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2023年8月16日 (水)

チャートを見る

2023/08/16(チャートを見る)

株の上がり下がりを予想する方法として、各種チャート分析が有る。
自分はチャートはよく見るが、いわゆるチャート分析のような事はしない。

株価チャートを何となく眺めて、底値圏にありそうだとか、高値圏かもしれない、とかをザックリと判断する程度。
MACD(マックディー)とか、ボリンジャーバンドとか、一目均衡表とか、パラボリックとか、RSIとか、分からない。
移動平均とか、移動平均乖離率とか、出来高の推移は一応見るが、その程度で(眺めるだけで)売買の基準にはしない。
(稀に、信用倍率や価格帯別出来高を見る事も有る)

そういう技術的なものに頼らないのは、一番は面倒くさい、というのがある。
それと、そういう分析を素人がしても、意外(?)と当たらない気がする。
素人はそういう分析のプロ、或いは、特別な才能の有る人に美味しい所は持って行かれる気がする。
もし、素人でもチャート分析の手法を覚えれば、株の値上がり値下がりが読めるなら、株で大儲けする人が大勢出て来るはずだと思うが、実際には損をする人の方が多いらしい。

ユーチューブなどで、チャート分析で今後の株価を「占う」ようなものが良く有るが、結構、当たらない。
酷いのに成ると、「上がるかもしれないし、下がる可能性も有る」みたいなどっちとも取れる予想をして、上がれば自分の予想した上がる方の例を挙げて「私の言った通りに上がったでしょ」とか、下がれば「これは予想通りの下げです」みたいな、事を言う。
(今は見ないが、昔「○○オヤジ」のユーチューブがこれだった)

割とハッキリ上がり下がりの予想をする人も居るが、株なんて所詮上がるか下がるかの2つに1つ。
大体50%は当たるもの。
当たった時に、声を大にして「当たった当たった」と言って、下がった時は知らんふりをすれば、印象としては「良く当たっている」ように感じられる。
(中には、割と当たる事が多い気がするユーチューブもある)
(上岡正明さんや高橋ダンさんのユーチューブは良く見る)
(ただし、高橋ダンさんのユーチューブはCMが多くなったので、最近は余り見ない)
(初めから「予想はしない」と言い切って、アノマリー的な事を分析しているユーチューブもあり、これは良く見ている(草食系投資家Lokさんのユーチューブ))

大きく上がる可能性は少し有るが、少し下がる可能性の方が大きい、何てのも有るので、単純に値上がり値下がりがフィフティーフィフティーという分けでは無いが、期待値で言えば「ほぼ」半々。

半々の可能性に「ほぼ」を付けたのは、株は歴史的に見れば上がり続けているもの。配当も加えれば株価が変わらなくても利益が得られる事。
例えば10年先の株価予想とか20年30年先の株価予想とかで、「上がる」方に賭ければ当たる確率は50%を大きく超えると思う。

長期(10年以上ぐらい)で株を持つ場合、成功か失敗かの判断は、金利あるいは物価上昇率との競争に成る。
銀行の普通預金の金利は低過ぎるから今は比較の対象にはならないが、安全性が高くて高金利のもの、例えば米国債などの金利で得られる利益と、株の配当金と値上がり益で得られるもの、のどちらが大きいか。
(米国債だと為替も絡んで来るので比較が難しいが、国内の債券でも比較的安全性が高くて利率もまあまあな社債等も有る)
或いは、物価上昇率以上に株の配当と値上がり益が大きいか。
兎に角、貨幣価値は長期では下がるもの、として考える必要が有る。
(株価が値上がりしたとしても、単純には喜べない。例えば配当無しの株を10年持って5%値上がりしたとしても、その間の物価上昇率以下だったら儲かったとは言えないし、債券だったら10年で50%の金利が付くものも有るかもしれない)

自分の株式投資はこのような、長期的視点に立つのが基本。
なので、単純に買値と売値、或いは、買い値と現在値を比較すればプラスの数が多い。

「買い値 > 現在値」でも配当分を考慮すれば「買い値 < 現在値+配当金」になるものも有る。


230816a
2023/08/16(水)現在の持株等の状況
(値上がり率順)

国内株に限れば、値上がり33銘柄(2倍以上11銘柄1以上~2以下22銘柄)、値下がりは6銘柄で、値上がり銘柄数は値下り銘柄数の5.5倍。
これは、まあまあの成績だと思う。
(因みに、ここに出てなくて、2020年以降に売り切った銘柄は損切が3銘柄、利確が9銘柄)
(2020年以前だと、2013年にタカラバイオを一部損切しているが、その後に損切額以上の利確をして売り切っている)
(更に2013年以前だと富士通の損切が、金額も回数も大きかった)

