大暴落
2024/08/03(大暴落)
株の話です。
昨日、8月2日(金)、株価は大暴落した。
日経平均の下げ幅は1987年(37年前)以来史上2番目の下げ幅らしい。
下げ幅は2216.63円、率にして5.81%の下げ。
1987年の下げは微かにそんな事も有ったかなという程度の記憶しか無く、この時は少しは株を持っていたが、殆どZEROに等しいぐらいだったのでニュースとして記憶にあるぐらいで、直接的な衝撃を食らったのは今回が初めて。
それ以外の大きな下げとしては1999年~2000年に掛けてのITバブルの崩壊と、2008年のリーマンショックがある。
ITバブルの崩壊の時はそれに直ぐに気付かず、富士通の株をどんどん買増して行って、株価はどんどん下がり続けて、結局「もう立ち直れないな」と覚悟を決める程の酷い事に成った。
(全資金の半分を超える(最大70%ぐらいの)資金を集中投資して1株1500円ぐらいで買ったものが1株300円ぐらいまで下がった)
しかし、それ以来、細かく・少しづつ体勢を立て直して行った。
リーマンショックの時も影響は受けたが、この時は株の持ち高をたまたま大きく減らして居て、その後のリバウンドの波に上手く乗れた。
結果的にリーマンショックは自分にとってプラスと成った。
で、初めの話に戻って今回の暴落。
実は昨日の下げも確かに大きいが、それ以前に7月12日にチャート的に「宵の明星」の形を付けてから、株価は下がり続けている。
7月11日の終値42224円が終値ベースでの日経平均史上最高値で、2日の終値35910円はそこから6314円値下がりしている(小数点以下四捨五入)。
昨日の値下がり分が2217円だから、昨日だけの特別な暴落と言うよりは、7月12日から続く値下りとみられる。
直近5ヶ月程の日経平均日足
○は7月11日に市場最高値を付けた罫線。7月10、11、12日で見事な「宵の明星」を形成している。
ついでに言うと、○、3月21、22、25日も宵の明星のような形に成っている。
「宵の明星」は下落の始まりを示唆するという仮説は結構当たるのかもしれない。
で、更に困った(?)事に、週明け5日も下げそうな気配がある。
最新の日経平均先物などの数値
実は、この表の見方はイマイチ分からないのだけど、□日系比の数字と翌日の日経平均初値との連動性は高い。
なので、このままいくと5日も1000円ぐらいのマイナスから始まりそうな予感。
因みに8月5日は自称「迷人」と言っている方の誕生日なので、ブラックマンデーというよりはブラックバースデイになるかもしれない。
(例えば、後場から一転上昇してハッピーバースデーに成ればいいが、そうなる可能性は薄いな)
□為替のドル・円は円高方向に進んでいる。ドルに対する円高が進めばバーツに対しても円高に成り易いので、円をバーツに両替して生活している立場から言えば円高は好ましい。
(ただし、円高が株価に与えるマイナスの影響を考えると、単純には喜べない)
□香港株も少し(日本株の1割以下)持っているので、ハンセン指数のマイナスは痛いかもしれない(2銘柄だけなので、その株価が上がればいいだけ)。
では、実際にどういう売買をしたか。
以下に7月15日(月)から8月2日(金)までの売買を示す。
2024/07/15(月)~2024/08/02(金)までの全売買
この期間の特徴としては「買い」のみで「売り」は全くない事。
7月15日(月)~19日(金)までは「買い」もない事。
「売り」が無いのは値下がりの過程で売りたい値段になる株が無かったこと。
自分の場合「幾ら以上に成ったら売る」という売り上りが基本なので、下げ過程では売り難い為。
(売り上りが絶対条件では無い。下げた時でも「この辺でいいか」と思い直して売る事もある)
7月15日~19日までの買いが無いのは、1つは「宵の明星」の神話(?)を少し考慮した為。
結果的にこれは正解だったかもしれない。
22日頃からは、少しは買って置かないと反転上昇した時に後悔しないように、と少しづつ買い始めた。
8月2日に大暴落をした時は「もしかしたらここが大底の可能性がある」と思って買いの姿勢を強めた。
仮に大底でなくても、底値圏には近付いていると思った事。
(現時点での日経平均の先物の値を見ると、この判断は間違ったかも)
(「落ちるナイフは掴むな」という相場の格言も頭をよぎったが、底値で買いたいという欲求のほうが強かった)
で、全体的に今年の売買状況を見ると↓。
今年に入ってからの売買の成績の概要
① 7月12日時点で約530万円と減っていた買越額を8月2日時点で約1220万円と倍増以上させた。
② 大幅な下げに抵抗できず、年初からの今年の買い入れ分に関する評価損益は約375万円と多きなマイナスと成った。7月12日と比べると8月2日は500万円以上の悪化。
③ 評価損益はマイナスに成っても、(損切をしなければ)確定利益は減らない。こういうのが有ると、(気分的に)今後の展開が楽になる。
④ 結果的に7月1日(月)~7月12日(金)に掛けて行った17回の利益確定は概ね正解だった(ただし、サイゼリヤは安く売り過ぎた)。
今後の作戦。
下げの底が見えないので、慎重に売買を行う事は今まで以上に大切だと思うが、長期的に株価は上がると思っているので、買いは増やしていく積り。
底値圏、或いは、十分に安いと思えば買い向かう。
今の値下がりは、買いチャンスの到来かもしれない、と思っている。
売りは、目標株価に達しなければ自分の力ではどうしようもないので、待つしかない。
宵の明星の辺りから大分下がったので暫くは売りのチャンスは来ないかもしれない。
もし、余り期待が持てないと思ったら、目標株価を下げて売りに出る事も否定はしない。
最後に、7月12日からの値下がりで銘柄別の評価損益率も大分変って来たので以下に示す。
銘柄別値上がり率
1倍以下の銘柄(倍率欄の■の銘柄)(損をしている銘柄)が増えた。
特にちょっと前までプラス(■)だった住友金属鉱山(0.95)と、今の注目株のNTT(0.92)の1倍以下が大きい。
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http://meijin.air-nifty.com/blog/2019/08/post-6bb066.html
金曜日のNY CKGの日経平均の大幅落ち込み、ADRの惨状からして
明日も1500~2000円は下がるのではないかと憂鬱です。
楽天証券だと1株単位で即時売買が可能なので、少しずつ半導体関連を買ってみようかと思うのですがいかがでしょうか?
投稿: P | 2024年8月 4日 (日) 09時42分
P様、コメントありがとうございます。
株は持つべきだとは思っていますが、タイミングや銘柄を人に勧める事は出来ないです。
特に、今のような状況では尚更です。
ブログでは基本的に自分の思っている事や実行した事を書いてます。
「憂鬱」と感じるなら少し離れて見るという手もあるかもしれないです。
株に関するブログや専門家風の意見には「損切」という話も良く有るので、そういうユーチューブなどを参考にするという手もあるかもです。
自分としては、いつが買いチャンスなのか、今は待った方がいいのか、楽しみに株価の変動を見ています。
(どっちかというと、追証などで投げ売りする人が多く出て、総崩れになった時を上手く狙えればと思ってます)
自信が無い時に、でも株は面白いから売買はしたいという時に、ちょっとだけ買ってみる、という事は自分もたまにします。
ただし、その場合、これは自分の好みの問題ですが、銘柄数は増やし過ぎない様に注意します。
どうにもならないくず株が増えるのは嫌いです。
投稿: 迷人 | 2024年8月 4日 (日) 10時24分