本では荻窪の家のウォシュレット、タイのコンドーではノズル式洗浄で、どちらも水洗いなので、紙で拭くだけというのはちょっと不潔だと思う様に成った。
(昔は、それが当たり前だったが、習慣が変った)

尚、尻を拭いた紙は日本ではトイレに流すが、タイではトイレに備え付けのゴミ箱に捨てるのが主流。
自分は以前、タイでもトイレに流していたがコンドーのトイレが詰まって困った事が有ったので、それ以降は、ごみ箱に捨てる事が増えた。
(でも、紙の量を少なくして、詰まらない様に配慮して、流してしまう事もある)
(備考。ノズルから噴出する水で洗浄したお尻を拭いた紙には、殆ど「ン○」は着いてないので、ごみ箱に捨てる事にそれ程抵抗は無い)


因みに、自分のトイレ環境をまとめると。

タイでは、コンドーも新しい家もパーンの家も、以下の1例を除いて全て、「洋式&ノズル式洗浄トイレ」。
パーンの家の1つだけちょっと変わっていて、一応、「ウォシュレット風」なのだけど、電気式では無くて、水道の水圧だけでウォシュレットの様に中から水が噴き出して来るトイレ。
買った時はウォシュレットと変わらないと思ったのだが、水圧が弱くて思ったほど使い勝手は良くなかった。

日本は、荻窪の家が「和式(しゃがむ)&紙拭き式」が1つ、「洋式(腰かける)&紙拭き式」が1つ、「ウォシュレット」が1つ。
大網の家と山梨の家は「洋式(腰かける)&紙拭き式」がそれぞれ1つ。
日本滞在中は「ン○」は97%ぐらいウォシュレットを使用。

③ トイレ、洗面所、シャワー(or風呂)、のユニット


N60
タイの新しい家のトイレ兼、洗面所兼、シャワー

自分の所有するタイの家(パーンの家、コンドー、新しい家)は写真の様に、トイレ、洗面所、シャワー(or風呂)が一緒。
タイはこの形式が多い(凄い高級な家は違うかもしれないが知らない)。

日本はトイレが別に成っている家が多い(と思う)。
以前は、風呂は清潔にする所、トイレは汚い所、なので、風呂とトイレが一緒に有るのはおかしい、と思っていたが、タイに暮らして居て慣れると、それ程気に成らなくなった(でも、少しは気に成る)。

タイは殆どシャワーだが、日本は殆ど風呂(+シャワー)。
タイでも風呂の有る家は少しは有るが、小さくて使い難い風呂が多い。
ホテルでも風呂の無い部屋が多くある、有っても浴槽が浅くてゆったり浸かれない風呂が多い。

また、日本の風呂には脱衣所またはそれらしき空間が有るが、タイにはそういうものが無い(?)。

まあ、風呂に関しては一般的にタイより日本の方が遥かにいい。

因みに自分の、トイレ、洗面所、風呂、環境をまとめると。

タイの家は、全て写真の形式の、トイレ、洗面所、シャワーが一緒。脱衣所は無い。
ただし、新しい家の1ヶ所だけ、風呂も付ける予定。
小さくても水深の深い風呂桶を探すのにちょっと苦労したが、何店かホームセンターを回って、やっと見付けた。
(大きな風呂の方がいいが、建売のシャワールームのスペースがそれ程広くないので)

荻窪の家は、トイレと洗面所&風呂(+シャワー)が別々。
大網の家と山梨の家も同じだが、殆ど使ってないので、今は風呂は使えない。
(遊びに行った時は、車で近くの温泉に行く)
脱衣所は何処の家も、一応、小さなスペースが有る。

尚、最低限シャワーは有る事を前提に書いたが、昔のタイの家にはシャワーも無い家が有った。
桶に溜めてある水を手桶で取って体に掛ける方式など。
流石に今はシャワーぐらいはあると思うが、温水が出ない家も田舎には結構あると思う。

まだパーンの家を建てる前に、奥さんのお婆さんの家に泊まった時(18年程前)は桶で水を掛けて体を洗ったが、暑いタイとはいえ、冷たい水を掛けるのは、ちょっと決心が必要だった。
なお、今でも有るが、この頃のタイの田舎の家には、母屋とは別にトイレとか水浴小屋がある家が多かった。