また、1を割っている6銘柄の内、「ドトール・日レス」は配当+優待の総合利回りが直近で1.83%、「イオンモール」は4.58%、「JSP」は4.17%で、一番値下がりしているJSPでも配当と優待を過去5回受け取っている(5年弱保有している)ので、それを考えれば損はしていない。
(同様に他の3銘柄も損はしてない)
(住友金属鉱山とメタリアルは、過去に利益を上げた分を含めれば、銘柄全体としては損はしてない)
(唯一、完全なマイナス銘柄はつい最近(8月10日と15日に)買った「浜松ホトニクス」だけ)


株価水準が、ここ11年ぐらい(コロナとか一時的な落ち込みは有るが)上がり続けて来たので、1989/12/29日に史上最高値38916円を付けた、その前後1年ぐらいの期間に買ってない限り、長く持っていれば現在値(今日の日経平均終値は30767円)は買い値を上回ているケースが多いはず。
(1989年前後のバブルの絶頂期に買った株を未だに塩漬けしている人も少しは居るかもしれないが、そういう人はもう殆ど居ないと思う)
(日経平均と個別株の話をごっちゃにして書いてます)
(でも、個別株の動きでも銘柄数が増えれば、日経平均との相関関係は強く有る、と考えています。そもそも平均株価というのは元々はそういうもの。自分の場合、今は日経平均よりトピックスの方が連動性が高いみたいですが)


230816e
直近40年ぐらいの日経平均株価チャート

備考。
1983年ぐらいからの長期チャートを見れば、2023/6/19日の高値33773円が今後20年~30年の高値に成る可能性は否定できない。
しかし、その可能性は流石に低いと思う(勘)。
逆に、今後20年~30年を見れば、今の2倍とか、それ以上に成る可能性も普通に有ると思う(勘)。


以上の様に、株を買う時は基本は長期(10年以上)を考えて買っているが、もう十分上がったとか、何となく飽きた(或るは、当初の上昇シナリオから会社の実態が外れて来た)とかの場合は早めに売る事も良く有る。

それで、最近売り切ったのが「古河機械金属」。


230816c
2021年頃から2023年8月頃までの古河機械金属の週足と売買の記録(緑のの大きい方が株数も大きい)

週足なので、1つのに複数日の買いを含む場合も有る。例えば最初のは2022/03/22、2022/03/23、2022/03/24に買っている。

例外は有るが、自分の売買方針の基本として、最高買い単価(2022/03/23日の1360円)より安い値段では売らない。
最低売単価(2023/02/14日の1366円)より高い値段では買わない。

実は、古河機械金属を手掛けたのは2回目で1回目は(多分)2012年頃に買って、2013年~2014年にかけて利確している(売り切った)。
こういう、一旦売り切った後に数年置いて同じ銘柄を手掛ける事も多い。

今回は2022/03/22~2022/12/27まで買って、2023/02/14から売り始めて、2023/08/08に売り切った。
平均買い単価は1312円。売りの最高値は2023/07/25の1648円。
全部で1459400円の利益(キャピタルゲイン)を出している(税引き後で1162923円)。

その他に、2022/3末と2023/3末に配当金を合計350000円受け取って居る(インカムゲイン)(税引き後で278898円)。
合わせて、税引き後で 1162923+278898=1441821円の利益だった。

尚、最後に売った、2023/08/08の売単価は1645円で、今日の終値は1679円。昨日は1700円を超えていたので、もっと辛抱強く持っていれば良かったと今は思っている。
自分の場合、大体早く売り過ぎて、もっと高値に成るまで我慢して持っていれば(売らずに持っていれば)良かったと思う事が多い。
そう思って1度に売らずに分散して売るようにしているのだけれども、それでも、早く売り過ぎたと後悔する事が多い。
こういうのは、チャート分析が得意な人は上手く売れるのだろうか・・・?。


チャート分析の用語の1つに三尊天井というのが有る。
自分はチャート分析のルールとか手法は良く分からないので、勘違いかもしれないが、手持ちの或る銘柄のチャートが三尊天井とされているチャートの形に成っていて、もしかしたらと思った。
三尊天井とは、これから下がる事を暗示しているチャートらしい。


230816d
住友金属鉱山の直近4年程の月足

この株も過去に3回手掛けていて、その都度売り切っている。
前回(3回目)は2020/03/02~2020/05/26まで買って、2022/01/13~2022/03/16までに売り切った。
今回(4回目)は今年、2023/04/26から買い始めて2023/08/03までに15回程買って、平均買い単価が4681円。
今(2023/08/16)の値段が4310円なので、既に買値の92%まで値下がりしている。

しかし、チャートを見ると三尊天井みたいな形で、更に値下がりしそうな嫌な感じがする。
なので、ここからは下がる事を前提(勘です)に3500円ぐらいまで、暫くは手を出さない(買いを入れない)事にした。

