一気にチェンライ
2024/11/21(一気にチェンライ)
自分は日本とタイの2拠点生活をもう23年ほど続けている。
最初の数年はバンコクに住んで居たが、チェンライに家を建てて移って来てから20年程に成る。
その間、日本からチェンライに来る時はバンコクで最低1泊はしていた。
しかし、バンコクで1泊するのは段々面倒臭いと思う様になっていた。
バンコクの空港で国際線から国内線に乗り換えて一気にチェンライに来れば、空港からホテルまでの移動や、ホテルの予約などの面倒な手間が省ける。
朝、日本の家を出て、夜にはチェンライの家で眠れるのもいい。
以前は観光気分でバンコクに数日滞在するのもいいと思ったが、最近はそうでもない。
バンコクの街を動き回るのも体力的にちょっと辛いと思う事もある。
それよりも楽な「一気にチェンライ」もいいかもしれない。
バンコクに1泊する理由として、もう1つ大きいのは両替をバンコクの優良店でやると、銀行レートとの差で1泊ぐらいのホテル代や空港から市内へのタクシー代ぐらいは出てお釣りが来る事。
しかし、この利点は両替の方法に色々な選択肢が出来た事やホテル代の値上がりなどによって、そうでもなくなった。
まあ、これからは常に「一気にチェンライへ来る」という事では無いが、そういう選択肢も試して見ようと思った。
因みに、前回までのバンコクに1泊するスケジュールは以下の様な感じだった。
コロナ収束以来、日本の家からタイの家へ戻る時には、昼頃家を出て、成田を夕方に出る便に乗ってバンコクに夜着いて、1泊して、翌日プラトゥーナム辺りで両替してから飛行機でチェンライに戻る、という1泊2日のスケジュールが多かった。
例えば前回のタイへの戻りでは
① 2024/07/30 東京都杉並区の家を 11:00 頃出て →(バス)→JR荻窪→JR日暮里(京成日暮里)→(京成スカイライナー)→成田空港 14:00 頃着
② 2024/07/30 成田空港 17:00 発→(ZIPAIR)(この間、時差2時間あり)→スワンナプーム空港 21:40 着
③ →(エアポートリンク)→ラーチャプラロップ駅→プラトゥーナムのプダッコ・ホテル 23:40 頃
④ 2024/07/31、ホテルに荷物を預けてチェックアウト→プラトゥーナムのスーパーリッチ付近で両替他の作業→ホテルで荷物受け取り 14:00 頃 →(エアポートリンク)→スワンナプーム空港着 14:40 頃
⑤ 2024/07/31 スワンナプーム空港 17:00 発→(TG便)→チェンライ18:20着→(奥さんの運転)→チェンライの家 19:30 頃
⑤補足。チェンライの家から空港までは車で30分ぐらいだが、空港でコーヒーを飲んだりするので少し余計に時間が掛かる。
③補足。ブダッコ・ホテルはインド人街みたいなところに有る一見派手なホテルだったが中は普通だった。
以前はラッチャダー・ソイ3辺りのホテルに700~800バーツで泊まる事が多かった。
バンコクで1泊700~800バーツは安いが、今迄の定宿はちょっと不便な場所たっだので、今年ぐらいからはエアポートリンクの駅近くのホテルを探す事が増えた。
ブダッコホテルのフロント
カメラを向けたらポーズを取った、愛想のいいお姉さんだった。
ブダッコホテルへ向かう道
なんかインド人街っぽい感じがした。
プラトゥーナム辺りを流れるドブ川
①補足。以前は日暮里⇔成田空港間は京成の急行(特急料金が掛からない)を利用していたが、1年ぐらい前から特急料金1300円を払ってスカイライナーに乗るようにした。
急行より30分ぐらい早いし席もゆったり出来るので全然楽。
段々日タイの移動が体力的にきつくなって来たので少しでも楽を出来るようにした。
というのが今迄多かった1泊2日の東京→チェンライの移動だが、果たして「一気にチェンライ」はスケジュール的に可能なのか。
直感的に出来そうだとは思ったが、1日で東京の自宅からチェンライの自宅まで辿り着けるか。
日→タイの国際線もバンコク→チェンライのタイの国内線もそんなに沢山便が有る分けでは無い。
上手く乗り継げる便が有るか・・・。
結果としては、以下の様に「一気にチェンライ」は出来た。
① 2024/11/21 起床5:00→ 出発 6:00 →(バス)→JR荻窪→JR日暮里(京成日暮里)→(京成スカイライナー)→成田空港 8:10頃着
② 2024/11/21 成田空港 12:10 発→(エアアジア、XJ603便)(この間、時差2時間あり)→ドンムアン 17:35 着予定