今回はここまでで、次回は、日本とタイとの「間取り」の違いの、もう少し細かい所を書く予定です。


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日・タイ、比較」カテゴリの記事

コメント

初めて沖縄に行ったときに風呂場と言いながら水シャワーしかなく違和感がありましたが暑い地域では それが当たり前なんですね。
暑いんだから水で体を冷やすのは合理的です。
チェンマイにトレッキングに行って風呂場が川だったのにもビックリしたのですが

やはり 日本も毎日殺人的な暑さなので温泉に入っても最後は水浴びしなきゃあ、やってられないです。
タイでは尚更水浴びです。

タイのトイレの手桶も合理的ですが
なれるまで苦労しました。

中国なんかは まだドアのないトイレで下の方は川のように水が流れていて皆一列にシャガンで用を足してるんでしょうか?
僕は大理に行く途中の高速道路のドライブインで見ました。
あれには流石にヒキましたが あれに比べれば昔のタイのトイレ事情は慣れだと思います。

コメントありがとうございます。

自分は水浴びは苦手です。
プールに入る時に最初は冷っとするのと似ています。

昔のお婆さんの家はクーラーが無かったので、水浴びをするとさっぱりして気持ちが良かったですが。

新しい家のバスタブにはどうやってお湯を溜めますか?
よくある電気湯沸かし器だと性能がいいのでも結構時間がかかると思いますが。
ガス給湯器(プロパン)とかあるんでしょうけどあまり見かけませんね。

ねまき猫様、コメントありがとうございます。

パーンの家では電気湯沸かし器で何とか成ったので、取り敢えずそれでやってみようと思いますが、新しい家のアンペア数で足りるのかがイマイチ分からないです。
タイにはかなり強力な電気湯沸かし器が有るので、フルパワーで使えれば大丈夫だと思いますが、電気容量(?)が足りないとブレーカーが作動するので、そこがどうなるのか今はちゃんと調べて無いです。
ボイラーを付けた方がいい、というご意見は他の方からも頂きましたので、ちょっと考えてみます。

この手のことを読むのははじめてです。(誰も書かなかったタイ!)

ところで

① 奥さまは冬でも水シャワーでしょうか?
② 湯を張って浸かるという習慣があるのでしょうか?

  (注) イギリス、フランスで見聞きしたところでは、湯船には5センチ位お湯を入れ、体を洗うのだそうです。洗った後は、蛇口からお湯を出しながら、リンス。だから、風呂で温まることはなく、風呂場には暖房装置が必需品でした。他方、シャワーは湯水の消費が激しいので使いたくないとも。

P様、コメントありがとうございます。

自分と結婚する以前は水シャワーだったと思います。
タイ人は湯を張って浸かるという習慣は余り無い様な気がします。
自分がタイ人の家で風呂を見たのは殆どが日本人の関係者(旦那が日本人とか)です。
でも、ホームセンターに行けば普通に湯舟を売っているので、タイ人でも使う人は居るのだと思います。

初めてコメントするのか、以前にコメントしたのか忘れてしまいました。
宜しくお願い致します。
私にはタイ奥さんと、娘がいます。
6年前はコンケンに住んで居ました。9-10年前は実家のウドンタニ住んで居ました。
今は日本で生活しています。二人とも日本は初めてです。
二人とも日本では水シャワーです。湯船には入りません。冬は温水シャワーです。
冬は寒いので湯船に入って、身体を温めてから浴室から出るように話しますが、
未だに温水シャワーだけです。理由は湯船は熱いと言います。
事実冬の湯は熱いし、夏は湯船に入ると汗が出ます。
気分を大切にするタイ人は火照った体に水シャワーをかけてさっぱりすると、気持ち好いです。
私も夏は冷たい水シャワーでさっぱりします。
私が28年前に初めてイサーンに行った時は、便には困りました。
もちろん、指で菊門を洗いました。2回目からはトイレットペーパーを持参しました。
その頃はトイレットペーパーは見かけませんでした。
何て言ったって日本のウォシュレット便器が最高です。

イサーン在住日本人様、コメントありがとうございます。

家(うち)は妻も娘も風呂が有れば風呂に入ります。
(妻は、日本の家では温水シャワーだけで済ます事もあるかも知れないですが)
自分は日本人としては「ぬる好き」ですが、妻も娘もそれ以上に「ぬる好き」なようです。

