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2022年5月 8日 (日)

歩道のクイティオ

2022/05/06(歩道のクイティオ)

タイにはラーメンみたいな食べ物、クイティオが有る。
タイに暮らして居れば知らない人は居ないだろうし、旅行で来た人でも知っている、或いは食べた事があるという人は多いと思う。

クイティオには船で売っているクイティオ・ルアが有名で、船で売ってなくてもクイティオ・ルアとして売っているお店も多い。

今日食べたクイティオは歩道で売っていたので「歩道のクイティオ」って事に成るのかな?。
クイティオ・タノンコンドゥーン、或いはクイティオ・タノン?。
まあ、そんなタイ語は無いだろうけど・・・。

或いは、青空の下のクイティオ。


220514a
歩道のクイティオ

別にクイティオが特に好きという分けでは無いが、神戸屋STATIONに日本食材を買いに来た帰りに、奥さんが「お腹が空いた」と言って此処に連れて来られた。
場所は、チェンライ市の北側、国道1号線沿い、神戸屋STATIONの近く。

こういう歩道上の屋根の無い所で食べるのは久し振り。
解放感が有ってちょっといい。それに、如何にもタイらしくて偶にはいい。

歩道いっぱいにテーブルが置かれている。
タイの歩道は食堂に成ったり、洋服屋に成ったり、雑貨売り場に成ったり、資材置き場に成ったり、実に多様に使われている。
難点を言えば、そういう所は歩道としては使えない(或いは、使い難い)。

バンコクでは歩道を占拠している屋台の一斉取り締まりがあって、減った地域もあるようだが、チェンライではまだやりたい放題の所が多いみたいだ。


220514b
本日のおやつ

実は昼食は既に家で1人で食べたのだけど、朝飯も食べて無い奥さんに連れて来られた。
まあ、「付き合いでちょっと食べればいいか」という感じ。

注文は「クイティオ・センレック・ヌア」。
具材が牛の細麺。

「牛」と言ってもそんなにいい肉では無いと思う。
同じ注文をしても、お店によってはタプ(レバー)が入っていたり、ラムサイ(腸)が入っていたり、ルークチン(練り物)が入っていたり、血が豆腐みたいに固まった物が入っていたりするが、ここのはそういう物は入って無かった。

ルークチンは健康に悪そうなので最近は食べない様に気を付けているが、タプやラムサイは割と好き。
豆腐みたいな血の塊も抵抗なく食べられる。

肉系の具材では鶏の足みたいのが入っているクイティオも有って、これはクイティオの中でもちょっと高め。
ゼラチン状の鶏の足は慣れないと抵抗が有るが、美味しいかもしれない(食べた回数が少ないので良く分からない)。

兎に角、タイのクイティオには日本のラーメンには使わない様な、ゲテモノに近い様な具材が色々ある。
単価を安くするために何でも使うという面も有るのだろうけど、慣れれば、美味しく感じる事もある。

因みに、麺の原料は米らしい。

クイティオに入れる野菜には「もやし」が多いが、何かの草なども入っている。
今日のクイティオに入っていた緑の葉っぱはちょっと臭くて、自分は嫌いな味(香り)だった。
(ドクダミみたいな香りだった)
知っていれば、入れない様に注文する事も出来ると思うが、分からなかったので出来て来た物を食べるしかなかった。


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奥さんの朝食

時間から言えば昼食なのだけど、奥さんの今日の1食目だから朝食(?)。

クイティオ・センレック。極細麺。

具材はルークチン(多分、魚肉系の肉団子だと思う)と豚肉、もやし、何かの葱系の野菜だと思う。
ニンニクも少し入っていた。

クイティオとしては標準的なもの。


ラーメンに似ているクイティオは日本人としてはタイ料理の中では食べ易い。
しかし、不味くはないが、美味しいと言える程でも無い。
(美味しいと思う事も有る)
その点はタイ人も多少感じているようで、味を調整する為に色々な物が置いて有る。


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ナンプラー

ナンプラーは魚醤。

魚醤を入れるとスープの旨味が増して、味が深く成る感じがする。
なので、自分は結構入れる。


220514d
味の調節4点セット

左上、酸っぱくて、ちょっと辛い。自分は少し入れる。
右上、酸っぱい。自分は入れない。
左下、砂糖。タイに来た頃はクイティオに砂糖を入れる事に抵抗が有ったが、今は、甘く感じないギリギリの量を入れるように成った。
右下、唐辛子。自分は入れない。奥さんは結構入れる。

この他に、昔はピーナッツを砕いた物が置いて有るお店が有った。
これ結構好きでスプーン2杯ぐらい入れていたが、ある時期から置かれなくなった。
古い物を食べると癌にかかり易くなるという話だったと思う。