③ 2024/11/21 ドンムアン 19:30 発→(エアアジア、FD3205便)→チェンライ21:00着→(奥さんの運転)→チェンライの家 22:00 頃
朝の6時に東京の家を出て、夜の10時にチェンライの家に着いた。18時間の旅(途中の時差2時間を含む)。
この行程で一番の問題はドンムアン空港でチェンライ行きの最終便である19:30発のFD3205便に乗り換えが間に合うか。
単純に(ドンムアン空港)到着時刻と出発時刻の差は1時間55分(約2時間)あるが、国内線の搭乗手続きの締め切りが出発予定時間の40分前(?)とすると、国内線のチェックインカウンターに着くまでに許される時間は1時間45分。
まあ、何も問題が起こらなければ間に合いそうな時間ではあるし、実際、結果的には余裕を持って間に合ったが、何処かで遅れや手違いがあれば間に合わない可能性も十分考えられた。
① 1番の懸念点は日本からのXJ603便の到着時間の遅れ。
1時間遅れたらかなり厳しい。ほぼ間に合わないかもしれない。
ただし、到着が遅れる事は自分の経験上では滅多に無い。
台風シーズンでも無いし可能性は薄いと思った。
明らかに遅れるのは5回に1回か10回に1回ぐらいの様な気がする。
航空会社の「到着時間」は何を基準にしているのか分からないが、空港に着陸した時間とすれば予定より大体30分ぐらいは早く着く。
今回も20分ぐらい早く着いた。
しかし、着陸したからといって直ぐにターミナル(建物内)に入れるわけでは無い。
空港内を飛行機が(車輪で)移動する時間や、ターミナル前で待たされる時間が結構ある。
② 2番目は「沖止め」。
普通はターミナル(建物)にボーディングブリッジで直結されるが3~4回に1回ぐらい、ターミナルに直結されず、空港の端(?)の方に停められる事が有る。
これが有ると、大体30分は余計に時間が掛かると思っている。
酷い時は、着陸して飛行機が沖に停止してからバスが来てターミナルに着くまでに30分以上掛った時も有った。
幸い今回はターミナルに直結されたので良かった。
③ 3番目はイミグレの混雑。
これも事前には読めない。
ドンムアン空港でも以前、1時間以上並んだ事もある。
速い時は10分ぐらいで終わるが、今回は一応30分待たされる事は覚悟した。
(結果的にも30分ぐらいだった)
④ あとはイミグレの審査で手間取るとか、税関検査(タイの場合、殆ど素通りで無いに等しい)で問題が起こるとかだが、自分の経験上まず問題無い。
タイへの入国は100回ぐらいしている(23年×4回/年)がイミグレで引っかかったのは1回(この時も15分ぐらいで解決)、荷物のX線検査をされたのは4~5回ぐらいだった。
⑤ 空港内で迷子になる。
まあ、ここ数年はドンムアン空港の国際線到着エリアは使ってないので少し心配したが、少しは英語や中国語も読めるし、イミグレまではみんなぞろぞろ歩いて居るし、問題無い。
ただし、国内線のチェックインカウンターの場所が分からなくてちょっと焦った。
このロスタイムは7~8分。
電光掲示板にFD3205便のカウンターは9番10番と表示されていたが9番と10番のカウンターが何処に有るのか最初分からなかった。
3階の国内線出発フロアに来て、カウンターを見ると1番~8番までは順番に有るが、9番以降のカウンターが何処にも無い。
困って、赤い服のお姉さん(エアアジアの制服のお姉さん)に聞いた「チェンライに行きたいが何処のカウンターに行けばいいか?」。
お姉さんは「9番10番のカウンターで、あっち」みたいな事を言うのでカウンターの並びの端まで行ったがやはり8番までしかない。
またまた、その辺に居たお姉さんに聞いて「9番10番のカウンターと聞いて来たが、それは何処に有るのですか?」。
そしたら、お姉さんは更に向こうの方を指差して「あっち」みたいな事を言っている。
ここでやっと察しが付いた。
9番以降のカウンターは50m(?)ほどの連絡通路(?)の先に有った。
9番はプレミアムのカウンターらしかったので10番のカウンターの入口辺りに居たお姉さんに「チェンライに行きたいですが此処でいいですか」と尋ねて、どうやら此処でいい事が分かった。
その後、荷物を預けて、どうやら今夜のホテルの心配はしなくて済んだと安心したのでした。
今回の乗り換え時間の短縮で一番留意したのは、如何に早くイミグレに並ぶか。
その為、飛行機の席も早く降りられる様に出来るだけ前の方に取った積りだったが、実際は真ん中より少し前の方、というぐらいだった。
