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2024年10月19日 (土)

ポートフォリオ

2024/10/18(ポートフォリオ)

株の方は最近どうも調子が悪い。
前回株の記事を書いた9月27日(金)までは(悪いなりにも)まあまあ順調だったが、その翌営業日、9月30日(月)から今日、10月18日(金)までの調子が悪い。


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直近3ヶ月半ほどの日経平均日足

日経平均の日足を見ると、10月はトントンぐらいに見えるが、自分の持株のパフォーマンスが日経平均と比べて悪いのが気に入らない。
自分の持株(の合計金額)が下がっていても、日経平均がそれ以上に下がっていれば「ま、いっか」と思えるが、ここ3週間ぐらいは日経平均が上がっても自分の持株は下がるという日が多かった。

今が仕込み時だと思って買った銘柄も直ぐに下がる。


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今日までの10月の全取引(赤字が値下がりした銘柄)

2024/10/01~2024/10/18 の間は「買い」のみ。「売り」は無し。


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今年に入ってからの(大体の)月別のパフォーマンス

何と言っても今年買った株の「年初からの評価損益」が-424万円に膨らんだのが大きい。
これは8月5日の-797万円よりは少ないが、前回記事を書いた9月27日からは大幅に損失が増えている。
何とか、年末までにはチャラに成って欲しい。

今のところ(予想は)全然外れているが、今は仕込み時だと思っているので「年初からの買越額」は順調(?)に増えている。
これが凶と出るか吉と出るかは分からない。


まあ、株価が上がるか下がるか何て、基本的に自分には分からないし、数年に1度は結構な暴落が有ると思っている。
少なくとも今迄はそうだった。
今後も、これは(突然の暴落がある事は)変わらないと思う。


では、何故株をやるかと言うと、20年とか30年という長期的に見れば株は上がるもので、それは、銀行にお金を預けるより遥かに高いパフォーマンスが得られる為だと思っている。

まあ、自分ぐらいの年齢に成ると「20年も30年もそんなに生きれるのかよ」という突っ込みは有りそうですが・・・。


241018a
直近29年間程の日経平均月足
(例えば、2000年の初め頃20000円で日経平均を買ったとして、2003年には半値の10000円以下に成っている。この期間に株を持っていた人は相当苦しい思いをしたハズ。実は自分もこの辺りで「もう立ち直れない」と思うぐらいの損失を被った)
(しかし、1995年頃の20000円と比べれば現時点の約40000円は2倍に成っている)


平均株価を見て、20年30年という長期的に見れば株は上がるという考えは間違ってないと思うし、2~3%の配当金を考慮すれば銀行預金を遥かに凌ぐものだと思っている。
(正確に、数字を検証した訳では無いです)

それに、お金=購買力、と考えれば現金自体の価値がそもそも変動するものだし、株価の変動だけを捉えて「博打」などという考えは視野が狭い。
もっとハッキリ言えば、その考えは間違って居る。

最近の「円安バーツ高」や「日本やタイの物価上昇」で「生活が苦しく成った」というのはそういう事を理解していなかったのも一つの要因だと思う。
後、貨幣価値というのは、これも歴史的に見て減価して行くものだと考えるのが正しい。


しかし、「お金=生活の為に必要なもの」と考えると例えば100万円の価値の10倍が1000万円とはならないし、1000万円の価値の10倍が1億円とはならない。

それを考えると暴落など変動の大きな資産に集中してお金相当物(株とか金とか)を持つ事は「博打」と考えられなくもない。

では、どうすればいいか。
自分ぐらいの年齢なら「預金を含め現金で持つ事は減価して行く」事を承知の上で、現金或いは預金などの現金相当物を持つ。
或いは、少しリスクをとってもいいなら安全性の高い債券を持つ、などが考えられる。
こういう運用方法も有るが、その場合は「損をするのを承知の上で行う」という事が必要だと思う。
現金の価値が予想以上に減価する(物価が予想以上に上がる)、というリスクをハッキリと認識して置く事は必要だと思う。
(尚、20代~40代の人は、こういう資金の運用はするべきではないと考える)
(まだ20年30年と先のある人は、ちゃんとリスクを取って正しい資金運用をした方が良い)

自分の様に「減価して行くのを承知の上で、みすみす現金で持つのを良しとしない」人間は、資金を適正な収益が期待出来る投資物件に投資して、かつ分散して、例えば株が暴落した時でも生活に困窮しない様な対策を取って「投資」する。
そういう事をするべきだと思う。
ポートフォリオの構築というのはそういう事だと思う。
(尚、その場合、ポートフォリオの一部に銀行預金などを組み込むという選択はアリだと思う)

ただし、自分はどういうポートフォリオが合理的なのか、ポートフォリオ理論のようなものは知らないので、これも株の銘柄選びと同じで勘でやっている。
(まあ、少しはネット等で調べてはいるが正しく理解している分けでは無い)

以下は自分がやっている事↓。

① 資金の置き場所のメインは株なので、株自体を分散している。
主要銘柄は12銘柄(これは多過ぎると思っているが、一旦買うとなかなか全部を売れないので、銘柄数が増えてしまう)。
その他、優待目的の銘柄は数は多いが金額的には少ない。

一気に買ってタイミングを間違えると取り返しがつかない事に成りそうなので、同じ銘柄でも買う時期を分散する。
(実際、過去に高値で一気に買って失敗した経験はよくある)

