プーチンが戦争を始めると

2022/03/09（プーチンが戦争を始めると）

プーチンが戦争を始めるとヤワラーに長蛇の列が出来る。



ヤワラーの行列、２０２２年３月９日、午後３時頃

この写真じゃ十分にイメージが伝わって来ないが、兎に角、そこら中に大行列。
１００ｍぐらいの行列がそこら中に出来ていた。

かなり異様な雰囲気。

「風が吹くと桶屋が儲かる」風に言うと・・・。

①　プーチンが戦争を始める。
　　　　　↓
②　「有事の金」で金価格が上がる。
　　　　　↓
③　日頃から金を保有するのが好きなタイ人が一斉に売りに入る。
　　　　　↓
④　ヤワラー（バンコクの中華街で金行の密集地帯）の中華系などのタイ人も金を売りに行く。
　　　　　↓
⑤　ヤワラーの金行に大行列が出来る。

ロシアの人達が銀行やマーケットの前で長蛇の列を作っているのはテレビで見たが、まさかロシアやウクライナから遠く離れたタイで同じ様な（？）現象が起こるとは思わなかった。


因みに金行の中はこんな感じ↓。



タイでは（多分）一番有名な某金行の店内

（多分）写真撮影禁止なのだけど、結構スマホでパチパチやっている人が居た。

店内だけでなく、店の外のエレベーター前や階段まで人で溢れかえっていた。
熱気に溢れているし、如何にもコロナのクラスターが起きそうな感じ。

この時のレートは１バーツ（金の単位）当たり３１８００バーツ。


因みに、最近の金レートの推移はこんな感じ↓。



日本の田中貴金属の金の小売価格の推移

３月１１日（金）現在では、３月９日（水）の金価格が一番高い。
これは、日本の場合だが金価格の上昇下落は国際的に連動するので、タイの上昇下落も若干為替レートの影響は有るがほぼ同様。


で、ここからは推測だが、多分こんな感じ↓だったと思う。

２月中は１バーツ（金の単位）当たり２万バーツ代だった金価格が３月初め頃から３万バーツを超えて来た。
この辺りで、「そろそろ売ろうかな」、と思った人がかなり出て来たと思う。

そして３月８日頃には３１０００バーツを超えて来た・・・もう売りたい。
そう思った人も居たかもしれない。

しかも、３月９日の朝には３２０００バーツに成っていた・・・これはもう売るっきゃない。
多分、そんな感じで大勢の人がヤワラーにワラワラと集まって来たのだと思う。
中にはチェンライのような遠方から飛行機に乗って来た人も居るかもしれない。

因みに、金は買ったお店で売るのがいいらしい。
なのでヤワラーの和成興大金行で買った金は和成興大金行で売るのがいいらしい。

まあ、でも、僅かの利益を得る為に３時間以上も待たなければならないなんてのは大変だと思う。
自分の知り合い（タイ人）が金行に来た時のレートは３１９５０バーツだったが、待って居る間にドンドン下がって、結局売値は３１４７０バーツだったらしい。
仮に買い単価が２３５００バーツだとしたら７９７０バーツの利益。
１０バーツ（金の単位、約１５０ｇ）売ったら７９７００バーツ（約８万バーツ）の利益。

お客さんの中には常連の人達も居るようで、そういう人達は知り合い同士で、日がな一日、ボードを見て儲かったとか損したとかやっていた。
自分は行った事が無いが、競馬場の場外馬券売り場のような感じかもしれない。


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