飛行機が着陸してターミナルに着いてシートベルトサインが消えると皆一斉に立ち上がるので、その時点で前へ進む事は不可能。せいぜい直ぐに立ち上がって2~3人抜いて前へ進むぐらい。
後は皆さんが順番にボーディングブリッジへ抜けていくのを待つしかない。
で、自分がボーディングブリッジへ出てからが勝負で、そこから「走る」。
きっと他の人から見たら「あいつはバカか」「何をそんなに急いでいるんだ」と思われるだろうな~。
ボーディングブリッジからイミグレまでの道のりは長かった。
重い荷物(ショルダーバック約7kg)を持ってずっと走り続けるのは無理。
速足で次々と前を行く人を抜いて行って100人ぐらいは抜いたと思う。
多分、込み具合からして自分の乗った飛行機から降りた人の他に、別の飛行機から降りた人達も居たと思う。
イミグレの待ち行列は7~8列の折り返しに成って居て、自分は3列目(?)ぐらいの後ろに着いた。
その後、ぞろぞろ人がやって来てイミグレの待ち行列はほぼいっぱいに成ったので、速足で来た事で30分ぐらいは時間短縮出来たと思う。
100人抜いた内の半分が外国人として50人分ぐらいは早くイミグレを通過できたのでは。
その後、通常は問題と成りそうなのがターンテーブル前でのキャリーバックの受取。
タイミングによってはこれで結構待たされる事が有る。
しかし、今回は事前に細工をしていたので、自分がターンテーブル前に着いた時には既に自分のキャリーバックは出ていた。
実は、日本のエアアジアの窓口で700円払って、荷物の優先出し、の手続きをして置いた。
これで、ほぼチェンライ行きのタイの国内線には乗り遅れない事が確定した。
(ドンムアン空港発のチェンライ行きの最終便は自分が予約した 19:30 発のエアアジア便(FD3205))
チェンライ行きのチケットは乗り遅れたら捨てる積りで事前に買って有った。それも無駄に成らなかった。
なにより乗れなかったら、今夜泊まるホテルの手配や、明日のチケットの購入、奥さんへの連絡や、ホテルまでの移動など面倒な作業、余計なお金も掛るし、既に疲れ切っているのに余計な体力の消耗が掛って来るところだった。
此処まで読んで頂いた読者の方に蛇足で言うと「なんでもっと余裕の有るスケジュールにしなかったの?」という疑問を持たれるかもしれない。
実は、自分が乗った12:10 発のエアアジア便より早く成田を発つ便は有ったが、それだと朝、成田に着くのが間に合いそうもなかった。
早朝だと始発の問題もあるし、家から荻窪駅までのバスも無いし、中央線の快速も走ってない。
成田空港にて、ドンムアン行きのエアアジア便、2024/11/21 11:40 頃撮影
成田空港の近くのホテルに泊まれば、早い時間に空港に着く事は可能だが、それではバンコクで1泊するのと変わりない。
なので、現時点では「一気にチェンライ」はこのスケジュール以外では難しい気がする。
(荻窪に自宅が有る自分の場合で、成田空港に近い所にお住まいの方は他の選択肢も有るハズ)
(逆に、荻窪より遠くにお住いの場合、「一気にチェンライ」は難しいかもしれない)
ただし、羽田利用のスケジュールはよく検討してないので有るかもしれない。
まあ、自分の場合、移動に要する費用を節約したいというのも有るので、LCC中心にスケジュールを組むことが多くなる。
LCCは殆ど成田発。
タイに行き始めた23年~22年ほど前は、成田とバンコクにアパートが有って、日本国内の移動時間とかタイ国内の移動時間とか余り気にしなくて良かったが、成田のアパートを引き払って、何よりチェンライに引っ越してからはタイ国内の乗り継ぎとかに時間が掛かるように成って、日タイ往復の負荷はかなり大きくなった。
兎に角、バンコクでの乗り継ぎは、乗り遅れないように安全を見込んでスケジュールを組む必要が有るので、正味の移動時間(飛行時間)より3~4時間(?)ぐらい余計に掛るし、(チェンライ→東京の場合)国内線の遅れや欠航、便の少なさを考慮するとそれ以上の余裕時間を見る必要がある。
ちょっと別の方法として、チェンマイ⇔関空、なんてのも将来チャレンジしてみたいと思っている。
まあ、関西圏に用事が有る事は余り無いが家族を連れて関西圏の観光には使えるかもしれない。
チェンライは一応「国際空港」なのだけど、チェンライ発の日本行便は現状では出来そうもないので、チェンマイ⇔東京(羽田でも成田でも)便でも出来れば利用方法は有る気がする。
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