手洗い方式のトイレは日本人にはちょっと抵抗ありますよね。
今は大分減って来たので、その点は日本人がタイの生活に馴染む為のハードルが低くなった気がします。
手洗い方式のトイレに出会わなくなったもう1つの理由は、今は、田舎の家に余り行かなくなった事もあるかもと思います。
もしかしたら、田舎ではまだそっちが(手洗い式が)主流の地域もあるかも、と思ってます。

電気湯沸かし器の電気容量について、我が家(マンション)では湯舟とシャワー、それに洗面の3ヶ所に供給できる6000Wのものを使っています。
取付け時、この電気湯沸かし器専用のブレーカーとして20Aが使われていましたが、給湯しようとするとすぐにブレーカーが落ちました。結局、32Aに付け替え、その後は問題なく使えています。湯沸かし器のワット数にもよると思いますが、ブレーカー容量に気を付けてください。なお、湯船に胸まで浸かれる30㎝程給湯するのに5分程かかります。

バンコク隠居様、コメントありがとうございます。

今、コンドーの湯沸かし器を見たら、6000Wでした。
MIN、MED、MAXの3段階あって、シャワーで使って、MINで問題なく使えています。
取り敢えず、同程度の湯沸かし器でやってみる積りです。

お湯の貯まる時間が分からないですが、湯舟の面積が狭いのと、保温性のありそうな湯舟なので、時間を掛ければ何とか成りそうな気がします。
やってみて使い勝手が悪ければその時考えます。

日本では契約でアンペア数が替えられたと思いますが、タイでも変えられるなら(多分)問題ないです。

先程、湯船への給湯を5分程と書きましたが、改めて計ってみると20分近くかかっていました。訂正いたします。
それから、ブレーカーは、エアコン、湯沸かし器とか各部屋ごととかにそれぞれ割り当てられている配電盤内の個別のブレーカーに32Aを使用しているということです。建物全体の契約アンペアではありません。私は電気の専門家ではありませんが、20Aで失敗した経験がありますので、老婆心ながら書き込みしました。

バンコク隠居様、ご訂正ありがとうございます。

湯舟の面積は分かりませんが30cm5分は早いと思いました。
お湯張りは20分~30分を想定しています。

6000ワットの湯沸かし器とはすごい!

日本の一般家庭での感覚ではモンスターです。電気代もすごくかかるのでしょう??

P様、コメントありがとうございます。

6000ワットはやはり凄いですか。
220V/6000Wと書かれてました。
因みに、Rinnai製です(電気式です。ガスでは無いです)。

今調べていて分かりました。
ワット数は電圧と電流の積だそうです。
電圧が220Vなので、32Aなら 220×32=7040 なので6000Wの製品は単独なら使える。
20Aなら 220×20 = 4400W なので単独でも使えない。
(多分)そういう事だと思います。

ワット数が大きくても、今はシャワーなので、それ程長くは使わないので大したことは無いみたいです。
月々の電気料金の内訳、クーラーがいくらで、照明がいくらで、電子レンジがいくらで、とかは計算して無いですがトータルで問題ない額です。
多分、暑季と寒季で電気代が変るので、クーラーの電気代がダントツに高いみたいです。

新しい住居は、待望の湯舟のあるお風呂付なんですね。
おめでとうございます、楽しみですね。
3年ほど前、彼女にせがまれ、給湯器を買ってあげた事が有ります。
自宅のシャワーに取り付けるのだと。
温水シャワー無しで、冬は冷たくないのかと聞くと、沸かしたお湯を混ぜて使うのだと。
そう言えば子供の頃、冬に洗顔の際、同じことをしていたのを思い出しました。

zurru様、コメントありがとうございます。

湯舟付きの風呂で、また少し(かなり?)日本の快適な生活に近付けます。

チェンライに来て暮らし易く成った出来事の時系列順。

センタンが出来た→車を買って移動の自由度が増した→日本人会に入って日本人の知り合いが出来た→ネットが繋がって情報量が格段に増えた→街に越して来て買い物や友達付き合いが便利に成った→和食が頻繁に食べられるように成った→湯舟の有る風呂が出来る(予定)。

これ面白そうなので、その内記事を一本作ってみます。


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