220514g
もやし

茹でてない水洗いしただけの生の「もやし」。

好きなだけ入れていい。
入れてもクイティオが特に美味しくなるとは思わないが、野菜は健康にいいと思って入れる。

写真上の葉っぱも自由に取っていい物だと思うが臭そうなので入れない。


220514c
味を調整済みのクイティオ

手前、自分のセンレック(細麺)。
奥、奥さんのセンミー(極細麺)。

センレックは日本のラーメンの麺より少し細いぐらい。
センミーは春雨ぐらいの太さ。

麺の太さに関しては、この他にセンヤイというのが有って、それは、日本の「きしめん」みたいな形状。
自分はセンヤイを注文する事が多い。センミーは殆ど注文しない。

尚、本日のクイティオ、2つで110バーツだった。
多分、自分の分が60バーツで奥さんの分が50バーツだと思う。
チェンライでは、ちょっと前まで40バーツぐらいが標準だったと思うが、青空屋台でも50バーツ以上って最近また値上がりしたのかも。

因みに20年程前にバンコクで食べた屋台のクイティオは普通のが20バーツだった。
その頃、チェンライでは15バーツのクイティオが有った。


以上、クイティオに関するお話でした。

クイティオは屋台の定番メニューとしてはカオパット(タイ風チャーハン)と双璧を成す物だと思う。
(その次、3番目がカオマンガイ(鶏肉乗せご飯)かな)
自分もタイに来た当初、まだ屋台で何を注文したらいいか良く分からなかった時、取り敢えずクイティオかカオパットを注文する事が良く有った。

タイに暮らして居る方にとっては珍しくもない話だと思いますが、このブログは日本で暮らして居る方やタイに興味は有るがまだそれ程馴染みのない方にも読んで貰おうと思っているので、タイでは誰でも知っている様な事を敢えて書きました。


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コメント

迷人様 おはようございます。
タイに居るとクワィティァオを食べる事が多くなりますね。
クワィティァオを注文するのは決して簡単じゃないと思います。麺やスープの種類を選んだり等、タイ語での会話になりますね。しかも店によってはタイ語で注文を書いて渡すことも有ります。

なので1人で食べに行く時は馴染みの店にしか行きません。黙っていてもいつもと同じ物が出てきますので。。。

よっちゃん様、コメントありがとうございます。

なかなか思ったように注文できない事も多いです。
昔は面倒なので他の人の食べているのを指差して「あれと同じ物」なんて注文もしました。

ブログではいつもクイティオて書いてますが、娘と奥さんにタイ語で発音させたら、「クイッティァオ」みたいな発音でした。
でもクイティオ屋さんでクイティオと言えば大体通じます。
センヤイもセンレックもセンミーもバミーも大体通じる気がします。
ただし、クイティオを食べる時は大体奥さんと一緒なので、奥さんに注文させます。

具材に牛肉のあるお店では、クイティオ・センヤイ・ヌア、とか言って注文します。
ヌアは無かったり、通じなかったり、する事も有ります。
ヌアが無い時はムーにします。

あと、喫茶店でコーヒーを頼む時はラテ・ローンとかカプチノ・ローンとか言うと通じる事が多いです。
でも、頭の悪い店員さんだと通じない事もあります。

田舎の屋台クイテイオ50バーツは驚きです。

円安だし、日本人にとって、たかが屋台クイテイオが高級になってしまった。
日本のラーメンだって、田舎なら、まだラーメン400円で頑張っている店もあるし、
札幌だって、まだラーメン500円って店もあるのだけど、
屋台で50バーツ、60バーツ。
円安だから日本人の感じるタイ値段の感覚がイタイだけなのかもしれないですね。

タイの今の一日の最低賃金は、だいぶ上っているんでしょうか?

コメントありがとうございます。

タイ人の所得がどれくらいなのか良く分からないです。
今日のレートだと1バーツが3.78円(1万円が2646バーツ)なので50バーツは190円ぐらいですね。
日本のラーメンと比べれば半値以下ですが、昔と比べると随分高く成ってますよね。
まあ、味も違うので単純には比較できないですが。

思えばクィッティアオも高くなりましたよね。
10年で倍になったような気がします。
少量の砂糖は入れるようになりましたが、最初のころは抵抗がありましたね。
もやしは未だに、さっと湯通しして欲しいなぁと思います。

zurru様、コメントありがとうございます。

タイに来た時から「物価は上がるもの」と思っていたので、物価が上がるのはしょうがないです。

クイティオは未だに美味しい物とは思えないですが、タイ人は好きらしいのでタイ人の真似をして食べてます。
でもまだタイ人の様にクイティオを好きにはなれないです。
「ちょっと美味しい」と思う時は有りますが・・・。

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