あと、最近は特に、配当金にある程度の安定性を期待している。
(自分の場合、年金が少ないのでそれを配当金で少しでも補えればと思っている)
(似たような感覚で優待にも生活費の補てんを期待している)(日本滞在中の外食費の節約にはかなり役に立っている)

まあ、株の場合はポートフォリオの一部というよりは「趣味」で値上がりや値下りを楽しんでいるという面も大きい。

② 金(きん)
株や現金などと比較して一番、価値を保てるものが金だと思っている。
少しだが、田中貴金属に金証券として持っている。
最近は中東情勢など国際紛争の影響も有って金価格はジリ高に成っているし、円安のヘッジにもなっている。


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金価格の推移(茶色が円ベースの価格)


④ 通貨の分散(タイバーツ)
タイでの生活の為、バーツも少し持っている。
大きいのはVISAを取る為の保証金の80万バーツだが、これを使うとVISAが取り難くなるので、余り、あてには出来ない。

⑤ 通貨の分散(米ドル建て債権と、豪ドル建て債券)
どちらも「トヨタモータークレジット」の外貨建て債券。
金額的には大したことは無いが、米ドル建て債券は最近の円安で27%ほどの為替差益(見込み)が出ている。

③ 通貨の分散(香港株)
数年前にIPOの時に野村證券で買った株。
最近は値上がりが止まったが、最初の2~5年(?)で大幅に値上がりしたので、まだ大きな評価益が出ている。

④ 日本国債
少し。
コスパは全く悪いが銀行預金よりは若干いい。

⑤ 日本円
各種料金などの引き落としの為に日本の銀行口座も持っている。


以上、細かいのを除いて自分のポートフォリオは大体以下の様に成っている。


241018e
2024/10/18 現在のポートフォリオ
(倍率は当初の投資金額に対する伸び率)
(金はグラム当たりの円、日本株は1株当たりの円)

三井物産株と香港株のエーアイエーのパフォーマンスがいい。
田中貴金属の金や香港株のチャイナテレコム、三井住友FG株のパフォーマンスもまあまあいい。


兎に角、株価の暴落は必ず来る、それがいつ来るかは分からない、なのでそうなった時に生活に困窮する事が無いように、というのが自分のポートフォリオの基本戦略。
(暴落が始まる前、或いは、まだ浅い内に逃げられればいいが、それは難しいと思う)
(リーマンショックの時はたまたま偶然、事前に逃げられた)

しかし、株価の暴落の他にも、国際情勢の変化(例えばタイに居られなくなるとか)、長生きし過ぎるとか、金の掛る病気に罹るとか、頭がパーに成ってお金の管理が出来なくなるとか、この先どんなリスクが待ち構えて居るか全ては読めない。
まあ、どんな対応をしても、完全にリスクを排除する事は出来ないと思っている。

自分は堅実でリスクは背負わない、と思っている人の方がリスクありきで生活している人より危険な気がする。


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コメント

こんにちは。
迷人さんの言うとおり株価は昔から上がり下がりがあっても長い目で見ると右肩上がりなのであまり心配はしなくても良いのだけど、下がってる時はどうしても悲観的になりますね。
ところで各国の株式市況を見ていると、この10年で順調に右肩上がりなのは日本、アメリカ、インドくらいです。私はインドの投資信託で運用してますが、資産が下がったところで1/2になることもないし、迷人さんも同じだと思いますが下がったところで老後の生活に支障が出るほどのこともないのであまり心配はしてません。また日本でも田舎住まいなので年金で十分生活できるので安心感もあります。今はタイですが将来はパートナーと一緒にタイと日本の2拠点生活を考えてます。

Koji様、コメントありがとうございます。

実は日本以外の株価推移は余り見て無いです。
米国株と香港株、あとタイ株の動きをたまに見るぐらいです。

確かに、株が相当暴落しても致命的に生活に困るという事は多分ない気がします。
いざとなれば、節約生活にも自信があります。
もともと、そんなに物が欲しい性格では無いです。

自分の場合は年金だけでは難しそうですが、「年金で十分生活出来るという安心感」は大きいですよね。

なかなか勉強になりました。
ありがとうございます。

私も資産の分散でリスクヘッジしていますが基本は日本円です。
円がいよいよ危なくなったら換金することになるのですが税金がかなり面倒。
その辺はしかたないことでしょう。

20年以上前タイに来た時、金の店(金行)が多いのが印象的でした。
日本も近年、金が人気のようです。(今買うのは遅すぎだと思いますが)
なんか日本もタイ並みになってきたように感じます。

貴兄おすすめのグリーン・ドリーム・カフェに行ってきました。
おっしゃる通りシュークリームは美味しかったです。

アカ・コテージもタイ友人と行ってみました。
急坂を登ってワット・ファイ・プラカンを背後から眺めるロケーションで楽しめました。

娘はセンタンの方が好きなようです。

KP様、コメントありがとうございます。

税金の問題は面倒くさいですね。
そろそろ本格的に取り組まなければならない時期に来ているような気がしています。

十数年程前にタイの金行も利用した事があります。
最初は金行の発行する金証券で保管してましたが、なんかタイのお店って心配だったので一旦現物に替えましたが、それを保管しているのも危ないと思っていた時に、丁度いい具合に金が値上がりしたので現金(バーツ)に替えました。
今持っている田中貴金属の金証券は信頼がおけると思って長く持っていたので大分(3倍程)値上がりして良かったです。

グリーン・ドリーム・カフェのシュークリーム、美味しくて良かったです。

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