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2024年1月 2日 (火)

2023年の株

2024/01/02(2023年の株)

昨年(2023年)は東京市場全体が良かった。


240102b
2023年の株式市場の好調を伝えるネットニュース

曰く「34年ぶりの高値」「昨年末からの上昇率は28%」。

市場全体としては良かったが自分の場合はどうなのか、売買では市場平均並みに儲かったか、また、昨年から引き続き持っている株の値上がり(評価益)は市場平均と比べてどうなのか、実は、この計算はちょっと難しい。

2023年中の売買が全く無ければ、2022年末の総額と2023年末の総額とを比較すればいいが、2023年中は結構頻繁に売買しているのでその扱いが難しい。

自分の今の感覚では、明らかに市場平均以上に大儲けした分けでもないし、市場平均に遠く及ばないという事でもない。
感覚的には市場平均並み、或いは、市場平均より若干いいか「微妙」という感じ。

まあ、儲かったのは間違いない。
一昨年末(2022年末)と昨年末(2023年末)の持株等の状況は下記の表に成る。


240102c0240102c2


2023年中に、マツキヨココカラの様に株式分割が有ったり、三井住友FGの様に「買い」が有った銘柄は比較し難いが、三井物産の様に2023年中に買いの無い銘柄(「売り」は平均買い単価に影響しない)は比較がしやすい。

例えば、三井物産ならば平均買い単価1254円は2022年と2023年で変わらず、株価(各年の終値)だけが3870円から5298円と変化しているので

5298 ÷ 3870 = 1.37

自分の持ち分の三井物産株は2023年の1年間で37%値上がりした事に成る。
(途中で「買い」が入ると、買い単価が変わるし、保有期間も変わるので、単純に自分の持株が1年で何%値上がりしたかと言えなくなる)

また、表には「金」「香港株」「海外債券」も含まれている。
金は(円ベースで)、10366 ÷ 8497 = 1.22 なので22%の値上がり。株式市場の上昇率28%よりも悪かった(しかも「金」は保管料を取られるが配当金は付かない)。

香港株(特にAIA)は2023年は明らかにパフォーマンスが悪かった。

海外債券は2023年の表からは除いて有るので、この2つの表からは分からない。
(因みに、米ドル債1は2023年中に満期償還している)

今回の本題、日本株に関して2023年のパフォーマンスを保有金額の大きい順にざっと計算すると。

  2023年末株価   2022年末株価     上昇率
ソフトバンク 1759.5 ÷ 1498 1.17 17%
AGC 5236 ÷ 4370 1.20 20%
セコム 10155 ÷ 7576 1.34 34%
三井物産 5298 ÷ 3870 1.37 37%
ソニー 13410 ÷ 10115 1.33 33%


ただし、ソフトバンクとAGCは2023年に「買い」が有るので単純比較は出来ないが、概数を知る為にそのまま計算。
(今、このブログを書いて居る時に気が付いたが、ソフトバンクの2022年末の平均買い単価と、2023年末の平均買い単価が1488円で同じなのは偶然。2023年中にソフトバンクの平均買い単価は数回変わっているが、最終的に2022年末と同じ1488円に成った)

因みに、この中ではセコムが比較的最近に買い始めた株で約6年目。
(それ以前にも1回手掛けているが2013年に一旦売り切った後、2017年から、また買い始めた)
他の株も大体10年以上は持っている。一番古いAGCはもう20年以上持ち続けている。
中長期投資が自分の基本。


以上は一昨年末と昨年末を比較して、昨年(2023年)1年間の成績を振り返ったものだが、以下は、昨年の売買について纏める。

まずは、昨年の年末(12月)の動き。
これは、今年(2024年)の方針、特に年初の1月2月の方針に深く関わって来る。


240102d
2023/12月の全売買(黄色が売り)

12/26日(赤線)の所までは前回の株の記事にも記載。

12月は圧倒的に「買い」が多い。
これは、2024年に株が上がるという確信が有る分けでは無く、ポートフォリオに占める日本株の比率をもう少し上げて置こうと思った為。
まあ、2023年の成績とその前の成績(数字を正確に把握している2020~2022年)が割と良かった為で、「もっと投資すればもっと儲かるんじゃないか」という欲が出た為。

まあ、こういう時に大暴落にぶつかって悲惨な目に合う、という事もあり得るし、実際、ITバブルが弾けた時はそういう経験もした。

兎に角、昨年の株式市場、株の売買は面白かった。
自分の持株が気持ち良く値上がりするのを見るのは面白い。


1年を通しての成績を俯瞰的に見ると以下の表の様に成る。


240102e
2023年1年間の売買の俯瞰表

黄色が売り、空色が買い。
数字は利確した金額(円)(税引前の数字、実際の利益額はもっと小さい)。

優待銘柄の12月欄の336100はみずほリースを利確した金額(株主優待が廃止された為売却)。
この他に12月には「あらた」という銘柄を追加購入(QUOカードの優待が有るらしい)しているが銘柄名の記載が無いのは枠に書き切れなかった為。

損切はエーアイの1銘柄のみで、後は全部利確。

古河機械金属とエーアイは昨年全株売り切った。
また、東レ、住友金属鉱山、浜松ホトニクス、NTT、信越化学、SUMCO、が昨年から新たに買い始めた株。
(住友金属鉱山とNTTは過去に手掛けた事が有るが、2023年初の時点では売り切っていて持株0だった)

昨年末の時点で、東レ(0.94)、住友金属鉱山(0.93)、浜松ホトニクス(0.92)の3銘柄が1を下回っている。
NTTは1.01で若干のプラス。
SUMCOが1.09、信越化学が1.31でまあまあのプラス。

全体的に見ると新株の発掘は余り上手く行ってない。
しかし、自分の場合、大体最初はダメで、5年ぐらい持って居ると上がる事が多かったので、まだ今後に期待している。
(エーアイの様に結局ダメで損切する事も偶にはあるが、セコムの様に7年目でいい感じに上がって来る事も有る)

新規銘柄のうち、気持ち良く上がったのは信越化学1銘柄だけだったが、1銘柄でもまあまあ上がったのは良かった。


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コメント

すごいですねえ。配当込みのcash flowとしては大商社の課長級の年収以上ですね。

加え、9月一杯までは100万円/日の範囲で売買なさっていたと記憶しますが、この制限の範囲でこれだけの取引を纏めるというのは信じられないほどの凄腕かと。

P様、コメントありがとうございます。

たまたまここ数年の成績はいいですが、それは市場全体が上げて来たからで、下がる時は一気に下がる事が有るので、浮かれ過ぎには注意してます。

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