何か長く成ったので、今回はここまで。

株の記事は自分の考えを纏める為や、それを記録として残すなどの為に書いてます。
市場が休みになる、金曜の引け後か土日に書く事が多いですが、月~木でも書く事があります。
「続き」というのとは、少し違いますが今週の日曜ぐらいに、今日の記事を踏まえた内容の記事を書くかもしれないです。


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コメント

お疲れ様です。
今日、中国の恒大集団が米国で破産法を申請したと、負債総額は何十兆円とか。また日本からの投資などが
あれば回収不可能などの影響があるような事をメディアでは報道されています。
ただ2、3日前には恒大よりもっと大規模の不動産開発会社2社が何倍もの負債を抱え
今にも倒産しそうで中国発のリーマンショック以上の破綻になる可能性も報道されています。
小生、今一学が無いものですから貴兄の見解などを教えて欲しいのですが。もしそういう開発企業で
破綻が起きリーマンショックの様な恐慌が中国で発生した場合、日本へはどう言う影響があるのでしょうか⁉️
米国からの借入も大きいらしいのでアメリカの方が日本より影響大⁉️
為替相場が一番知りたい所ですが‼️
その場合、元は暴落するのでしょうけど。 円高に戻るかどうか⁉️

チェンマイのトンチャイ様、コメントありがとうございます。

ハッキリ言って分からないです。
アメリカのリーマンショックみたいな事にはならない気がしますが。

実は、ちょっと自慢ですが、自分はリーマンショックの影響を殆ど受けてません。
その時、自分は株の持ち高を最小にしていたので、自分自身はショックを感じませんでした。
むしろ、そこで下がってから買いに入った分の恩恵がいまだに続いてます。

中国国内はかなり混乱しても日本への影響は限定的のような気がします。
ただ、日本の素材産業や機械産業の一部は影響を受ける会社もありそうな気がします。

香港株を2銘柄持っているのでその株価が心配です。
「元」も下がる様な気がします(香港ドルと元の関係は良く分からないです)。
ただし「元」が下がる事と、円高は関係ない気がします。
円は単純に日本の金利と米国の金利の影響で上にも下にも行っているような解説をされる方が多いです。
(因みに、AIの回答は「「元」が暴落するシナリオを想定して、「円」の動きを予測することは非常に困難です」でした)

まあ、中国本国と香港はイコールでは無い事に期待してます。
それと、チャイナテレコムで買値の3倍(円換算)、エーアイエーで買値の6倍(円換算)に成っているので、ちょっとぐらい下がってもいいです。
事前に分かっていれば「売る」という選択も有ったかと思いますが、ニュースに成った時点では遅いかもです。

貴兄の見解、有難うございます。
確かに今後の影響を簡単に予測するのは色んな要素があって難しいですよね‼️
中国政府も指を加えて見ているわけでは無いので必死に援助、支援し倒産などを食い止めようとするでしょうけど。
どうも今まで無秩序な不動産開発を何故放置し、マンションもオフィスも大変な供給過多にしたのか⁉️
(人口の2倍以上の供給、開発)。一人っ子政策とかゼロコロナなどの政策の影響もあるでしょうけど。
かと言って一戸当たりはかなり高価らしいですので簡単に買えない。ゴーストタウンになって売れなくなれば
即資金繰りに困窮して行くでしょう。
ただローンは払い続けているのに工事は進まず結局開発会社は倒産、こう言う事であちこちで暴動でも起きる始めると共産党政府の存亡にも関わって来ると言う危機感で政権側としては怖いでしょう。
現にロシアや中国はクーデターよりも民衆のスト、暴動で政権が倒れています。
これで米国株式などに影響が及び始めると株安、ドル安に結び付きやすいとの報道もあり今後の様子を見守ります。
貴兄も中国株を持っておられるとの事で不安でしょう。

チェンマイのトンチャイ様、コメントありがとうございます。

具体的にどういう対応を取ればいいのかは難しいです。
姿勢としては若干リスクオフを意識するくらいです。

例えば、新規の株購入は抑えめにする(全く新規購入をしない、という事では無い)。
チャンスが広がったと思えば、リスク覚悟で買い姿勢を強める事もあると思います。
利確出来るチャンスがあれば一部、利確する。

資金を分散させるような、ポートフォリオの再構成を考える。
でも、焦らない。

株の大暴落も可能性はあると覚悟してます。
そうなっても、慌てない様に、いろいろな可能性は考えて置きます。
深入りはせず、暴落しても冷静に対処できるよう、事前に心構えをして置く、というのは大事だと思ってます。

ITバブルが弾けた時に、それに逆らってむきに成って富士通株を買い集めた大失敗は繰り返さないよう注意してます。

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