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2021年8月 8日 (日)

タイの家(畳の部屋など)

2021/08/08(タイの家)(畳の部屋など)

日本とタイとの家の違い(主に間取りの違い)について書いたこのシリーズ、思った以上のアクセス数、沢山のコメント、有用なコメント、を頂きました。

最後に何点か気に成った点をあげて置きます。


① 日本は畳の部屋の有る家が多いが、タイは特殊な例を除いて無い。

自分の所有する日本の家には全て畳の部屋が有る(荻窪5、大網2、山梨2)。
他には、成田や大阪のアパートでも、中野のアパートでも、日野市のアパートでも部屋は全て畳だった。
これが普通なのかは分からないが、自分は「畳の部屋は有るもの」という感覚だったので、タイでも畳の部屋が欲しかった。

日本で、今はどうなのだろう?。若い世代は畳の部屋が無くてもいいのか?。

自分の感覚では畳の部屋は落ち着くし、くつろげるので、有った方がいいと思う。
チェンライ在住の日本人でもそう思う方が居たようで、畳の部屋の有る家を見た事が有る。
1つはプールまで有る豪邸。もう1軒の家もかなりの豪邸だった。
普通には、タイで畳の部屋を作るのは難易度が高い。

そういえば、チェンライのカフェで「旅館(旅館という名前のカフェレストラン)」にも畳の席が有った。

パーンの家や今居るコンドーでは椅子に座るかベッドの上で寝転んだり座ったりで、床にペタンと座る事は少ない。
バンコクに暮らして居た頃の3ヶ所のアパートでも同様だった。

ただし、昔の木造高床式の家では木の床に座るか、ござを引いて座るのが普通だったと思う。
今は床はタイル(?)の家が多いが、その上にござを引いて座る事もある。
(タイルの床に直に座る人達もタイには結構居そうな気がする)
(昔、タイ人の家での飲み会に参加した時はタイルの床に直に座って、車座に成って飲み会というのが結構あった)

自分の知りうる範囲では日本もタイも、何が今の流行りか、何が主流か、は分からない。


② 収納スペース 

畳の部屋が無い、(ベッドなので)布団を敷かない事もあり、タイの家では元々備え付けの収納スペースが少ない。

押入れが無いのは結構不便で、例えば15㎡の部屋でも、収納スペースを確保すると使えるのが12㎡ぐらいに成ったりする。


N41_20210808163701
新しい家の収納スペース

階段の下とその脇が収納スペースに成っている。
まあまあ広いが、専用の収納スペースは家全体で此処1ヶ所なので、全然足りない。


N42_20210808163901
階段の下の収納スペース

左上の斜めの部分の上に階段が有る。


N50
新しい家の一番大きな寝室

部屋は壁と窓で囲まれていて、このままだと収納スペースが無いので、左の壁沿いに50cmぐらいの収納BOXの取り付け工事をする。
なので、最初の見た目より部屋は狭くなる。

各部屋(4部屋)にこの工事をするので、その分の費用もバカにならない。


③ 呼び鈴


N30
新しい家の入口付近

 呼び鈴

今迄のタイのアパートや家は呼び鈴が無かったが、新しい家は標準装備で呼び鈴が付いていた。
パーンの家に居た頃、自転車で近所を乗り回したけど、呼び鈴らしき物のある家は少なかった(0では無い。呼び鈴がある家も有った)。

バンコクの1軒屋は呼び鈴が有るのが標準なのか、その辺の事は分からない。
例えば、パーンの田舎辺りの家に呼び鈴の有る家が有っても、田舎の人はそれに気が付かないかもしれない・・・?。

日本は呼び鈴が有るのが普通だと思う。


④ 表札

日本は普通、表札は有る。
タイでは日本のようにはっきりした表札は無いと思うが、良く分らない。
名前の書いて有る郵便受けを見た記憶は有るが一般的かどうかは調べて無い。

今居るコンドーは、表札も呼び鈴も無い。郵便受けにも氏名は書かれていない。部屋番号だけ。
娘とこの件について話したら、「タイは(名前なんか書いたら)危ないんじゃないの?」と言っていたが、そういうのも有るかもしれない。

日本でも、「危ないから」と表札を付ない家が有るのは知っているが、どの程度あるのか・・・?。

もっとも、最近は誰でもスマホを持っているので、表札が無くても、呼び鈴が無くても、知り合いなら電話して見える所まで出て来て貰えばいい。


⑤ チェンライでは不動産開発業者の開発した壁に囲まれた住宅街が多い。

日本には余りない形式(0では無い)。

例えば、今度の新しい家は、約600戸の住宅があり、住宅街は塀で(一部、植栽で)囲まれていて、守衛さんの居るゲートからしか出入りは出来ない。
共用のアスレチックジムやプール、管理センターや公園が有ったり、警備員さんが巡回したりしている。
その為、管理費を結構取られる。
マンションと似ているが、囲いの中に1戸建ての住宅群が有る感じ。
ムーバーンと言っている。
(ムー(集まり)バーン(家)で、「村」という意味でも使われるらしいが、囲われた住宅群をムーバーンという事が多いようだ)
(不動産開発業者の作った住宅街で、囲いの無い住宅街も有るが、そういうのもムーバーンと呼ぶようだ。似た様な造りの家が固まって有るので見ればすぐ分かる)

