タイの強み、タイ人の強み
2022/05/27(タイの強み、タイ人の強み)
暫く前から、コンドーの前の国道1号線の道路工事をしている。
3kmぐらいを通行止めにしてゆっくり仕事をしている。
多分3ヶ月ぐらいかかりそうな気配。
始めの頃は交差点で右折が出来ないとか、Uターンが出来ないとか、著しく不便だったが、それは少し改善された。
どう改善されたかと言うと、臨時のUターン箇所が2ヶ所出来た。
工事区間の南側に出来たUターン地点(赤い線)
工事が始まった当初はこの先で左折(左側の緑の線)して、500m程進んでからUターンしてまた500m程戻って、右折(右側の緑の線)しなければUターンが出来なかった。
(緑の線のカーブしている辺りに交差点が有る。最初はその交差点でUターンや右折が出来なかった)
中央分離帯に臨時(?)に設けられたUターン用の道路(舗装はされてない)
例えばチェンライの街を南北に走る国道1号線を北側から来た場合、国道1号線の西側に有るセンタンに行きたくても簡単には行けなかったが、此処でUターンが出来るように成ったので、行き易く成った。
工事区間の北側に出来たUターン地点
ここも工事が始まった頃はUターンできなかった。
Uターン中(写真は全て助手席の娘が撮ってます)
日本なら通行の妨げにならない様に、工事区間を短く区切るとか、夜間に集中工事をするとかだと思うが、チェンライは利用者の事を余り考慮せずに長い区間を通行止めにして、ゆっくり仕事を進める。
そういうのがチェンライ流(タイ流?)らしい。
通行止めには成っているが、工事をせずに「放ったらかし」に成っている所も多い。
どの程度の計画性を持って工事に入っているのか分からないが、取り敢えず3kmぐらいの工事区間を通行止めにしてから考えよう、みたいな感じがしないでもない。
もしかしたら、このUターン地点も通行止めにしてから思い付いたものかもしれない。
普通に考えれば、最初からそういう計画だったと思うが、だったら速やかにUターン地点が出来ても良かった気がする。
大体、いつ迄に終わらせる、というハッキリとした計画が有るのかも疑わしい。
例えば、チェンライ市の南側に有る空港バイパスの立体交差点の工事も数年かかったし、チェンライ、チェンマイ間の道路工事も5年ぐらいかかった気がする。
チェンライ、チェンマイ間の道路工事では途中までやった業者が逃げてしまった、何て噂を聞いた事もある。
道路のように大きなものだけでなく、家の工事や修理でもなかなか進まない事が多いし、自動車の修理に半年ぐらい掛った何て話を聞いた事もある。
要するにタイ人て期間を決めて計画通りに仕事を終わらせるという能力が低いか、或いは、最初からそういう気が無いのかもしれない。
(まあ、これは余り偉そうな事は言えない・・・自分も現役時代にシステム開発の遅れはしょっちゅう有った)
ただタイ人の場合、計画性は無いが、状況に応じて抜け道を作る能力に長けている。
目先の問題に取り敢えず素早く対応するという能力に長けている。
これはタイ人のいい面だと思う。
上記の2ヶ所のUターン地点もそんな感じ。
(タイの薬は効き目が強い何てのも、取り敢えず痛みが抑えられればいい、という考えがありそうな気がする)
本来は素早く道路工事を終わらせるというのが一番だが、例えノロノロやったとしても、抜け道を作る事に寄って被害を小さく出来る。
これに限らず、道路の抜け道を見付けたり作ったりするのはタイ人の得意技で、自分もそういう(タイ人の通る)抜け道を良く通った。
(道路では、本来は一般車両は通行止めのハズだが、工事車両用に通れる道を通ったり、学校内の通路を通ったり、バンコクでは従業員用の近道を通ったり、私有地を通ったり)
(あと自分はやらないが、短い区間なら逆走する人もタイ人には多い)
(逆に、道路を通路以外の目的で使うのもタイ人の得意技で屋台や売店に成ったりする。要は、建前や名目はどうでもいい、取り敢えず便利ならいいという考え方)
今回は「道路工事」の話なので正に「抜け道」だが、こういうのは他の面にも有って、例えば何かの申請書類の不備でも、しかるべき業者を通せば何とかなってしまう、なんて事は良くあるらしい。
邦人の場合たまに有るのは、本来ならVISAの更新が出来ないところ、業者に割増料金を払えばVISAが取れてしまう、なんて事も有るらしい。
(自分は全て正規の手続きで取ってます)
道路の「抜け道」と申請書類の「抜け道」を同一視するのは多少無理があるが、要は「タイ人のいい加減さ」で手順はどうあれ結果が出れば問題ない、というのがある。
(本質的問題解決より目先の問題解決が先。目先の問題が解決すれば本質的問題解決にはそれ程の努力を払わない)
いい加減にチンタラ仕事をやっているようでも、何んとかなってしまう、何んとかしてしまう、のがタイ人の強みかもしれない。
反省。
今回の記述はちょっと対象の範囲を広げ過ぎて焦点が絞れなく成ったというか、無理がありました。
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