⑥ エアコンの無い家が多い。有るのはクーラー。

暖房の設備が無いので寒い時はただ耐えるだけの家が多い。
(電気ヒーターみたいのを持っている家も有る)

因みに、自分もタイに来て1度も、暖房の設備の有る家に(部屋に)住んだ事は無い。それでも(寒くて)困った事は無い。
しかし、クーラーが利き過ぎているホテルや病院で寒くて困る事はよくある。
(映画館やショッピングセンター、冷房の利いた長距離バスも要注意)
そんな事も有るので、ウィンドブレーカーやセーターぐらいは暑いタイでも持っていた方が良い。


⑦ 台所が小さい家が多い。

特にアパートなんかは台所が小さい家が多い。
ちゃんとした家(?)で台所が有っても流し台が小さかったり、水道の蛇口が流し台の端っこの方にあって使い難かったりする。

土地に余裕のある家では、台所を母屋の一部を拡張する感じで増設している家も結構あるが、こういう台所も広いだけで機能性はイマイチのものが多い。
日本と比べて台所が軽視されている感じ。機能性もかなり落ちる。


⑧ 日本と比べて採光はそれ程気にする必要が無い。

日本は日の光を取り入れるように注意して間取りを考えるが、逆にタイでは日光を遮る方を考えた方がいいかもしれない。
ただし、これは自分の考えで一般的にどうなのかは知らない。
パーンの家で南西向きにベランダを作ったら、日が暮れるまで日差しが強くて余り使えなかった。
タイでは、日は当たらないが風通しの良いオープンスペースが有った方が良い。


⑨ 雨どいの無い家が多い(?)。

日本では標準装備で雨どいは有ると思うが、タイはそうでは無いらしい。

新しいムーバーンの家では雨どいは標準装備されて無い。
隣の家は雨どいが付いていたので後から追加工事したのだと思う。
周囲の家を見回したが、雨どいのある家は隣の1軒だけだった。


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コメント

迷人様 おはようございます。
新しい家がだんだんと完成に近づいて、楽しみですね。写真で拝見すると家の床はフローリング仕様ですね。タイの家は床がタイル張りが多いですよね。彼女も家もタイル貼りでした。
裸足でいると足が冷たくて靴下を履いていました。またタイル貼りは掃除はしやすいですが、濡れるとツルンツルンになり滑りますね。センタンやホテルもタイル貼りで、お陰で何回がすっ転んで怪我をしました。

日差しと言えば、コンドでは西向きの部屋に住むと、午後になると強烈な西陽でとても暑くなります。エアコンを付けても暑く、電気代が嵩みます。タイは日差しが強いのでコンドの部屋を購入したり、借りるときは方角をチェックした方が良いですね。

よっちゃん様、コメントありがとうございます。

新しい家は2階が木目調のフローリングの床、1階がタイル張りです。
自分は部屋でゴロゴロしたいタイプなので、くつろぐ部屋は畳がいいです。
今は、少なくなったでしょうが、「コタツにみかん」のイメージの部屋が好きです。

日本は陽射しを有難がる傾向が有りますが、タイだとちょっと違いますね。


畳の歴史をネットでサーチしてみました。

結論部分だけを申し上げると、畳需要が激減しているそうです。フローリングに置き換わってきているそうです。

この点、私見ですが、フローリングの場合、劣化した場合には張り替えが必要になりますが、それだと高いので、さらなるフローリングを重ねて敷く例が多いようです。でもそれだと、乗ったときにフワフワし、音も出ますので、快適とはいえません。そもそもの問題としてフローリングは淘汰されるのではないでしょうか?そうなると畳敷きが復権するのでしょうか??

P様、コメント有難うございます。

畳屋さんが減っている、と言う話は聞いた事があります。

だんだん畳は無くなって行くような気がしてますが、畳文化ももう少し残して欲しいです。

以前バンコクで一戸建て物件を何度か見てきました。
共通して言える事は、収納が余りにも少ない事です。
あっても階段下の小さなスペースだけです。
これでは物があふれて窮屈な気分になるのではと心配してしまいました。

zurru様、コメントありがとうございます。

今はどうなのか分かりませんが、日本の家は押入れが有るので、そこが布団以外にも収納スペースに成っている。

ベッドの生活ではそういうスペースが少ない。
いい家(?)はクローゼットなどの部屋のある場合もあるが、そういう家は限られる。
そんな感じではないかと思ってます。

因みに、タイの我が家はパーンの家も今のコンドーも、全ての部屋(リビングと寝室)が物置兼用部屋に成ってます。

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